We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
ウィーーーーーーーン(自動ドアの真似)
???「……(ゴゴゴゴゴ」
可可「くぅあぁああ~…死ぬかと思いまシタ…」
かのん「やっぱり無理だよ…あ、ここを冷やすと良いって命くんが言ってたよっ♪」
すみれ「(ほんとジャリボーイ1色ね…)…この部室も、冷房ないし…どこかないの?涼しい場所…」
千砂都「…うーん…音楽科のレッスン室なら…」
可可「ホントですカッ!?」
かのん「でも、使わせて貰えるわけないよっ…フツー科は」
可可「だはぁ~……デスよねェ…」
すみれ「音楽科の千砂都が言えば、何とかなるんじゃないの?
いつも使ってるんでしょ???」
可可「…はっ、ナイスアイデアデス!」
かのん「やめとこ~…もしそれで許可が出ても、ほかの普通科の子に悪いよ…なんか、こっちがお願いして使わせてもらってるみたいなのって…良くない気がする…同じ学校なのに…」
すみれ「でも、そういう学校でしょ?音楽科は特別、みたいな」
可可「…うぅーん…メーさんにもアドバイスを聞きたいデスね~…」
すみれ「それよ、それ!!」
かのん「…………………え''っ???」
─────────────────────
【喫茶店】
すみれ「ぷはーーーっ……まったり…」
可可「やっぱり、クーラーが効いてる部屋は違いますねェ~♪」
かのん「……いやいやいやっ!!!なんで命くん待ちなの!?」
すみれ「そりゃー、この私平安名すみれのプロデューサーだからよっ♪」
かのん「そ、それは言葉の綾で!!」
千砂都「えっ、命そんな事になってるの!?かのんちゃんが居るのに!」
かのん「だーかーらー!!!」
「…かのん、うっさい…外まで聞こえてるよ…」
かのん「め、命くん…っ!///」
野球部のユニフォームに身を包んだ命が喫茶店の扉を開けた。
かのん「…って!またユニフォーム汚して~…早く着替えてきなよ!
…あっ、靴下は裏っ返しで置いておかないでね?」
「…母親かよ…はいはい」
少し面倒くさそうに命は喫茶店を後にした。
千砂都「…すみれちゃんが付け入る隙は無さそうだね?」
すみれ「わ、分かってるったら分かってるわよ!///」
可可「まーた、暑苦しくなるから静かにするデェース!!」
すみれ「なぁによぉー!!」
可可「なーんですかァー!!」
かのん「……命くんの汗の匂い……///」
千砂都「おーい、かのんちゃん?戻ってこーい」
【しばらくして】
「…俺に相談事?…何さ、急に」
かのん「練習場所についてなんだけどね…何かいい所は無いかなって…」
可可「可可閃きまシタっ!かのんの部屋を片付けたら何とかなりませんカ?」
「かのんのお父さん部屋で仕事しているし、無理だろうな」
可可(そんな事まで分かるんデスか…)
可可「可可のお家も騒音厳禁と書いてありましたし…」
「…すみれの家はどうなんだ?神社だろ?」
すみれ「…うーん…そんなに広くはないわよ?」
かのん「大丈夫っ、3人で練習出来れば十分だよっ」
「だな…あ、でも…もしあれだったら─────」
???「お邪魔するわ」
かのん「あっ、いらっしゃいま………えっ、えええっ!!??」
可可「は、はわわわわわわっ……サ、サニ、サニ…っ!!」
「…確か、アンタらは…」
???「…こんにちは♪」
???「おっ、揃ってる揃ってるっ、みんなも一緒に…パァーーっ♪」
かのん「…サニー…パッション…っ!?!?!?」
「…なんでここに」
可可「…メーさん、可可の頬を抓ってくだサイ…これは、夢で─────」
「ほい」
可可「い~だ~い~デ~ス~っ!!」
???「一応、はじめましてってことで…サニーパッションの悠奈とっ♪」
???「摩央です、よろしくね」
そう言って摩央という女の子は命に握手を求めた。
「…俺?」
摩央「自己紹介してもらえる…かしら?」
「…冴木 命…ただの高校生だ」
摩央「…冴木…命……そう、あなたがこの子達のフェス楽曲を作った人ね」
「…どうして、それを?」
悠奈「ネットに乗ってた映像に書いてあったよ~っ♪」
そこには、確かに歌 クーカー 作詞 命と書いてあった。
「…どっちだ」
可可「…あ、あはは〜…舞い上がって…つい~…」
悠奈「珍しい名前だから、気になってたのっ!♪」
摩央「まさか男の子だったとは…ね…?♪」
「…それで、ここに来た用件は?」
摩央「かのんさん達に、用があって参りました」
かのん「…えっ、私たち?」
可可「もしかして、引き抜き…デスか…っ!?」
すみれ「絶対違うわよ!」
かのん「…ライブ…ですか?」
悠奈「そそっ!毎年夏休みに私たちの故郷の島でライブを開催していて」
摩央「今年のゲストに是非かのんさん達をお招きしたいと」
可可「お、おおおお、お二人のライブに…デスかぁ…!?」
かのん「…い、いいんですかっ…!?」
悠奈「あははっ、そんなに畏まらないでよっ♪
ラブライブと違って順位を付けたりするライブじゃないからっ」
摩央「とは言っても島を盛り上げる…という目的はありますけどね」
千砂都「…どうするの?」
かのん「…命くん」
「俺は夏の合宿あるからパスだな…それでも良いなら」
かのん「ちーちゃんも、良いよねっ?」
千砂都「…えっ?…あ、うん…っ…」
「……………………?」
かのん「出たいです!出演させてください!私たち…練習場所も確保出来ないくらいですけど…場数を踏みたいので…!」
悠奈「良かったーっ!♪直談判しに来た甲斐があったよー♪」
摩央「全く、もう……」
悠奈「じゃー、細かいことはまた追々連絡するよっ♪」
可可「あぁ…サニーパッション様の…連絡…先…デぇス…」
摩央「…あら、冴木さんは?」
かのん「あれ、本当だ…どこいっちゃったんだろ…ちーちゃんもいない…」
すみれ「私も見てないわよ」
悠奈「気になるけど…これから練習の時間だから、また今度ねっ!」
摩央「…あ、良かったら…一緒に練習しましょ?」
かのん「えっ???」
悠奈「ここら辺で練習できる場所──────」
可可「ありまァす!!!」
猫の首根っこを捕まえるようにすみれをとっ捕まえる可可。
可可「とっとと案内するデス…!!」
すみれ「えっ????はっ????」
「千砂都、お前なんか隠してるだろ?」
千砂都「…実はね…」
「…そうか、お前も大会に出るのか」
千砂都「あはは、何か打ち明けるタイミングがなくて…かのんちゃんにも言えなくて…」
「…ま、何か困ってるなら言ってくれよ、幼馴染なんだしさ」
千砂都「…うん…ありがと、命」
しばらくの沈黙の後……千砂都は口を開いた。
千砂都「…実は…今回の大会の結果次第で…私ね…」
「…ん?」
千砂都「…………………なんでもないっ!いきなり姿消しちゃったから、みんな探してるかもよ?行こ?」
「…ああ」
話を切り上げた千砂都。
その表情は…無理に笑ってるように俺は見えた。
千砂都(…私も…命の力になりたい…助けられっぱなしじゃ…嫌だ…)
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