We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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お待たせしました……。


16-2話

「……大事な…話?」

 

神妙な面持ちを浮かべるかのんを見て、命も真っ直ぐかのんを見つめた。

かのん「……うん…まず……ラブライブの決勝…優勝、出来たよ。

命くんが感じた…未来の音…確かに私達にも、聞こえたよ。」

 

「…俺にも確かに聞こえたよ、かのんの…Liellaみんなの歌声が。

暗くて何も見えない世界に…歌声が…確かに。」

かのん「……命くん。」

 

「……何か、言い難い事…って、顔してるね。」

かのん「そ、そんな事ないよ!……ほら、ぜんぜん、ねっ」

「かのんが両手を振って否定する時は…何か嘘をついてる時…って、知ってるから。」

 

かのん「……やっぱり、命くんに隠し事は出来ないね…。」

「何年一緒に居ると思ってるんだよ……それで、話したいことって?」

 

かのん「……ラブライブ決勝前に…みんなに相談した事があってね。

実は……私……''ウィーンに音楽の勉強として留学してみないか''って理事長に誘われたの。」

「…………。」

かのんからの打ち明けられた内容に、命は目を閉じ静かに頷いた。

 

かのん「……それでね、Liellaのみんなと話して…命くんのお見舞いにも来て…

色々考えたの…どうしたらいいんだろう、どうなりたいんだろうって。」

「…………答えは、出たのかな?」

 

かのん「……うん。」

「……そっかぁ、留学かぁ……何だか凄い話になっちゃったね。」

バタンと布団にダイブする命。

 

かのん「……で、でも…命くんが聞いたらどう思うかなって考えたら…ちょっと今になって迷ってる……かも。」

「……そんな事言って、答えは決まってるんだろ?

きっと、かのんの事だから…留学して、結ヶ丘の代表としてこの学校がもっと有名になるように……そして…自分自身がもっともっと成長出来るよう挑戦してみる!って言ったりしてたんだろうなぁ。」

かのん「……!」

見透かされたかのんは、目を大きく見開いた。

 

「……じゃ、俺も約束しないとな。」

かのん「……約束?」

「かのんが留学してる間に俺もリハビリ頑張って、元気な姿で再会しないとな。」

かのん「凄いな……命くんは…やっぱり、命くんが1番だよ。」

「そんな事ないって。

……じゃあ、指出して?」

かのん「……指?」

 

キョトンとする中、命が小指を出した。

「ほら、約束って言ったら小指しかないだろ?」

かのん「あっ、う、うんっ……。」

「帰ってきたら、沢山デートしような。

……俺も、元気な姿で待ってるからさ…かのんも無事に帰ってこいよ。」

かのん「…ありがとう、命くん。」

 

「……で、皆はそこで盗み聞きしてるんだろ?」

かのん「えっ……?」

 

すみれ「ぎくっ……!」

可可「すみれが気配を消さないからデスよ…!」

すみれ「無理があるわよ、そんなの!」

きな子「もう隠す気も無いみたいっすね……。」

メイ「ったく、大丈夫なのかよ。」

「うん、まだ体は痛いけどね……いつつ……。」

四季「無理は、いけない。」

恋「何か必要な物はありますか?」

千砂都「遠慮なく言ってね、買ってきてあげるから。」

夏美「もちろん、手数料はもらうんですの~♪」

「あはは……。」

 

かのん「じゃあ……みんな揃ってるから…改めて言うね。

……私、ウィーンに留学する

もちろん、命くんの事は心配だし…Liellaのみんなの事も気になる…けど。

私は…もっともっと成長したい……歌を響かせたい…!」

「心配な気持ちは同じだよ……でも、俺たちは繋がっているだろ?」

そう言って、命は右の胸に手を当てる。

 

すみれ「……そうね、私たちは1つよ、何時だってね。」

千砂都「流石マネージャー、言うことが違うねぇ~♪」

きな子「それでこそ、先輩っす!」

メイ「それだけ喋れるなら直ぐにでも復活しそうだな。」

四季「……脅威の回復力。」

 

かのん「……ありがとう、みんな…ありがとう、命くん。」

「……しかし、俺が目を覚まさない間に…そんな事が…。

何が起こるか分からないって、こういう事を言うんだな。」

 

すみれ「ホントよ、特にアンタは色々起こりすぎ。

そういう星の元に産まれてきたのかしら?」

「……否定出来ないよな、かのん。」

かのん「う、うん……昔から命くんは特に……。」

 

すみれ「……嘘、私地雷踏んだ……?」

可可「すみれが地雷と分かってて思い切り踏み抜くのは何時もの事デス。」

すみれ「ぬぁによぉ!!」

きな子「こ、ここは病室っすよ~……!」

 

千砂都「ほらほら、病人の前で騒がないの~。」

すみれ「……はい。」

可可「すみませんデス……。」

 

きな子「先輩たち、早く練習するっすよ!」

メイ「きな子燃えてんな~。」

夏美「モチベーションが高いのはいい事ですの~。」

四季「張り切り注意報……。」

 

 

恋「では、また来ますね命さん。」

すみれ「無理しないこと、いいわね!」

可可「お邪魔しまシタ~。」

千砂都「あ、かのんちゃんはまだ居て良いからね?じゃね~!」

 

かのん「……い、行っちゃったね。」

「嵐のような騒がしさ……でも、なんか懐かしいな。」

かのん「この光景が戻ってくれて……本当に良かった。」

「……だな。」

 

かのん「じゃあ…私も戻るね。

私も、留学までまだ時間あるからお見舞いに来るからね!」

「ん、ありがとうな。気をつけてな。」

 

手を振り、病室を後にするかのんを見送り……再び天井を眺める命。

(……早く自力で歩けるようにしないとな…せめて、かのんが留学する日くらい

見送りに行きたい……頑張らなくちゃな……。)

1人、決意を新たにする命だった。




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