ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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タイトル通りに、カルムの強化です。
オリジナルの話です。
時系列としては、圏内事件の直前の頃です。


第11話 フュージョンジャック

2024年3月15日、俺はとあるダンジョンに来ていた。

 アルゴとジェイクから買った情報で、ここに出現するモンスターが、俺のブレイラウザー等の強化に使えるとの事だ。

 既に、ビートルアンデッド以降に遭遇したアンデッドと名がつくモンスターは撃破している。

 最近では、磁石の力を使える様になる『マグネットバッファロー』を手に入れたのだ。

 ダンジョンに来たまでは良いのだが………。

 

カルム「それで?何で着いてきたんだ?ミト。」

ミト「良いじゃない。たまには一緒に挑みましょうよ。」

 

 血盟騎士団の第二副団長のミトが来ていた。

 

カルム「いや、来るのは良いんだけどさ。ソロじゃきついかもしれないし。でも、ギルドは大丈夫なのか?」

ミト「大丈夫よ。今日はお休みの日だし。」

カルム「そうか………。」

 

 まあ、ミトは弱い訳では無いから、良いんだけどさ。

 

カルム「それにしても、一緒にコンビを組むのはいつ以来だろうな。」

ミト「私が血盟騎士団に入ってからは、コンビを組んで無いもんね。」

 

 確かに。

 まあでも、久しぶりに組むのもありか。

 

カルム「よろしく頼むぜ。副団長様?」

ミト「普通にミトで良いのに……。」

 

 この呼び方は多少の弄りを込めた物だ。

 ミトは少し拗ねてしまう。

 そうして、俺達はダンジョンへと入っていく。

 中には、ダークローチというモンスターがいて俺達は連携で倒していく。

 少し進んでいくと、安全地帯があった為、そこで休憩する事に。

 

カルム「そう言えば、アスナはどうした?」

ミト「あぁ。キリトとの決闘騒動ね。」

カルム「まあ、俺もアスナがあんな作戦立てるとは思わなかったからな。」

 

 そう、3月6日の攻略会議にて、アスナはとんでもない事を宣った。

 それは、ボスにNPCを攻撃させて、その隙に倒すと言う物だ。

 血盟騎士団全体で立てたのかと思ったが、ミトも驚いた表情をしていた事から、ミトは知らなかった模様だ。

 

カルム「第一副団長。本気で言ってるのか?」

アスナ「本気です。」

キリト「待ってくれ!NPCはどうなる!この村にはNPCが大勢居るんだぞ!」

アスナ「………それが何か?たくさん居るのなら、その分だけ引き付けてくれます。」

ミト「アスナ………。」

 

 マジかよ。

 人としてその作戦はどうなんだ。

 

キリト「なんだと!?襲われたNPCはどうなるんだ!?」

アスナ「そんなの、どうせリポップするんですから、問題ないです。」

カルム「問題だらけだろ。NPCだって……。」

アスナ「生きてる、と言いたいのですか。」

カルム「あぁ。」

アスナ「………。」

 

 アスナの視線に、敵意と殺意が混じっている。

 アスナ、変わりすぎだろ。

 その後、会議は平行線を辿り、結果として、キリトとアスナがデュエルする事に。

 結果として、キリトが勝利した。

 

カルム「正直、アスナのあの作戦は合理的だ。でも、人として、NPCに囮をさせるなんてあってはならない。」

ミト「まあね。」

カルム「何があったら、あんな風になるんだ?」

ミト「アスナも、一刻も早くクリアしようとして焦ってるんだと思う。」

カルム「そうだよな。………少し疲れたから、一休みするな。」

ミト「うん。」

 

ミトside

 

 カルムは一休みすると言って、寝た。

 寝っ転がってからすぐに寝たから、大分疲労が溜まってると思う。

 カルムも無茶しすぎだよ。

 そりゃ、第一層の時と比べたらマシだけど、疲労が少しも取れてない。

 

ミト「カルム………。君も無茶しすぎだよ。」

 

 ここ最近、カルムの事を考える時間が増えてきた。

 以前、アスナからカルムの事を気になってるって言われたけど、ますます気になってくる。

 それにしても、カルムの寝顔は意外と可愛い。

 少年の様なあどけなさがある。

 年下なのかな?

 

ミト「ハァァァァ。しょうがない。今回は一肌脱ぐか。」

 

 そう言って、私は彼を膝に乗っけて、所謂膝枕にした。

 それにしても、私って、カルムの事を好きなのかな。

 いずれ分かると良いんだけど……。

 

カルムside

 

 俺が寝てからしばらくすると、意識が少しずつはっきりしてくる。

 だが、やけに首の位置が高くなってる。

 何でだろう?

 

ミト「カルム、よく寝れた?」

 

 ミトの声が上からしてくる。

 目を開けて、焦点が合うとそこには、ミトが。

 つまり、膝枕されてるという事だ。

 

カルム「え。え!?」

ミト「ふふっ。可愛いわね。」

 

 俺はすぐに跳ね起きた。

 ミトは少し微笑んでいた。

 

カルム「あ、あの……。」

ミト「どうしたの?お礼を言って欲しいなぁ。」

カルム「あ、ありがとう……。よく寝れた。」

ミト「どういたしまして。」

 

 何でだろう。

 ここ最近、ミトの事が気になってくる。

 よく行動を共にしてたからか?

 そんな心のモヤモヤを抱きつつ、俺とミトは最深部へ。

 最深部に着くとそこには、イーグルアンデッドとカプリコーンアンデッドというアンデッドがいた。

 

カルム「ミト、準備は良いか?」

ミト「誰に聞いてんの?行くわよ!」

カルム「あぁ!」

 

 こうして、俺とミト、イーグルアンデッドとカプリコーンアンデッドとの戦いが始まった。

 俺はイーグルアンデッドを、ミトはカプリコーンアンデッドを相手にしている。

 イーグルアンデッドはイーグルの名の通り、飛び回るので、ディアーサンダーを放ち、撃ち落とす。

 イーグルアンデッドはスタン状態になったのですぐさま追撃する。

 ミトの方も、カプリコーンアンデッドとも互角に戦っている。

 

ミト「結構行けるんじゃない!?」

カルム「油断するなよ、ミト!」

ミト「分かってる!」

 

 しばらくして、俺とミトは、イーグルアンデッドとカプリコーンアンデッドを撃破出来た。

 少し、2体のアンデッドの連携に押されたが、こちらも連携で行き、何とか倒せた。

 

カルム「ふぅ。ミト、お疲れさん。」

ミト「カルムもね。そういえば、何か宝箱があるけど。」

カルム「え?」

 

 ミトの指摘通り、2体のアンデッドを倒したところに宝箱があった。

 宝箱を開けると、何かの装備と2枚のカード、ペンダントが入っていた。

 内容を見ると、装備の方がラウズアブソーバーで、カードがフュージョンイーグルと、アブソーブカプリコーン、ペンダントがクイーンズエレメントと書いてある。

 ラウズアブソーバーとフュージョンイーグル、アブソーブカプリコーンを取ると、新スキル取得画面が表示された。

 スキル名は『フュージョンジャック』。

 ペンダントの方を見ると、全ステータスが上昇する代物だった。

 だが、このペンダントは女性プレイヤー限定だそうで、ミトに渡した。

 

カルム「ミト、これやる。」

ミト「え!?良いの……?」

カルム「あぁ。それに、手伝ってくれたお礼。」

ミト「あ、ありがとう!!」

カルム「おう。」

 

 ミトにペンダントをあげると凄く喜んだ顔になった。

 そのミトを見ていると、俺も嬉しくなる。

 

カルム「じゃあ、外に出るか。」

ミト「うん。あとさ、新しいスキルも見せて欲しいなぁ。」

カルム「そうだな。俺も新しいスキルがどういうのか気になるしな。」

 

 外に出て、少し歩き、フィールドボスがいたので、これで試してみる。

 概要を見て、俺はラウズアブソーバーにアブソーブカプリコーンを入れる。

 

absorbe queen!

 

 そして、フュージョンイーグルをラウズアブソーバーの横にあるリーダーにラウズする。

 

fusion Jack!

 

 すると、イーグルの紋章が俺に重なって、胸のオリハルコンブレストが金色になり、中心部分にはイーグルの紋章が入る。

 しかも、何やら翼が生えた。

 ブレイラウザーも、少し剣先が伸びた。

 

ミト「え!?」

カルム「翼だ。」

 

 フィールドボスが攻撃を仕掛けてきたが、俺はすぐさま翼で飛び、躱す。

 スゲェ!縦横無尽に飛べるのか!

 俺はサンダーとスラッシュのカードをブレイラウザーにラウズして、ボスに向かって、ライトニングスラッシュを発動する。

 すると、一撃で大半のHPを削って、その後の攻撃で倒せた。

 

ミト「凄いじゃない……!初なんじゃないの!?アインクラッドで飛べるなんて!!」

カルム「確かに凄いな、これ。」

 

 その後、ミトにお礼として奢り、ミトは帰って行った。

 その後の迷宮区のボス戦で使って、紫紺の剣士は空を飛べると言われた。




今回はここまでです。
後は、タイムスカラベとエボリューションコーカサスのみです。
次回は圏内事件に入って行きます。
アンケートに是非、協力して欲しいです。
昨日から投稿し始めた異世界おくてっとで、そのキャラを追加するかしないかが決まるので。

アリシゼーションでのカルムの武器はどうするか

  • 刃王剣十聖刃
  • オージャカリバー
  • オージャカリバーZERO
  • その他
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