We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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夏美「今日からこの小説はオニナッツが取り仕切るんですの!」

「……えぇー…」


第22話

【朝】

 

かのん「…あ、命くん?今大丈夫?」

「大丈夫…だけど、今から朝の走り込みだよ、少し走ってる音が聞こえるけど…」

 

かのん「ううん!大丈夫っ!私も今からヨガするから…!」

「…真面目だな、教えたのは俺だったが…」

かのん「これをすると落ち着くんだよねぇ~…」

「…今回の作詞…かのんが担当なんだろ?大丈夫なのか?」

かのん「…大丈夫………………じゃ、ないよ~っ!!」

 

「…あぁ、やっぱり…」

かのん「曲と振り付けは出来てるのに…どうしよう、命くん~っ!?」

すみれ「ちょっと、聞こえてるわよ…どうしたの?」

かのん「あっ、すみれちゃん!…えっと、今命くんに相談してるとこ…」

すみれ「…貸しなさい」

 

そう言うと、イヤホンを自分の耳に付けるすみれ。

すみれ「ジャリボーイからも、言ってやってちょうだいよ

早くしろーって、覚えなきゃいけないんだし」

 

「そう急かすなよ…本人のペースってものもあるんだしさ…」

すみれ「…甘いわね~…ホント」

「…それで、そっちはどうなんだ?」

かのん「可可ちゃんが船酔いした以外…特に問題は無いよ」

「えっ…船酔いしたの?」

すみれ「でも、今は爆睡中よ」

 

「…俺も行きたかったな…」

かのん「…?…命くん?」

「何もね…とりあえず、怪我なく無事にな?」

かのん「うんっ!」

 

 

 

 

 

 

すみれ「…あんた達、ホントに仲良しよね」

かのん「うぇええぇっ!?…そ、そんな事ないよっ!///」

すみれ「そんな事ない2人が、朝から電話し合うと思う?」

かのん「…そ、それはーー…そのー///」

すみれ「…ね、提案なんだけど」

かのん「な、何かな?」

 

すみれ「……(ボソボソボソッ」

かのん「えぇっ!?そ、それはっ…!!///」

すみれ「いーんじゃない?」

かのん「…え、ええぇっ…!?///」

 

 

────────────────────────

 

 

【到着後】

 

悠奈「ようこそ、私たちの島へー!♪」

摩央「…あら、噂の彼は?」

 

かのん「あっ、命くんは野球部の夏合宿で…」

摩央「あら、残念ね」

かのん(…残、念…?)

 

悠奈「そんな顔を曇らせないでっ、パァーっ!だよっ!♪」

かのん「えっ!?…あ、いや…あははっ…」

 

すみれ「お、もい…っ…」

可可「グソクムシ~っ!サニパのお2人の前で何て粗相ヲ~!!」

すみれ「う、うるさいわね~っ!」

 

摩央「まずは、荷物を置きましょうか」

悠奈「着いてきて~っ♪」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

摩央「ここに来たら、みんな羽を伸ばして楽しんでもらいたいの」

悠奈「それが私たちの願いでもあるんだっ♪……だーかーらー…♪」

 

 

かのん&可可&すみれ「な、なんでしょう…っ??」

 

悠奈「めーざせー!♪」

かのん「今日は思い切り弾けちゃうよー!!」

可可「待ってくだサーイ!!」

すみれ「げ、元気ね…あの子ら…」

摩央「……賑やかね、ホント」

 

 

 

 

 

【川辺】

 

悠奈「ほらほらっ、飛び込むよっ!パァ〜っ!♪

気持ち~よ~っ♪」

 

かのん「…こ、この高さ…行くの…っ!?」

すみれ「あ、あんた達先に行きなさいよ…っ!?」

可可「どうして可可なのデスかぁ~!!」

かのん「…ま、まずは慣れさせないとね~…わ、私一番低いところからやるよ~…」

 

すみれ「…っ……ジャリボーイ、横取りしてやろうかしらっ?」

かのん「…はぐっ…!!!」

すみれ「嫌なら飛ぶしかないわよっ!」

かのん「……私…………タガイドコロギライ~っ!!」

 

悠奈「なになにっ、恋バナ?私にも聞かせてっ!♪」

かのん「えっ!?…あっ、い、いゃぁあああああぁ!!!」

 

すみれ「ちょ、後ろ向きは怖さ倍増…って、きゃああああっ!」

可可「なんで可可の事も引っ張るデスかぁ~~~~~っ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャボーーーーーーーーン……………。

 

 

 

 

 

 

摩央「…飛び込みと言うより…落下ね」

 

 

 

───────────────────────

 

 

かのん「…はぁ…こ、怖かったよ~…命くん…」

すみれ「そういえば、着替えてる時に思ったけど…その服、明らかにブカブカじゃない?」

 

かのん「あ、これね…命くんの服なの

寂しくならないようにって、渡してくれたんだ」

すみれ「…ここまで来ると、筋金入りね…」

かのん「…?」

 

摩央「…あら、澁谷さんはあの人の事が好きなのかしら?」

かのん「えっ!?…あ、いや、それは…っ…///」

摩央「…くすっ、いい事じゃない…応援してるわよ?」

かのん「…あうー…っ…///」

 

悠奈「おっ?何の話~?」

可可「持ってきまシタよ~!♪」

 

かのん「あ、アイス!いやぁー!水遊びの後と言えばこれだよね~っ!!」

摩央(話を逸らしたわね)

すみれ(やれやれ…)

 

可可「んーーっ!美味しいデス~!マンゴーの味がしますネ~!♪」

すみれ「どれどれ~……いいや、これはパイナップルね!

ショ~ビジネスで鍛えた舌は誤魔化せないわよ!」

かのん「…ん~…???バナナじゃないの?」

 

悠奈「あははっ、これは島の特産品のパッションフルーツだよっ♪」

可可「な、なンとっ…!」

かのん「…こ、これ…お土産とかあります…?」

悠奈「いやいや、アイスのお土産は無理でしょ♪」

かのん「…で、ですよねーっ!…あはは…」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

かのん「…今頃、命くん…何してるかなぁ…」

可可「千砂都と一緒に居たりシテ!」

 

かのん「ちーちゃんと?…でも2人とも忙しいだろうし…」

すみれ「きっとあのジャリボーイのことだから、ずっと練習してるわよ」

かのん「…だよね」

 

 

悠奈「お風呂の支度できたよ~っ♪」

可可「今行きマース!」

 

すみれ「ほら、行くわよかのん?」

かのん「(……そういえば、命くんと会わない日が続くのって…これが初めてかも…)…喧嘩とかしたこと無かったからなぁ…」

すみれ「かのん?」

かのん「う、うん!今行く!」

 

 

 

 

【温泉】

 

 

可可「星がキレーデス~…♪」

すみれ「こんなにしっかり見えるなんて…」

 

摩央「この島は天体観測にも向いてるのよ」

かのん「何だか、空が輝いてる…」

可可「ふぁ~…あ…っ…」

すみれ「今日は一日中動き回ったから疲れちゃったわよね」

 

悠奈「明日からはライブまでみっちり練習だからねっ

早く寝といた方がいいよ~…?♪」

かのん「は、はいっ!」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

悠奈「ごめんね~…ベット2つしかなくて…お詫びに、宿泊代はタダでいいからっ♪」

かのん「そ、そんなっ!」

 

摩央「正確には、もう支払い済みよ」

かのん「えぇっ!?…だ、誰が…」

摩央「1人しか居ないでしょ?」

 

かのん「…すみれちゃん!?」

すみれ「なわけっ!」

 

摩央「アイツらが快適に過ごせるように、色々カバーしてやって欲しい…って、誰かさんが言ってたわ」

かのん「…まさか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

かのん「…本当に私1人でベット使って良かったの?」

 

すみれ「仕方ないじゃない、壁がないと寝れないって言うんだし…」

可可「壁~壁~…」

 

かのん「場所決めが指相撲になるとは思わなかったよ…」

すみれ「可可、弱すぎ」

可可「ズルですー!認めませんカラー!!!」

すみれ「はいはい、壁側譲ったんだから…寝るわよ?」

可可「ぐぬぬ…………」

 

 

 

 

 

かのん(…ベット…1人…かぁ…そりゃ、自分の部屋だったら1人なのは当たり前だけど…

…いつもは、命くんが…隣にいたんだよね…)

 

かのん「…寂しいな、命くん…」

 

 

 

ブーーっ、ブーーー。

 

 

かのん「…電話…?…っ、命くんからっ…!」

布団にくるまったかのんは、急いで電話に出た。

 

 

 

「…かのん?ゴメンな夜遅くに」

かのん「ううん、ちょうど寝付けなかったから…」

「だろうな、だと思って連絡した」

かのん「…え?」

「寂しがってるんだろうなって思って」

かのん「…命くん……って、宿泊代!」

「…あー、バレたか…って、バレるよな、そりゃ」

 

かのん「そこまでしなくて良かったのに…」

「せめてものサポートだよ…」

かのん「…また貯めてた貯金から使ったんでしょ…もう…」

「かのんの為になるなら安いもんだ」

 

かのん「…でも、ありがとう」

「…ん、どういたしまして」

 

かのん「……あ、あのっ…命くんっ!」

「ん?」

 

かのん「…で、電話してくれて…ありがとう…///

その…おやすみ…なさい…っ///」

「おやすみ、かのん」

 

電話を切ったかのんはしばらく携帯を見つめていた。

 

かのん(……ずるいって、そんなの…っ///)

そして、恥ずかしい気持ちを隠すように枕を抱きしめて眠りについた。




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