We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
【その日の夜】
可可「これで無問題ラ!デス!
かのんはちゃんと歌えましたし、独唱なら歌唱力を1番活かせますシ!」
千砂都「……うん」
「なんか気がかりって顔してるな」
千砂都「そ、そんな事ないよー……っ!
はいっ、可可ちゃん!」
可可「ありがとうございマスー!……って、ウオォーッ!?」
たこ焼きを持ち上げると、綺麗に連結して5個が繋がっていた。
千砂都「あ、あはは……ちょっと、餅…入れすぎちゃったみたい
失敗……失敗……」
可可「ヘーキデスっ、食べちゃえば一緒デスからっ」
千砂都「……ごめん」
可可「フーっ、フーーーーっ……」
「……かのんのことか?」
千砂都「……うん」
「……良ければ、千砂都の考えてる事を聞かせてくれないか?
俺には見えない何かが見つかるかもしれないし」
千砂都「……うん、じゃあ……話すよ」
可可「ア''っっっっっっヅイデスぅぅぅぅ!!!!」
────────────────────────
千砂都「……かのんちゃんが歌えてたのは…命や可可ちゃんたち、私たちが……居たからだと思うの」
可可「……そうでショウか……?」
千砂都「今のかのんちゃん……少し無理して歌ってる気がして…
可可ちゃん、かのんちゃんが2人で歌う時……何か言ってたりしてた?」
可可「確か……歌える…1人じゃ、無いから……ト…」
千砂都「……やっぱり」
「つまり、千砂都は……この前のライブも小学校で歌ったのも……みんなや俺がいたからだ……って、思ってるってことか」
千砂都「ひとりじゃないって思えるから…歌えるんだと思う」
「…………ふむ」
可可「……それは…良くない事、なのでショウか……?
仲間や大切な人がいるから歌えると言うのハ、素敵だと思いマス」
千砂都「私も、そう思ってた……でもね
それって……本当に歌える事になるのかなって…ずっと、今みたいな不安は消えないんじゃないかなって」
「……そうか……」
そう言って、命は携帯を取りだした。
「2人とも、今大丈夫か?」
恋「命さん?」
すみれ「かかってくるんじゃないかって思ってたわよ」
「……あぁ、その件のことなんだが…」
…………
恋「厳しいのですね……」
すみれ「まぁ、言ってることは分からなくは無いけれどね…それで?」
千砂都「……うん、反対されるかもしれないけど…」
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【次の日】
かのん「えーっ!ちーちゃんがっ……!?」
千砂都「うん…その日だけ、どーしても行かなきゃダメだって家で言われちゃって……」
かのん「そ、そうなんだ……」
可可「じ、実は可可もやんごとなき事情がありまシテ……」
恋「実は……わたくしも……!!」
すみれ「私も、どーーーーしても家族が神社を伝えてって……」
かのん「えぇっ……!!?!?!?
ちょっと待って、ちょっと待って……!!
それじゃあ、Liellaじゃないよ……!!一人しかいないなんて…」
可可「デス、よね……」
千砂都「だからね、小学校に連絡したんだけど…そしたら、かのんちゃん1人でも……お願い出来ないか……って」
かのん「えぇっ……!!??」
千砂都「むしろ、学校の子達はかのんちゃん1人の歌が聞きたい……って」
かのん「そんな……っ!!」
千砂都「ダメ………………かな……?」
かのん「…………っ……
そ、そうだ……っ……命くんは……っ!?」
すみれ「聞いたわよ、もちろん……でも、ついて行くことは出来ても歌うことは出来ないって言われて、どっか行っちゃったわ」
かのん「……そんな……」
~その日の帰り道~
かのん「……じゃあ……」
千砂都「何か困った事あったら、連絡して!相談に乗るから!」
可可「可可も24時間体制で待っておりマス!」
かのん「……あり、がとう……」
可可「これじゃあ、かのんが可哀想……デス…」
すみれ「千砂都の言うことは、確かに理想だけど……」
千砂都「命も……練習見に来なかったね」
恋「……この考えに失望した……ということでしょうか」
すみれ「そんなヤワじゃないわよ……きっと、誰も考えもしない事をしてくるわよ、アイツは」
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【冴木家】
「……父さん……母さん」
悠「どうしたんだ…急いで帰ってきたと思ったら、思い詰めた顔して……」
「すごく真剣な話……聞いてくれる?」
曜「……真剣な……話?(こんなこと言うなんて……初めて)」
「……俺に…………''歌を教えてくれ!!''」
悠「……歌……?」
曜「でも、命……歌うのはすっごく苦手じゃ……」
「どうしても歌いたいんだ……時間が無い……だから……お願い…!」
机に額を擦り付け、頭を下げる命。
その様子を見た悠と曜がお互いの顔を見る。
悠「……かのんちゃん絡み、だな?」
その質問に、命は顔を上げ…真っ直ぐ視線を合わせた。
「……アイツの背中を押してやりたい…アイツの過去の苦い記憶も……抱えてる不安も……ぜんぶ無くしてやりたい!
……その為には、これしかないんだ…!」
曜「……時間は、あるの?」
「……そんなに、無い……いや、むしろ……全く……」
悠「……やるからには…自分の子とて、ぬるくはやらないぞ?
……それでも、いいのか?」
「……ああ、頼む」
曜「そうと決まれば、まずは基礎的な部分を確かめないとね!
ほら、悠くん作業室に行くよ!あそこなら防音だし!」
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曜「じゃあ、まずは……この音出してみて?」
「……~~~……~~」
曜「うーん……やっぱり、声の抑揚にばらつきがあり過ぎるよ…」
「……ドの音ってこんなに難しいんだ…」
曜「ほらっ、私の声の高さに合わせてみてっ?いくよ?」
悠「ちょ、ちょっと待って!……お前、今なんて言った…?」
「……えっ、ドの音は……って」
悠「曜ちゃん、ただピアノのキーを触っただけだよね?」
曜「う、うん……音階は言ってないけど……」
悠「……この音、出せる?」
「レのシャープって……いきなり難しいよ、父さん…」
悠「これは……っ!?」
「ミのシャープ……だから、さぁ……」
悠「……分かるのか、お前……っ?!」
「……?
いや、だって……小学校の頃にドーレーミーって覚えさせられたでしょ?……それは覚えてるよ」
悠(絶対……音感……っ!?)
曜「(まさか命にこんな才能があったなんて……)……で、でも…なんで言わなかったの、音階が分かるって」
「音楽から離れてたし…Liellaのみんなの練習に言っても…ねぇ?
確かに、物事の色んな音を聞き分けてるなーって感じはしたけど…」
悠「曜ちゃん」
曜「……うん、この熱意があれば……きっと、歌も……!」
「……あの、2人とも……?」
曜「今日は寝不足覚悟だからねっ!」
「………当たり前だ……!」
悠「まずはハミングをマスターしてもらわないとな」
「絶対に……歌えるようになる……!!」
2人の猛特訓は、夜遅く…日付が変わるまで続いた……。
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よろしくお願いします。
夏美「イケメン・多才・性格良し……俺TUEEEE系ですの?」
「俺……ふえぇえぇ系……?」
メイ「オマケに天然と来たもんだ」
四季「トゥンク……」
メイ「なに揺らいでんだよっ!?」