We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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暑すぎて…かのんちゃんの残影が…!


第24話

「…はぁっ、はっ…はっ…」

 

今日も朝から俺はランニングをしている。

かのんとの電話も済んだし…ここら辺で折り返して帰ろう。

 

 

「…原宿・渋谷って言っても…一本道外れると人気のない静かな道もあるんだよな」

林…とは言わずとも木が何本も生えてるところもあるし。

 

 

「………さて、と…引き返すか」

???「…………………」

 

「…何だ、あの子…中学生か?…木なんかじっと見て…」

1人、じっと木を見上げる女の子と……目が合った。

 

 

「………み、見なかったことにしよ…帰ろ帰ろ…」

???「…………(じー」

「…か、帰ろ帰ろ…」

???「………(クイクイ」

 

無言で手招きをされた。

…拒否して叫ばれたりでもしたら困るし…話だけでも聞こう…。

 

「…な、なに?」

???「…蹴って」

「…え?」

???「…木、蹴って」

「…こ、この木を?」

???「……(コクン」

 

木を蹴って何になるんだ…という素朴な疑問は考えない事として…。

「…危ないから、下がってろ…」

 

 

 

 

 

「…しゅっ!!!」

グッと力を溜めて放った蹴りは大きな音と共に何かが落ちてきた。

 

 

 

ポトッ。

 

 

「…こ、これは…っ?」

???「…ミッション、コンプリート…クワガタ」

「…く、クワガタ~??!!」

 

おいおい、ここは原宿だぞ…そんなとこにもいるのかよ…。

???「予測通り……協力、感謝」

「…お、おう」

 

???「…これ、使って」

そう言うと女の子はハンカチを渡してきた。

 

「…使ってって…どう返せばいいんだよ?」

???「あげる」

「あげるって…」

???「それじゃ」

 

そう言うと、そのままクワガタを持ったまま女の子はどこかに行ってしまった。

「…青い髪の…不思議な…中学生…?」

謎が謎を呼び、俺はしばらくその場で考え込んでしまった。

 

 

 

────────────────────────

 

 

【その日の夜】

 

かのん「…あっ、ちーちゃん?ごめんね、夜遅くに」

千砂都「ううん、大丈夫だよっ…それで、どうしたの?」

 

かのん「今回のライブの歌詞を…ちーちゃんにも見てもらいたいと思って…今から送ってもいいかな?」

千砂都「私に?…う、うん…いいけど…」

かのん「感想、聞かせてね!」

 

 

電話が切れたすぐ後…かのんからのメッセージが届いた。

 

千砂都「…これ…まるで…」

何度も出てくるキミというワード。

その歌詞を見ただけで…千砂都は察した。

 

千砂都「…命の事を…書いた?…あはは、敵わないなぁ…かのんちゃんには」

 

 

クスッと笑った千砂都はすぐ返事を返した。

千砂都(…届くといいね、命に…この気持ちが)

 

 

────────────────────────

 

【時同じくして】

 

 

「…この日…千砂都の大会…午後からか…」

メモ帳に千砂都の大会日程を書き込んだ。

 

「…んで、かのん達のライブが……あ、これって…」

しばらく考えて込んで…命は立ち上がった。

 

 

「…やるしかねぇよな!」

 

────────────────────────

 

 

【そして千砂都の大会当日】

 

 

恋「調子は絶好調のようですね」

千砂都「そりゃね」

 

恋「…本当に、考えは変わらないんですか?」

千砂都「うん、もう決めたの…って言ってもまだ誰にも話してないんだけどね♪」

 

恋「…そう、ですか…大会…午後から、なんですよね?」

千砂都「…じゃあ、私…着替えてくるからっ」

 

そう言うと、レッスンスタジオを後にする千砂都。

 

恋「…スクール…………アイドル…」

何も言わずに千砂都が出ていったドアを見つめる…恋だった。

 

 

 

────────────────────────

 

【ダンス大会会場】

 

千砂都「…かのんちゃんに…連絡…っと…」

千砂都(………見て欲しかったな…)

 

 

「何辛気臭い顔してんだよ」

千砂都「…えっ?」

 

 

壁によりかかった命が千砂都の方へと近づいてきた。

 

千砂都「め、命っ!?」

「おせーよ」

 

千砂都「や、野球の練習は…っ!?」

「抜け出してきた」

千砂都「え、ええぇえええ~っ!?」

「聞いたらOK出たから」

 

千砂都「で、でもなんで…っ!」

「幼馴染の晴れ姿くらい見ても損は無いだろ?」

千砂都「な、なら一言くらい言ってくれても…!」

「驚いて肩の荷が下りるかなーって」

千砂都「…び、びっくりはしたけど…」

「んじゃ、本番も大丈夫だな」

 

そう言って手を上げる命。

 

「…行ってこい、千砂都」

千砂都「…うんっ!」

 

笑顔のまま、ハイタッチをし…千砂都は会場へと向かった。

 

「…さ、こっからだな」

そして命もまた…別の場所へと向かうのだった。

 

 

 

────────────────────────

 

【大会終了後…】

 

 

 

千砂都「見ててくれたっ、命!?」

「ああ、しっかりと見させてもらったよ」

 

2人でピースを重ねる命と千砂都。

……その直後、命は千砂都の手を引いた。

 

千砂都「……えっ!?め、命……??」

「……行くよ!」

千砂都「い、行くよって……どこに~っ!?」

 

バックを片手に…千砂都の手を引いて会場を後にした命。

出ると直ぐに……車が待機していた。

 

 

「悪い、父さん!」

悠「お前も常識じゃ考えられない行動をするよな……って、そんな話はあとか」

 

千砂都「……えっ?……えっ???」

「……お前、俺に言ってたろ……大会終わったら……言いたいことがあるって」

千砂都「……う、うん」

「わかったよ、お前の言いたいこと……だから、今から答え合わせ」

千砂都「……答え……合わせ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……行くよ……かのん達がいる島に!」




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