「ピカッ...ピカッ...」
現在、外に出て逃げている。
別に美琴の下から離れたい...なんて思ってるわけじゃない...けど
「いたぞ!」
「ピーカヂュウゥウウ!!ピッカ!」
10万ボルトを放ったあと逃げる。電気を通さないゴム性の防護服で守ってるとは言え光には弱いのは違いない。
10万ボルトをフラッシュとして擬似的な目くらましとして使い、逃げる
そもそもどうしてこうなったかと言うと...
「とある学区で停電状態でね。その生物を貸してもらえないだろうか」
白衣を着た男が美琴達の部屋の前でそんなことをほざいてるが、美琴が許すはずない
「...ピカチュウは生き物です、そんなこと」
「御坂、言う事を聞け」
変なとこから援護射撃入った!?寮長ですよね!?動物を過労死させるつもりですか!?いやポケモンだから動物なのか分からんが...こうなったら
「ピッカァ!」
「あ!ピカチュウ!」
「こら!待ちなさい!」
「ピカピ!ピーカピカ!」
「...分かったわ。また夜...ね...」
今のは美琴との唯一分かる言葉。
夜にしか発言しない、おやすみの意味を込めた言葉だ
それだけで美琴は理解してくれたのだろう。夜には戻ると
「ピィカァ...」
疲れた。なんでこんな走り回らなきゃいかんのだ...僕はゆっくり、安寧な世界で生きていこうとしただけなのに...はっ!この前の実験...あれが理由か!?
今すぐあの研究施設破壊しにいこうか...いやそんな大胆な真似したら逆に目立つ
ここはひっそりと木陰で落ち着いて...ん?ホイッスルの音?
「ピ...?」
あれって、道路交通を取り締まってるってことかな?
え、人力信号?無理があるんじゃ...って、まさかこの賄っていかない電気をどうにかしてほしかったのか?
いやでもピカチュウでどうにかなる電気量じゃないだろ
でもどうにかするとしたら...
「ピーカ...ピカ...ピカッ...」
「見つけたぞ」
声が聞こえた。自分を発見したための声か、しかし無視して最終作業に入る。
「ピーカピカチュウゥウウ!!」
ただの玉っころに電気を送り込み半永久的なでんきだまを作った
「ピーカー!」
「さぁ行くぞ」
「ピカ」
でんきだまを渡そうとする
相手は研究者だからか、でんきだまに興味津々だ
「これは?」
「ピカピカ!」
「電柱...まさかこれ1つで電気を賄えるのか!?」
「ピ!」
そう言ったあと今度は逃げるんじゃなく、帰るために走っていき、帰り際に
「ピーカ!」
バイバイと手を振っておいた。暫くは外に出ずにじっとしてよう...危ない...
「ただいま...「ピカピ!」ピカチュウ!なんとかできたのね!それでこそ私のピカチュウよ!」
「ピカ」
頬を赤らめて頭を搔く。褒められて少し恥ずかしい
「にしても泥だらけね...ベッドに上がらなかったのはそれが理由ね。知能が高いというか、なんというか...ささ、お風呂入っちゃいましょう」
「ピ!」
お風呂で汚れをとってもらって黒子の帰宅を待ってるのだが...
「黒子なら風紀委員の方で忙しいから遅くなるわよ。ピカチュウは先に寝てなさい」
「ピ...ピカピ...ピーカピカ...」
「おやすみ...さて、私の方も
何か聞こえるが睡魔には勝てず身を委ねた
野生のピカチュウはでんきだまを持っている...つまり作れるってことですよね!?ピカチュウの手で!?