We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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きな子ちゃんって……腰つきがさぁ……(ニチャァ)


第52話

【その日の夜】

 

可可「これで無問題ラ!デス!

かのんはちゃんと歌えましたし、独唱なら歌唱力を1番活かせますシ!」

 

千砂都「……うん」

「なんか気がかりって顔してるな」

千砂都「そ、そんな事ないよー……っ!

はいっ、可可ちゃん!」

 

可可「ありがとうございマスー!……って、ウオォーッ!?」

たこ焼きを持ち上げると、綺麗に連結して5個が繋がっていた。

 

 

千砂都「あ、あはは……ちょっと、餅…入れすぎちゃったみたい

失敗……失敗……」

可可「ヘーキデスっ、食べちゃえば一緒デスからっ」

千砂都「……ごめん」

 

可可「フーっ、フーーーーっ……」

「……かのんのことか?」

千砂都「……うん」

「……良ければ、千砂都の考えてる事を聞かせてくれないか?

俺には見えない何かが見つかるかもしれないし」

千砂都「……うん、じゃあ……話すよ」

 

可可「ア''っっっっっっヅイデスぅぅぅぅ!!!!」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

千砂都「……かのんちゃんが歌えてたのは…命や可可ちゃんたち、私たちが……居たからだと思うの」

可可「……そうでショウか……?」

 

千砂都「今のかのんちゃん……少し無理して歌ってる気がして…

可可ちゃん、かのんちゃんが2人で歌う時……何か言ってたりしてた?」

可可「確か……歌える…1人じゃ、無いから……ト…」

千砂都「……やっぱり」

 

「つまり、千砂都は……この前のライブも小学校で歌ったのも……みんなや俺がいたからだ……って、思ってるってことか」

千砂都「ひとりじゃないって思えるから…歌えるんだと思う」

 

「…………ふむ」

可可「……それは…良くない事、なのでショウか……?

仲間や大切な人がいるから歌えると言うのハ、素敵だと思いマス」

千砂都「私も、そう思ってた……でもね

それって……本当に歌える事になるのかなって…ずっと、今みたいな不安は消えないんじゃないかなって」

 

 

「……そうか……」

そう言って、命は携帯を取りだした。

 

「2人とも、今大丈夫か?」

恋「命さん?」

すみれ「かかってくるんじゃないかって思ってたわよ」

 

「……あぁ、その件のことなんだが…」

 

 

…………

 

恋「厳しいのですね……」

すみれ「まぁ、言ってることは分からなくは無いけれどね…それで?」

 

千砂都「……うん、反対されるかもしれないけど…」

 

────────────────────────

 

【次の日】

 

かのん「えーっ!ちーちゃんがっ……!?」

千砂都「うん…その日だけ、どーしても行かなきゃダメだって家で言われちゃって……」

 

かのん「そ、そうなんだ……」

可可「じ、実は可可もやんごとなき事情がありまシテ……」

恋「実は……わたくしも……!!」

すみれ「私も、どーーーーしても家族が神社を伝えてって……」

 

かのん「えぇっ……!!?!?!?

ちょっと待って、ちょっと待って……!!

それじゃあ、Liellaじゃないよ……!!一人しかいないなんて…」

 

可可「デス、よね……」

千砂都「だからね、小学校に連絡したんだけど…そしたら、かのんちゃん1人でも……お願い出来ないか……って」

 

かのん「えぇっ……!!??」

千砂都「むしろ、学校の子達はかのんちゃん1人の歌が聞きたい……って」

かのん「そんな……っ!!」

千砂都「ダメ………………かな……?」

かのん「…………っ……

そ、そうだ……っ……命くんは……っ!?」

 

すみれ「聞いたわよ、もちろん……でも、ついて行くことは出来ても歌うことは出来ないって言われて、どっか行っちゃったわ」

かのん「……そんな……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~その日の帰り道~

 

かのん「……じゃあ……」

 

千砂都「何か困った事あったら、連絡して!相談に乗るから!」

可可「可可も24時間体制で待っておりマス!」

 

かのん「……あり、がとう……」

可可「これじゃあ、かのんが可哀想……デス…」

すみれ「千砂都の言うことは、確かに理想だけど……」

 

千砂都「命も……練習見に来なかったね」

恋「……この考えに失望した……ということでしょうか」

すみれ「そんなヤワじゃないわよ……きっと、誰も考えもしない事をしてくるわよ、アイツは」

 

 

 

────────────────────────

 

【冴木家】

 

 

 

「……父さん……母さん」

 

 

悠「どうしたんだ…急いで帰ってきたと思ったら、思い詰めた顔して……」

「すごく真剣な話……聞いてくれる?」

 

曜「……真剣な……話?(こんなこと言うなんて……初めて)」

 

 

「……俺に…………''歌を教えてくれ!!''」

悠「……歌……?」

曜「でも、命……歌うのはすっごく苦手じゃ……」

 

「どうしても歌いたいんだ……時間が無い……だから……お願い…!」

机に額を擦り付け、頭を下げる命。

その様子を見た悠と曜がお互いの顔を見る。

 

 

悠「……かのんちゃん絡み、だな?」

その質問に、命は顔を上げ…真っ直ぐ視線を合わせた。

 

「……アイツの背中を押してやりたい…アイツの過去の苦い記憶も……抱えてる不安も……ぜんぶ無くしてやりたい!

……その為には、これしかないんだ…!」

曜「……時間は、あるの?」

「……そんなに、無い……いや、むしろ……全く……」

 

悠「……やるからには…自分の子とて、ぬるくはやらないぞ?

……それでも、いいのか?」

「……ああ、頼む」

 

曜「そうと決まれば、まずは基礎的な部分を確かめないとね!

ほら、悠くん作業室に行くよ!あそこなら防音だし!」

 

 

 

────────────────────────

 

 

曜「じゃあ、まずは……この音出してみて?」

「……~~~……~~」

 

曜「うーん……やっぱり、声の抑揚にばらつきがあり過ぎるよ…」

「……ドの音ってこんなに難しいんだ…」

 

曜「ほらっ、私の声の高さに合わせてみてっ?いくよ?」

悠「ちょ、ちょっと待って!……お前、今なんて言った…?」

 

「……えっ、ドの音は……って」

悠「曜ちゃん、ただピアノのキーを触っただけだよね?」

曜「う、うん……音階は言ってないけど……」

 

悠「……この音、出せる?」

「レのシャープって……いきなり難しいよ、父さん…」

悠「これは……っ!?」

「ミのシャープ……だから、さぁ……」

 

悠「……分かるのか、お前……っ?!」

「……?

いや、だって……小学校の頃にドーレーミーって覚えさせられたでしょ?……それは覚えてるよ」

 

悠(絶対……音感……っ!?)

曜「(まさか命にこんな才能があったなんて……)……で、でも…なんで言わなかったの、音階が分かるって」

 

「音楽から離れてたし…Liellaのみんなの練習に言っても…ねぇ?

確かに、物事の色んな音を聞き分けてるなーって感じはしたけど…」

 

悠「曜ちゃん」

曜「……うん、この熱意があれば……きっと、歌も……!」

 

「……あの、2人とも……?」

曜「今日は寝不足覚悟だからねっ!」

「………当たり前だ……!」

悠「まずはハミングをマスターしてもらわないとな」

「絶対に……歌えるようになる……!!」

 

 

2人の猛特訓は、夜遅く…日付が変わるまで続いた……。




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夏美「イケメン・多才・性格良し……俺TUEEEE系ですの?」
「俺……ふえぇえぇ系……?」

メイ「オマケに天然と来たもんだ」
四季「トゥンク……」
メイ「なに揺らいでんだよっ!?」
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