色んな意味で怒涛過ぎる入学初日、他のクラスは普通に入学式に出ていたと聞いて益々この学校の校風の意味を理解した。これは、適当に授業を受けていたら何かしらの理由を付けて除籍という事も十分に考えられると改めて気を引き締めて、授業に望もうとしたのだが……
「んじゃこの中で間違っている英文はどれだ?」
『普通だ……凄い普通の授業だ……』
「Everybody,heads up!!盛り上がれ~!!」
他の授業もきっと過酷なものに違いない……身構えていたのだが、やってきた授業は意外にも普通な物だった。ペース的には早いとは思うが、別段普通の授業であった事に皆安心感を覚えていた。もちろん星辰もそれには同じくだった。そんな授業も昼休みを挟んでいよいよ午後の授業、即ちヒーローになる為の重要授業、ヒーロー基礎学の時間がやって来た。
「わぁあたぁあしぃぃがっ……普通にドアから来たぁっっ!!!」
大声と共に超喧しく入って来たのは筋骨隆々の強靭で完璧と言っていい程に鍛え上げられた肉体、平和の象徴、皆が憧れる№1ヒーローのオールマイトだった。そんなヒーローが教師として教鞭をとり自分達を見てくれる……これに興奮せずにどうしろというのだろうか―――と言っても星辰は途中から記憶を取り戻した系転生者なので現状はオールマイトのファンではない。
「早速行こうか!!私が受け持つのはヒーロー基礎学!!少年少女たちが目指すヒーローとして土台、素地を作る為に様々な基礎訓練を行う科目だ!!正にヒーローになる為には必須とも言える!!単位数も多いから気を付けたまえ!!今日はこれ、コンバット!!戦闘訓練!!!」
益々目立つポーズを取りながらも「BATTLE」と書かれているプレートを掲げる。好戦的且つ野心家な生徒達はメラメラと炎を燃やす。それと同時にオールマイトが指を鳴らすと教室の壁が稼動をし始めていく。そこに納められているは各自が入学前に雄英へと向けて提出した書類を基に専属の会社が制作してくれた
「着替えたら各自、グラウンドβに集合するように。遅刻はなしで頼むぞ」
『ハイッ!!』
各自は勢いよく自分のコスチュームが入った収納ケースを手に取ると我先にと更衣室へと向かっていった。そこにあるのは自分が思い描いた自らがヒーローである姿を象徴すると言ってもいい戦闘服、それをプロが自分たちの為に制作してくれるなど興奮して致し方ない、なんて素敵なシステムだろうか。と言っても星辰はコスチュームの申請は行っていないので一早くグラウンドβへと向かった。
「そう言えば石動少年はコスチュームの申請を行っていなかったね、大丈夫なのかい?」
「ええ、というか……こいつになっちまえばコスチュームなんて無意味ですから」
そんな言葉の直後にエボルへと変身する。変身してしまえばどうあがいてもこの姿になるのでコスチュームなんて意味をなさない、それを察したオールマイトもあ~……と納得した声を上げる。
「だが最近のコスチュームは個性と同調する者も多いんだ、一度申請してみたらどうだい?」
「ハハッ考えときます」
と言われても星辰は申請する気は皆無であった。
28:クトゥルフ系狩人
お~遂に戦闘訓練か~。地味に気になってたんだよね俺。
29:D×D風紀委員長
同じくです。参考にしたいなぁって思ってます。
30:青春学園の熱血教師
でもコスチュームなしなんだな。申請したらよかったのに。
31:纏め役の転生者
>>30
しても無駄になるだろうからな。
32:ヒスイの調査兵
それまたどうして?
33:纏め役の転生者
エボルの全身に纏うEVOオムニバーススーツには過酷な環境や敵の反撃からの保護機能がある。
遮断フィールドを展開して天体の環境でも活動可能にするレベルのな。
34:IS世界のメンタルセラピスト
マァジィかよ、ISの絶対防御以上だな。
35:無法地帯の料理人
でも纏めニキ、その機能って……。
36:纏め役の転生者
無論、いかなる天体においても安全に破壊活動を実行する為の物だ。
37:普通のカウンセラー
ああっやっぱりそっち系なのね……。
38:円卓の鬼
機能が全部破壊活動の為の機能ってのが最早清々しいな……。
「よっ星辰、アンタ見なかったけどコスチュームなしなんだね。まあその個性なら必要ないか」
「大体これ一つで全て済むからね、これ色々できるから」
「例えば?」
「そうだな……んんっ!!あらあら耳郎さん、そのコスチューム中々にお似合いですわ。ラフさが活発な耳郎さんとよくマッチしておいででしてよ!!」
「えっ私の声ですの!!?」
突然星辰から聞こえて来たのは八百万の声だった。当の本人は全く話していなかったのにそれが聞こえて困惑していると星辰は愉快そうに笑った。
「いい声してるでしょ。ハハッ声の仕事は得意なんですよ」
「えっじゃあ……そこの上鳴の声は?」
「―――全く昨日の個性把握テストはウルトラやばかったでございますよぉ!!」
「超似てる!!んじゃ……そこの爆豪は?」
「―――ア"ア"ァンッ!!?ふざけてんのか、テメェら全員ぶっ飛ばされてぇかぁ!!」
『超似てるぅ!!』
「何処がだぁぁ!!!」
39:ヒスイの調査兵
ちょwwwイッチ遊びすぎwwww
40:クトゥルフ系狩人
しかもwww上鳴に至ってはウルトラマンゼットじゃねえかwwww
41:光の国の戦士
マジで似てたから素でびっくりしました。
42:無法地帯の料理人
エボルトの有効活用だなこれもwwww
43:円卓の鬼
キアラネキと一緒だな。
44:普通のカウンセラー
こう言う事にのみ活用出来るならまだいいのにねぇ……。
今回の授業は正しく基礎を知る為の物。屋内でヒーローチームとヴィランチームで分かれて戦闘を行う。ヒーローはヴィランを確保するか、ヴィランが隠し持つ核兵器を確保すれば勝利。ヴィランは制限時間までに核兵器を守りぬく、ヒーローを全員確保が勝利。核兵器は張りぼてだが、これは本物として扱う事。そして、チームはくじ引きによって決定されるらしい。そしてくじの結果―――Iチームとなった。
「一緒のチームだね!!えっと、ごめんなさいまだ名前覚えられてないや」
「尾白だよ、尾白 猿夫。そっちは葉隠さんだよね、宜しく。それでえっと……石動君で良いんだよね」
「石動 星辰です。好きなように呼んでもらって構いませんから」
「分かったよ星辰君、宜しくね~!!」
明るい声が透明な場所から聞こえてくる、透明化の個性を持つ葉隠と中々に強靭そうな尻尾を持つ尾白とのチーム、21人なのでIチームだけが例外的に3人構成になってしまったがこれは致し方ない。
45:IS世界のメンタルセラピスト
あ~そっか、イッチ入れたら21人になるのか
46:D×D風紀委員長
これは、人数的には有利ですよね?
47:超次元中学生
戦いは数だよ兄貴!!
48:無法地帯の料理人
ホントね、一人多いだけでも全然違って来るからなぁ。
49:ヒスイの調査兵
でも、Iチームの相手って……ああやっぱり轟と障子のペアか。
50:円卓の鬼
A組でもワントップと言ってもいい最強個性持ちかぁ……
51:IS世界のメンタルセラピスト
あ~まあ純粋な個性だとそうか。特典別勘定だと
52:普通のカウンセラー
超冷却と超加熱だったかしら?
53:纏め役の転生者
>>52
違うぞキアラネキ。半冷半燃だ。
右で凍らせて左で燃やす、単純に冷やして温めるじゃなくて
氷を操るのと炎を生み出す個性のハイブリットって思えばいい。
身体が冷えて身体機能の低下、身体が熱くなりすぎて身体機能の低下
その両方を自力で何とか出来る超強個性だ。
54:光の国の戦士
う~んこの、凄い羨ましいなぁ。私も再現できないかなぁ……
55:クトゥルフ系狩人
ウルトラニキなら何とか出来るだろ。冷凍光線の応用とか
56:超次元中学生
次元連結システムの応用とか
57:IS世界のメンタルセラピスト
それだけは絶対にやめろ。
58:ヒスイの調査兵
でも障子君、だっけ。そっちも結構個性としては強いよね纏めニキ?
59:纏め役の転生者
まあな。個性:複製腕。
腕の先に身体の一部を複製できる個性だ。目に口に耳、それらを作って索敵能力強化も出来る。
手も複製できるからカイリキー以上の腕で殴り掛かって来る事も出来る。
60:普通のカウンセラー
そう考えると障子君も相当に強いのね、近距離戦じゃ勝つの難しくない?
61:クトゥルフ系狩人
つっても、イッチのチームメイトの尾白君と葉隠さんも割かし強い方じゃない?
62:IS世界のメンタルセラピスト
いや~……如何なんだ?
63:無法地帯の料理人
尾白君は確かに尻尾を腕のように扱えるはずだけど、それでも数で言ったら障子君の圧勝。
かといって葉隠ちゃんは透明人間なだけだから基本普通の女の子よ、雄英に入学できるだけの。
64:円卓の鬼
って事は……
65:光の国の戦士
鍵になるのは……
66:D×D風紀委員長
イッチさん、ですね。
67:纏め役の転生者
さぁて、もうそろそろ第一戦の緑谷チームと爆豪チームが終わる。備えよう。
スレにいる転生者紹介
・光の国の戦士
ウルトラシリーズ、M78星雲・光の国に転生した。
ウルトラマンとして転生したが、記憶戻ったのが宇宙恐竜ゼットンとの戦闘中という最悪すぎるタイミングだったので転生直後に死に掛けたような感覚だった。
救援に来てくれたマン兄さん事、初代ウルトラマンに助けられた。戦闘のダメージによる記憶喪失という事にして、一から鍛え直され、今では立派な宇宙警備隊の隊員。
因みに鍛え直される時の教官がウルトラセブンとウルトラマンレオのタッグだった。
思わず絶句して、ああ自分はまた死ぬのかっと悟っていた。