翌日、俺達は、第一層迷宮区へと向かっていた。
俺たちの役割は、ルインコボルド・センチネルというボスの取り巻きと戦う事だ。
迷宮区内でも戦闘が起こり、危ない場面もあったが、誰一人死なずにボス部屋の前へ辿り着いた。
カルム「しっかし、なんで俺達は取り巻きを倒す事なのやら。」
キリト「さぁ?」
カルム「俺達をボスとは戦わせないつもりなのかね。」
キリト「さてね。」
ミト「あ〜あ。ボスと戦いたい。」
アスナ「ちょっとミト。」
そんな会話をしながらも着いてこれた。
そして、ディアベルが扉に手を掛けて、こちらを向いた。
ディアベル「皆!俺から言いたい事は一つ。………勝とうぜ!」
そう言って、俺達はボス部屋へと雪崩れ込んだ。
ボス部屋に入った直後は、何も起こらないが、突然、ドアが閉まり、何も無かった部屋が、様変わりしていき、一番奥に玉座があって、そこには、イルファング・ザ・コボルドロード、つまりボスがいた。
そして、取り巻きが3体ポップした。
イルファング・ザ・コボルドロードが雄叫びを上げて、流石に怯んだ。
キバオウ「情報通りやな。」
ディアベル「それじゃあ、皆!突撃!!」
ディアベルの号令と共に、俺達は突撃していく。
俺達は、センチネルを相手にしていて、俺とミト、キリトとアスナさんのコンビで対処していく。
カルム「ミト、スイッチ!」
ミト「分かった!」
訓練通りに、敵の武器を俺が跳ね上げて、隙だらけになった所をミトが仕留めていく。
キリトとアスナさんのコンビの方も上手くやっていて、現状では、誰もHPが半分にはなっていない。
ボスの方も、ディアベルの指揮が上手くいっていて、着実に減っていった。
レイドパーティーの方も、ヤバい損害はない。
全てが順調だが、油断はしない様にしないと。
その時、HPバーが残り一本になって、イルファング・ザ・コボルドロードが動き出した。
雄叫びを上げて、骨斧と盾を投げ捨てた。
キバオウ「情報通りやな!武器を変えるで!」
そして、湾刀を取り出す。
ディアベル「次で決めるぞ!C隊、前へ!」
だが、俺は、奴の武器を見て、違和感を感じた。
湾刀にしては、滑らかすぎる。
その時、予感が的中した。
カルム「あれってまさか!?」
ミト「湾刀じゃない!」
カルム「まさか、野太刀!?」
ミト「という事は、範囲攻撃が来るわ!」
キリト「止めろ!下がれ!!」
予感通りに、イルファング・ザ・コボルドロードが、刀スキルの範囲技、旋車を発動して、C隊は攻撃を食らった。
C隊は大部分が半分までHPが減り、スタンの状態異常になった。
ディアベルはギリギリで防御が間に合った為、スタンにはならなかったが、攻撃を喰らったら、終わる。
その時、俺は動いた。
ミト「カルム!!」
キリト「待て!!」
ディアベルに攻撃が当たる直前に、ディアベルを抱き抱えて、剣の腹の部分で、ボスの攻撃を逸らす。
連撃が来そうだったので、自分のAGIを最大限に使って、脱出する。
カルム「危ねぇ………!」
ディアベル「君はどうして……?」
カルム「何、今アンタに死なれたら困るんでね。それに、アンタの目的はラストアタックボーナスだろ?」
ディアベル「!!」
やっぱりか。
これなら辻褄が合う。
ディアベルはキバオウを介して、キリトの剣を手に入れて、LABを手に入れるつもりだったのだ。
現在、スタンのプレイヤーを守る為に、ミト、キリト、アスナさんの三人でなんとかしている。
俺も、少し掠ったぐらいで、HPには余裕がある。
そろそろ行くか。
ディアベル「カルム。その、すまない。」
カルム「その手の話は後でたっぷり聞くので、回復してくれ。」
俺は、ミト達の元へ。
カルム「すまない!待たせたな!」
ミト「カルム!私、あなたが死んだら……どうしようかと………!」
カルム「説教は後で聞く!今はボスに集中だ!!」
ミト「わ、分かったわ!!」
俺達のやる事は、片方が隙を作り、もう片方が攻撃する、それ自体は変わらない。
対象が、取り巻きからボスに変わっただけだ。
カルム「ミト、スイッチ!!」
ミト「えぇ!」
ボスのソードスキルをソードスキルで迎撃し、跳ね上げたら、ミトに攻撃させる。
先程の範囲攻撃は、囲まなければいいので、ヒット&アウェイの戦法でHPを削っていく。
その時、イルファング・ザ・コボルドロードが跳躍して、一気に襲いかかってきたが、ミト、アスナさんのソードスキルが命中して、怯んだ。
「「スイッチ!!」」
カルム「決めるぞ!キリト!!」
キリト「あぁ!!」
俺とキリトは、ソニックリープを放ち、それが当たったイルファング・ザ・コボルドロードは、ガラスの割れる音の様な音を放ち、爆散した。
センチネルも、ボスが倒れると同時に消滅した。
「「「オォォォォ!!!!」」」
この時、第一層のボス、イルファング・ザ・コボルドロードが倒された。
カルム「フゥゥ……。」
ミト「お疲れ。」
カルム「あぁ。お疲れさん。」
キリト「良くやったな。」
アスナ「これで終わりよね?」
そうやって話していると、会議で見た、エギルとディアベルがやって来た。
エギル「お前らの勇気に賞賛するよ!Congratulations!」
ディアベル「助けてくれてありがとう。カルム。」
カルム「当然の事をしたまでだよ。」
ミト「それで死にかけたら、話にならないでしょ!!」
カルム「すいません。」
ミトに怒られてしまった。
だが、ミトは呆れているも、笑っていた。
そんな和やかな雰囲気は打ち破られた。
キバオウ「何でや!!」
カルム「うん?」
キバオウが叫びを上げた。
キバオウのパーティーメンバーもキリトに対して憎悪の視線を向けていた。
キバオウ「何でディアベルはんを見殺しにしようとしたんや!!」
キリト「見殺し?」
キリトが聞き返すと。
キバオウ「ジブンは、ボスの使うスキルを知ってた!何でそれを伝えなかったんや!」
その発言に、周囲が騒めき出す。
すると。
???「そうだ!そこのそいつは、情報を自分だけで独占して、俺達を騙そうとしたんだ!!周囲にいる奴や、アルゴって情報屋もグルだったんだ!!そいつは、最低のゴミ屑野郎だ!!」
そんな事を宣った結果、一気にヘイトが俺達に集まっていった。
余計な事を………!
アスナ「ちょっと………!」
ミト「………!!」
どうしようかと呆然としていると、笑い声が聞こえてきた。
キリト「あっはっはっはっ!!!」
キバオウ「何がおかしいんや!!」
キリト、何をするつもりだ。
キリト「元βテスターだって?俺をあんな素人連中と一緒にしないでくれ。元βテスターよりも今のアンタらの方がマシさ。俺は元βテスターの中でも上層階にも上がった!刀スキルを分かったのも、上層階では使う奴が多かったからな!ちなみにそいつらは、俺の指示に従っただけさ。」
お前、まさか、自分1人にヘイトを集中させる気か。
確かに、このままでは元βテスターの吊し上げが起こる。
でも、その為にお前は1人になるんだぞ。
冒険者「ふざけんな!!」
冒険者「お前のせいで、ディアベルさんは死にかけたんだぞ!」
冒険者「β上がりのチーター、ビーターだ!!」
キリト「ビーター。いいねそれ。そうだ。俺はビーターだ。これからはあんな奴らと一緒にするな。」
キリトはそう言って、コートを身に纏った。
キリト「第二層の転移門は俺がアクティベートしておくから、死ぬ覚悟のあるやつは来てもいいぞ。」
キリトはそう言って、上へと上がっていく。
しばらくして、俺、ミト、アスナさん、エギル、ディアベル、キバオウ以外は居なくなった。
ミト「カルム、どうするの?」
カルム「俺は、あいつを追う。」
ミト「奇遇ね。私もよ。」
アスナ「行こう。」
エギル「なら、伝言頼めるか?」
ディアベル「俺も頼む。」
キバオウ「ワイもいいか?」
三人の伝言を受け取って、二層に辿りついた。
キリトは俺達が現れた事に困惑していた。
キリト「着いてくるなって言ったのに。」
カルム「二層の街に行きたかったからな。」
ミト「伝言で、エギルさんからは、『また、一緒にボス攻略をしよう。』」
アスナ「ディアベルさんからは、『君1人に、こんな重みを背負わせてすまない。』キバオウさんからは、『今回はディアベルはんを助けてくれて感謝してる。だけどワイはワイなりに強くなる。』ってさ。」
キリト「そうか。」
カルム「じゃあ、行こうか。」
そうして、俺達は二層の主街区へ。
今回はここまでです。
冥き夕闇のスケルツォでは、モルテ役で小林祐介さん、リーテン役で本渡楓さんに決まりましたね。
まあ、今更ですが。
SAOのセレクションが放送されますが、10位以降はなんでしょうね。
楽しみです。
リバイスのバトルファミリアの主題歌が、良い感じですね。
ビヨンド・ジェネレーションズ、本編と続いて出番がある、ネオバッタゲノム。
私的には、カジキゲノムも登場して欲しいとは思います。
そして、オルテカも復活して、デッドマンズ再結成!
一輝達の敵にならないで欲しいんですが。
本編も、光君のフルゲノミクスが披露されましたね。
次回は、ヒロミさんの決意の再変身に、エビルとライブが融合した様な見た目の新フォームが登場!
リーファとシノンに彼氏は必要か
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必要。
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リーファのみ要る。
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シノンのみ要る。
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必要ない。