We are The Super STAR!** 作:A×K(アツシくん)
理事長「では、これより…新たな生徒会の結成式を始めます
生徒会書記…桜小路きな子」
きな子「は、はいっす!」
理事長「続いて会計…七草七海」
夏美「今までに無い、新しい人選ですの」
メイ「学校のために、音楽科以外の人も入れた方が良いって、恋先輩が」
四季「流石…」
可可「部活も生徒会も頑張るきなきなやかのん…尊いデス~…♪」
すみれ「また、遠のく…生徒会長の座…!」
可可「まだ狙ってるんデスか、諦めの悪いグソクムシデス」
すみれ「なーにぃーっ!?」
千砂都「ま、まぁまぁ…っ!!」
理事長「生徒会副会長…澁谷かのん」
かのん「はいっ!」
理事長「…そして、この場には居ませんが…特別顧問として、西結ヶ丘学校の生徒兼スクールアイドル部マネージャーの冴木 命さんを任命させました」
ざわ……ざわざわ……。
メイ「…ま、まぁ…前例が無いよな、そりゃ」
四季「常識を打ち破る…ウチのマネージャー、恐るべし…」
夏美「あの~…隣の生徒がやったーって嬉し泣きしてるんですの…」
すみれ「知名度だけで言ったら、この学校一になりつつあるわね」
千砂都「本人は意にも返して無さそうだけどね~…」
恋「…結ヶ丘女子高等学校生徒会は新たなメンバーを加え、活動を続けて参ります
来年は、3学年が揃う大事な────────」
…………………。
【部室】
「結成式、どうだった?」
恋「はいっ、何も滞りなくっ」
「…しかし、言わなくても良いものを…あの理事長ときたら…」
きな子「きな子は先輩と生徒会の仕事が出来て嬉しいっす!
先輩の助言のおかげで、書記をやろうと思ったっすから!」
「…かのんも、みんなと協力しあうんだよ?」
かのん「うんっ、命くんにいっぱい助けてもらう♪」
恋「生徒会室も、ほわほわな雰囲気になりそうですね~…」
メイ(ほわ…ほわ…?)
夏美(独特な言い回しですの…)
四季(言質、取ったり)
可可「そんな事ヨリ~」
恋「そんな事っ!?」
可可「メーさん、例の物は持ってきまシタか?」
「今日のかのんの寝起きの写真?」
かのん「は、はあっ!?///」
メイ「く、くれっ!!!!///(ふ、ふざけんな!幼なじみだからってそんなことしていいのかよっ!?)」
四季「メイ…典型的な本音の出方してる」
千砂都「ラブライブの過去の会場のデータでしょ?」
夏美「部長がまともで良かったですの…」
きな子「先輩もまともっすよ?」
すみれ「疑うことを知りなさいよ、アナタは」
可可「曜サマの力を借りて…μ'sやAqours…虹ヶ咲…Saint Snowのステージのデータをお借り出来まシタ…!」
「…割と他グループに比べたら…チートじゃね?」
メイ「そもそも伝説のスクールアイドルを母親に持ってる時点でだろ」
四季「知り合いとしても人脈が広い」
すみれ「連絡先も知ってる」
夏美「3連コンボですの」
「……………」
かのん「ああ、もう…拗ねないの…」
可可「ともカク!それだけステージは重要って事デス!」
千砂都「リモートだもんね、地区大会…確かに、見た目もって事だもんねぇ…」
かのん「去年以上…だもんね…」
すみれ「具体的にアイデアあるの?」
可可「可可に素晴らしい候補地がありマス!今から向かいマスよ!」
きな子「い、今からっすか?!」
「こうなったら可可は言う事聞かないからな…って、もう居ないし」
メイ「しゃーねぇな、行くまでの道のりでもヒントはあるかもしれねーし、行ってみるか」
四季「ランニングトレーニングも兼ねて」
夏美「あ、あの機械はもう懲り懲りですの…っ!!」
────────────────────
可可「こっこデーーーーーーース!!!♪」
すみれ「ここって…」
可可「外苑球場…そして!その外苑球場を、貸切にするんデスー!♪」
千砂都「…さっ!ランニング続けるよー!」
可可「ま、待つデスーっ!
中央にステージを作って…360°Liellaをあらゆる角度から生中継…っ!」
メイ「すっ……素敵ですよ!可可先輩っ!」
すみれ「…過去に一度、断られてなかったっけ?」
夏美「費用オーバーも甚だしいですの…」
可可「大丈夫デス!地元の学校…しかも、優勝候補デスよっ!」
メイ「そうだよ、そうだよ!
スクールアイドルなら、試してみてもないのに諦めるとか言うわけないよなっ!」
すみれ(ね、熱量すごいわね…この子…)
可可「メーメー…っ!
分かってくれマスかぁ…っ!!!」
メイ「当たり前だろっ!頑張れば必ず出来る!」
メイ「早速直談判だーっ!諦めない気持ち~っ!」
可可「チクレカス~っ!!」
かのん「ちょ、ちょっと…っ!!って、何か懐かしい言葉言わなかった!?」
………………。
可可「ダメ…でシタ…」
メイ「すっげー、怒られたぁ…」
すみれ「当たり前でしょ…」
可可「デ、デスが…三度目の正直と言うことわざが…っ!」
夏美「多分そろそろ出禁喰らいますの」
きな子「無念っす…」
千砂都「2人とも…面白いねぇ…」
かのん「…でも、そうなると…どこがいいのかな?
……ねぇ、命くん?」
「…………………………」
かのん「命くん?」
「えっ?……あ、そ、そう…だな…」
メイ「どうしたんだよ、らしくもねぇ」
「…悪い、ちょっとその辺散歩してくるわ」
メイ「は、はぁっ!?ちょっ、待てって…!!」
「すぐ戻るから~」
メイ「…行っちまった…」
四季「顔、暗かった」
かのん「…やっぱり、まだ…気にしてるのかな…」
千砂都「そういう場所、だもんね…ここ…」
メイ「…?
な、なんだよ、何か訳ありみたいじゃねーか…」
かのん「…ちーちゃん」
千砂都「話してあげよ、みんなのためになるんだし」
かのん「…命くんが、野球をやってたって知ってる?」
きな子「少し聞いたことがあるっす…」
夏美「えぇ、聞いたことありますの」
メイ「…それと、この場所に関係が?」
かのん「…命くん、ね…野球の試合中に…頭にボールが当たって…意識が無くなった事が…あるの…」
四季「………………」
かのん「…そのせいで、一時的だけど…命くんは、記憶がなくなってね…」
きな子「…えっ…?」
すみれ「あの頃は、私たちも命もめちゃくちゃだったわね」
かのん「もちろん、今は何ともないよ?…けど、その事故以来…命くんは、ボールが投げられなくなっちゃったの」
メイ「……そんな、過去があったのか…」
千砂都「…きっと、命が今こうしてるのは…少しでも野球を忘れたいから…なんじゃないかなって、私は思ってる」
かのん「…………諦めてないよ…命くんも……私…も」
千砂都「…かのんちゃん?」
────────────────
「…はぁ…かっこ悪いな、あんな後ろ姿見せて…」
「…外苑…球場か………今頃、一度でもあの場所に立てた…の、かな」
???「Hey、Excuse me」
「…えっ、あっ、お、俺?」
突然、2人の女性から声をかけられた。
2人ともサングラスを掛けてるが…外国人、か…?
???「Where is Gate 11?(11番ゲートってどこ?)」
「It's the opposite here, so walk straight to the right……
(ここだと、真反対なので真っ直ぐ歩いて右に………)」
???「あぁ、日本語、分かるから」
「えっ、あ、は、はい…ここだと20番より先になっちゃうので
真っ直ぐ行ってもらうと着きますよ
…えっと、送りましょうか?」
???「分かりやすい説明だったから大丈夫、Thanks」
そう言うと、道を訪ねてきた女性が帽子を俺に被せてきた。
「わ、ぷっ…!!
…えっ、ちょ、ちょっと…!!」
???「Returning…日本で言う所のお詫びってやつさ」
「…行っちゃった…」
………………………。
???「良いの~?
あの帽子お気に入りだったんじゃなかったの?」
???「Yes!…でも、何か似た匂いがしたから
アメリカ人ならではだろう?」
???「ふ~ん…貴女が良いなら、良いんだけど
それより、せっかく日本に来たのに野球を見たいって…変わらないわね」
???「Base Ballは何度観ても良いものだからねっ!」
…………………。
「……アメリカの野球チームの帽子だ…」
確かこれ、現地のファンクラブ限定商品だった気が…。
「…サイン?も書いてあるし…良いのかな、本当に…」
帽子を見ながら、ぽつりと呟く命だった。
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