We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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いよいよ……。


9話

夏の強化合宿から帰ってきた1年生が部室に揃った。

その中に居たのは……。

 

夏美「…………」

かのん「おかえりっ!」

千砂都「その顔付きだと…収穫ありって感じだねっ!♪」

 

「ああ、3人ともめちゃくちゃスキルアップしたぜ…後、は」

命が夏美に目を向けると、一歩前に歩み出した。

 

夏美「……その…まずは、今までの無礼を謝らせてください」

すみれ「えっ…………え、ええっ…!?」

可可「い、一体どういう事デスか……?」

 

頭を下げる夏美を見て、2年生達が慌て始めた。

「…まぁ、こいつにも色々わけアリだったって事だよ」

かのん「……え、えーっと…夏美ちゃん、まずは顔を上げよ…?」

 

そう言われると、夏美は顔を上げた。

夏美「…確かに、私はLiellaを動画のネタとして使おうと考えて近づきました…

今回の強化合宿も……何かLiellaの秘密を探ろうとしてたりしてました…」

 

すみれ「ほらっ、見なさい!やっぱり───」

夏美「……ですがっ!!」

 

真っ直ぐ2年生達を見る夏美の姿に、みんながみんな…言葉を失っていた。

 

夏美「…1年生達は素敵な目標を持ってました…夏美には、それが……とても羨ましく思ってましたの…」

きな子「……夏美ちゃん…」

メイ&四季「…………」

 

夏美「そして、ビジネスパートナー…いえ、命さんからは

夢の大切さを…教えてもらいました…だから、夏美は…皆さんと一緒に夢を追いかけたい……そんな夢が出来ましたの」

 

恋「それって……つまり…」

夏美「お願いですの……!!

夏美も、Liellaに入りたいんですの!」

 

 

すみれ「なっ……!!」

可可「本当デスかっ……!?」

 

かのん「……ちーちゃん、どうする?」

千砂都「命の顔が自信に満ち溢れてるから返事なんてもう決まってるよ♪」

 

すみれ「で、でもっ、またあんなことになったら…!」

「その点は俺がしっかーーーーり、監視するからよ…

それに…誰かの夢を応援するくらい、バチは当たらないだろ?」

 

すみれ「…………もうっ!お人好しなんだから!」

可可「元はと言えバ、最初はメンバーになってもらうつもりでシタから、可可は大歓迎デス!」

千砂都「1年生たちも同じ考えみたいだしね♪」

 

きな子「きな子も、夏美ちゃんと一緒にステージに立ちたいっす!」

メイ「まぁ、なんだかんだ言っても騒がしいけど憎めない奴だしな」

四季「もう、仲間」

 

夏美「……みな、さん……っ」

「……決まり、だな」

かのん「やっぱり、命くんが強化合宿に付き添って正解だったね!」

「クマに襲われたけどなぁ」

かのん「ええっ!!クマぁ!?!?」

「うん、野生の」

 

可可「な、なんで平然ト言ってるんデスかぁ!?」

「別になんともなかったし…ねぇ?」

 

千砂都「あっ、もしかして……これ?

ネットニュースになってるよ?」

すみれ「なになに…街に出没した野生のクマが人の姿を見ると慌てて逃げ出す現象が発生し、専門家は……」

 

夏美(ビジネスパートナーを怒らすのは絶対にしたくないんですの……)

 

 

 

「……さぁ!話し合いも終わったし

次のライブの話するよ!」

かのん「次の……」

きな子「ライブ……っ」

 

「って、俺の中で方向性はもう決まってるけどね」

千砂都「えっ?」

「……それはね───────」

メイ「なっ……!!」

四季「…………!!」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

【ライブ当日】

 

 

夏美「ほ、ホントに……」

きな子「きな子達1年生が…」

メイ「せ、センターかよ……っ!?」

四季「チャレンジャー…」

 

千砂都「命の事だからそんな事言うと思ったけどね♪」

すみれ「ホントよ、奇抜ったらありゃしないわ」

可可「とか言いつつ、すみれは1年生のサポートをしてたデス」

すみれ「そ、そりゃするわよ!先輩なんだから!」

 

「……今回のライブは…Liellaは2年生だけじゃない

フレッシュで夢に溢れてて…この9人になったLiellaとして新しいスタートを切る……そんな意味合いで1年生達をセンターにしたんだ」

恋「命さんらしいです♪」

かのん「でも、違うよっ♪」

「……えっ?」

 

かのん「Liellaは……''10人''だから!♪」

「……あっ…」

千砂都「そうだねっ、1番のまーるいセンターは、命だからね!♪」

メイ「アンタが居たから、みんなここまで来たんだよ」

四季「全て、冴木さんの人望」

恋「はいっ、間違いありません!」

かのん「だから……一番近くで、見ててね!命くん!」

 

 

「…………ぁ…………おう!!!(これが、父さんが見てた景色…なんでだろう…野球してる時よりも…何倍も胸の鼓動が大きく聞こえる……これが……スクールアイドル……!)」

 

 

ステージに向かうと中、すみれときな子が足を止めた。

 

 

きな子「先輩、こんな時っすけど…先輩に聞いて欲しいことがあるっす」

「ど、どうしたんだよ…本番前に」

 

きな子「……きな子の、想いだけで…伝えさせて欲しいっす///」

すみれ「……アンタ…」

 

きな子「……やっぱり、きな子の1番は…先輩、みたいっす…///

もちろんっ、かのん先輩が居ることは分かってますし、お2人のことをずっとずっと、応援するっす!

……けど、この初恋の気持ちだけは、先輩に伝えたかったっす……

ううん、きな子は…これから先も、この初恋の気持ちだけを…知っておきたいっす…///」

「……きな子…」

 

きな子「あ、ああああっ……!!///

は、恥ずかしいので、今のはやっぱり無しっす!///

ライブ行ってくるっすー!//////」

 

物凄い勢いで頭を下げたきな子がバタバタとステージへと向かった。

「……きな子…」

すみれ「人気者は辛いわねぇ?」

「う、うるせーよっ!」

すみれ「……まぁ、私も一言だけ、伝えとくわ」

「……えっ?」

 

すみれ「アンタなんかに、これっっっっっっぽっちも!

心が揺らがされた事とかないわよっ!///」

ふんっとそっぽを向いて、すみれもステージへと向かってしまった…。




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