騎馬戦も無事に終了した後は一般的な体育祭の催し物、言うなればレクレーションの時間となった。これは基本的に参加は自由なので出て楽しむのも騎馬戦の後の疲れを癒すのも良しという時間になっている。星辰は……
「君が石動君か」
「ああはい(くそ熱い……)」
お腹も減っていたので財布片手に出店で焼きそばやらを買おうと思っていた所に全身を燃え上がらせている巨漢と遭遇して言葉を失っていた所だった。
『何だこいつ全身火事になってるじゃねえか、これで火災報知器とか反応した如何する気なんだよ』
「(……確かに)」
1:ヒロアカエボルト
新しくスレ立てしました、というかこの状況どうしたらいいんでしょうか。
2:『システム』
ヒロアカエボルトからライブ配信モードの要請を検知。
受諾、モード移行を実行します。
3:無法地帯の料理人
スレ立て乙……ってエンデヴァー!!?
4:D×D風紀委員長
スレ立て乙ですイッチってエンデヴァーだぁぁぁぁ!?
5:大地の虎
乙っす!!って永遠の№2ヒーローだぁぁぁぁ!!!??
6:クトゥルフ系狩人
>>5
サラッとメタルベア命のレイフォールバカなせいで全然優勝できない
永遠の№2であるジロウさんの悪口やめろや。
7:ヒスイの調査兵
おう、詳しく解説してるお前が一番バカにしてるぞ。
8:円卓の鬼
というか実際この暑苦しいおっさんなんぞ?
9:無銘の転生者
夏場とかぜってぇ近づきたくねぇ……。
10:纏め役の転生者
フレイムヒーロー・エンデヴァー。作中ではオールマイトに次ぐ実力者だ。
オールマイトのせいで長年№2ヒーローの地位にいるせいでオールマイトを越える事に
固執してしまっている哀れな男でその夢を息子の轟 焦凍に押し付けてるおっさんだ。
11:IS世界のメンタルセラピスト
じゃあ滅茶苦茶凄いヒーローなのか……。
12:普通のカウンセラー
一応事件解決数史上最多という輝かしい実績の持ち主何だけどね……。
オールマイトを常に超えようと努力をし続けてる人でもあるんだけど
13:光の国の戦士
熱くないんですかね?個性の関係でそんな事ないんですかね。
「初めましてだな、君の活躍は見せて貰った。様々な状況に対応出来るその個性は実に素晴らしい、ご両親も鼻が高いだろうな。君もご両親には感謝しなければならないだろうな」
「ハァッ……まあ両親は無個性なんでその辺りは分かりませんけどね」
「―――何?」
14:円卓の鬼
えっイッチのご両親って無個性なの?
15:エボルトヒロアカ
事実だぞ。石動 惣一は無個性だ、後母親は既に死んでる。事故死だ。
16:光の国の戦士
……貴方からの言葉は少し信憑性に欠けますが、事実でしょうね?
17:エボルトヒロアカ
こんな下らねぇ嘘なんかつくかよ。
「まあ兎も角、君の個性は評価に値する」
「それはどうも有難う御座います」
18:無法地帯の料理人
なんか、イッチの反応淡白だな。
19:円卓の鬼
そりゃイッチにとってエボルトの力は嫌な物だからな。
20:ヒスイの調査兵
そりゃいい顔する訳ねぇよな。
「それで俺に何の用でしょうか」
「簡単な事だ―――俺の見立てでは次のガチバトルトーナメントでは君がウチの焦凍ぶつかる可能性が一番高い、どんな結果になるにせよあれは必ず決勝に上がる。それまでに確実に君と当たる事だろう」
「……」
「あれはまだ全てを出し切っていない、今はくだらない拘りで左を使っていない。だが君との戦いならば確実に使う事になるだろう、とても有益な戦いを期待する。あれの為にも、君の為にもな」
21:大地の虎
……何すかこの違和感、この人何を見てるんですか?
22:クトゥルフ系狩人
イッチと話してるのにイッチを見てないぞ此奴。
23:普通のカウンセラー
そりゃそうでしょうね……エンデヴァーにとって重要なのは焦凍君が高みに行く事。
それはつまり、自分から受け継いだ炎を使わせて更に成長する事なんだもん。
24:IS世界のメンタルセラピスト
……つまりこのおっさん、イッチに踏み台に成れって言ってるのか!?
ふざけやがってやろうぶっ殺してやるぅ!!
25:D×D風紀委員長
>>24
やめた方が良いですよ。長年№2に座ってますけど、逆にいえばあの公式チートのオールマイトに
唯一迫れる位の逸材でもあるんですから。実際この人とんでもなく強いですから。
26:円卓の鬼
戦闘系の特典がないセラピストニキじゃ絶対に勝てないから止めとけ。
27:無法地帯の料理人
この中で戦える特典もちはヒスイニキと委員長ニキ、戦士ニキ位でしょうね。
28:ヒスイの調査兵
>>27
立体起動装置と調査兵団パワーで行けるかなぁ……。
29:D×D風紀委員長
>>27
まあ、死ぬ気の炎と匣兵器ならば何とか……。
30:光の国の戦士
>>27
あっ私は除外で。
31:超次元中学生
そりゃ戦士ニキはなwwww
32:大地の虎
流石に光の巨人は除外っすよねwww
「つまり俺に轟の引き立て役になれと、そうおっしゃりたいと」
「そうは言わん、両者にとって貴重な体験になると言いたいだけだ」
「腹芸、もうちょっと学んだ方が良いですよ。貴方は顔と炎に感情が乗り過ぎてる」
33:エボルトヒロアカ
確かにな、こいつは感情を諸に顔に出すし炎にも露骨に出てるな。
34:青春学園の熱血教師
……セラピストニキ、キアラネキ、分かる?
35:IS世界のメンタルセラピスト
顔の方は何とか……。
36:普通のカウンセラー
同じく……確かになんか炎の揺らめきが変わってるような気がするけど……
唯炎が揺れてるだけな気もするし……。
37:超次元中学生
寧ろ何でイッチは分かるんだ?
38:エボルトヒロアカ
俺っていうサンプルがあるからだろうな。
39:纏め役の転生者
自分で言うのか……。
「……まあいいでしょう。轟に手を抜くほど俺は腐ってません」
「助かるな、これであいつの幼稚な拘りが無くなれば俺にとっては喜ばしい事だ」
「喜ばしいか……確かにそうでしょうね、それで彼が炎で人を救う事に前向きになってくれれば」
「フンそんな事ではない、あいつが氷と炎を同時に使えば俺を越えるヒーローになれる。あいつはオールマイトを越えられる」
「いやそれは無理でしょ」
40:IS世界のメンタルセラピスト
サラッと否定したぁぁぁ!!!
41:クトゥルフ系狩人
ぜってぇ今のイッチ素だったって!!反応速度尋常じゃなかったもん!!
42:普通のカウンセラー
あ~エンデヴァーが凄い顔して睨んで来てるぅぅぅ!!!
43:青春学園の熱血教師
こえええええっ!!威圧感パネェぇぇぇ!!
44:纏め役の転生者
顔の炎も威圧感を出す為に付けてるぐらいだしな……。
というかイッチ、何を言う気だ……?
「それはどういう意味だ、あいつがオールマイトを越えられないだと?」
星辰の言葉にエンデヴァーは激怒に近い怒りを抱いていた。自分の炎と妻の氷を両方受け継いだ最高傑作と言うべき存在の焦凍がくだらない拘りを捨てれば直ぐに覇道を歩む事が出来ると思っている。だが星辰の言葉はそれを完全に否定する物だった。
「いやだって氷と炎を両立した位であのオールマイトを凌駕出来ると思います?唯のパンチで天候変える化物ですよ、フィジカル面をもっと鍛えて個性に頼りっきりなのを改善しないと無理に決まってますよ」
ああそう言う事か……とエンデヴァーは怒りを収めた。何故ならば正しい意見だからだ、唯の氷と炎の両立で互いの個性が抱えるデメリットを打ち消しあっただけでは天辺を取る事が出来ないというのは分かる。だがそのデメリットがない事の利点は凄まじく大きい、自分が抱えてるものが無ければどれだけ上を目指せるのかと思った事はない。
「それに……それって轟の夢じゃないでしょ、それは貴方の夢だ」
収めた筈の怒りが、また湧き上がってきた。
「親である自分の夢を子供に託す、美談ではあると思いますけどそんなの押し付けだ。じゃなきゃ彼は炎を使う事にあんな嫌悪感を抱く事はない」
「……何も知らない小僧がほざくな。あいつにはオールマイトを越える義務がある」
「義務、ね……じゃあ貴方は彼を兵器にでもしたいんですか?」
「―――何?」
45:円卓の鬼
兵器……。
46:大地の虎
たしか、ビルドの仮面ライダーって……。
47:無法地帯の料理人
ああ、兵器としても考えれるそんな設計にもなってる。
実際、それが劇中で戦争に使われた。仮面ライダーが戦争をやってたんだ。
「兵器、だと……?ふざけた事を言うな、俺はあいつをオールマイトを越えるヒーローにしたいだけだ」
「貴方の越えるは力を意味してると俺は思いますよ、想いの介在しない唯のヒーローという暴力装置になる事を望んでる」
「ふざけた事を言うな!!」
「ふざけてるんのはアンタだろうが!!!」
その時、星辰の瞳は赤く光りながら周囲にオーラのような物を放出していた。風圧とも違う、奇妙な威圧感にエンデヴァーは冷や汗を流してしまった。高々ヒーロー候補生の小僧に、汗をかいた。
「右だけで氷だけで良いのか、目の前に炎で助けられる人がいたらどうするだって悩んでたし考えてた。あいつはオールマイトを越える事なんて考えてない!!オールマイトのように誰かを救うヒーローになりたいと思ってるんだ、アンタが望んでいるような越えるなんて望んでない。アンタが望む先にいる轟は恐ろしい化物だ」
「……っそんな事を、俺が望む訳がないだろう!!」
「ならこの先確りと観ておけよ、アンタが望む轟の姿って奴を俺が見せてやる……」
そう言い残して星辰はその場を後にする、一歩離れていく度に薄らいでいく威圧感にエンデヴァーは漸く重圧を感じなくなっていく。だがその言葉は何処までも重く胸に突き刺さっていた。
「俺が……焦凍が兵器になる事を、望んでいる……?」
48:ヒロアカエボルト
すいません皆さん、ちょっと頭に来ちゃって……。
49:IS世界のメンタルセラピスト
気にするなってイッチ、俺だってあのおっさん嫌いだ。
50:大地の虎
俺も正直好きになれないです……。
51:D×D風紀委員長
この時期のエンデヴァーですからねぇ……後になれば結構よくなるんですけど。
52:光の国の戦士
う~ん……オールマイトへの劣等感が凄い募って息子さんに押し付けてるって感じですね。
53:普通のカウンセラー
>>52
正しくそれなのよねぇ……それで家庭環境は最悪。
奥さんは病んじゃって焦凍君に顔に熱湯掛けちゃって入院させられちゃうし
54:青春学園の熱血教師
>>53
それは、ヘビィだなぁ……。
55:ヒスイの調査兵
他人の家庭事情に首を突っ込みたくはないけど……イッチ、これから如何するんだ
エンデヴァーに最悪の未来を見せるとか言ってたけど。
56:ヒロアカエボルト
別に何もしませんよ、唯……ちょっと
57:エボルトヒロアカ
>>56
おいwwwルビが可笑しいだろwwww
58:超次元中学生
いや、大正解だろ。
59:クトゥルフ系狩人
激しく同意。
60:円卓の鬼
禿同。
その後、星辰は第一試合第二回戦で轟とぶつかる事が明らかになった。
『んで相棒、何をする気なんだ』
「(俺を相棒呼びするなら多少なりとも協力する気があるんだろ)」
『まあな』
「だったら、力を貸せ。フェーズを進める」
『―――あいよ』