We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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第27話

神津島でのライブも終わり、また平和な日々が戻りつつあった……。

 

 

 

……が、この男は違った。

 

 

 

 

 

「……っしゃぁああぁっ!」

 

千砂都「うっひゃー、気合入ってるねぇ~……」

かのん「命くん、声とか出すタイプじゃないんだけどね…」

 

 

練習を眺めてる2人の視線の先には凛々しくマウンドに立つ命の姿があった。

 

千砂都「……あれ、でもなんか見に来る女の子たち増えてきてない?」

かのん「えぇっ!?そ、そんなぁっ!」

千砂都「こりゃー、うかうかしてられないよ~♪」

かのん「ほ、ほらっ!命くんは野球バカだし……大丈夫だよっ!」

千砂都「そーやって、言い訳ばかりしてると……にしし~♪」

かのん「……も、もーっ!茶化さないでよ~っ!///」

 

千砂都「ほら、あの子とか~あの子とか~…………あう?」

かのん「……えっ、なになにっ???」

 

千砂都「……あれ……葉月さん?」

かのん「えっ、どこどこっ!?」

 

千砂都が指差した先には確かに恋の姿があった。

こちらにはまだ気づいてないようだ。

 

 

かのん「……な、なんで生徒会長がここに……っ???

学校違うのに……」

千砂都「……あれ…命の事見てない?」

かのん「……えっ?」

 

確かに視線の先は命の方を向いてるような気もした。

かのん「……な、なんで?」

千砂都「さぁ……」

 

 

 

 

結局、練習が終わるまで恋は命のことを見ていた。

 

 

 

 

 

「…………ふぅ……」

かのん「命くん、お疲れ様!」

千砂都「ほら、タオル」

 

「ありがとな、2人とも……それよりも…なんか騒いでたっぽいけど……どうしたの?」

かのん「あ、いや……それは……」

 

 

恋「……貴方が冴木 命さんですね?」

ゆっくりと近づいてきた恋に命は睨みを効かせた。

 

「……誰だお前」

千砂都「め、命っ……!私たちの学校の生徒会長だよ……っ!」

 

「……生徒会長?なんでまたそんな人がうちの学校にいんだ?」

恋「今日はお伝えしたい事があって来ました」

「……伝えたいことだあ?」

恋「あまり、我が校の生徒に接触するのは控えてください」

 

かのん「……え?」

「…………」

恋「特に、そちらにいる嵐さんはダンスにおいて誇れる実績の持ち主です、うつつを抜かす訳には─────」

 

 

かのん「ちょ、ちょっとそんな事─────」

「いいんだ、かのん」

 

 

かのんを手で制し……俺は葉月と言う生徒会長に強烈な圧をぶつけた。

 

「あんたの考えてる事が何かは分からんが……そんなこと言われる筋合いは……ねぇよな?」

恋「……っ……」

 

「俺からも伝えたいことがある……あんまり、かのん達に陰湿な事をするなよ……これ以上するなら、俺も出るとこ出るぞ」

恋「……」

 

「ま、かのんや千砂都達を含めて……俺も知らない仲じゃないからな…そんだけだ、行くぞかのん、千砂都」

かのん「う、うん」

千砂都「わ、分かった……」

 

 

 

恋の顔を見ずに命はその場を離れた。

 

 

恋「……冴木……命……あれが……」

 

 

 

 

 

 

 

「……ったく、あれがお前らのとこの生徒会長か?」

かのん「ご、ごめんね……何か巻き込んじゃって…」

 

「それに、なんで俺の事を見になんか来たんだ?」

千砂都「……あ、それはね────────」

 

 

 

 

 

 

 

「……なるほど、それで思わず啖呵を切ってしまったと」

千砂都「ごめん……売り言葉に買い言葉で…」

「いーよ、俺も気になってたしな」

 

かのん「……でも、あんな風に言っちゃったら…今後どうするのか分からないよ……?」

「大丈夫だよ、なんかあったら言ってこい」

 

千砂都「命には頼りっぱなしだね……」

「……ところで、千砂都?」

千砂都「……んー?」

「……制服、変えた?いつもは白い制服だったじゃんか」

 

千砂都「……あー、その件ね……私ね、転科したの普通科に」

「……えっ?」

千砂都「そう決心させてくれたのは、命なんだけどな~♪」

「お、俺……っ?」

 

千砂都「そーれーよーりーもー……似合ってる?♪」

「……なんか新鮮だな」

かのん「……むぅ……///」

「……あ、でも……かのんも音楽科の制服が着れる日が……?」

かのん「良いもんっ、どうせ私なんか似合いませんよ~だ」

 

「んな事ないだろ、かのん可愛いんだし」

かのん「……っ……っ!!!???////

……も、もうっ……命くんだけにはいつか見せてあげなくも……ないん、だからね……っ!!///」

千砂都(……ちょろいなぁ~かのんちゃん……)

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

【次の日】

 

 

 

かのん「それでね、その時命くんが~……」

可可「ムムっ、なにやら賑やかデスよ……?」

 

校舎に入ると、人だかりができていた。

千砂都「どしたの~?」

クラスメイトA【あ、見て見てっ、これ!】

 

 

指さしたのは、1枚の張り紙だった。

かのん「……生徒会?」

可可「延期になっていた……本校の初年度生徒会を……発足ゥう!?」

 

クラスメイトB【そうなの、とりあえず生徒会長の希望者を募って……複数いる場合は選挙をして…】

 

可可「閃きマシタ!!かのん、生徒会です!リッコーホです!!」

かのん「そ、そだねー……?」

可可「生徒会長になったら、メーさんももった見直しますよ!」

 

クラスメイトB【メーさん???誰々?】

クラスメイトA【もしかして、かのんちゃん……っ!】

 

かのん「色々とちょっと待って~っ!!///」

 

 

 

 

 

 

 

可可「かのん、コレをっ!」

 

一体いつ作ったのか……可可はタスキをかのんに差し出した。

 

かのん「……なに、これ」

可可「ナニって選挙には欠かせないアイテムデスよっ!」

かのん「……選挙……には???」

 

可可「あ、ここに立候補届出用紙もありマスのでっ♪」

かのん「いつの間にぃっ!?」

可可「さぁ、かのん……リッコーホするのデス……」

かのん「きょ、脅迫紛いになってる……」

可可「そうすれば、学校の権力は全て我々に……」

かのん「あー……」

 

可可「それを見越して、アカウントも作成したのデ……!」

かのん「……いー……」

 

可可「まずは、タスキをかけて校内……いや、街中をも駆け巡……」

かのん「うえお、まみむ、命くーーん!!!」

可可「かのーん!!!それはさすがに無理がありマスよぉー!!」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

【部室】

 

可可「かのんー!貴方は包囲されてマース!大人しく出て来やがれデスー!」

かのん「嫌だ、絶対出ないーーーっ!!!」

 

千砂都「やるかやらないか……かのんちゃん……どっちなのっ?」

かのん「やーらーなーーいー!!!!」

可可「スクールアイドルのためデスよぉー!ヤァーーー!!」

 

千砂都「普通科の生徒が生徒会長になった方がいいって声も多いよっ!」

かのん「だったら、ちーちゃんか可可ちゃんか女装させた命くんにやらせて〜!」

 

 

すみれ「……ふっ……お困りのようね……皆々様……」

千砂都「……むぅ?」

 

すみれ「ショ~~~~ビジネスで鍛えたカリスマ性で生徒会長の座をこの私、平安名すみれがかっさらっ────────」

可可「かのん、お願いしマス~っ!すみれにやらせたら学園崩壊の一途を辿りマス~!!」

 

千砂都「かのんちゃんっ!命の隠し撮りで手を打とう!」

かのん「いやぁああああぁ!!」

すみれ「んんんんっ、ギャラクシィッ!!!???」

 

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

恋「……立候補者が……他に?」

 

音楽科生徒A【なんか……普通科に1人いるみたいで…】

恋「……そう」

音楽科生徒B【選挙になっちゃうけど……大丈夫?】

恋「大丈夫ですよっ…………それに……私、絶対に負けませんから」

 

 

音楽科生徒A(な、なんだか葉月さん……怖いよぉ~……)

音楽科生徒B(鬼気迫るというか……なんというか……)

 

 

恋「……こんな所で……立ち止まる訳には」




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