ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、ノーチラスとユナと出会います。
時系列は、キリトが月夜の黒猫団と邂逅してる頃です。
それも、原作では、月夜の黒猫団の壊滅する出来事の前です。
カルム君が、オリジナル武器と防具を手に入れます。


第7話 剣士と歌い手の邂逅。

 2023年の3月に、アインクラッド解放隊が壊滅した。

 理由は、情報に踊らされた結果という事だ。

 キバオウは、生存していたが、失意の元、第一層へと下がった。

 その為、現在は、血盟騎士団と聖竜連合がトップのギルドだ。

 まあ、その事は、現在ソロの俺には関係ない。

 なんと、血盟騎士団の団長のヒースクリフにミトとアスナさんが勧誘されたのだ。

 その為、キリトと俺はソロとして活動する事に。

 ミトとは、定期的に連絡を取っている。

 現在、俺はとあるダンジョンに潜っていた。

 

カルム「ハァァァァ。やっと、アイテムを回収しきった。」

 

 クエストを受けていて、指定のアイテムが、本当にドロップ率が低い。

 何時間籠ったのか。

 目的も果たしたし、帰ろうとしたら、剣戟が聞こえた。

 それと同時に、人の掠れ声が。

 それを聞いた途端、俺はすぐさま声の元へ。

 

カルム「あれか。」

 

 そこにいたのは、2人組で、1人は剣士で、もう1人は何というか、歌手なのかと思える様な人だった。

 どうやら、トラップが発動したそうで、モンスターに取り囲まれていた。

 

カルム「お2人さん、大丈夫か!?」

???「君は一体………!?」

カルム「話は後だ!助太刀するぜ!」

???「ありがとう!」

 

 俺の助太刀もあって、モンスターの一団は全滅した。

 俺は2人組に声をかける。

 

カルム「大丈夫か?」

???「あぁ。ありがとう。」

???「ありがとうございます。」

カルム「ところで、名前は?」

ノーチラス「あぁ。僕はノーチラスだ。」

ユナ「私はユナ。」

カルム「そうか。助かってよかった。」

ユナ「あの、何かお礼を……。」

ノーチラス「そうだな。」

カルム「良いって。なら、フレンド登録してくれ。いつでも手伝ってやるからな。」

ノーチラス「分かった。」

 

 こうして、俺はノーチラスとユナを連れて、迷宮区を脱出した。

 主街区に着くと、ノーチラスに声をかけられた。

 

ノーチラス「あの、話があるんですが。」

カルム「あぁ、良いですよ。」

ユナ「?」

 

 カフェに着いて、俺達は話をしだした。

 

カルム「それで、話とは?」

ノーチラス「あぁ。僕の特訓に付き合って欲しい!」

ユナ「ノーくん。」

ノーチラス「このままじゃ、ユナを守れない。だから、頼む。」

カルム「良いぜ。」

ノーチラス「ありがとう!」

 

 そうして、俺はノーチラスの特訓に付き合う事になった。

 する事は、ノーチラス自身で決めていて、俺はそれのサポートだ。

 特訓に付き合って、しばらくして、俺はノーチラスの欠点を見つけた。

 時折、動きが止まるのだ。

 それも、ボスモンスタークラスになると。

 その時は、俺がサポートに入る。

 気になった俺は、ノーチラスに話を聞く事に。

 

カルム「なあ、ノーチラス。」

ノーチラス「何だ?」

カルム「何か悩みでもあるのか?」

ノーチラス「!?」

カルム「いや、言いたくないなら、言わなくて良い。」

ノーチラス「………後で、話します。」

 

 しばらくして、宿屋でノーチラスが話す事に。

 ユナは、買い出しに出掛けている。

 

ノーチラス「実は、怖いんだよ。」

カルム「…………。」

ノーチラス「もしユナが死んでしまったら、僕は………!なのに、肝心な時に体は動かない。」

カルム「………。」

ノーチラス「どうしたらいいのか分からない。」

カルム「そうか………。」

ノーチラス「本当に、情けなく感じるだろう。君が羨ましく感じるよ。全く恐怖を感じないからさ。」

カルム「いや、俺だって怖いさ。」

ノーチラス「え?」

 

 そう、俺も実は怖い。

 もし死んだら、この世界で出来た友人を残して、居なくなる。

 それを考えるだけでも、怖い。

 

カルム「このデスゲームで、死んだら本当に死ぬからさ。怖いよ。俺も。」

ノーチラス「だったら、君は何で動けるんだ?」

カルム「俺は、自分の弱さも受け入れてるからさ。」

ノーチラス「自分の、弱さ。」

カルム「そう、弱いからこそ、人は強くなろうとする。君が強くなりたいのはさ、ユナを守りたいからだろう?」

ノーチラス「あぁ………。」

カルム「なら、自分の弱さも受け入れてみるのも良いんじゃないか?」

ノーチラス「僕に、そんな事が………?」

カルム「出来るさ。いずれね。」

ノーチラス「話を聞いてくれて、ありがとう。気が楽になった気がする。」

カルム「そっか。」

 

 翌日、俺達は、とあるダンジョンの前に居た。

 

カルム「着いてくるのは良いけど、良いのか?」

ノーチラス「あぁ。僕がどこまで行けるのかを確かめたい。」

ユナ「私も、2人をサポートするよ!」

カルム「そっか。じゃあ、行こう!」

 

 何故、このダンジョンに来たのかというと、このダンジョンには、強力な片手剣が手に入るそうで、俺はそれが目当てだ。

 アルゴからその情報を買って、ここに来た。

 中に進むと、色んなモンスターがポップしてくるので、俺達はユナを守りつつ、迎撃していく。

 ノーチラスも、大分動けるようになっていた。

 

ノーチラス「お疲れ。」

カルム「お疲れさん。大分動きが良くなったな。」

ノーチラス「強くなりたいからね。」

ユナ「ちょっと、私の事を忘れないでよね。」

カルム「悪い。」

 

 暫く進むと、ボス部屋が出てきて、開けると、一体のモンスターが居た。

 名前を見ると、ビートルアンデッド。

 なるほどな。カブトムシのモンスターか。

 

ノーチラス「あいつがボスか。」

ユナ「2人とも、行こう!」

カルム「あぁ。」

 

 戦闘自体は、順調に進んでいた。

 だが、HPバーが残り一本になった途端、増援を呼んだ。

 アルビローチと書いてある。

 俺は危なげなく対処しているが、ノーチラスの動きが止まった。

 

ノーチラスside

 

 まただ。

 突然、僕の体が動かなくなった。

 このままじゃ、ユナが………!

 

カルム『なら、自分の弱さを受け入れてみるのも良いんじゃないか?』

 

 と、カルムのあの言葉が、蘇る。

 そうだ、カルムも言っていたじゃないか。

 人は弱いからこそ強くなる。

 そして、僕は、ユナを守る!

 恐怖に負けて動けなくなる自分を受け入れて、僕は更に強くなる!

 ユナを守り、カルムに追いつく!

 その時、動けなくなったのが嘘であるかの様に、動きだし、ユナの元へ。

 

ノーチラス「ユナ!!」

ユナ「ノーくん!!」

 

 ユナに襲い掛かろうとしたアルビローチを撃破した。

 

カルムside

 

 ノーチラスの奴、一皮剥けたじゃないか。

 ノーチラスの成長に貢献出来て良かった。

 

ノーチラス「カルム、すまない!ボスは任せた!」

カルム「あぁ!俺に任せろ!!」

 

 俺はビートルアンデッドに接近して、盾を吹き飛ばして、ホリゾンタル・スクエアを発動して、残りのHPを削り切る。

 ビートルアンデッドは爆散して、アルビローチも爆散する。

 

カルム「お疲れさん。一皮剥けたな。」

ノーチラス「あぁ。君のおかげだ。」

ユナ「ノーくん。今の君、とってもかっこよかったよ!」

ノーチラス「!あぁ……!」

 

 良かったな、ノーチラス。

 さて、報酬を確認すると、ブレイラウザーという片手剣と、コート・オブ・ミスリルというコート、ショルダーガードナーという肩当て、オリハルコンブレストと言う胸当て、アームズシェルという籠手、レッグスシェルと言うサポーターが手に入った。

 その時、拍手が起こった。

 

???「おめでとう。やるじゃないか、2人の剣士。」

 

 そこにいたのは、ミトともう1人、赤い鎧を着ている男性だった。

 だが、俺はその男性を知っている。

 

カルム「確か、血盟騎士団の団長の、ヒースクリフですか?」

ヒースクリフ「いかにも。私がヒースクリフだ。」

 

 やっぱりか。

 でも、何でミトも居るんだ?

 俺の顔で分かったのか、ミトが解説しだした。

 

ミト「アルゴから、アルビローチが出るのを言い忘れたから、助けてやってくれって言われてね。」

ヒースクリフ「ミト君。私を呼んだ時に、君は結構慌てていたじゃないか。」

ミト「そ、それは言わないで下さい!でも、カルムを心配したのは、事実ではあるんですけど。」

カルム「そうか。心配してくれて、ありがとうな。」

ミト「う、うん。」

 

 あれ?何かミトの顔が赤い。

 俺、何か変な事言ったかな?

 そんな事を考えていると、ヒースクリフがノーチラスに話しかけていた。

 

ヒースクリフ「君の勇気、見させてもらったよ。」

ノーチラス「ありがとうございます!話があるんですけど……。」

ヒースクリフ「ふむ。何かね?」

ノーチラス「僕を、血盟騎士団に入れて欲しいです!!」

ミト「へぇ。」

ユナ「ノーくん。」

ヒースクリフ「うむ。君の様な者は、いつでも歓迎だ。」

 

 何と、ノーチラスも血盟騎士団に入る事に。

 

ヒースクリフ「ところで、カルム君。」

カルム「はい?」

ヒースクリフ「君も血盟騎士団に入らないか?」

ミト「え!?」

カルム「お気持ちはありがたいのですけど、まだ、入るには時期尚早かと思いますので。保留という所でお願いします。」

ヒースクリフ「なら、その時期が来たら、声をかけてくれたまえ。」

カルム「分かりました。」

 

 俺は、まだ血盟騎士団には入らずに、もうしばらくソロでいる事に。

 少し、ミトは残念そうな表情を浮かべていた。

 

ノーチラス「ありがとう。君のおかげで前へ進めそうだ。」

カルム「頑張れよ。」

ノーチラス「あぁ!」

ユナ「男同士の友情ですね。」

ミト「そうね。」

 

 こうして、俺はソロに戻った。

 ちょうどその頃から、紫紺の剣士と呼ばれる様になった。




今回はここまでです。
ノーチラスも成長して、ユナも生存です。
その為、オーディナル・スケールはやりません。
カルムの武器や防具は、仮面ライダーブレイドをモチーフにしています。
次回は、前作では語られなかった、月夜の黒猫団関連の話になる予定です。
カルムが介入するのは、月夜の黒猫団があのトラップに引っかかったタイミングです。

リーファとシノンに彼氏は必要か

  • 必要。
  • リーファのみ要る。
  • シノンのみ要る。
  • 必要ない。
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