We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
【病室】
────コンコン。
「はい、どうぞ?(かのんか?)」
冬毬「失礼します。」
「……冬毬ちゃん?」
ペコっと頭を下げたあと、冬毬がベッドの横に置いてある椅子に座った。
冬毬「お体、如何でしょうか。」
「…まだリハビリも時間がかかるって…普通に登校出来るまでまだしばらくかかるかなぁ。」
冬毬「…そうですか。」
「何か用件があって顔出したんじゃないかな?」
冬毬「…聞いていただけますか。」
「もちろん、退屈してたし聞かせてよ。」
冬毬「…先程、姉者に会いました。」
「夏美に?」
冬毬「…はい…そこで、スクールアイドル…Liellaの事についても少々お話をしました。
…内容は、アグリーしかねる内容、でしたが…。」
「…それで、俺のところに?」
冬毬「命さんからの意見も、是非シェアしたいと思いこちらに出向きました。
ご都合が悪ければ、リスケジュールも致します。」
「いや、構わないよ…そうだな、まず────」
命の考えや夏美の思う事、話をする度に冬毬ら何度も相槌を打った。
結果、面談時間ギリギリまで話し合う2人だった。
冬毬「────なるほど、実に合理的なアイディアだと思います。
……姉者がバディにしたがる理由も何となく分かった気がします。」
「……冬毬ちゃん?」
冬毬「面会時間ギリギリまで失礼しました。またお伺いします。」
…………………………………………
かのん「そう言えば、マルガレーテちゃん、結ヶ丘の生徒になったって事はお家どこなの?」
ウィーン「はぁ?…アンタ、なんも聞いてないの?」
かのん「???……何が?」
かのん母&ありあ「「おかえり~」」
ウィーン「ただいま。」
かのん「……へっ???
ま、マルガレーテちゃんの家って…もしかして…!!」
かのん「えぇええぇっ~!?!?!?」
──────────────────
ウィーン「ありがとうございました。」
かのん「なんでマルガレーテちゃんが、ここに……?」
かのん母「お父さんしばらく仕事で海外だから部屋を貸すことにしたの」
ありあ「そしたら、結ヶ丘の理事長から連絡が来て」
かのん「何で学校で教えてくれなかったの~……?」
ウィーン「sorry~♪
てっきり知ってると思ってね。
世話になる以上、相手が誰であろうとお返しするのが私のモットー。」
かのん「……意外。」
ウィーン「な、何よっ!言っとくけど、ここに来た理由はアンタと仲良くなる為じゃないからっ。
か、勘違いしないでよね!」
かのん「は~い♪」
曜「おっじゃましま~す!♪」
ありあ「いらっしゃいませ!」
かのん母「命くんのお見舞い帰り?」
曜「うんっ、顔色、だいぶ良くなってきてたよ!」
ウィーン「……命?」
かのん「マルガレーテちゃん、はじめましてだっけ?
お隣に住んでる────」
ウィーン「……何処かで見たことがあるような。」
曜「あ、もしかしてこの子がうわさの?」
かのん母「えぇ、ちょうど説明しようとしてたところ。」
ウィーン「……はじめまして、ウィーン・マルガレーテ…です。」
かのん(何かすっごい違和感…!)
ウィーン「今、失礼な事思ってたでしょ。」
かのん「ないないない!気のせいっ!」
曜「はじめまして!冴木 曜です!……えーっと、命の母親です!…で、いいのかな?」
ウィーン「…あの生意気な男の母親が…この人?」
かのん「な、生意気って…言うねぇ…。」
ウィーン「アイツの家がかのんの家の隣だって事は知ってたけど、まさかこんな美人な方だと思ってなかったわ。」
曜「……おっ?今褒められちゃった?えへへ~。」
悠「間違ってないけど、喜び方は子供っぽいままだけどね。」
かのん「悠さん!お見舞い、どうでした?」
悠「まだしばらくかかるかもなぁ、本人は早く家に戻りたいってうずうずしてたけど」
かのん「……そっか、それだけ元気があって…良かった…。」
ウィーン「…この方が父親って訳ね。」
悠「はじめまして、ウィーン・マルガレーテさん。パフォーマンス見たよ。」
ウィーン「どうも…と、言っても2位になるようなパフォーマンスでしかないけど。」
悠「あはは……でも、あの力強さはキミにしか出来ない魅力だと感じたよ。」
ウィーン「…………ふ、ふん…。」
かのん母「ほら、かのん?部屋に案内してあげたら?」
かのん「はーい、マルガレーテちゃん行こ?」
ウィーン「……では、また。」
曜「またね~。」
悠「……さて。」
かのん「命くんのお父さんもしばらく仕事で東京離れちゃうのよね?」
悠「えぇ、大阪で開催される万博でスクールアイドルのイベントをやる事になって…」
ありあ「すごっ、大役じゃん!」
曜「その分、色々奔走してるみたいで……。」
悠「命の事で、かのんちゃんとかも気にする事多くなると思うんですけど…よろしくお願いします。」
ありあ「お姉ちゃんと命さんの間柄なら大丈夫だよ!」
かのん母「そうね、退院したら泣いて喜びそうだし。」
曜「人の心配するのは良いことだけど、悠くんも無理しないこと!いーね?」
悠「……はい。」
かのん母「あらあら♪」
……………………………………………………
かのん「……えっと、ここが部屋なんだけど…。」
ウィーン「……何よ?」
かのん「……いや、パジャマ姿…新鮮だなーって。」
ウィーン「……そう?…まぁ誰かに見せるのは初めてだからそう思われても仕方ないわね。
……でも、退院したらどっかの誰かさんに見られると思うのは少し癪ね。」
かのん「……あ、ははは……。」
かのん「……あっ、そうだ!そんな命くんからもらったアドバイスがあってね!」
ウィーン「……一応、聞いておくわ。」
かのん「曲、作らない?」
ウィーン「曲?」
かのん「私たち2人で作って、後で冬毬ちゃんからも意見を聞いてみようよ!」
ウィーン「……ふーん…ま、作るだけ作ってみましょ。
言っとくけど、私スクールアイドルで流行ってる曲とか全然知らないわよ?」
かのん「それでいーのっ!だって、新しい物を作るんだもん!」
【鬼塚家】
────コンコンコン。
夏美「冬毬、今いいですの…?」
冬毬「現在、
夏美「──冬毬、聞いて?
確かにスクールアイドルは、マニーになる様なものではないですの。
でも、やるからにはちゃんとやって欲しい……かのん先輩達に冬毬が居て良かったって思ってもらえるように、生半可じゃないスクールアイドル活動が見たいですの。」
冬毬「………………………………。」
冬毬(スクールアイドル活動は……きっと……姉者を傷つける。)
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