We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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Day3のセトリ
めちゃくちゃ楽しみです


19-1話

【病室】

 

「…そっか、正式にマルガレーテがやる新スクールアイドル部のメンバーになったんだね。」

かのん「うん、でも…前に持った通り────」

 

いつか1つのチームになるためにだろ?かのんの意志を俺は尊重するよ。」

かのん「ありがとう、命くん。

…でもね、中々一筋縄じゃいかなくて…。」

 

 

ウィーン【私、認めないから。】

かのん【でもここに書いてあるよ!学年や経験は不問って!】

ウィーン【なら書き足してあげるわ!Liellaメンバーは不可って!】

かのん【ふ、不可って…】

 

ウィーン【当然でしょ。Liellaは私にとっての敵!】

かのん【敵って言わないでよ~!】

ウィーン【ともかく────】

 

かのん「…って感じで…。」

「…あはは、マルガレーテらしいな。

────それで…。」

 

???「………。」

「────冬毬?」

かのんの隣には夏美の妹である鬼塚冬毬が座っていた。

 

かのん「えっ、知ってるの!?」

冬毬「以前姉者と一緒にこちらに来ましたから。その際連絡先もいただきました。」

かのん「……えっ、ええぇっ!?」

 

「…や、あの時はだな…。」

冬毬「…一応、事実を述べた迄…なのですが。

お顔も見れましたし、今日はこれにて失礼します。」

そう言うと、冬毬はお辞儀をして病室を後にしてしまった。

 

かのん「なんだか、社長秘書みたいな子…だよね。」

「…まぁ、掴みにくいところは…ありそうだよな、夏美との関係性とかも…。」

かのん「何だか聞きにくくて…この前も、聞いてみたらはぐらかされちゃって…。」

「…何か訳がありそうだな。」

かのん「うん、ちょっと気になるから…何か分かったら連絡するね。」

 

 

 

 

 

 

【一方 部室では】

 

可可「不満デス~…。」

千砂都「何が?」

可可「かのんの事デス!

何故皆さんはかのんが向こうのスクールアイドル部に入ることを許したのデスか!

かのんは騙されているのデス!」

 

メイ「マルガレーテに?」

すみれ「馬鹿言ってるんじゃないわよ。

かのんは超ーーーーーーのつくお人好しで命に対してちょろいけど

アンタほど単純じゃないわよ。」

 

可可「単純っ!?聞き捨てないまセヌ!」

四季「でも、騙されてる可能性はゼロではない。」

 

きな子「そんな…っ…。」

四季「西洋は魔術が盛ん…。」

 

 

 

 

 

ウィーン【Liellaは敵~~~~Liella~は~敵~ぃ~~~~グフフフフフ~⤴

ボクは悪魔のドラ○もん~~~~~~。】

かのん【Liellaは敵~~~…ミャクミャクダンス~~~…!】

 

 

 

 

夏美「…その辺は、バディが上手いことやってくれてると思うんですの。」

可可「確かに、それは可可も考えまシタ!メーさんなら助け出してくれる、と!」

 

きな子「で、でもっ!先輩まで向こうのスクールアイドル部に行っちゃったら…!」

メイ「あ、アイツに限ってそんな不義理をするなんて思えないだろ!」

可可「レンレンもレンレンデス!どうして断らなかったのデスか!」

 

恋「まあまあ…そう目くじらを立てないでください。

理事長も断る理由がないと仰ってましたので…。」

可可「むか~しむかしのその昔は、レンレンも可可達がスクールアイドル部を作ろうとした時に~~……!!」

 

千砂都「私は、かのんちゃんの言った、いつか1つのチームにって言葉を信じる。

それに、命もそれを願ってる…そう思うんだ。」

きな子「千砂都先輩…。」

 

恋「千砂都さんは、ブレることなく一貫していますね。」

すみれ「それがあの3人の関係性でもあり信頼でもあるからね。

言葉を交わさずとも、思ってることは分かり合えるのよ、きっと。」

可可「むむむむ~………!」

 

 

 

 

 

 

 

…………………………………………………………………

 

 

 

【学校 敷地内】

 

ウィーン「ここで練習するの?」

かのん「うん、命くんからなるべく鉢合わせにならない場所とメニュー考えてもらったから」

ウィーン「ふ~ん…入院してるのに、殊勝な事ね。」

かのん「それにね、命くんからこれを見てって。」

 

ウィーン「これって…私が去年出たフェス?」

かのん「今年も、私たちLiellaが招待されてるの。」

ウィーン「…なるほどね~、そこで私たちが出て…格の違いを見せつけるって事ね?」

かのん「えーーーっと…ごめん、マルガレーテちゃん!」

 

そう言うと、軽くマルガレーテの頭をチョップするかのん。

ウィーン「な、何するのよ…!」

かのん「えっと、命くんがそう言う態度とったらこうしろって言われてて…。」

ウィーン「…今から病院に行って尋問してやろうかしら…!」

かのん「まあまあまあ!!…えっとね、基本的にはこのフェスに参加できるスクールアイドルは一校につき1グループのみの参加ってなってるの。」

 

ウィーン「じゃあ…出られないじゃない!」

かのん「このままだと…そうなっちゃうね。

でも、まだ1枠だけゲスト枠が残ってるの。」

ウィーン「…これ…リモートライブって書いてあるわよ?」

 

かのん「この新人グループのライブに出場して1万以上のいいねを貰えるとゲスト枠として出場出来る。

仮に1万を越えるグループが複数いたらその数字次第になるだろうけど…。」

 

ウィーン「────つまり、競い合えって事?」

かのん「まぁ、簡単に言えば…。」

ウィーン「何で!?

かのん「ひぃっ!」

ウィーン「去年あそこで私は1位になったのよ!?

Liellaも倒して他のスクールアイドルも圧倒した!なのに招待されずに争えって!」

 

かのん「め、命くんチョップ~!」

ウィーン「くっ…NGワード連発してるみたいで余計腹立たしいわね…!」

かのん「気持ちは分かる!………でも…。」

ウィーン「何よっ!」

 

かのん「……フェスの1番の目的は地元のお客さんに楽しんでもらうことだから。」

ウィーン「…………っ………。」

 

冬毬「かのん先輩の言う通りです。」

かのん「…あ!」

 

冬毬「お客さんに見てもらう事で利益を得ている訳ですから。」

かのん「利益って…。」

冬毬「違うのですか?」

かのん「利益なんて無いよ。お金のためにやってる訳でもないし。なにか売ったりしてる訳でもないから…。」

 

冬毬「なるほど…では、姉者の言っていた事は事実…。」

かのん(姉者って…やっぱり…。)

冬毬「貴方方は、全く利益も無く、将来的な資格取得の役に立つ訳でもないのに

スクールアイドル活動を続けている……そういう事でしょうか。」

 

かのん「…まぁ………はい。」

ウィーン「いい加減にして。貴方一体何なの?何が目的なのよ。」

冬毬「お構いなく。」

ウィーン「…聞いてるんだけど?」

かのん「まあまあまあ!…ともかく、練習しよ?」

 

冬毬「練習が私にとって必要と判断した時に参加します。

…ただ、無駄な時間は過ごしたくないので…今日はこれにて失礼します。」

かのん「…うえぇ~…?」

ウィーン「つまり…普段の練習は自分にとって不必要って言いたい訳?」

 

その言葉に、冬毬は静かに瞳を閉じてキレのあるダンスを披露した。

 

かのん「…凄い!」

ウィーン「この子…一体…。」

冬毬「体幹には自信があります。詳しい曲の具体的な内容が決まったら連絡ください。」

 

 

 

 

 

……………………………………………

 

 

 

【屋上】

 

 

夏美「と、ととと……冬毬ぃ~っ!!!?!?!?」

恋「はい、先程新スクールアイドル部の3人目の部員が入ったとお聞きして。

その方が鬼塚 冬毬さん…と。」

夏美「な、何ですって~…!!?!?」

 

メイ「そう言えば、前に妹が居るって言ってたな。」

夏美「い、いえ~!?た、たまたま、同じ鬼塚という苗字なだけであって。

夏美は鬼知らぬ存ぜぬ、鬼の他人に決まってますの~…!?」

四季「それ言うなら、赤の他人。それに、嘘発見器は嘘って感知している。」

 

夏美「ご、誤反応ですの!知らないんですの~!!」

すみれ「正直に言いなさい、夏美っ。やっぱり妹なんでしょ?」

可可「その子がどうして向こうに居るのデスか~!?」

夏美「ひぃぃいいぃん!…はひゅ~ひゅ~!」

 

すみれ「口笛出来てないわよ!」

可可「観念して答えるデス!!」

 

冬毬「…賑やかですね。私から説明します。」

千砂都「…えーーっと?」

夏美「…冬毬ぃ…。」

恋「この方が…!」

 

 

メイ「夏美の…」

四季「妹…。」

 

冬毬「姉者がお世話になっております。」

きな子「…姉…者?」

冬毬「私が向こうのスクールアイドル部に入部した理由は

スクールアイドルという物が根本的にどういうものかこの目で確かめたいと思ったから。

この一点のみです。」

 

恋「確かめる?」

冬毬「姉者はかつて言いました。

スクールアイドルはマニーを集めるよりも

将来を備えるよりも大切な夢を得られる特別な物…と。」

夏美「冬毬~……!」

 

メイ「コイツがそんな素敵な事を!?」

夏美「し、知らない~っ!」

恋「では、冬毬さんは今…かのんさん達と共に…。」

冬毬「活動時間は最小限に収めていますがその通りです。

姉者の居ないグループに入って、冷静に分析出来ると思いまして。」

 

夏美「冬毬、もう良い~…!」

冬毬「突然失礼しました、では。」

 

 

 

 

夏美「冬毬は、私以上にマニーの鬼なんですの…。

利益にならない事は、一切すべきでは無いという考えですの。

私1人で動画配信をしてた時は、応援していたんですが。

スクールアイドル活動を始めてからは、利益にならない事をしていると。

 

──────私を、軽蔑しているんですの。」

 

すみれ「姉妹なのに…ぎこちない関係、なのね…。」




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