We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

134 / 158
危うく虹ヶ咲小説にLiellaを投稿するところだった!!!!!


17-2話

【リハビリテーション】

 

「……………………。」

かのん(きょ、今日も命くんのお見舞いに来たけど…何してるんだろう?)

 

アイマスクをした命が立ったまま微動だにせずに居た。

そして、その眼前にはゴムボールを手にした悠の姿が。

 

かのん「…何をするんだろ…。」

悠「…ホントにやるんだな?」

「やるよ、何時でもOK。」

 

その言葉を聞いて、小さく息を漏らした悠が命に向かってボールを投げた。

かのん「─────えっ…!!!」

しかし、命は…。

 

「─────…!」

顔を少し動かして、ボールを避けてみせた。

 

かのん「う、嘘…!」

「…ん、かのんか?」

アイマスクをずらして、かのんの姿を眺める命。

 

かのん「め、命くん…何やってるの!」

「…えっと、リハビリだけど…。」

悠「何でも、以前より集中力が増した気がするって言って聞かなくてさ…。」

 

かのん「もーっ、快復してきてるのはいい事だけど無理はしないの!」

「…うっ、ご、ごめん…。」

悠(かのんちゃんも大変だなぁ…。)

悠(─────でも、アイツ…確かに前より異様なオーラが増した気がするな…。)

 

 

かのん「はい、リハビリはおしまい!病室に戻るよ!」

「いたた…わ、分かったから押さないで…!」

 

悠「やれやれ…とりあえず、かのんちゃんに任せておこう…。」

かのん「…っと、お母さんからだ。」

「なんだって?」

 

かのん「んー、お店のお手伝いして欲しいから戻ってきてだって。」

「そっか、なら言われた通り病室で大人しくしてるから戻ってあげたら?」

かのん「約束だよ?」

「分かってるよ、破ったらどうなるか容易に想像できるしな。」

かのん「ならよろしい、じゃあまた来るからね?」

「うん、ありがとうな、かのん。」

 

そう言って、かのんは病院を後にした。

(…とは言え、病室に戻ってもやる事は…。)

なんて事を考えながら、病室に戻ると─────

 

 

夏美「あっ、バディ♪

お邪魔してますの~♪」

「夏美、来てたのか。」

 

病室に入ると、にこやかに手を振る夏美の姿があった。

……その隣には…。

 

 

「……誰?」

そこには青い髪をした女の子がちょこんと座っていた。

俺の顔を見たその子は、小さく頭を下げた。

 

夏美「紹介しますの、妹の冬毬ですのっ。」

「…………………。」

「……い、妹……?????」

確かに言われてみれば、夏美に似てる気も…するような?

 

冬毬「鬼塚冬毬です。

命さんの事は、()()からよく聞かされております。」

「…あ、姉者…。」

なかなか古風な呼び方をするな…と、内心ツッコミながらも挨拶を交わす。

 

「…それで、冬毬…さんは、何でここ─────」

冬毬「冬毬で結構です、先輩ですので。」

「…冬毬ちゃんは、どうしてここに?」

冬毬「姉者がバディと慕う命さんの事をスクリーニングしたいと私の方から申し出た所存です。」

「…スクリーニングって。」

 

夏美「にょほほ…ごめんなさいですの、その~…こういう子でして…。」

「…まぁ、本人が納得するまですればいいよ。

それで、冬毬ちゃんは…春から結ヶ丘に?」

冬毬「えぇ、そのつもりです。」

「そっか、ならいい先輩沢山いるから良い学校生活が送れると思うよ。」

冬毬「命さんも居ますので、その辺りはエビデンスもフィックスしてるとかんじております。」

 

「…夏美、漏らしたな?」

夏美「な、ななな、なんで夏美が真っ先に疑われるんですの~っ!?」

冬毬「アグリー、その通りです、命さん。」

「…そんな気はしてたよ。」

 

冬毬「…む、姉者…そろそろ。」

夏美「お騒がせしたんですの。バディ、また来ますの~♪」

そう言うと、ヒラヒラと手を振りながら夏美達は病室を後にした。

 

「…賑やかだったな。」

…にしても、姉妹か…。

 

冬毬「命さん。」

「のわぁあああっ!?」

1人で考え込んでた時に、不意に声をかけられ情けない声を出してしまった。

 

「…と、冬毬ちゃん?どうしたの?」

冬毬「いえ、連絡先を貰ってなかったと思いまして。

姉者から貰ってもいいのですが、To be…将来的に鑑みて、私から直接聞くのがお互いのベネフィットになるかと思いまして。」

「…あ、あぁ…そういう事ね。

…俺ので良ければ、いくらでも…。」

 

そう言って、俺と冬毬は連絡先を交換した。

冬毬「……。」

画面をじっと眺める冬毬。

 

「…どうかした?」

冬毬「…いえ、もし命さんが良ければ…普段の姉者の─────」

夏美「冬毬~、行きますのよ~?」

冬毬「…すいません、何でもありません。失礼します。」

そう言って、頭を下げて冬毬は病室を後にした。

 

(…何を言いかけたんだろ…。)

夏美が関係してるのは、確定的だったが…。

俺はそれ以上の詮索をするのをやめた。




評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。