星狩りのヒーローアカデミア   作:魔女っ子アルト姫

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星辰「この世界がビルドの新世界である事を知った仮面ライダーエボルの石動 星辰は突然、桐生 戦兎と万丈 龍我と遭遇した。だが何とか信用して貰う事に成功するのだった……ハァ、本気で緊張したぁ……」

万丈「なあ、そんなに俺らって怖いか?」

戦兎「いやだって俺達の出会い方考えてみろって。完全にヤの付く自営業だったぞ、特にお前は肩を組むから余計に警戒されたんだよ」

万丈「ンな事ねぇって!!なあ星辰!!」

星辰「え、えっとその……」

戦兎「清い青少年を困らせるんじゃないよ!!いよいよ協力関係を築いた91スレをどうぞ!!」


91スレ

今居る世界がビルドの新世界の未来の時間軸、そしてそこには戦兎と万丈が存在するという割かしとんでもない状況へと陥った星辰。そして、戦兎と万丈とエンカウントするというこれまでの人生で最も緊張する瞬間を何とか乗り越え、二人との協力関係を結ぶ事に何とか成功したのであった。一先ず胸を撫で下ろしつつも星辰はインターンもあるのでその場は解散。後日、改めて顔を会わせた。

 

「戦兎さん、お弁当持ってきましたけど食べます?」

「おっマジか!?戦兎飯だぞ飯!!」

「そんながっつくんじゃないよ恥ずかしいでしょうが、悪いな星辰態々」

「いえお気になさらず」

 

互いの情報を交換、これからの事をどうするかを検討する為である。

 

「この唐揚げうめぇな!」

「ってだから話し合う為なんですけどねぇ……まあいいか、取り敢えず俺達としては自由には一応動ける立場ではある。まあ仕事とかはあるけどそっちは何とかなるだろ」

 

仕事というのは此処、桐龍開発工房での仕事の事。此処では主に家電製品の修理やヒーロー向けのサポートアイテムの開発などを行っている、戦兎の技術力の高さはお墨付きなのでサポート会社からの仕事の依頼などは舞い込んでくる。それが主な収入源、最近になって漸く戸籍関係は何とかなってまともに働けるようになったとの事。

 

「苦労、なさってますね」

「ホントだよ……んでそっちは如何なんだ?」

「ああちょっと相談したい事があるんです」

 

相談したいというのは勿論以前遭遇したハードガーディアンの装備を纏っていた怪人について、エボルドライバーに機材をセットするとエボルの視点で見ていた景色を共有する。それを見て真剣な面持ちで見る戦兎と戦闘面を見る万丈、此処でも互いに方向性が異なっていて中々に個性的だ。

 

「どう思います?」

「……間違いなく難波重工のハードガーディアンだな」

「難波重工って言われると出て来るのは内海だけど、如何なんだ?」

「俺も調べてみたけどこの世界に難波重工はない、難波機械製作所ってのはあったな」

「(あるんだ……難波スティック作ってんのかな)」

 

もう本格的にこの世界でVシネの事件が起きる気がしてならなくなってきてしまった……この世界にキルバスが来てしまう事なんて正直考えたくもないが、色々と対策しなければならないだろう……。

 

「戦兎さん達の世界の技術がこの世界にある、それってあり得ます?」

「……エボルトが居るって事を考えるとあり得なくはない、父さんの理論だって完璧じゃない。無くは無い」

「だけどこいつら、ハードガーディアンにしては大分お粗末な感じだぞ」

「それは思う。見た目や武装は似てるけど性能自体はガーディアンと同等かそれ以下だ」

 

性能はそこまでの物ではないと一蹴こそされるが、問題は一体誰がどうやってこれを作ったかという事になる。思い当たるのは矢張り内海辺りなのだが……憶測に過ぎないしその辺りはミルコに頼んだ調査の進捗を待つしかないだろう。

 

「んで他になんかある?」

「あ~……あります、ヴィラン連合って分かります?」

「ああ、神野区でオールマイトと戦ったり臨海学校を襲撃って奴らだろ」

「林間だろ、海行ってどうするんだよ」

「その内の一人と俺は通じてます」

 

それを聞いて二人は思わず顔を見合わせた、それはそうだろう。目の前でヒーロー候補生が諸悪の根源ともいえるヴィラン組織にいるヴィランと通じているなんて言われたら硬直するのは当然。

 

「如何言う事だそりゃ、もしかして……エボルトがそいつに憑りついてるとかか?」

「ああいや、率先して俺に着くって言ってるので余計に性質悪いです。何から話せばいいんだろ……」

「最初からに決まってるでしょうが」

「ですよね」

 

という事なので最初から大人しく白状する事にした。林間合宿にて渡我 被身子に血を奪われて接種された結果、相手の個性が強化された上にエボルドライバーまで複製された上でマッドローグにまで変身される事態になった事。その後、ヴィラン連合ではなく自分に従う旨を言い渡された。それらを聞いて行くと二人の表情は呆れたような同情したような物へと変化していくのであった。

 

「苦労してんだな……」

「ええまあ、それなりに……」

「エボルトに憑りつかれてる時点でそれなりってレベルは超えてるから、な?」

『ひでぇ言われようだな』

 

渡我 被身子については現状様子を見るしかない、一応エボルトにはエボルドライバーを出している時は感じ取れるらしくその時に連絡を取る事は可能。と言っても現状頼りたいと思う場面は無いし、出来る事ならばヴィランに貸しを作らない事に越した事はない。そして、これは絶対に伝えなければいけないと思っていた事を伝える。

 

「戦兎さん、万丈さん。俺の名前から俺の父が石動 惣一だって事は察してますよね?」

「……まあな。一回だけ飲み行ったからな、エボルトと違って珈琲くそ美味かったよ」

「えっマジか戦兎」

「ええ、父の淹れる珈琲は美味しいですよ。珈琲パックの物ですけど水筒に入れて来てますけど飲みます?」

「ああ頼む」

 

万丈も珈琲を飲んでみるとウマッ!?と驚いた。本編で飲んだのは惣一(エボルト)の淹れた珈琲で酷く不味かった事だけにそのおいしさに驚愕している。後名前もダサかった。

 

「それで、ウチに一海さんが来てるんですよ。三羽烏さん達を連れて」

「あいつが!?」

「マジか!?あいつら元気なのか!!?」

「ええ、うちの姉に鼻息荒くしてぶっ倒れてましたよ」

「「ああカズミンだわ」」

 

それを聞いて本物だな、と確信する辺り色んな意味で理解が深い。だが同時に戦兎と万丈の表情は酷く明るい物へと変わっていった、ずっと心配していた仲間がこの世界にもちゃんといて平和に暮らしてくれている……それだけでも嬉しいのだ。それを聞けて心底良かったと言いたげな表情を作っている。

 

「っつう事は、お前の姉貴美空かよ……」

「ええ。相変わらずネットアイドルやってます」

「この世界でもやってるのかよ……まあいいけどさ」

 

兎も角、それらを聞いた戦兎の表情は明るくなっていた。今日まで、この世界で生きて来て自分は正しかったのか、新世界を作り出した創造主として考え続けてきたが今平和に生きている仲間たちの事を聞いて確信が持てた。自分は間違っていなかったと、平和と笑顔をビルド出来た……という確信を漸く感じられた。

 

「あっすいません、インターン先から呼び出し掛かりました。俺はこれで」

「応、飯ありがとな」

「ああ―――何時でも来いよ、ドライバーの修理だって受け付けてやるよ」

『ハン、お前に修復出来りゃいいけどな』

「黙ってろエボルトこの野郎」

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