We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
これで身も心もかのんちゃんです(?)
【朝】
「おはようございま~…」
かのん母「かのんがぁっ!?」
ありあ「アイドルぅ!?」
かのん「うるさいなぁ~!!」
「…あちゃ~…」
曜「へぇ~、かのんちゃんスクールアイドルに誘われてんだっ♪」
かのん「…うぅ、ついうっかり口が滑ったばっかりに……あっ、命くん…」
「…母さん、なにしてんの…」
曜「んー?回覧板を届けたついでにお話中~
悠くんはもうお仕事行っちゃったし」
「…で、かのんがスクールアイドルをやるという話はどこから…」
かのん「…いや、昨日命くんが帰った後…何の話してたの?って聞かれたから…つい、うっかり…スクールアイドル部に誘われたから相談してたって…」
「…さては寝ぼけてたな…お前寝ぼけていると変なこと口走る癖あるからな」
かのん「だ、だってぇ~…!!」
ありあ「…で、お姉ちゃん…やるの?」
かのん「やらないよ!」
曜「えぇ~、どうして?」
かのん「わ、私そんなキラキラしたこととか…む、無理ですし…それに、歌えないし…っ」
曜「…あ、そうだ!命がサポート役でもやったら?♪」
「…父さんとは違うから無理だよ」
かのん「…そ、それに…!…命くんには…野球、頑張って欲しい…ですし…///」
曜「(かのんちゃん…健気だなぁ…)…そっかぁ~、楽しいのになぁ~…スクールアイドル」
かのん「ど、どうしてもハードルが高くって…」
かのん母「…それより、学校は…?」
かのん「えっ?…あ''っ…!!」
「かのん、急ぐよ!」
かのん「ま、待って待って~っ!!」
かのん母「騒がしい2人ね~…」
曜「でも、お似合いだと思うけどねっ♪」
かのん母「…命くんママはかのんがスクールアイドル…ってアイドル…やると思う?」
曜「んー…やるって断言は出来ないけど…でも、最初はみんなそんなもんだから♪
きっかけなんて些細なことだったりするし♪」
かのん母「流石元スクールアイドルは説得力が違うね~」
曜「にっしし~♪」
────────────────────────
【結ヶ丘女子高等学校】
女子生徒A「スクールアイドルかぁ…」
かのん「ななみちゃん…無理…っと…」
女子生徒B「ごめんね~…歌はどうしても苦手で~…」
かのん「…やえちゃんも…無理…」
女子生徒C「他にやりたいことがあるから~…」
かのん「…こ、ここの…ちゃんも…む、無理…」
かのん「…ってことで…全滅、だった…」
可可「…そう、デスか…私もダメ…でした」
かのん「で、でも!まだ他のクラス回れてないしっ!
音楽科にも興味持ってくれる子がいるかもしれないし…!」
可可「…デス…が…」
かのん「……???」
可可「…いえ…」
かのん「……あっ…(今の子…同じクラスの…)…あ、あのっ!」
???「…なんでしょう?」
かのん「…へ、平安名すみれちゃん…だよねっ?同じクラスの
…え、えーっと…突然なんだけど…ス、スクールアイドルに興味無いかな~…って!…………も、もし良かったら~………」
すみれ「…あったしを誰だと思ってるのぉっ!?!?!?」
かのん「…ひっ…ひいぃいいいぃ~…っ!!!!!!(な、なになにこの子っ!?!?)」
可可「す、すみまセン…」
かのん「あ、全然…っ!!!……って、こ、この気配…っ!!」
恋「………………………」
かのん(…あ、危ない…目と鼻の先に居たよ~…っ!!!)
可可「見張ってるのデショウ…か…?」
かのん「音楽が好きな子が多いから…なんとかなるかなって思ってたけど…アイドルはなかなか厳しそうだね…」
【夕方】
可可「…はぁ…」
かのん「…可可ちゃん…」
可可「なかなか居ないもの…デスね…」
かのん「明日は、他のクラスも回ってみよ!
きっと、何人かは興味持ってくれるよ!」
可可「かのんさん…」
かのん「帰り道、途中まで一緒だよね?…一緒に行こ!♪」
可可「……かのんさん!
…っ…やっぱり…やっぱりやってみまセンか!?スクールアイドル…!!」
かのん「…えっ?」
可可「迷惑だと思って…言うのを迷っていたのデスが…
どうしても…可可はどうしても…!!!
''どうしてもかのんさんとスクールアイドルがしたいデス!!''」
かのん「…っ…!
…だから、それは…前にも言ったでしょ…っ…私、歌えないから…歌えなかったら…居ても迷惑なだけだし…っ」
可可「かのんさんは歌が好きデス!
歌が好きな人は心から応援してくれマス!可可はそんな人とスクールアイドルがしたい…!」
かのん「む、無理だよ…っ!」
可可「お願いしマス…っ!」
かのん「無理だって…!!」
強く可可の手を振りほどいたかのんは、心の内を吐き出した。
かのん「…っ…ガッカリするんだよ…っ!!!
いざって時に歌えないと…周りのみんなもガッカリさせちゃうし…!
何より、自分にガッカリするんだよっ!!!
そう言うの…もう嫌なのっ!!!」
「……なるほどな、俺も初めて聞いたね、それ」
かのん「…ぁ…っ…命…くん…っ…?」
可可「…アナタ…は…」
「…あー…まずいよな?他校生徒がここに入ってるって…」
かのん「…こ、この辺りには生徒は誰も居ないと思う…けど…まだ校内にはいると思うし……って、な、何で命くんがここに…っ?」
「迎えに来たら…大事な話してるっぽかったから聞いてた」
そう言って命は正門の前まで移動した。
「…よし、ここなら誰に見られても大丈夫だろ
…さっきの話だけどさ…俺は応援するよ、かのんが歌えるまで
諦めないって約束するよ…ずっと、ずっと」
かのん「…だって…でも…だって…!」
「言ったろ、好きなことを頑張るのに終わりってあるかって」
かのん「………」
「俺は、かのんの歌が大好きだ…まぁ、自分が音痴ってのもあるけどなっ」
かのん「…っ…!」
そう言って命は苦笑いをして…頬をかいた。
「でも、かのんの歌が大好きだっていう人がいる…
かのんと一緒に歌いたいって人がいる……なのに、このままでいいのか?」
かのん「……く…よ…」
「…かのん?」
かのん「…良くないよっ!!!!!!
私だって!!!心の底から歌いたい!!!!!」
可可「…かのん…さん…」
学校に響き渡るくらい…大きな声でかのんが叫んだ。
かのん「私は…歌が好き…っ!!ずっと歌っていたい…!!
歌っていれば…遠い空をどこまでも飛んでいける…暗い気持ちも…命くんを応援したい時も…全部力に変えてくれてた…!」
「…いつだって、歌ってていいんだよ…かのんは
邪魔する人も誰もいない…だから、聞かせてくれ…かのんの歌声を…ずっと!」
かのん「私…やっぱり────────」
────────歌が好き…っ!!!!!!!!!
いつも命と歩く道で歌う歌を…かのんは心の限り歌った。
それは可可の心に響き…命を穏やかな気持ちにさせた。
そして、歌声を聞いた生徒たちも次々とかのんに視線を送る。
歌い終わると…可可がかのんに飛びついた。
可可「かのんさん~っ!!♪」
かのん「く、可可ちゃん…っ!?」
「歌えてるじゃん、かのん」
かのん「…えっ?…も、もしかして私…歌えてた…っ!?」
「記憶ないのかよ…」
可可「…えっと…アナタは…?」
「かのんの幼馴染の 冴木 命 よろしくな」
可可「唐 可可と言いマス!アナタが…かのんさんのアオハ────」
かのん「わー!!わーーー!!!!可可ちゃーん!!///」
慌てて可可の口を押さえるかのん。
その光景を見て不思議そうに笑う命だった。
───────────────────
【その日の夜】
かのん「…ありがと」
「ん?」
向かい合った窓から…かのんがお礼を言ってきた。
「お礼を言われる事なんて何もしてないよ」
かのん「…でも、命くんから私…勇気もらえたから」
「んじゃ、いつもかのんから勇気貰ってるから…そのお返しってことだな」
かのん「そ、そんな…私なんか…っ…///」
「お前の頑張りとか…良いところは知ってるからさ
もっと自分を誇っていいと思うよ」
かのん「…命くん…///」
「んじゃ、そんだけ…風呂入って寝るわ~」
大きな欠伸をして…命は窓を閉めた。
かのん「…///」
その姿を見送ったかのんは…ベットに倒れ込んだ。
かのん「(はぁ……ああいう事を平気で言うんだもん…命くん…)……好きなんだろうな…私…///」
この気持ち…命くんは気付いてないんだろうな…。
そんな切ない気持ちを胸にしまい…枕を抱きしめるかのんだった。
命くんママ(曜)と言うパワーワード
評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。