We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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来週……虹ライブ……へ……?


15-1話

ウィーン「………………」

 

数日後、ウィーンが行き着いた先は…病院に居た。

ウィーン(ここね)

 

グッと目に力を込めて、ウィーンが病室のドアを開ける。

 

 

ウィーン「…………………………」

ツカツカと中に入り…見上げた先には……。

 

 

「…………………………」

心電図の音だけが響く…命の病室だった。

 

ウィーン「……あんな啖呵を切った人がこんな有様なんて」

どこか悔しそうに命の顔を見るウィーン。

そのまま、横に置いてある椅子に腰掛けた。

 

ウィーン「……貴方がこうなってから、かのんはボロボロ…Liellaもチームとしてまとまりを欠いている」

「…………………………」

 

ウィーン「やっぱり、決勝にはこの私が出るべきだったのよ

歌は想い……その言葉は、空虚な考えだったわね」

「…………………………」

 

ウィーン「…………それでも」

スカートをグッと掴むウィーン。

その顔は、その言葉を認めるような…負けたくないというプライドが抵抗しているかのような顔だった。

 

ウィーン「……早く…目を覚ましなさいよ

目を覚まして、本物のLiellaを……本物の歌を聞かせなさいよ…!」

「…………………………」

 

ウィーン「……私らしくないわね、こんな姿…仮に見られたりでもしたら笑われるところだった」

いつもの凛とした顔に戻ったウィーンは、そのまま病室を後にしようとした。

 

ウィーン「……………………冴木……命……」

最後に……命の名前を呼びながら。

 

 

 

 

─────────────────────

 

【部室】

 

 

そこには、かのんを見守るLiellaメンバーが居た。

 

すみれ「…答えは決まったって顔してるわね」

きな子「どんな選択をしても、かのん先輩はかのん先輩っす!」

 

千砂都「……改めて、かのんちゃんの考えを…かのんちゃんの口から聞かせて」

かのん「……ごめん、私…留学しないって…決めたはず……なのに…

揺らいでる自分が居た。」

 

千砂都「……うん、私も…やっぱりかのんちゃんには留学して欲しい」

かのん「ちーちゃん…」

千砂都「かのんちゃんは、みんなを元気にできる…みんなに勇気を与えられるLiellaで1番のスーパースター……それって、才能だと…私は思うよ」

 

千砂都「……だから、その声を…もっともっと遠くまで、響かせて欲しい…!」

かのん「…………………………」

 

俯き、目をつぶったかのん……。

そして、静かに目を開けて…Liellaメンバー達を見る。

 

かのん「……私、もう一度…よく考えてみたの。

……留学…しようと、思ってる。

留学して、結ヶ丘の代表としてこの学校がもっと有名になるように……そして…自分自身がもっともっと成長出来るよう挑戦してみる!」

 

 

かのん「……だから、みんなとは……。」

言葉を詰まらせるかのん…しかし、すみれがフォローを入れる。

 

すみれ「命の存在も大きいけれど…かのんが居たから

かのんの歌声があったから、ここまで来れた」

恋「私もです!」

可可「もちロン、可可もデス!」

 

きな子「きな子もっす!」

メイ「私も!」

四季「Me Too」

夏美「悔しいけど、私もですの」

 

かのん「みんな……」

千砂都「かのんちゃんが居ないLiellaはLiellaじゃない…

それが私たちの出した答え」

 

恋「その為には……ラブライブ…決勝、優勝しましょう」

すみれ「それで命に報告して夢に向かって踏み出しなさい!」

可可「かのんの夢はみんなの夢デス!」

 

きな子「かのん先輩には、思いっきり歌を響かせて欲しいっす!」

千砂都「……決まりだねっ」

かのん「……うんっ……ぁ……でも、お願いがあるの!」

 

Liellaメンバー「「「????」」」

かのん「Liellaは……続けて、欲しい!」

 

かのん「1人でも欠けたらLiellaじゃない…この9人と命くんでLiellaだって気持ちはわかるよ…私だって、そう思う。

でも、辞めて欲しくない……私にとってLiellaは青春……

この結ヶ丘から私がいなくなる事でLiellaが無くなるのは嫌なんだ」

 

きな子「でも、かのん先輩が居ないLiellaは考えられないっす…!」

かのん「そんな事ない……それに…命くんなら、きっと続けるって言ってくれる」

 

すみれ「……そうね、離れていてもLiellaはLiellaだ……って言いそうだもの」

千砂都「分からないかもよ~……全国大会が終わったら、Liellaは解散!って言うかもね~?……えへへっ、なんてね。」

 

メイ「あのどこまでも突っ走る性格のマネージャーに限ってそりゃあねぇな」

四季「どんな事があっても、Liellaを大事にする」

夏美「ご心配なくっ、夏美がセンターを取りますの!♪」

恋「ふふっ、命さんが居ないといじられないからか生き生きしてますね」

 

すみれ「あら、ギャラクシーなセンターを目指す私の事も忘れないでね?」

可可「よく言うデス」

 

きな子「きな子も…もっともっとLiellaを輝かせてみせるっす!」

千砂都「決まりだね、約束するっ」

かのん「分かった……ラブライブ、必ず優勝しよう!」

 

すみれ「それしかないわね……ところで、お願いって他にもあるんじゃなかったかしら?」

かのん「あっ、そうだった……!

……決勝の歌、なんだけど……。」

 

カバンからノートを出すかのん。

すみれ「……ただのノートじゃない…寄せ書きでも書くの?」

かのん「……このノートの…最後のページに……」

 

ノートをめくり……最後の部分を皆に見せるかのん。

そこには、フレーズが書かれていた。

 

可可「……歌詞……デスか?」

恋「これは、いったい……」

 

かのん「……命くんが、最後に書いてくれた…歌詞

もし、自分に何かあった時に……この曲を歌って欲しいって」

きな子「……そんな事……いつ話してたんすか?」

 

かのん「…………………………」

苦笑いをしながら、俯くかのん。

そして、そのノートをメイが取り…他のメンバー達も覗き込んだ。

 

メイ「……''未来''……か……」

四季「歌詞に命さんの想いが凄く詰まっている」

夏美「……歌いましょう、バディの為にも!」

 

かのん「……みんな……ありがとう……!」

 

 

 

 

 

……………………………………

 

 

 

【次の日】

 

 

かのん「……ごめんなさい、命くん…

報告するのが遅くなっちゃって……」

 

かのんは、再び命の面会に来ていた。

 

かのん「……私ね、留学……することにしたの

もちろん、命くんと離れるのは……すごく寂しい…

けど、命くんが好きだって言ってくれた歌を……私はもっともっと響かせたい……だから、帰ってきた時には…目を覚まして…胸いっぱい抱きしめて欲しいんだ」

 

命の手を取り、優しく握るかのん。

 

かのん「……それとね、命くんが書いてくれた歌詞…決勝で歌う事にしたよ。

どんなに離れてても…命くんが目を覚まさなくても…想いは1つ

Liellaは……命くんが居てこそのLiella……だから」

 

 

かのん「……聞いててね…命くん

命くんがくれた……キミがくれたメロディに……私の歌を乗せるから」

想いを乗せて、何度も命の手を握るかのんだった。




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