We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
世界線のお話です。
きな子ちゃん推しの人は刮目せよ。
ただし、のんちゃんは譲らん(末期)
If of If ~きな子Episode~
「…………………」
きな子【この初恋の気持ちだけは、先輩に伝えたかったっす……
ううん、きな子は…これから先も、この初恋の気持ちだけを…知っておきたいっす…///】
昨日のライブ前に告げられた…きな子ちゃんの本心。
真っ直ぐな目で向けられた好意に…俺はただただ黙っているだけだった。
(…だって、きな子ちゃんは…ただの後輩…)
……………ただ、の……。
(………いや、違う…きな子ちゃんにとって…俺は特別な、先輩…)
………じゃあ、俺は?
(…………………)
答えなんか出ないまま、ただただ天井を見上げ、時間だけが過ぎていった。
──────────────────────
【次の日】
きな子「…あっ…!///」
「お疲れ様、きな子ちゃん」
命を見かけたきな子が顔を赤くしてお辞儀をした。
命自身も、きな子ちゃんに余計な気遣いをしないように…といつも通り接していたが、当の本人はどこか余所余所しかった。
きな子「…あ、あのっ…ごめんなさいっす…///」
「どうしたの?」
きな子「昨日、本番前の大事な時にあんな事言ってしまって…
ぜ、全然気にしないで良いっすから!
あ、あれは、ただのきな子の独り言なので…っ!//////」
そう言うと、部室を後にするきな子。
「……きな子ちゃん…」
その言葉が、自分自身の気持ちに嘘をついてる事など…命にはお見通しだった。
………………………。
【部室の外】
きな子「…これで、良かったっす…きな子は、これで…」
きな子「…でも…」
どうしてこんなに胸が苦しくなるんすか…???
………………………。
【練習終わり】
きな子「はあ…はぁ…っ///」
「きな子ちゃん、大丈夫?」
きな子「だ、大丈夫っす!…ちょっと、張り切りす…ぁ……だ、大丈夫っすから!!///」
「…あっ、ちょっ……」
かのん「…きな子ちゃんと命くん、何かあったのかな…?」
千砂都「さぁ…?」
メイ「またアイツが意地悪な事とかしたんだろ」
夏美「……………」
四季「夏美ちゃん?」
夏美「…ぁ…な、なんでもないんですの~♪」
夏美「きな子っ」
きな子「な、夏美ちゃんっ?…どうしたんっすか…?」
夏美「何か悩んでる事があるなら、言うと良いんですの」
きな子「そんなっ、悩みなんて………ぁ……うぅ……」
夏美「夏美で良ければ、話聞きますの」
きな子「…夏美ちゃん…」
………………。
夏美「…そう、でしたの…」
きな子「先輩に想いを伝えるだけ伝えて…その後は先輩の顔も見ないで困らせて…きな子、卑怯っすよね…」
夏美「…そんな事、ないですの」
きな子「…えっ…?」
夏美「悩んでるのは、きな子だけじゃないと思いますの
バディも同じく悩んでると思いますの……けど、今大事なのは…お互いの声を聞いて、思ってることをちゃんと話し合うことが大事だと思いますの♪
大丈夫、バディは優しいからちゃんと聞いてくれますの♪」
きな子「……夏美…ちゃん…」
夏美「さぁっ、時はマニーですの!急ぐんですのっ♪」
きな子「わ、分かったっす…!!」
夏美「……その勇気が、きな子の未来を明るく照らしてくれるはず、ですの♪」
…………………………………………。
【部室】
きな子「先輩、今大丈夫っすか…?///」
「きな子ちゃん?…うん、一段落ついたから大丈夫だよ?」
きな子「そ、その…まず…逃げたりするような事して、すいませんっす!///」
「あぁ…全然気にしてないよっ
まぁ、緊張しちゃうもんな…気持ちは分かるよ」
きな子「でも…………でもっ
きな子が言ったあの言葉は、本気─────」
「俺からも、いいかな?」
きな子「…えっ…?」
ゆっくりと立ち上がり、きな子の目の前に立つ命。
「…まぁ、その…さ?
俺も昨日…自分なりに考えてたんだけど…さ…
きな子にとっての俺…とか…俺にとってのきな子は…って」
きな子「…先輩…今、きな子…って…///」
「…きな子が俺のことを大事な先輩だって、思ってくれてるのと同じくらい…俺も、きな子の事が大事なんだな~って…そう思えたよ」
ニコッと笑う命。
きな子「ま、待ってくださいっす!///
そこから先は、聞く準備が…っ!//////」
恥ずかしくなったのか、きな子がその場を後にしようとする。
「待って」
しかし、手を掴んで…そのまま抱きしめる命。
「…お願い、聞いて」
きな子「……は、い………っ…す…///」
「…俺もきな子と同じ気持ち…だよ…」
きな子「…先輩…///」
「……好きだ、きな子……」
きな子「……っ!//////」
「…その…ご、ごめん…こっから先どうしていいか分からないや…」
きな子「…えっと…じゃあ…目を閉じて下さいっす…///」
「…こう?」
きな子「………//////」
少し背伸びをしたきな子の唇と命の唇が合わさる。
「…きな……子…っ…」
きな子「…大好きです…っ…命…先輩…っ///」
「お前、今…っ…」
きな子「…先輩って呼ぶのは、先輩だけに…って、思ったっす…
けど…今は…名前で呼びたくて、仕方ないっす…///
それだけ…命先輩の事が…大好きで大好きで…胸が苦しくなるっす…///」
「…あぁ、俺も同じだ…」
きな子「…は、恥ずかしいっすね!///
そろそろ、帰ることにするっす!///」
「じゃあ、一緒に帰ろうな…彼女、なんだし」
きな子「……ぁ……は、はいっす!!///」
2話もあります。
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