We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
「……えぇー…」
【朝】
かのん「…あ、命くん?今大丈夫?」
「大丈夫…だけど、今から朝の走り込みだよ、少し走ってる音が聞こえるけど…」
かのん「ううん!大丈夫っ!私も今からヨガするから…!」
「…真面目だな、教えたのは俺だったが…」
かのん「これをすると落ち着くんだよねぇ~…」
「…今回の作詞…かのんが担当なんだろ?大丈夫なのか?」
かのん「…大丈夫………………じゃ、ないよ~っ!!」
「…あぁ、やっぱり…」
かのん「曲と振り付けは出来てるのに…どうしよう、命くん~っ!?」
すみれ「ちょっと、聞こえてるわよ…どうしたの?」
かのん「あっ、すみれちゃん!…えっと、今命くんに相談してるとこ…」
すみれ「…貸しなさい」
そう言うと、イヤホンを自分の耳に付けるすみれ。
すみれ「ジャリボーイからも、言ってやってちょうだいよ
早くしろーって、覚えなきゃいけないんだし」
「そう急かすなよ…本人のペースってものもあるんだしさ…」
すみれ「…甘いわね~…ホント」
「…それで、そっちはどうなんだ?」
かのん「可可ちゃんが船酔いした以外…特に問題は無いよ」
「えっ…船酔いしたの?」
すみれ「でも、今は爆睡中よ」
「…俺も行きたかったな…」
かのん「…?…命くん?」
「何もね…とりあえず、怪我なく無事にな?」
かのん「うんっ!」
すみれ「…あんた達、ホントに仲良しよね」
かのん「うぇええぇっ!?…そ、そんな事ないよっ!///」
すみれ「そんな事ない2人が、朝から電話し合うと思う?」
かのん「…そ、それはーー…そのー///」
すみれ「…ね、提案なんだけど」
かのん「な、何かな?」
すみれ「……(ボソボソボソッ」
かのん「えぇっ!?そ、それはっ…!!///」
すみれ「いーんじゃない?」
かのん「…え、ええぇっ…!?///」
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【到着後】
悠奈「ようこそ、私たちの島へー!♪」
摩央「…あら、噂の彼は?」
かのん「あっ、命くんは野球部の夏合宿で…」
摩央「あら、残念ね」
かのん(…残、念…?)
悠奈「そんな顔を曇らせないでっ、パァーっ!だよっ!♪」
かのん「えっ!?…あ、いや…あははっ…」
すみれ「お、もい…っ…」
可可「グソクムシ~っ!サニパのお2人の前で何て粗相ヲ~!!」
すみれ「う、うるさいわね~っ!」
摩央「まずは、荷物を置きましょうか」
悠奈「着いてきて~っ♪」
────────────────────────
摩央「ここに来たら、みんな羽を伸ばして楽しんでもらいたいの」
悠奈「それが私たちの願いでもあるんだっ♪……だーかーらー…♪」
かのん&可可&すみれ「な、なんでしょう…っ??」
悠奈「めーざせー!♪」
かのん「今日は思い切り弾けちゃうよー!!」
可可「待ってくだサーイ!!」
すみれ「げ、元気ね…あの子ら…」
摩央「……賑やかね、ホント」
【川辺】
悠奈「ほらほらっ、飛び込むよっ!パァ〜っ!♪
気持ち~よ~っ♪」
かのん「…こ、この高さ…行くの…っ!?」
すみれ「あ、あんた達先に行きなさいよ…っ!?」
可可「どうして可可なのデスかぁ~!!」
かのん「…ま、まずは慣れさせないとね~…わ、私一番低いところからやるよ~…」
すみれ「…っ……ジャリボーイ、横取りしてやろうかしらっ?」
かのん「…はぐっ…!!!」
すみれ「嫌なら飛ぶしかないわよっ!」
かのん「……私…………タガイドコロギライ~っ!!」
悠奈「なになにっ、恋バナ?私にも聞かせてっ!♪」
かのん「えっ!?…あっ、い、いゃぁあああああぁ!!!」
すみれ「ちょ、後ろ向きは怖さ倍増…って、きゃああああっ!」
可可「なんで可可の事も引っ張るデスかぁ~~~~~っ!!」
ジャボーーーーーーーーン……………。
摩央「…飛び込みと言うより…落下ね」
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かのん「…はぁ…こ、怖かったよ~…命くん…」
すみれ「そういえば、着替えてる時に思ったけど…その服、明らかにブカブカじゃない?」
かのん「あ、これね…命くんの服なの
寂しくならないようにって、渡してくれたんだ」
すみれ「…ここまで来ると、筋金入りね…」
かのん「…?」
摩央「…あら、澁谷さんはあの人の事が好きなのかしら?」
かのん「えっ!?…あ、いや、それは…っ…///」
摩央「…くすっ、いい事じゃない…応援してるわよ?」
かのん「…あうー…っ…///」
悠奈「おっ?何の話~?」
可可「持ってきまシタよ~!♪」
かのん「あ、アイス!いやぁー!水遊びの後と言えばこれだよね~っ!!」
摩央(話を逸らしたわね)
すみれ(やれやれ…)
可可「んーーっ!美味しいデス~!マンゴーの味がしますネ~!♪」
すみれ「どれどれ~……いいや、これはパイナップルね!
ショ~ビジネスで鍛えた舌は誤魔化せないわよ!」
かのん「…ん~…???バナナじゃないの?」
悠奈「あははっ、これは島の特産品のパッションフルーツだよっ♪」
可可「な、なンとっ…!」
かのん「…こ、これ…お土産とかあります…?」
悠奈「いやいや、アイスのお土産は無理でしょ♪」
かのん「…で、ですよねーっ!…あはは…」
────────────────────────
かのん「…今頃、命くん…何してるかなぁ…」
可可「千砂都と一緒に居たりシテ!」
かのん「ちーちゃんと?…でも2人とも忙しいだろうし…」
すみれ「きっとあのジャリボーイのことだから、ずっと練習してるわよ」
かのん「…だよね」
悠奈「お風呂の支度できたよ~っ♪」
可可「今行きマース!」
すみれ「ほら、行くわよかのん?」
かのん「(……そういえば、命くんと会わない日が続くのって…これが初めてかも…)…喧嘩とかしたこと無かったからなぁ…」
すみれ「かのん?」
かのん「う、うん!今行く!」
【温泉】
可可「星がキレーデス~…♪」
すみれ「こんなにしっかり見えるなんて…」
摩央「この島は天体観測にも向いてるのよ」
かのん「何だか、空が輝いてる…」
可可「ふぁ~…あ…っ…」
すみれ「今日は一日中動き回ったから疲れちゃったわよね」
悠奈「明日からはライブまでみっちり練習だからねっ
早く寝といた方がいいよ~…?♪」
かのん「は、はいっ!」
────────────────────────
悠奈「ごめんね~…ベット2つしかなくて…お詫びに、宿泊代はタダでいいからっ♪」
かのん「そ、そんなっ!」
摩央「正確には、もう支払い済みよ」
かのん「えぇっ!?…だ、誰が…」
摩央「1人しか居ないでしょ?」
かのん「…すみれちゃん!?」
すみれ「なわけっ!」
摩央「アイツらが快適に過ごせるように、色々カバーしてやって欲しい…って、誰かさんが言ってたわ」
かのん「…まさか…」
かのん「…本当に私1人でベット使って良かったの?」
すみれ「仕方ないじゃない、壁がないと寝れないって言うんだし…」
可可「壁~壁~…」
かのん「場所決めが指相撲になるとは思わなかったよ…」
すみれ「可可、弱すぎ」
可可「ズルですー!認めませんカラー!!!」
すみれ「はいはい、壁側譲ったんだから…寝るわよ?」
可可「ぐぬぬ…………」
かのん(…ベット…1人…かぁ…そりゃ、自分の部屋だったら1人なのは当たり前だけど…
…いつもは、命くんが…隣にいたんだよね…)
かのん「…寂しいな、命くん…」
ブーーっ、ブーーー。
かのん「…電話…?…っ、命くんからっ…!」
布団にくるまったかのんは、急いで電話に出た。
「…かのん?ゴメンな夜遅くに」
かのん「ううん、ちょうど寝付けなかったから…」
「だろうな、だと思って連絡した」
かのん「…え?」
「寂しがってるんだろうなって思って」
かのん「…命くん……って、宿泊代!」
「…あー、バレたか…って、バレるよな、そりゃ」
かのん「そこまでしなくて良かったのに…」
「せめてものサポートだよ…」
かのん「…また貯めてた貯金から使ったんでしょ…もう…」
「かのんの為になるなら安いもんだ」
かのん「…でも、ありがとう」
「…ん、どういたしまして」
かのん「……あ、あのっ…命くんっ!」
「ん?」
かのん「…で、電話してくれて…ありがとう…///
その…おやすみ…なさい…っ///」
「おやすみ、かのん」
電話を切ったかのんはしばらく携帯を見つめていた。
かのん(……ずるいって、そんなの…っ///)
そして、恥ずかしい気持ちを隠すように枕を抱きしめて眠りについた。
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