We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
夏美「さてさてっ、夏の強化合宿に向けて!ミーティングを始めますの~っ♪
まずは、チームの輪を深めるために、グループ名を決めるんですのっ」
きな子「グループ名…っすか?」
夏美「そうですのっ!せっかくLiellaの妹分として4人で始動するのですの!新たなグループ名が必要ですのっ
……例えば~……っ」
メイ「全力……シャープ?」
夏美「う、うぁ……」
ホワイトボードを急いで消す夏美を見て
きな子を後ろから抱きついていた命が突っ込んだ。
「いっその事、シャープの間に点入れない?」
きな子「先輩~、それじゃあ全力丼っすよ~…」
夏美「で、ではっ、これはどうですのっ!?」
きな子「キララ……なんか、漫画みたいっすねぇ」
「ジャンプしそうだな」
四季「そもそも、私たちはLiellaの妹分じゃない」
夏美「わ、分かってますの~っ
例えですの、た・と・え~っ」
「……あのねぇ、この夏の強化合宿は2年生に追いつくための合宿なんだから、グループ名は必要ないでしょ」
きな子「そうっす!優勝を目指すLiellaの力になりたいからっす!」
夏美「オフコース、オフコース……分かってま~すの~」
メイ「Liellaの力になれないなら……アタシはスクールアイドルやるつもりは無い……少なくとも、マネージャーの力にはなりてぇ」
四季「全ては冴木先輩と共に」
夏美「で、出直して来るですの~……っ!!!」
メイ「あっ、おい!」
……………………………………。
夏美「ふむ……やはりマネージャーへの信頼は全幅のようですの……
どうやら、付け入る隙はここにありそうですの…
ですが、夏美は諦め──────」
「さ、行くよー」
夏美「あっ、ま、待つですの~!!
まだ夏美の身支度は済んでないですの~っ!!」
──────────────────────────
【部室】
千砂都「うぃ~~~っす!!!…………って、あれあれ?」
可可「……………………」
恋「……え、と……っ」
すみれ「1人、既に気を重くしてる人が……」
かのん「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙~……もうダメだぁ~…おしまいだぁ~…」
可可「ココは、幼馴染として…ナントカ……!」
かのん「はうぅ…………」
千砂都「どしたん、話聞こか?」
………………。
かのん「2年生にいけないところが、あったのかな~って」
千砂都「いけないところ?」
かのん「せっかく1年生も入って…夏休みは、みんなで賑やかに練習だって思ってたのに……」
千砂都「1年生にも、思うことがあるって事だよ
その考えを命も分かった上での判断って事だよ」
かのん「でも…………」
千砂都「1年生達も、一歩を踏み出そうとしてるんだよっ」
可可「ハイッ、その通りデス!」
かのん「み、みんなっ……!」
恋「何も言わずに待つのも、上級生として必要な事ですっ」
すみれ「私たちも、更にレベルアップして命や1年生達の腰をギャラクシーに抜かしてやりましょっ」
可可「それに、夏休みが終わレバ…いよいよ地区予選!
その前二、学園祭もあるのデスよっ!」
かのん「そうだね……うんっ!そうだよねっ!」
──────────────────────
【一方その頃………………】
きな子「ようこそっ!きな子の故郷へ!…………っす!」
夏美「なんなんですの…」
メイ「しかし、すげぇ所だな…」
きな子「のどかで空気と食べ物が美味しいっすよ~♪
では、早速!きな子の家までランニングっす~!♪」
夏美「待ーーーつですの!……何故、夏美もトレーニングを…」
「プロデュースとの交換条件だ……というか、それを飲んで強化合宿についてきたんだろ?」
夏美「そう、です、がぁ……」
四季「戻ら、ない……あのバスのせい……首、が…」
きな子「先輩…眠そうっすね…」
「ここ着くまで、寝てないからな…」
メイ「ったく、そういう所は用心深い奴だな…」
「女の子4人を見ないといけないからな」
四季「そこが、冴木先輩の良い所」
「……四季、ゴリゴリって首の音がした気が…」
四季「軋んでる」
「そんなレベルじゃない気が…」
きな子「ところで、先輩?
交通費はどうなったんすか?」
「立て替えたよ、今回収できるならするけど……」
メイ「お前、アタシら安く済ませる為に自分7割くらい負担しただろ」
「はて、なんの事やら」
メイ「……素直じゃない奴だな…まぁ、いい……その、ありがとよ」
四季「逃げられない」
夏美「で、ですの~…うぅ…マニーがぁ…命の次に大切なマニーがぁ…」
きな子「さてっ、ひと段落ついたみたいっすから、ランニングするっすよ~!」
先陣を切ろうとしたきな子の横にいた夏美の背後に、四季が迫った。
四季「科学に犠牲は付き物でーす」
夏美「……はにゃ?」
次の瞬間、両太ももと腕と腰に謎のベルトを付けられる夏美。
夏美「…な、何ですの、これ……っ!?」
四季「It's a ランニング、マッシーン…イェア…」
そう言うと、不敵な笑みとともに四季がスマホを操作した。
起動音と共に、体が強制的に動き始める夏美。
夏美「あ、あーーーーーんまりーーーでーーーすわーーー!」
四季「きな子ちゃんの家、どっち?」
きな子「真反対っす」
メイ「真反対かよ!って……アイツが走る先…池じゃねーか!」
四季「Rebirth……Rebirth……???」
明らかに目が点になって、スマホを何度も触る四季。
「……お、おい、四季?」
四季「……壊れた」
メイ「はぁっ!?」
きな子「ど、どうするんっすか!?」
「えぇい、ままよ!!」
追いつけないと思いつつも、急いで後を追い走り出す命。
「腕を掴んで捕まえても止まりそうにないな……っ…くそっ…!」
夏美「た、助けてですの~……っ!!」
「こうなったら……!!」
あと一歩で池に落下する夏美を、すんでのところで捕まえた命。
「はーっ、はーっ…………!!」
夏美「か、感謝しますの……っ///
……ですが、なぜお姫様抱っこなんですの……?」
「こうでもしないと、止まらないだろ…」
四季「あ、治った」
メイ「んなご都合展開っ!」
きな子「良いなっす~…」
──────────────────────
【きな子の実家】
きな子「クロミツ~っ!♪」
家に着くと、きな子はペットの子ヤギと戯れていた。
「ね、寝不足の体にこれはキツイって…」
四季「ごめんなさい、改良を進める」
「いや、使わないって方向性で頼む…」
四季の膝枕で横になっている命が苦笑いを浮かべる。
メイ「そんなんで、この後の練習……ちゃんと見れんのかよ?」
その横に座り込むメイがおでこを突っついた。
きな子「クロミツがこの少年は化け物だから大丈夫って言ってるっす♪」
メイ「分かんのかよ…」
夏美「化け物……ですの?」
四季「確かに、同年代の男子生徒に比べて…身体能力の顕著さを記録している」
「……お前また俺を勝手に実験台にしただろ」
四季「記録は常にアップロードを…」
「それっぽく言うな」
──────────────────────
【冴木家】
悠「ただいま~」
曜「あっ、おかえり!♪出張お疲れ様っ♪」
悠「いや~、大変だった……けど面白い経験出来たよ」
曜「ミュージカル……やっぱり、スクールアイドルとは違った雰囲気があったの?」
悠「んー、スクールアイドルだけど、スクールアイドルじゃない……って言うか……新鮮だったって言うか」
曜「ラブライブを目指すんじゃなくて、あくまで劇をしたいスクールアイドルが集まる……確かに、新鮮かもねっ」
悠「……ところで、命は?かのんちゃんのところ?」
曜「……あー、それが~…」
……………………。
悠「えぇっ、北海道ぉ!?」
曜「1年生の付き添いでって事で……」
悠「相変わらず、ぶっ飛んだことするなぁ…」
曜「親子似るんだねぇ…悠くんの場合は、旅行で行っていいよって言われてだけど」
悠「北海道……かぁ」
曜「あ、今同じこと考えてたかも」
悠「やっぱり?久しぶりに電話でもしてみるか」
曜「何だったら、サプライズしちゃう?♪」
悠「命のこと、分かるかな?」
曜「多分、幼少期の命にメロメロだったの、Aqoursのメンバーよりもあの人だったし……絶対覚えてるよ」
悠「そう言えば、命が小学校入学の時のランドセル…あの人がくれたんだっけ」
曜「''これだけは、譲れませんっ!''って、自分のイメージカラーだったスカイブルー色のランドセル探して…」
悠「背負った写真送ったら泣いてたよな……あの人」
曜「割とイメージ崩壊起きてたよね」
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