We are The Super STAR!**   作:A×K(アツシくん)

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Liella!2期1話リアタイ逃しました。
対戦ありがとうございました。


第9話

「…………んー…」

部屋で1人……体を捻らせ瞑想に入る命。

しかし、その顔は険しく…呻き声を上げていた。

 

かのん「……あ、命くん…今作業中だった?」

「……見ての通りだよ」

かのん「命くんから教えてもらったリラックスするためのヨガ

何かいいフレーズは降ってきた?」

 

「……ダーメだ、なんも思い浮かばねぇ」

かのん「……そっ、か」

「ごめんな、急いでいるのに」

かのん「ううん!大丈夫っ!……あ、それとね……可可ちゃんについて相談があるんだけど…」

 

「……唐って奴?どうしたの」

かのん「あの子、スタミナ面がかなり怪しくって……命くん、お願い!

フィジカルトレーニングの手伝いして!」

「……おいおい、作詞をする上にフィジカルトレーニング…?」

 

かのん「……ほんっっっっとーにお願い!一生の!」

「……それ、もう15回目……ったく、分かったよ

つっても、今日は休みだから明日からな」

 

かのん「ありがとうっ、命くん!」

「その代わり」

かのん「……えっ?」

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【竹下通り】

 

「んーーー……っ、やっぱ羽目を外さないとやってられないわ」

かのん「……えっと、命くん?///……これは、一体……///」

 

「一体も何も……出かけてるだけだろ、ここに」

かのん「……2人で?///」

「……お前霊感とかあったっけ?」

かのん「そうじゃなくてー!!!///(年頃の男の子と女の子ならこれはデートって呼ぶんだよっ!?///……って、命くんがそこまで考えてる訳ないかぁ……)」

 

「服でも見ようかな……あ、靴も良いかもな」

かのん「……これ以上かっこよくなられたら、困るんだけどな……///」

「なんか言ったか?」

かのん「な、何も!///…………って、あれ…?」

 

 

かのんの目線の先には……クレープを持った女の子が…。

 

「……知り合い?」

かのん「……平安名…さん?」

 

すみれ「……………………」

「……何かすっごいキョロキョロしてるけど」

かのん「な、何してるのかな…?」

 

すみれ「うわ~あ!♪

すっごく美味しそ~!♪…………むむっ……!」

「……えっと…………かのん、友達は選んだ方がいいと進言しとくぞ」

かのん「し、辛辣だよ!命くん!……と言うか、まだそんなに話したこともないし!」

 

すみれ「ちょっと」

「……うわ、かのん逃げるぞ」

かのん「……も、もう手遅れだと思うな~…」

 

すみれ「……アナタ、この間の…」

かのん「ぐ、偶然だね~平安名さんっ」

すみれ「……こっちは……ナンパ?」

「どこからどう見たらそう見えるんだ、お前は」

 

かのん「えっと、幼馴染の冴木 命くん。西結ヶ丘高校の1年生だよ」

「どーも、かのんの連れです」

かのん「い、言い方……」

 

すみれ「ふぅん……で、今の見てたんでしょ?」

「……なんの事やら?」

すみれ「とぼけないで!……で、どうだったかしら?」

「どう、とは?」

 

すみれ「他の人とは違うカリスマ性っ……溢れてたかしら?」

「無いな、全く」

すみれ「キッパリと言うなぁ!」

かのん「あ、あはは、ご、ごめんね~っ!口は悪いけど根はいい人だから、じゃ、じゃーねー!」

 

 

 

 

 

「……事実を言った迄なのに……」

かのん「命くんの初めて会った人にも思ったことを言っちゃうの、悪い癖だよっ!」

「……はいはい」

 

 

 

すみれ「……あのジャリボーイ~……」

 

 

 

 

 

────────────────────────

 

 

【次の日】

 

 

「唐、ペース落ちてるぞ!」

可可「お、鬼デス~……スパルタデス~……パタリ…」

 

「……スタミナゼロだな」

千砂都「もうお手上げって感じ…」

可可「きょ、今日はこのくらいにしておいてやるデス…」

「とても説得力のない負け惜しみだな」

 

可可「ぐ、ぐるじぃ~……」

千砂都「これでよくスクールアイドルをやろうって思ったよね…」

可可「ナンノっ、気持ちデス!1番大切なものは気持ちなのデス!」

千砂都「……な、なるほど?」

 

可可「くぅ……リズムゲームは世界で100位に入るくらい完璧なダンスが出来るのに……何故デスかぁー!」

かのん「それは関係ないと思うけど……」

「というか、サラッとすごいこと言わなかった?」

 

可可「なんで、メーさんは息一つ切れてないのデスか!!」

千砂都「そりゃあ、現役の野球部の人だもんスタミナだったら勝てっこないよ」

「まだトレーニングメニューの2割も消化してないけどな」

可可「お、おいたわしや~……」

 

千砂都「……え、えーっと……とりあえずリズムゲームがすごく得意ってことは、リズム感はあるって事で!」

かのん「急にポジティブ!」

 

「でも、時間はちょっとしかないからな?」

可可「ぐぅっ……!」

千砂都「そーだよ、あっという間……だよ?」

可可「……ひ、ひえぇえ~……!」

 

かのん「……命くん、作詞もあるからあまり人の事は…」

「……かのんって時々痛いとこ突くよな」

 

 

千砂都「さ、休憩終わり!走るよ!」

「……どちらにせよ、その体力じゃスクールアイドルは厳しいと思う

多分、母さんに聞いても同じ答えが返ってくると思うよ」

 

千砂都「そうだね、まずは基礎体力を上げてから……その後並行してダンスの練習もしないと」

「……出来るのかー、唐」

可可「や、やりマース!」

 

 

 

 

───────────────────────────

 

【しばらくして】

 

かのん「はぁ……はぁ……!!」

可可「……はぁ、はぁ……ア゛ァ゛ア~……!!!」

 

千砂都「今日はここまで!……で、いいよね命?」

「あぁ、結構走ったけどな」

 

千砂都「やっぱ体力面じゃ命には到底敵わないな~♪」

「千砂都は中学の頃ずっとトレーニングに付き合ってたからな、かなりスタミナ付いた方だろ」

千砂都「まぁねー♪」

 

「……んじゃ、明日からはダンスの練習だな

俺は作詞を仕上げるから、母さんが見てくれるよ」

 

かのん「あ、ありがとう~……!」

可可「謝…謝……パタリ……」

 

 

────────────────────────

 

 

【その日の夜】

 

「……うん、ここに入るワード……この候補の中だったら…

これは、かのんらしい歌詞じゃないな……なら、こっちは……語呂的に少し不自然か……」

 

 

 

曜「……やってるみたいだね」

悠「命と同じ歳の時……俺もああだったのかな」

曜「後ろ姿とか悠くんそっくり♪」

悠「なんか、恥ずかしくなるね」

 

 

かのん「命くーんっ」

「……ん、かのん?」

 

かのん「これ、差し入れっ」

「あー、悪いな、気使わせて」

かのん「ううん、大丈夫!今、そっち行くからねっ」

 

そう言うとかのんは自分の部屋の窓を閉めて……屋根の上を歩いてこちらに来た。

「危ないからあんまりそういうことするなって言ったでしょ?」

かのん「もう何回もしてるから大丈夫だもーん」

「……ったく」

 

差し入れを机に置いたかのんはベットへと腰掛けた。

「……帰んないのか?」

かのん「もう少しだけ……居ようかなって♪」

 

「……見たって面白いものでもないのに」

かのん「いーのっ♪(……こうやって命くんの背中を見てるのが……好きなんだもん…///)」

 

 

「……ん……んー……」

かのん「……あ、命くん……この日、試合?」

 

カレンダーを手に取り、こちらを覗くかのん。

「ん、まぁ練習試合だけどな」

かのん「投げるの?」

「予定ではな」

かのん「そっか、じゃあ……応援に行こうかな?」

「おいおい、イベントフェスの前日だよ、ダメに決まってるだろ」

かのん「絶対に行くもん!……命くんの出る日は絶対に応援したいもん」

「……お前も物好きだよな」

かのん「…………鈍感……///」

「ん?」

かのん「なんでもなーい、ほらほら手を動かす!」

「わ、分かったから……」

 

 

 

 

 

 

 

【1時間後……】

 

 

「……よし、大方は進んだかな……おーい、かのん?」

かのん「すぅ……すぅ…………」

 

「……寝てるし……ったく、走って疲れたなら直ぐに休めばいいのに」

(……とは言え、困ったな……今からかのんの部屋に戻す訳にもいかないしな……)

 

 

かのん「……んぅ……命くん……///」

寝ながら命の指を握るかのん。

 

「……やれやれ、このまま寝かせてやるか……

……高校生になっても、まだまだ子供だな、かのんは」

かのん「すぅ…………すぅ……///」

 

頭を撫でるとかのんは嬉しそうな寝顔を浮かべた。




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