We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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かのんちゃんのタイツを…(日記はここで途絶えている)


第15話

【フェス翌日】

 

曜「新人特別賞おめでとう~っ!♪」

かのん「あ、ありがとうございますっ!…えへへ、まだ実感湧かないです、けど…」

可可「これで明日学校に行けば、憎き生徒会長も腰を抜かして承諾するに違いセン!」

かのん「…だと、いいけどね~…」

 

悠「……でも、驚いたな…命がこんな詞を作るなんて」

かのん母「命くんがっ!?」

ありあ「作詞したのぉ!?」

 

悠「……あれ、かのんちゃん言ってなかったの?」

かのん「……え、へへ……なんだか言いにくくて…///」

 

かのん母「……やっぱり付き合うべきよ、かのん!」

可可「そーデスよぉ!アタックです、アタック!」

 

かのん「か、簡単に言わないでよ~!///」

ありあ「あれ、そんな命さんは?」

曜「あー、この時間帯はいつも……」

 

 

 

────────────────────────

 

 

【ゲームセンター内 バッティングセンター】

 

 

「…………しゅっ!」

 

 

……スイングが甘い……集中できてない証拠だ。

 

 

「……くそ……」

フェス終了後の観客の感想をSNSで見た。

【すごい】や【新しいスクールアイドルの誕生か?】とか良い意見が沢山あった。

 

……が、その一方で。

【オレンジの髪の子可愛い】や【推しそう】などの異性と思われる投稿も散見された。

 

 

「…………………………」

確かに、かのんは可愛いだろう。

本人にはあまり伝えたことは無いが……少なくともその部類には入る。

しかし、それとは別で…………かのんに好意的な目が向けられるのが……。

 

 

 

────────俺には

 

 

 

 

────────────────嫌だ。と感じてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はぁ(練習、身が入らなかったな……)」

スクールアイドルをするのは、かのんの意思であって……俺の一方的な考えを押し付ける訳にはいかない。

 

 

(……どうしたんだ、俺)

らしくねぇと、頭を掻きながら帰ろうとした時だった。

 

 

 

すみれ「くっくっく……!!」

「……げ」

 

すみれ「……ぁ…………もおーーっ!!私ってば、いつもこう…………あら?」

「しまった……」

クレーンゲームで唸ってる……平安名……だっけ?を発見した。

 

すみれ「アンタは……昨日の……」

「……アンタって……俺の名前は冴木 命だっつの!パンツ丸出し野郎!」

すみれ「やっぱり見たんじゃないのよ!ジャリボーイ!」

「同い年だろうがよ!」

すみれ「ぐぬぬぬぬぬ……っ……!」

「……はぁ、んで……大丈夫なんかよ」

すみれ「……は、はぁ?」

 

「昨日コケたんだろ?……膝とか擦りむいてないか?」

すみれ「……べ、別に大丈夫ったら大丈夫よ、お節介」

「……これ、取りたかったのか?……オオグソクムシ……?」

すみれ「べ、別に欲しかったわけじゃ……!」

「……おりゃ、ほっ……お?おー?」

すみれ「えっ…………な、なんでなんでっ!?」

「ほい、GET……やるよ」

すみれ「……い、いいわよ!別に!」

「じゃあ、強制的に受け取らせる」

 

そう言うと、命はすみれの腕を掴みぬいぐるみを抱き抱えさせた。

すみれ「ちょっ…………あ、アンタねぇ~っ……!」

「んじゃな」

 

そう言って立ち去ろうとした時だった。

謎の女性【あの~……そこのお2人とも…少しいいですか?】

「……なんすか」

 

謎の女性【わたくし、こういう物なのですが……】

名刺を差し出すと、横にいたすみれがすぐに名刺を回収した。

 

すみれ「……芸能……事務所……ス、スカウトっ!?」

芸能事務所の女性【興味、ありませんか?】

「あー、そういうの結構なんで」

すみれ「な、なんでなんでっ!?超凄いことなのよ!?」

「って言われてもな」

 

芸能事務所の女性【貴方にも是非出てもらいたいものが……】

すみれ「わ、私ったら私~……っ!?キタキタキタキタ!」

 

 

 

芸能事務所の女性【それが──────】

すみれ「……は?」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【帰り道】

 

「そう落ち込むなって」

すみれ「何よ、エキストラって……通行人役って……むっきー!」

 

「通行人役も大事な役?……だから」

すみれ「こっちは毎日毎日用もないのにあの通りに────」

「……お前、毎日あそこにいるのか?」

すみれ「やばっ……」

 

「……ま、深くは詮索しないけど」

すみれ「……アンタ……生意気なくせに…いいとこあるじゃない」

「一言余計なとこに関してはなんも言わねーよ、もう」

 

 

 

 

 

 

 

 

千砂都「………………あれ、命?…その隣にいるの……は???」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【次の日の学校】

 

可可「晴れて、同好会としてスクールアイドル活動がスタートしマース!」

かのん「いきなり理事長室に呼ばれた時はダメかなって思ったんだけど……」

 

可可「初ステージにも関わらず、凄く評価され特別賞を貰ったことも要因の1つでシテ!」

かのん「曲も好きだって言って貰えて!もー、命くんや曜さん……それにちーちゃん様々って感じだよ~っ♪」

 

千砂都「……あっ、その命の事なんだけどね…………あっ」

すみれ「……え?」

 

千砂都「昨日命と一緒にいた……」

可可「ゲッ、生徒会長デス……!!」

かのん「え、ちょっと待って……命くんと一緒に居た……?」

 

 

 

恋「……これを」

かのん「……こ、これは……?」

恋「貴方たち同好会用の部室のカギです」

かのん「……ど、どうも………」

恋「では、これで」

 

 

かのん「……あ、あのっ!」

恋「…………はい?」

かのん「私たち、頑張るから!」

恋「……出来ることなら、スクールアイドル以外の活動で頑張って欲しいのですが」

かのん「……えっ?」

恋「スクールアイドル以外だったら、心から応援出来るのに」

かのん「……ごめん、それは出来ない……私、ステージで歌ってスクールアイドルって本当に素敵だなって思えた……もっといいライブがしたい!」

恋「……分かり合えず残念です」

 

 

 

 

かのん「……行っちゃった……」

可可「さすが、かのんさんデス!可可やメーさんの仇を討ってくれまシタ!」

かのん「……あ、そうだ!!命くんと一緒にいた女の子って!?」

千砂都「……あれ、居なくなっちゃった」

かのん「あの、金髪の白くて長い靴下履いた子!?」

千砂都「……う、うん……」

 

かのん「……平安名さんと……命くんが……どうして……???」

 

 

────────────────────────

 

 

【中庭】

 

すみれ「なになに、スクールアイドルとは…………ほうほう

学校でアイドル活動を行っている……要するにアマチュアって、ところかしらね……これがあの二人のライブ……過去にも大勢のスクールアイドルが居たようね……みゅ、μ's?……Aqours……虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会……ふーん、アマチュアの割には完成度高いわね」

 

 

すみれ「……閃いた……!これなら!」

 

 

────────────────────────

 

 

かのん「部室~……部室~~~~……」

可可(な、なんだか、かのんさんの目が上の空デス……!)

千砂都(無理もないよ、命が同じクラスの子と並んで歩いてたんだもん……)

 

かのん「……4-B……うげぇ……奥の奥じゃん……部室棟とはかけ離れ過ぎてる……」

可可「ありまシタ〜!…………学校……アイドル部?」

千砂都「何だか年季の入った表札だね……」

 

かのん「……で、出たりしないよね……?」

千砂都「出たら命と一緒に寝させてもらえばいいじゃ~ん♪」

かのん「……あ、あはは……そう、だね……」

可可「待ってくだサイ……誰かいます……!」

かのん「や、やややや、やっぱり曰く付きなんじゃ~ん!!!」

 

 

可可「誰デスかぁ!」

かのん「アグレッシブすぎるよ、可可ちゃーん!!」

すみれ「……あ、あの~……」

千砂都「あ!さっきの!というか昨日の!!」

 

かのん「命くんを横取りしようとしてる子だ!!」

すみれ「……はい?」

可可「……確か……以前、スクールアイドルに誘った~……」

すみれ「……ごめんなさい、話を整理してもいいかしら……?」

千砂都「そうだね、何か勘違いしてるのかも…」

 

 

すみれは事の次第を話し始めた。

 

すみれ「……貴方と、ジャリ…………さ、冴木さん、関係は分からないけど……そんな仲じゃないわ」

かのん「……よ、良かった~……って、わ、分かってたけどね!

命くんそんな事する人じゃないし!むしろピンチを救ったりして……はぁ、やっぱりかっこいいなぁ~……///」

 

すみれ「……えーっと」

千砂都「あはは、ごめんね……いつもの事だから…」

すみれ(ライブ会場に居た所を偶然……としか言ってないけど……コード引っ掛けた件……大丈夫かしら?)

 

 

すみれ「……ここ、スクールアイドル同好会の部室って聞いたんですけど……」

可可「……何か御用でショウか?」

すみれ「……その……実は、少し興味があって……スクールアイドルに」

 

かのん「興味……?……もしかして!」

可可「入部希望ですかァ!?」

すみれ「いや、入部というか……とりあえず話を─────」

可可「いーえ!今すぐ入部デス!ささっ、ここにサインをサラサラ~っと!」

 

かのん「可可ちゃん……」

千砂都「少し落ち着こうか……」

 

すみれ「これが、この地域の一番有名なスクールアイドル?」

可可「はいデス!サニーパッション様です!もちろん可可もフォロー済で~……」

すみれ(9万8000……やっぱり有名になれるのかしら……スクールアイドルって)

 

かのん「……平安名さん」

すみれ「……やるわ、スクールアイドル!」

千砂都「随分、即決だね~……?」

すみれ「ええっ、色々勘違いがあったようだけど一緒に頑張りましょ!」

 

千砂都「これで3人……!」

かのん「じゃあ、まずは報告だね!」

すみれ「……報、告……?」




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