We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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虹ライブ前最後の更新だと思います


15-2話

【部室】

 

かのん「わぁ~…っ!素敵…!」

可可「こんなに早く出来るなンて…!」

 

かのん「みんな、ありがとう!」

ななみ「学校のみんな、協力してくれてるから!」

やえ「他にもやれることあったらどんどん言って!」

ここの「出来ることは何でもするから!」

 

かのん「みんな……うんっ、ありがとう!」

 

 

 

……………………………………。

 

 

【ラブライブ決勝……当日】

 

恋「本当にここで歌うのですね……!」

きな子「こんな大きなステージで……」

メイ「う、うおおぉ……!」

 

 

四季「落ち着いて……」

夏美「うーーーーんっ、マニーの香りがしますのっ」

 

 

すみれ「ふふんっ、ギャラクシーな私に相応しい舞台と言えそうねっ」

千砂都「全部出し切らないとねっ」

可可「このステージを夢見て……ここまで頑張ってきたのデス!

結ヶ丘が始まってカラ…Liellaを始めてカラずっと……!」

 

かのん「私たちの持てる力を……すべてをこのステージで!」

 

 

千砂都「……行こう、みんな!」

きな子「はいっす!」

すみれ「声も気持ちも全部出し切るわよ!」

 

 

かのん「………」

千砂都「……かのんちゃん?」

かのん「……泣かない、命くんはそばで見ててくれるから」

 

千砂都「……うん、そうだねっ」

恋「私たちの立派なマネージャーですから」

メイ「届けようぜ、アタシらの想いをさ」

四季「Me Too」

 

かのん「……うん!」

 

 

 

 

………………………………………………。

 

 

 

【病室】

 

 

曜「……いよいよ始まったよ、命。」

悠「お前が携わって、支えて……一緒に歩んだLiellaの決勝のステージ……せめて、見えなくても……心で感じてくれ」

「……………………………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【????】

 

 

 

 

 

(……くそ…足が覚束無い……)

 

一体、どれくらいの時間をさまよっているのだろう。

暗く途方もない世界をただ1人……ずっと歩いていた。

 

 

 

「……ぁ……っ!!」

弱りきった体は、なんにもない所で躓き、その場に倒れ込んだ。

 

 

 

「……く、そ…………」

自分の手を見ると…酷く震えていた。

 

 

 

「……俺……は…………」

それでも……それでも前に進もうと、地を這って先を目指していると…………。

 

 

 

「……っ…………なん……だ……っ!?」

突然、目を覆いたくなるような光が自分の体を包んだ。

「………………くっ……!」

しかし、今の自分は目を瞑ることしか出来なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………………ぅ……ここ、は……。」

体の重い感覚にムチを打ちながら……目を開けて、ゆっくり立ち上がると……。

 

 

 

 

「………………砂……浜……?」

周りに何も無い……小さな砂浜に立っていた。

 

 

先に見える島のようなシルエットも霞みがかってて見えにくい。

事態が呑み込めないまま、辺りを見渡すと……人影を見つけた。

 

 

「…………ぐっ……うぅっ……!!」

ゆっくりと…ゆっくりとその人影に近づいていく。

 

(ここが……俺の終点……ってか……)

その人影を視界に捉えた瞬間、俺は違和感を感じていた。

 

 

(……水面に足を浸けている……?)

こちらを見向きもせずに、ただぼんやりと見える島を眺める……男?

 

「………あ、の─────」

声をかけようと、自分も水面に足を入れようとした時……。

 

 

 

???「来んじゃねぇ」

「……………えっ」

突然、制止させられてしまった。

声の感じからするに……同学年……か?

 

 

???「こっから先はお前が来ていい所じゃあ、ねえ」

「……それって、一体────」

困惑する俺を見かねたのか、こちらを振り向く謎の人物。

「───────なっ……」

そして、その姿を見て……俺は絶句した。

 

 

???「遂にここまで来たか、冴木 命」

「お前……あの時の……!!」

かのんと喧嘩して…家を出て1人で街を歩いてる時に……人の事を見透かして、勝手にアドバイスしてきた……!

 

「お、お前……何者なんだよ……!」

???「だから言ってるだろ……俺の詮索はいいって

それより……''お前、これからどうするんだ?''」

 

 

「……えっ?」

質問の意図が分からなかった。

どうするもこうするも自分の頭に無かったからだ。

 

 

???「先に言っておく、お前に迷う時間は残されてない」

「……どういう……ごほっ……うっ……!!」

体を蝕まれる感覚に、顔が歪む。

 

???「知っての通り、お前の体は限界だ

それを踏まえた上で聞く、お前は……どうしたい?」

「…………どうって……」

脳裏に浮かんだのは、かのんや…Liellaの事。

あの景色を……あのライブをまた見たい……しかし、その言葉は素直に口から出ることは無かった。

 

 

???「……今こうしてる間も…みんなは命…お前の事を思ってるんだぞ」

「………………えっ……?」

 

謎の人物が水面に目を移す。

そこに映っていたのは……。

 

「……かのん……っ……それに、みんなも……!」

大きな舞台で歌い、踊る9人の姿だった。

そして……その中心に居たかのんは……泣いていた。

 

 

 

 

「…………っ……。」

???「最後にもう一度聞く、お前はどうしたい。」

 

「…………まだ……くたばるわけにはいかねぇんだよ…っ!

俺は、もっともっと未来に歌を、Liellaという存在を響かせたい……!」

???「…………………………」

 

「自分の事はどうだっていい……誰かの為に……Liellaの為に……俺はまだまだ、やりきれてない事だらけだ……!」

???「……………………そうか」

 

 

全てを聞き終えた男は、少し口角を上げた。

???「良い覚悟だ……やっぱり''あいつ''の血を引いてるな」

「……えっ……?」

 

???「なら……その願いを、想いを、気持ちを心にずっと刻んどけよ」

砂浜に上がってきた男は、トンっと俺の肩を押した。

 

「────────えっ……!」

そして、俺は奈落に落とされる感覚に陥った。

 

 

???「その真っ直ぐな目、忘れないよ……冴木 命」

「……ま、まってくれ……!お前は……一体……!」

???「……''宮之原 峻''」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……えっ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その言葉を最後に、俺の意識は……再び闇に落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

峻「……もう、こんな場所に来んじゃねーぞ、命」

峻「お前の気持ちの強さ……親父以上だったな」

峻「……俺のサポートもこれでお終いたな」

 

また口角を上げた峻は、1人……水の中に歩みを進めていくのであった。




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