We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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さくちゃん復帰⋯嬉しい⋯嬉しい⋯。


19-3話

【中庭】

 

冬毬「前回の優勝グループのセンターと衝撃のパフォーマンスを披露したマルガレーテのコラボレーション。」

 

冬毬「⋯興味を引くようなプロフィールにしてみました。」

ウィーン「良いんじゃない?」

冬毬「一旦、命さんにも確認はしてもらいますが。

現状のサイト閲覧数からすると、当日は5万以上の観客が視聴すると予想されます。」

 

ウィーン「5万⋯っ⋯。」

かのん「凄い⋯大きな野球場でもそんな入らないのに⋯。

つまり⋯5人に1人に評価してもらえれば⋯。」

 

冬毬「⋯はい、無事に目標達成できる、かと。」

 

 

 

 

 

 

 

 

【教室】

 

かのん「曲作りも終わったし⋯まず、マルガレーテちゃんが歌詞のアイデアを出してみてよっ。」

ウィーン「何で⋯私⋯?」

 

かのん「⋯?

だって、センターはマルガレーテちゃんでしょ?」

ウィーン「そ、それは⋯っ⋯。」

 

冬毬「⋯⋯⋯⋯⋯。」

ウィーン「⋯良いわ、やるわよっ、センター。」

 

 

 

 

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

 

 

【冴木家】

 

 

かのん「1、2、3、4、5、6、7、8⋯うんっ、2人とも良いよ!」

 

曜「特に、冬毬ちゃん⋯だっけ?振りが細部まで綺麗に行き届いてるね!」

冬毬「⋯注目を浴びたければこれくらいは必要、かと。

⋯ですが、お2人は出来ますか?」

 

ウィーン「ら、らららら、楽勝も楽勝⋯っ!

easy victoryよ⋯!」

曜(マルガレーテちゃんって、善子ちゃんみたいな立ち位置なのかな~。)

 

かのん「こらこらこら⋯見栄はらないの⋯無理だから⋯っ!」

冬毬「⋯では、次は衣装のチェックを。」

かのん「曜さん、お願いしても良いですか⋯?」

曜「ヨーソロー!腕が鳴るね~!♪」

 

 

 

 

 

 

かのん「────って⋯。」

曜「⋯ほわぁ⋯これはまた⋯。」

 

かのん「こ、これで歌うのっ⋯!?」

ウィーン「本気⋯?」

 

冬毬「この衣装で歌っていただけたら、利益も上がるかと。」

かのん「⋯利益?」

冬毬「今度のライブですが、私達だけ独自の課金システムを───」

 

 

曜「ストーーーーップ!!!」

かのん「よ、曜さん!?」

曜「それはスクールアイドルレギュレーション的にバツ!だーめっ!」

ウィーン「スクールアイドル⋯。」

かのん「レギュレーション⋯。」

冬毬「⋯手厳しい⋯。」

 

曜「⋯それはそうと、ライブで着ずとも⋯命が喜びそうな衣装だよね、かのんちゃん?」

かのん「そ、それは⋯っ!?///」

 

ウィーン「⋯ふーん、アイツこういうのが好きなの。」

曜「どちらかと言えば、衣装を着て恥ずかしがってるかのんちゃんを見るのが好きかもね。」

かのん「よ、曜さん!!///」

冬毬「⋯アンノーン⋯。」

 

 

 

 

 

 

⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯

 

 

 

 

 

かのん「ほらっ、ペース落ちてるよ!」

ウィーン「わ、分かってるわよ⋯!」

 

冬毬「もう少しで小休憩です、あとひと踏ん張りです。」

かのん「練習終わったら、美味しいご飯が待ってるよ!」

ウィーン「そんなもんじゃ吊られないわよ⋯!!」

 

かのん「曜さんが英気を養うために焼肉ご馳走してくれるって言ってたよ!」

冬毬「焼肉⋯スパシーバです。」

ウィーン「ハラミで腹満たしてやるんだから~!!」

冬毬「ペース上がりました。」

かのん「ダ、ダダダ、ダジャレ⋯?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【夜】

 

恋「いよいよ、今日なのですね⋯!」

メイ「やっぱ注目されてたぞ⋯!

マルガレーテとかのん先輩、夢の共演って!」

 

四季「1番ワクワクしてのは、メイ。」

メイ「なわけねーよっ!///」

 

夏美「冬毬も徐々に人気が出てきているようですの⋯。」

きな子「もしかして、冬毬ちゃんもスクールアイドルの事好きになってくれたんっすか!」

夏美「分かりませんの⋯ただ⋯一時の感情に流されるような子では無いので⋯それより⋯。」

 

メイ「どうした?」

夏美「いや⋯何でも⋯。」

「なーんか不穏な雰囲気がするんだよな。」

夏美「そうですの、上手くは言えない不安が────」

メイ「⋯⋯⋯って⋯。」

 

Liellaメンバー「「「えぇえぇ~っ!!!???!?!?」」」

可可「メーさんの幽霊デス~!」

メイ「いよいよ未練が残って成仏できなくなったか!?」

きな子「先輩~っ!」

「っとと、きな子ちゃんタックル強くなったな⋯。」

きな子「きな子センサーがしっかり反応したっす!先輩は本物っす!」

 

すみれ「あ、アンタ何してんのよ!?」

四季「病院⋯抜け出し⋯大事⋯。」

「いやいや、ちゃんと一時外泊の許可取ったから。」

 

恋「一言くらい言ってくだされば迎えに行きましたのに⋯!」

「まぁ、母さんと父さんにも言われたけど⋯こうして歩けて来れたんだし大丈夫だよ。

⋯でも、かのん達のライブ見終わったらすぐに戻らないとな。」

 

千砂都「⋯命も、やっぱり何か感じる?」

「⋯あぁ、杞憂⋯だったらいいんだけどな。」

 

すみれ「⋯かのん達には言ったの、見に来ること。」

「んいや、伝えてないよ⋯本番どころじゃ無くなっちゃいそうだしな。」

きな子「先輩っ、そろそろ始まるっす!お手を貸すっす!」

「あはは、きな子ちゃん⋯看護師みたいなこと言うね⋯。」

 

 

────────────────────────

 

 

 

【舞台上】

 

ナナミ「カメラテストー!⋯⋯うんっ、準備OK!」

ヤエ「もうすぐ前のグループが終わるから、もう少しで配信ね!」

ココノ「⋯でも⋯。」

 

 

 

かのん「⋯いよいよだね。」

ウィーン「⋯えぇ。」

 

かのん「緊張してる?」

ウィーン「誰がっ⋯!」

かのん「ふふっ、大丈夫!可愛いよっ。」

冬毬「しかし遅いですね⋯もう時間のはずですが。」

 

ヤエ「かのんちゃーん!もうスタートの時間なんだけど⋯。」

ココノ「ただ⋯視聴者の数が⋯。」

 

 

 

「⋯8000人⋯か。」

すみれ「これじゃ、どう頑張っても1万なんて無理じゃない⋯!」

夏美「ずっと心配してましたの⋯サイトには思ったよりも批判的なコメントも多くて⋯。」

可可「なんで批判的に?」

メイ「去年の東京大会が原因か?」

 

きな子「⋯あっ⋯!」

四季「マルガレーテちゃんの乱暴な発言⋯それに⋯。」

「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

恋「その⋯影響で⋯?」

千砂都「かのんちゃん⋯。」

 

 

 

かのん「そんな⋯っ。」

冬毬「1万以上の評価は、この時点で不可能と判断されます。

従って、歌う必要はありません⋯⋯⋯残念、ですが⋯⋯。」

 

 

かのん「嘘でしょ⋯。」

ウィーン「⋯⋯ふっ⋯そういう事ね。

笑顔になりたいと思ってた場所で不快な思いをさせたんだものね。

⋯⋯私の事⋯嫌いにもなる⋯この顔を見ているだけで腹が立つ人が居るって事よね⋯。」

 

かのん「⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

冬毬「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯。」

 

 

 

 

千砂都「かのんちゃ────」

「⋯⋯⋯⋯歌ってよ!3人とも!」

かのん「⋯⋯っ!!!」

ウィーン「なっ⋯⋯。」

冬毬「⋯どうして⋯。」

 

 

「────これだけは言わせて。」

「諦めない事が⋯夢への手がかりだから。」

 

 

かのん「命⋯くん⋯。」

「⋯歌は想い⋯だろ?」

きな子「⋯そうっす!歌は想いっす!」

すみれ「結果よりも先に挑戦する気持ちを無くすなんて、らしくないわよ。」

 

かのん「みんな⋯。」

「マルガレーテ、本当の気持ちを信じて。」

ウィーン「⋯命⋯。」

 

夏美「⋯冬毬⋯。」

冬毬「⋯⋯⋯⋯っ⋯。

やりましょう⋯ここからがスタートなんです、私たちの。」

 

ウィーン「ここから⋯。」

かのん「⋯大丈夫、みんな見ててくれてる⋯1人じゃない。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ウィーン「────今日は⋯私たちのライブを見に来てくれて⋯ありがとう

ここに来てくれた全ての人に⋯今、この声が届いてる全ての人に⋯私たちの歌が⋯届きますように。」

 

 

 

 

 

 

「⋯⋯⋯⋯うん、顔つきが変わったな。」

すみれ「⋯戻るの?」

「俺が出来るのはここまで、ちょっと無理しすぎたから帰りのに時間かかっちゃいそうだし。」

きな子「病院まで付き添うっす⋯!」

「ありがとうね、きな子ちゃん。でも大丈夫、父さん呼んであるから。」

 

すみれ「⋯また、アンタに助けられたわね。」

「それがマネージャーの仕事だろ?⋯それに、やっぱり目の前で見て⋯良かったって思えたよ。

早く万全にして、戻らないとな⋯あの場所に。」

四季「何時までも、待ってる。」

 

恋「どうか、ご無理だけはなさらないように⋯。」

夏美「バディ⋯冬毬の件、すみませんでしたの⋯。」

「厄介事は慣れてるから大丈夫だよ、それに1歩前進出来たならそれでOKさ。」

 

千砂都「かのんちゃんには、私の方から伝えておくね。」

「あぁ、また面会に来たら色々言われそうだけど⋯。」

千砂都「⋯ありがとね、命。」

「お礼を言われるような事は何もしてないよ。」

千砂都「本当はね、相談しようか迷ってたの。」

「そんな気はしてたよ。」

千砂都「やっぱり、Liellaには命が居なきゃダメ。

⋯だから、早く帰ってきてね。」

「ん、もちろんだよ。」




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