We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
「サプリメントじゃねぇ……!!!」
【次の日の生徒集会】
かのん「……大丈夫かな、あんなことがあった次の日で…」
千砂都「心配だけど、大丈夫って思うしか無いよ」
すみれ「そうね、なんかあったらジャリボーイに落とし前つけてもらえばいいだけよ」
かのん「……落とし前って……」
【続きまして、生徒会長の葉月恋さんからのお知らせです】
恋「……わたくしからの連絡は、学園祭についてです」
かのん「……学園……祭」
そう言えば、命くんのところもあるって言ってたっけ……
来て欲しいけど、やっぱり大会とか忙し────。
恋「単刀直入に言います……今年の学園祭は音楽科をメインに行う事と決定しました」
可可「エェっ!?」
すみれ「……っ」
千砂都「か、かのんちゃんかのんちゃん……っ!
これって、やっぱり命と話した事が引き金になってるんじゃ……!」
かのん「わ、わかんないけど……っ……とりあえず…!」
バレないように、かのんは携帯の動画機能を使って音声だけを拾った。
恋「これは決定事項です、今年は音楽科を筆頭とし、学園祭を進めてまいります」
その時、誰かが呟いた。
生徒【完全な公約違反じゃん……】
恋「……っ……文句や異議がある方は、生徒会室に来て直接仰るように」
そう言うと恋は壇上を降りてしまった。
────────────────────────
千砂都「……さっきの音声、命に届けた?」
かのん「うん、まだ見てくれてないけど……」
すみれ「リコールよ、リコール!今の生徒会長を引きずり降ろすわよ!」
机を叩き、すみれが立ち上がった。
可可「そうデス!新生徒会長にかのんを推しマス!」
生徒【かのんちゃん、立候補するの!?】
生徒B【応援するよっ!】
かのん「ええっ!?ちょっ……!!
いや、ないないないっ!ないから!私ってほら、目立たないしっ!」
すみれ「いーじゃない、命って大きな後ろ盾があるんだし」
生徒A【……命?】
生徒B【あっ、この前居た……っ!?】
生徒C【も、もしかして……かのんちゃん……!!】
かのん「な、なんのことかな~っ!?///
あ、あーっ!ごめん、電話が~~~っ!///」
そう言うとかのんは苦笑いをしながら教室を出た。
すみれ「嘘が下手ね、かのん……」
かのん「……うん、そんなことになっちゃって……」
「大体話は分かった、とりあえず部室に行ったら教えてくれ、また掛け直す」
かのん「……ごめんね、巻き込んじゃって」
「元はと言えば俺の戦犯的な部分もあるからな、ここまで来たら……だよ」
【部室】
「ぶっちゃけた事を言うと、それくらいしても俺はいいと思う」
千砂都「だよね、私も同感」
可可「デスデス、公約を破るくらいなので次に何をしでかすのか予想もつきまセン」
かのん「うぅーん……確かにそんな気もするけど…それにしても、なにか理由がある気がするんだよねぇ……」
「……そこなんだけど、俺に任せて欲しいんだ」
かのん「……えっ、命くんに?」
千砂都「でも、昨日話しても教えてくれなかったんでしょ…?」
「そのやり方がダメなら、別のやり方を探せばいいだけだよ
絶対に教えないとか、そんなことはないはずだからさ」
かのん「……お願い、してもいいかな?」
可可「かのん……」
かのん「分かんないけど……命くんなら、何とかしてくれるはずだと思う……から」
「ん、分かった」
────────────────────────
「……とは、言ってみたものの……」
恋「……………………」
(尾行って、絶対に間違ったやり方だよなぁ……見つかったら警察とか……いやいやいや!まさかな……)
恋「…………………………?」
「……っ(鋭いな……迂闊には近づけないか……?)」
【しばらくして……】
「………………街へと出たか……ここまでは普通だな……って……」
チラッと後ろを見る命。
「……なんでお前たちもここに……」
かのん「だ、だって命くん見つけちゃったんだもん……っ!」
すみれ「まさか考えることが同じとはね……」
可可「メーさんの事ですから強行突破かと思いまシタ」
千砂都「……見失っちゃうよ?」
「は、話は後々!行くよ!」
恋「…………………………………………っ!」
(気づかれたか……っ!?)
ガサゴソとカバンの中に手を突っ込む命。
「すみれっ」
そしてポイッと何かを投げる。
すみれ「……へっ?」
「行ってこい!」
ポンっと背中を押すとすみれがそのまま飛び出た。
すみれ「ギャ、ギャラ……っ!?」
因みに、渡されたのは野球選手が使うようなサングラスとプロ野球チームのユニフォームと何故かネコミミだった。
恋に見つかる前にそれを慌てて付けるすみれ。
すみれ(ジャ、ジャリボーイめ~っ!!)
かのん「……なんで命くん、あんなの持ってるの……」
「この前見つけて、かのんに付けさせたいなって」
かのん「……いいよ……///」
千砂都「あー、そこそこ……他所でやって貰えます~…?」
可可「千砂都がこなれてマス……」
すみれ(って、私ここからどうすればいいのよっ!?)
恋「…………あっ……」
すみれ「ひぃっ……!!!」
キョロキョロしていたすみれを恋は視界に捉えた。
「……あ、終わったかも」
かのん「呑気……っ!!」
恋「……………………ふむ」
しかし、何事も無かったかのように恋は歩き出した。
すみれ「………………ひっ………ひいぃ…………ふぅ……ぁっ!!」
「すまんな、なんか大事なものを失わせた気がしたわ」
すみれ「謝るなっ、余計に傷つく!」
可可「横断歩道を渡られまシタ!」
千砂都「見失っちゃうよ!」
かのん「……言われた通り付けたんだけど……///」
「襲っていい?」
かのん「……ダメ……今は///」
すみれ「羞恥プレイをされた上に何見せつけられてるのかしら……私……」
────────────────────────
「……どんどん進んでいくな……って、どこかに入ってった?」
かのん「……ここ、だね」
千砂都「……は……づき……ここが」
可可「葉月さんの家ェ……っ!?」
すみれ「お金持ちだとは思ってたけど……想像の3万光年上ね…」
かのん「……ど、どうする?」
千砂都「どうするって、言われても……」
「ほい」
ピンポーン。
すみれ「じゃ、ジャジャ、ジャリボーイっ!!
何してるのったら何してるの!?」
「尾行までして何躊躇ってんの、家に来たからインターホンを押した……別に悪いことはしてないだろ?」
すみれ「アンタは行動に迷いが無さすぎるのよ!」
???【どちら様ですか?】
「突然すいません、僕西結ヶ丘高校の生徒で後ろにいるのが葉月さんと同じ学校の生徒なんです……少し葉月さんとお話したいことがありまして……」
すみれ(ね、猫かぶりっ!)
???【なるほど……そうでしたか、それでは中へどうぞ】
「ありがとうございます!」
そのやり取りの後、扉が開かれた。
「……さっ、行くぞ?」
すみれ「……アンタって、ホント罪な男よね」
「……はぁ?」
かのん「無自覚なのは、いい所……なんだけどね?」
────────────────────────
???【どうぞ、ハーブティーです】
「何から何まですいません……すぐ用件を済ませますので」
???【では、今お嬢様を呼んでまいりますので
ごゆっくりおくつろぎ下さい】
かのん「は、はいっ!」
千砂都「……かのんちゃん、もういいよ」
かのん「ど、どどどど、どうするの~っ!」
すみれ「いいんじゃない、全部ジャリボーイのせいにすれば?」
「……あのなぁ」
千砂都「あっ、美味しいっ♪」
すみれ「あの生徒会長の事だからいきなり怒るんじゃないの?」
かのん「そうなるよねぇ~……あああぁ……どうしよ……」
(……使い古したボール…………ん?)
可可「それにしても、立派なお家デスよ…………」
命と可可の視線の先には犬?がいた。
可可「見てくだサイっ!大きなぬいぐるみもありマスよ!」
「いや、あれはどう見てもぬいぐるみじゃなくて…」
すみれ「ぬいぐるみぃ?バカね、それは剥製って言うのよっ♪」
「いや、だから…」
可可「こんな大きな剥製なんてある訳ないじゃないデスかぁ~♪
ふわふわで温かいデスし~っ♪」
すみれ「あ、温かい…?……あっ、ホントだぁ~…♪
それに、トクントクンって音も~…」
可可「まーた適当な事言いやがってるデス~~……♪」
???「ワンっ!!…ハッ、ハッハッ…」
「な、なんで本物って考えが先に思い浮かばないんだよ~っ!!」
可可「に、逃げるデス~っ!!!」
すみれ「あ、ちょっ、待ちなさいよ~っ!!」
次回:葉月家で鬼ごっこ、そして…。
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