We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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【悲報】コロナりました。
自分無敵とか思ってた時期がありましたが、勘違いだったようです(血涙)


4話

「アイツら、先にスクールアイドルフェスに行くって言ってたな」

定期検診もあり

携帯を見ながら自分も遅れて目的地に向かい歩いてた命。

 

???「ガッッッッテーーーーーム……」

「……んあ?」

 

その道中、1人携帯を見ながら格闘してる女の子が居た。

 

「……どっかで見たことある気が……あ、街中でインタビューとか言ってた子だ」

???「あら、またお会いしたですの」

 

声に反応した女の子が、こちらを向いた。

 

「……あれ、街中でのインタビュー以前にも……見たことがある気が…」

???「インタビューを拒否して全速力で逃げられた記憶しかないですの」

「……うぅーーーーーーん……出かかってるのに…」

???「そんな事より~、インタビューの続き…受けて下さるんですの?♪

時はマニーなりっ……ですの♪」

 

「…………あっ!!!!」

???「ひぃっ!なんですのっ!?」

 

おもむろに自分の携帯を取り出す命。

そして、動画サイトを画面を見せた。

 

「これだ!!CEOチャンネルの人!」

???「チャ、チャンネル登録者でしたの!?……も、もうそれならそうと早く言ってくださいまし~♪」

(いや、間違えて登録して解除するの忘れたとか言えないんだけど…)

 

???「いつから登録してくれてたんですの?」

「えぇっと…去年の…夏頃、かな?

世の中マニーですのーって…」

???「ほぼ初期の動画ですの!古参ファンだったなんて!

この時期は長らく登録者が3人で留まってた内の1人と出会えるなんて……運命ですの~♪」

 

「……えっと、CEOさん?」

???「鬼塚 夏美ですわ、夏美で結構ですの♪」

「俺は冴木 命……んで、夏美さん?

もう俺行っていいかな……?」

 

夏美「お待ちになるですの!」

「……え、えぇー……まだ何か?」

夏美「貴方……夏美のビジネスパートナー

になる気はおあり?♪」

「な、無いです」

夏美「即答して、お可愛い事……ですの♪

まぁ、今日のところは引き下がるですの……ですが、冴木 命さん

しっかりリサーチ&ヘッドハンティングさせて頂きますの♪」

「物々しい発言にしか聞こえない気がす……って、もう行っちゃったし

……はぁ、何かまた面倒事になりそうな気が…」

 

 

────────────────────────

 

【フェス会場】

 

かのん「命くん、遅いね~……」

千砂都「具体的に何時に、って言われてた訳じゃないしね~…とりあえず伝言は預かってるから」

 

そう言って千砂都は携帯の動画機能を開いた。

 

かのん「ちょちょっ、ちーちゃんっ?!?」

千砂都「広報活動は千砂都、君に決めた!って

主にかのんちゃん6割、きな子ちゃん2割…後の4人が0.5割ずつって言われたんだけど、後で命のこと殴ってもいいかな?」

 

かのん「その発言含めてアップするのはまずいと思うよ!?」

可可「皆サンにかのんとメーさんのイチャイチャ胸焼け甘々惚気が聞かれちゃいマスもんね~」

かのん「あ、そっち!?そっちもあるかもしれないけど…!!」

 

すみれ「それ以外に何があるって言うのよ」

かのん「す、すみれちゃん!パース!!」

すみれ「全く、しょーーがないわねぇ~♪

良ーい?こういう時は、ギャラクシーっ!平安名すみ────」

 

千砂都「あ、バッテリー切れた」

すみれ「そうは、ならん、やろがーいっ!!」

 

「フェス前に何を喚いてるんだ…ギャラグソクムシ」

すみれ「はい、殴る!千砂都と一緒に殴る!」

きな子「……まるで、血に飢えたクマの様っす…」

 

「遅くなってごめんな、何かフェス人気あるみたいで…色んな人から声掛けられたわ」

かのん「えぇっ、そうだったの?」

「Liellaのマネージャーって、そんな浸透してるのか?って思うくらいにな」

千砂都「影のような存在なのにね…?」

恋「命さんの場合、存在感が圧倒的で十分見てる人に伝わってるのかも、しれませんね」

すみれ「一理どころか、二理も三理もあるわね…」

 

 

「……さて、この調子なら問題なさそう……と、言いたいが

緊張してる、かのん?」

かのん「…あ、あれぇ?……え、えへへっ…そんな事…な、無いよ?」

 

千砂都「今まで通り、自分たちのやってきた事を信じよっ?」

かのん「ちーちゃん…うんっ!」

(何か不穏な空気を感じるが……杞憂じゃなきゃいいけどな)

 

 

──────────────────────

 

【ライブ本番】

 

 

「…どうやら、不穏な空気はこの事だったのか」

 

ステージに舞い降りたその少女をみた命は顔つきが変わった。

なぜなら、かのんと一緒にいた時に公園に居た女の子がステージに立ってたからだ。

 

 

「………」

ハイレベルなパフォーマンスに、思わず悔しさからか…命の周りを纏う空気が変わる。

 

曜「命…っ?」

「……っ!!!」

 

フェスを見に来た両親の声で、命は我に返った。

「父さん、母さん…」

悠「………(まずいな、黒い感情が見え隠れするようになってきたな…)」

 

「……ごめん、みんなの所顔出してくる」

曜「あっ…」

悠「そっとしておいてやろう…」

曜「うん…」

 

 

 

────────────────────────

 

結局、スクールアイドルフェスは…2年連続の特別賞という形で幕を閉じた。

 

Liellaメンバー「「「「……………………」」」」

「…………」

 

意気消沈で街を見るメンバー達。

消えそうな声で、きな子がその静寂の口火を切った。

 

きな子「すみません…」

かのん「…えっ…」

きな子「きな子が、上手くなかったせいっすよね…

先輩達だけで歌ってたら…きっと…」

 

「あんまり自分を責め立てるな、きな子」

優しくきな子を抱擁し、頭をポンポンとすると…小さく頷いた。

 

すみれ「そうよっ、みんなでステージに立ってるんでしょ

誰のせいでとか…誰のおかげで…じゃない、みんなで作り上げるものでしょ……スクールアイドルって」

可可「すみれが言うと説得力ないデスが、その通りデス!

失敗は成功の準備運動デスから、次はきっと上手く行きマス!」

 

きな子「可可先輩…!

はいっす!」

かのん「……ぁ…メッセージ?」

千砂都「A組の皆からだね?」

 

かのん「……また、気を遣わせちゃったな…」

千砂都「かのんちゃん…?」

 

 

──────────────────────

 

【かのんの部屋】

 

かのん「優勝は、まだ中学3年生ながら…その実力を認められて参加したウィーン・マルガレーテ…中学生…に、負けたのかぁ…」

「認めたくないが…肌身を持って感じたよ…差をね」

 

かのん「…命くん…」

「やるせなさって言うか…悔しさっていうか……うん、とにかく今のままじゃ…いけないって痛感させられた」

 

かのん「…ごめんね、命くん…」

「かのんが謝ることじゃない…それに、責任を感じてるのは俺の方だ…勝つためのパフォーマンス…それがどれだけ必要な事か分かってなかったから……だから」

 

話の途中で、命の表情が真剣な表情に変わる。

 

「────────誰だ!」

窓の方を、振り返り勢いよく開ける。

 

「…下か…っ!!」

かのん「め、命くんっ!!??」

 

 

家のドアを開けると、そこには…。

 

かのん「あ、あなた…っ!」

ウィーン「ラブライブって凄い大会って聞いてたけど…あなた達が優勝候補って事は、そこまで大した大会じゃないみたいね」

 

かのん「…っ」

ウィーン「これなら、問題なく勝てそう」

 

それだけ言い残し、その場を去ろうとしたウィーン・マルガレーテ。

「…待てよ」

その足を、命が止めた。

 

かのん「命くん…」

ウィーン「あなた…澁谷かのんの傍にいつも居る…マネージャー気取りか何か?」

「気取りでも何でもなくて、本当にマネージャーなんだがな

…いいか、よく聞け…こんな所で立ち止まるLiellaじゃねーからな…アンタの事なんて秒で追い抜くくらい成長した姿見せてやるからな…生意気な口聞いてるのも今のうちだからよ…!」

 

 

ウィーン「…そう、まぁ期待しないで待っててあげるわ」

「…………………」

 

かのん「ごめん、命くん…私、何も言い返せなくて…」

「………ううん、いいんだよ

かのんを嫌な気持ちさせる奴は、みんな俺が追い返してやるからよ」

かのん「…うん」




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