We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
2年生に上がる前から命くんが色々やらかします。
0話
────────2月13日。
「……んっ、んん……」
Liella!の曲をアラームにしていた命が起きた。
「(昨日、夜遅くまで動画サイト開いてたからな……)9時か……」
2年生に上がる前の休み……とは言え、やることは普段と何ら変わり無い。
Liellaの練習もいつも通り行われている。
「(とは言え、2年生にもなったら後輩ができるのか…自分のとこの学校は興味無いけど、かのんたちはもしかしたらLiellaに入りたいって人も出てくるのかな……)……ま、いいや…かのんのところ行こ…」
そう思ってベッドから出た時…携帯にメッセージが入ってることに気がついた。
「……かのんからだ、なになに…」
かのん【今日10時~13時まで、どーーーーっしても手伝わなきゃいけないお店の用事があるから!来ないでね!!来たらホントに怒るからね!!!】
「……はぁ?」
メッセージを見た命は一瞬、怪訝そうな顔したが
直ぐに表情を戻した。
「さっ、行ってみよ」
まるでメッセージを見てないかのように……。
「怒ったかのんとか見てみたいしな」
こうして、鼻歌交じりで用意をする命だった。
──────────────────────
【澁谷家、喫茶店】
「……本当に手の込んだことするな…」
喫茶店の前に立つと、看板にこう書かれていた。
【10時~13時 重要な要件の為貸切! 冴木命さん、入店お断り!!】と。
「頼も~!」
しかし、その看板すらもスルーしてドアを開ける命。
かのん「め、めめめ、命くんっ!?///
入っちゃダメって言ったのに!//////」
「すいません、自分…冴木命って名前じゃなくて澁谷命って名前なので…」
かのん「婿養子のパターン!?!?///
……で、でも…それはそれで……///」
「んで、何して──────」
かのん「って!騙されないからね!!//////
まんまる、ドリルくちばしーっ!!///」
「んな、ポケ〇ンの世界なんかじゃないんだから……」
まんまる「チョッゲプリィイイイイイイ!!」
「いや、マジかよ!?」
一直線に突進してきた、まんまるの嘴が命の額に刺さった。
「痛っっっっっっった!!!!」
かのん「さぁ、帰った帰った!!//////」
そして、ダメージを負う命をかのんが強引に店の外へ出した。
かのん「……気付かないんだもんなぁ…命くん…///」
────────────────────────
「いってて……かのんの奴、俺がひこうタイプ効果抜群なの知ってて攻撃させたな……?」
何度か額を擦った命が溜め息をついて、考え込む。
「……しゃーない、適当に街でもぶらつくか…」
………………
「ってことがあってな」
千砂都「うーん、命が悪い!!」
「なん、でやっ!!!!」
千砂都「そんなニブチンには、タコなしたこ焼きを~♪」
「タコがなくても美味いし!……って、ニブチンって何だよ、俺はタバコは吸わないそ」
千砂都「それはニコチンね、私も今日は早上がりだからバカ言ってないで街ブラついたらすぐ帰るんだよ?」
「へいへい……」
千砂都「……本当に分かってないのかなぁ…?」
────────────────────────
「1人で街をブラつくのも久しぶりだな…」
行くあてもないし……バッティングセンター?もう用はないしな…。
「ボウリングとかもいいしなぁ……ん?」
男A【キミ、東京初めて?迷ってるっぽいけど】
???「は、はいっす……!」
男B【良かったら俺達が案内してあげるよ】
???「ホントっすか!?都会は親切な人ばかりなんっすね~…♪」
男C【じゃあ、案内するから車に乗って?】
???「……え?
いや、近いはずっす……車なんか使う必要は…」
(……おいおい、大丈夫か、あれ)
明らかに困惑する女の子を取り囲う男たち。
女の子の方もどうしていいか分からなそうだし……。
「明らかにガラも悪そうだな……ったく、面倒事にはよく直面すると……」
男D【ほら!乗って乗って!!】
???「い、嫌っす!……痛いっす……!」
「(穏やかじゃなくなってきたな………)ちょっとっ、失礼っ」
女の子とガラの悪そうな男の間に入り込む命。
手に持っていた地図に目を配った。
「……徒歩5分の場所だな、これ」
???「……えっ……?」
男【ちっ……】
「ちょっと後ろに隠れてて?」
???「は、はいっす……」
そう言って俺は女の子の前に立つ。
「……さて、この子に何するつもりだったのかな?」
男A【俺達~ぃ、善良な一般人ですよ~?】
男B【親切に車で送ってあげよっかなって~?】
「男が4人がかりで嫌がる女の子を、無理やり車に乗り込ませようって時点で怪しさ満点なんだわ」
その言葉に、1人が醜悪な笑みを浮かべる。
男C【人聞き悪いなぁ……】
男D【痛い目、みるか?】
「(返り討ち、と言いたいが……後ろに女の子はいるし…人だかりも出来ている……派手な事は出来ないな…)……ごめん、少しだけ目を瞑っててもらえるかな?」
???「は、はいっす…!」
男A【カッコつけもここまでだ!】
「見える」
大振りの攻撃を簡単に躱し…反撃へと移る。
男B【こっちは4人いるんだ、やっちまえ!】
「動きに迷いが見える……遅い…!」
こっちが一方的に攻撃してれば……コイツらも……!
???「……あっ……!」
状況が気になったのか、薄く目を開けた女の子が声を上げた。
次の瞬間、頭に重い感覚がした。
「……っ……!」
意識が一瞬ぐらつく……。
男の手には警棒が握られていた。
「……ちっ、出血したか…」
裂けたのか、頭から血が流れる感じがした。
「……こりゃ、ああだこうだと言ってられないな……」
男D【もう一発、叩き込まれたいみたいだな】
男C【ははっ!バカは死んでも治らないってか?】
「……本気…出すかぁ……!」
男A【うるせぇ!】
「……ふっ……」
指で血を掬うと……命は口に含んだ。
「視界奪ってやるよ」
そして、一人の男に霧のように吹きかけた。
男A【う、がぁ……っ!】
男D【舐めん、なぁ!】
「上半身はよく動くなぁ……下がお留守だぜ」
命はクスッと笑い、くるぶしの上あたりを蹴り上げた。
男D【グッ、脚……がぁ…!】
「……あと、2人……だな」
男C【な、何もんだよ……コイツ……!】
男B【構わねぇ!やっちまうぞ!】
「吐いた唾……飲み込むんじゃねぇぞ」
男B【なっ……早……】
狼狽える男の腹に、命は人差し指をトンと当てた。
「腹筋、壊させてもらうぜ」
次の瞬間、爆発が起こったかのように…男が5メートル程吹き飛ばされた。
男B【……が、はっ……】
男C【ひ、ひぃ……!】
警察「居たぞ、あそこだ!」
「……いってぇ…クソが……」
???「大丈夫っすか!?しっかりするっす……!」
さすがに無茶をしたのか、その場に命は跪いてしまった。
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よろしくお願いします!
夏美「夏美たちのーーーー出番ですのーーー!!」
シーーン…………。
夏美「ほ、ほかの御三方はどこにー!?ですのーー!!」