We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
今年も1年狂わされていきましょう(?)
「…っしゅ…しゅっ…!!」
額から大粒の汗を流しながら父親がリハビリ用に使っていた
15kgのダンベルでトレーニングをする命。
そんな様子を、曜がじっと眺めていた。
曜「はいっ、1回休憩だよ~」
「えっ、嫌でも………うん、分かった」
前だったら聞く耳を持たずに続けていた命だが
曜の言う事を素直に聞き入れて、隣へと座った。
曜「命、変わったね」
「…そう、かな?」
曜「アナタの事を17年も見てきた母親だよ?少しの変化だって気付くのであります♪」
「…そう、か…変わった…か」
曜「昔の命ってば、オオカミみたいな性格だったからねー」
「…右に心臓があるってだけで奇特な目をしてくる奴らがいたからな…負けたくねぇって」
曜「……そうだったね、野球始めたのもその頃だったっけ」
「…もちろん、かのんの事を守るには強くならなきゃって…父さんにも相談して」
曜「…そんな事があったんだ」
「なかなか父さんや母さんには言えなかったからね…昔は」
曜「でも、そうやって決心してから…命は本当に頑張ったからね」
「まぁ、それでも…野球は出来なくなっちゃったけどね」
曜「でも、誰かのためにって思う気持ちは大事だよ
悠くんの学生時代にそっくり♪」
「…………………」
曜「誰かの為に一生懸命になれる人に自然と人は集まってくる
そして、その背中について行きたくなる…よく悠くんが言ってたよ」
「…背中…」
曜「まぁ、でも…悠くんも命が同じ道に進むとは想像もして無かっただろうけど♪」
そう言って、曜はにこやかに笑った。
「…でも、俺は父さんと母さんの子供で良かったなって今は思ってる
もちろん、スクールアイドルを知ってる両親だからってのもあるけど…怒る時はハッキリ怒ってくれるし…多分、道を踏み間違えなかったのも…2人のおかげだし」
曜「嬉しいこと言うなー、このこのー♪」
頭を撫でながら命を抱きしめる曜。
「ちょっ、母さん…っ!!」
曜「命をこうして抱きしめるのも久しぶりだねぇ…
昔はこうやってたら気がつくと寝てたりしてたんだけど…」
「もうそんな歳じゃない、から…っ!!」
曜「あ、どうせなら久しぶりに一緒に寝る?悠くん居ないし」
「…いや、何言ってるの母さん…」
曜「???変なこと言った?」
(こういうとこあるんだよな…母さん…)
「…そ、それは置いといて…父さんの出張、どうなの?」
曜「んー?順調だって♪
スクールアイドルを題材にしたミュージカルがあるなんて、びっくりだよね~♪
いやぁ、スクールアイドルもここまでくるなんてねぇ……」
(でも、そのブームを大きくさせた伝説のグループの一員が目の前にいるんだよな……)
曜「お?どうしたどうした~?
やっぱり一緒に寝たくなった?♪」
「だからっ、離し、て……っ!!」
かのん「……ぁ………そ、その~…お邪魔しましたぁ~っ!!!///」
「ちょっ、かーーのーーーんーーーー!!?!?!?!?!?」
評価・感想・お気に入り登録・読了報告
よろしくお願いします。