We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
すみれ「……………………」
「ふぁ~…ぁ…」
すみれ(全く、人の気も知らないで…呑気な奴…っ!)
少し様子に苛立っているのか、腕を組みながら怪訝な顔をするすみれ。
すみれ(これじゃあ、決心して本人に本音を言った私がバカみたいじゃない…っ!)
ライブ前に命に伝えた…心が揺らがされた事が無いという言葉。
当の本人は分かってないのか、それとも深く受け止めてないのか…相変わらずな態度で接していた。
すみれ(…これじゃあ、かのんの気持ちに気がつかないのも…無理はないわね…)
「どうした、すみれ?」
すみれ「なっ、ななな、なんでもないわよ!!」
「うお、怖ぇ~…触らぬ神に何とやら…南無南無…」
すみれ「ウチの神社のお守りをそんなことに使うな~っ!
(……あれ…っ、なんで私…こんなに必死になってるんだろう…?)」
「ま、いいや…帰ろうぜ~」
すみれ「かのんと帰らなかったの?」
「今日は家の手伝いだってさ…千砂都もバイトだし…ま、たまにはすみれと帰るのも良いだろ?」
すみれ「何よ、それ……まぁ…良いけど…///
(うぅ~…っ!絶対今顔赤い…!///)」
──────────────────────
「でさ、きな子ちゃんが~……」
すみれ「…」
「…すみれ~?」
すみれ「えっ?…あっ、な、何よっ」
「なんか上の空だけど…大丈夫?」
すみれ「だ、大丈夫よ!余計なお世話っ!」
「…本当に?…って言うか…なんか当たりが強い気もするけど…」
すみれ「(何で、当たりが強くなってるのか分からないのよ…!)
さぁっ…?…自分の心に手を当てて考えてみたらどう?」
「…意地悪なすみれ…」
すみれ「(アンタが鈍感なのがいけないんでしょ…っ!!)
…はぁ…何か甘い物でも食べたくなってきたわ」
「じゃあ、寄り道する?」
すみれ「結構よ(…あ、アンタと2人きりで食べても…味なんて分からないわよ…///)」
「いーから!!」
すみれ「あっ、ちょっ、と…っ!!」
「ここ、オススメなんだ~」
すみれ「…あ、アンタがオススメのケーキ屋…違和感しかしないわね…」
「そう?甘い物とか好きなんだけどな…すみれは絶対これだろ?」
すみれ「…メロンの…ケーキ…アンタ…」
「好きだろ、メロン?」
すみれ「…………覚えててくれたんだ……///」
「…ん???違ったか?」
すみれ「あ、アンタの奢りなら食べてあげてもいいわっ!///」
「はいはい、そのつもりだよ」
すみれ「…………///」
──────────────────────
「いや~食べた食べた~…」
すみれ「命…帰る道、こっちじゃないでしょ?」
「送ってくつもりだったんだけど…」
すみれ「い、いいわよ、そんな…っ!」
「…もう…本当にどうしたんだよ?」
すみれ「………………」
「…すみれ?どうしたんだよ、今度は立ち止まっ──────」
すみれ「…もう………うんざりよっ!!!!!!」
「…えっ?」
すみれ「聞こえなかったのっ!…うんざり…よっ…!!」
「…すみれ…?…お前、なんで泣いてるんだよ…?」
すみれ「アンタ…人の気も…知らないで…っ!!
そんなに、優しく…され…たら…っ…!!」
「…す、すみ…れ?」
すみれ「惹かれるに決まってるでしょっ…!!
アンタの事、好きったら大好きなのよ…っ!!!//////」
「すみっ……待って!!」
すみれ「…………っ…………!!//////」
「…………………すみれ…」
──────────────────────
【すみれの家 神社】
すみれ「…はぁっ…はぁっ…バカ、みたい…1人で泣いて…
息切らして走って…ほんっと…バカ…みたい…」
すみれ「……気付かない…なんて…ずるいわよ…
私だけ…アイツと話して…勝手に心が温かくなって…
意地悪なこと言われても…からかわれても…嫌な気がしなくて…
本当に…バカよ…私以上に…バカよ…命…っ…///」
「すみ…れっ…!!」
すみれ「…っ……!!!///
………命……っ」
「…はぁ、はぁっ…ようやく…見つけた…」
すみれ「こ、来ないで…っ!!///」
「嫌だ」
すみれ「……っ…!!」
「…まず…ごめん
お前の気持ちを何も理解出来てなくて…」
すみれ「……………」
「こういう男は、自分が知らない内に見切られるんだろうな…」
すみれ「ホントよ…最低……最悪…よ…っ」
「それでも」
すみれ「…命…っ」
「それでも、俺はお前の気持ちに応えたい
だから…こうして追いかけてきた…声も聞きたかった、顔も見たかった…お前の事が、心配で…頭から離れなかったから」
すみれ「…っ…」
「すみれ、俺を彼氏として…貰ってくれないか?」
すみれ「…ぇ…っ?」
「もっと言えば……俺も、好きだ…すみれ」
すみれ「…め、い…っ…///」
「…えと、返事…は?」
すみれ「…私、面倒臭いわよ」
「…構わない」
すみれ「キツく当たることあるかもしれないわよ」
「全然平気」
すみれ「…寂しくなったらへそ曲げちゃうわよ」
「そんな想いさせない」
すみれ「…アンタって…ホントにバカね…///」
「それでもいいかもしれない」
すみれ「…えっ?」
「好きな女の子の為にならバカになっても…俺はいいかもしれない…………って、思ってる…」
すみれ「何よ、それ……ふふっ…本当に…バカな…命…っ///」
②に続く。
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