We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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19-2話

【病室】

 

 

────コンコン。

 

「はい、どうぞ?(かのんか?)」

冬毬「失礼します。」

「……冬毬ちゃん?」

ペコっと頭を下げたあと、冬毬がベッドの横に置いてある椅子に座った。

冬毬「お体、如何でしょうか。」

「…まだリハビリも時間がかかるって…普通に登校出来るまでまだしばらくかかるかなぁ。」

冬毬「…そうですか。」

 

「何か用件があって顔出したんじゃないかな?」

冬毬「…聞いていただけますか。」

「もちろん、退屈してたし聞かせてよ。」

冬毬「…先程、姉者に会いました。」

「夏美に?」

冬毬「…はい…そこで、スクールアイドル…Liellaの事についても少々お話をしました。

…内容は、アグリーしかねる内容、でしたが…。」

 

「…それで、俺のところに?」

冬毬「命さんからの意見も、是非シェアしたいと思いこちらに出向きました。

ご都合が悪ければ、リスケジュールも致します。」

「いや、構わないよ…そうだな、まず────」

 

命の考えや夏美の思う事、話をする度に冬毬ら何度も相槌を打った。

結果、面談時間ギリギリまで話し合う2人だった。

 

 

冬毬「────なるほど、実に合理的なアイディアだと思います。

……姉者がバディにしたがる理由も何となく分かった気がします。

「……冬毬ちゃん?」

冬毬「面会時間ギリギリまで失礼しました。またお伺いします。」

 

 

 

 

…………………………………………

 

 

 

かのん「そう言えば、マルガレーテちゃん、結ヶ丘の生徒になったって事はお家どこなの?」

ウィーン「はぁ?…アンタ、なんも聞いてないの?」

かのん「???……何が?」

 

 

かのん母&ありあ「「おかえり~」」

ウィーン「ただいま。」

かのん「……へっ???

ま、マルガレーテちゃんの家って…もしかして…!!」

 

 

かのん「えぇええぇっ~!?!?!?」

 

 

 

 

──────────────────

 

 

ウィーン「ありがとうございました。」

かのん「なんでマルガレーテちゃんが、ここに……?」

かのん母「お父さんしばらく仕事で海外だから部屋を貸すことにしたの」

ありあ「そしたら、結ヶ丘の理事長から連絡が来て」

 

かのん「何で学校で教えてくれなかったの~……?」

ウィーン「sorry~♪

てっきり知ってると思ってね。

世話になる以上、相手が誰であろうとお返しするのが私のモットー。」

 

かのん「……意外。」

ウィーン「な、何よっ!言っとくけど、ここに来た理由はアンタと仲良くなる為じゃないからっ。

か、勘違いしないでよね!」

かのん「は~い♪」

 

曜「おっじゃましま~す!♪」

ありあ「いらっしゃいませ!」

かのん母「命くんのお見舞い帰り?」

 

曜「うんっ、顔色、だいぶ良くなってきてたよ!」

ウィーン「……命?」

かのん「マルガレーテちゃん、はじめましてだっけ?

お隣に住んでる────」

 

ウィーン「……何処かで見たことがあるような。」

曜「あ、もしかしてこの子がうわさの?」

かのん母「えぇ、ちょうど説明しようとしてたところ。」

ウィーン「……はじめまして、ウィーン・マルガレーテ…です。」

かのん(何かすっごい違和感…!)

ウィーン「今、失礼な事思ってたでしょ。」

かのん「ないないない!気のせいっ!」

 

曜「はじめまして!冴木 曜です!……えーっと、命の母親です!…で、いいのかな?」

ウィーン「…あの生意気な男の母親が…この人?」

かのん「な、生意気って…言うねぇ…。」

ウィーン「アイツの家がかのんの家の隣だって事は知ってたけど、まさかこんな美人な方だと思ってなかったわ。」

曜「……おっ?今褒められちゃった?えへへ~。」

悠「間違ってないけど、喜び方は子供っぽいままだけどね。」

 

かのん「悠さん!お見舞い、どうでした?」

悠「まだしばらくかかるかもなぁ、本人は早く家に戻りたいってうずうずしてたけど」

かのん「……そっか、それだけ元気があって…良かった…。」

ウィーン「…この方が父親って訳ね。」

悠「はじめまして、ウィーン・マルガレーテさん。パフォーマンス見たよ。」

ウィーン「どうも…と、言っても2位になるようなパフォーマンスでしかないけど。」

悠「あはは……でも、あの力強さはキミにしか出来ない魅力だと感じたよ。」

ウィーン「…………ふ、ふん…。」

 

かのん母「ほら、かのん?部屋に案内してあげたら?」

かのん「はーい、マルガレーテちゃん行こ?」

ウィーン「……では、また。」

曜「またね~。」

 

悠「……さて。」

かのん「命くんのお父さんもしばらく仕事で東京離れちゃうのよね?」

悠「えぇ、大阪で開催される万博でスクールアイドルのイベントをやる事になって…」

ありあ「すごっ、大役じゃん!」

曜「その分、色々奔走してるみたいで……。」

悠「命の事で、かのんちゃんとかも気にする事多くなると思うんですけど…よろしくお願いします。」

ありあ「お姉ちゃんと命さんの間柄なら大丈夫だよ!」

かのん母「そうね、退院したら泣いて喜びそうだし。」

曜「人の心配するのは良いことだけど、悠くんも無理しないこと!いーね?」

悠「……はい。」

かのん母「あらあら♪」

 

 

 

……………………………………………………

 

 

かのん「……えっと、ここが部屋なんだけど…。」

ウィーン「……何よ?」

かのん「……いや、パジャマ姿…新鮮だなーって。」

ウィーン「……そう?…まぁ誰かに見せるのは初めてだからそう思われても仕方ないわね。

……でも、退院したらどっかの誰かさんに見られると思うのは少し癪ね。」

かのん「……あ、ははは……。」

 

かのん「……あっ、そうだ!そんな命くんからもらったアドバイスがあってね!」

ウィーン「……一応、聞いておくわ。」

かのん「曲、作らない?」

ウィーン「曲?」

かのん「私たち2人で作って、後で冬毬ちゃんからも意見を聞いてみようよ!」

 

ウィーン「……ふーん…ま、作るだけ作ってみましょ。

言っとくけど、私スクールアイドルで流行ってる曲とか全然知らないわよ?」

かのん「それでいーのっ!だって、新しい物を作るんだもん!」

 

 

 

 

 

【鬼塚家】

 

 

 

────コンコンコン。

 

 

夏美「冬毬、今いいですの…?」

冬毬「現在、()()()からいただいたアドバイスをシェープしています。姉者に割ける時間はありません。」

 

夏美「──冬毬、聞いて?

確かにスクールアイドルは、マニーになる様なものではないですの。

でも、やるからにはちゃんとやって欲しい……かのん先輩達に冬毬が居て良かったって思ってもらえるように、生半可じゃないスクールアイドル活動が見たいですの。」

 

 

冬毬「………………………………。」

冬毬(スクールアイドル活動は……きっと……姉者を傷つける。)




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