そして、ミトの護衛のオリキャラが出ます。
ラフコフ討伐戦は、色んな意味で、記憶に残った。
俺が、人を2人も殺めてしまった事、そして、俺がミトの事を好きだと気づいたからだ。
何とか、ミトのおかげで、立ち直る事が出来た。
そして、俺の誕生日から3日過ぎた10月18日、俺はキリトと共にクエストに出かけていた。
キリト「悪いな。手伝って貰って。」
カルム「気にするな。俺も気晴らしがしたかったしな。」
俺とキリトは、お互いに秘密を明かしている。
キリトがユニークスキルである二刀流を使える事。
俺がエボリューションキングを使える事。
だからこそ、お互いの秘密の力を使いこなす為にお互いに訓練している。
そうして、クエストを終えた。
キリト「お疲れさん。」
カルム「あぁ。……ん?索敵スキルに何か反応があるな。」
索敵スキルを見ると、ラグー・ラビットが2体もいた。
ラグー・ラビットは、S 級食材だ。
俺もお初にお目にかかる。
俺達は投剣スキルを発動する。
そして、ラグー・ラビットを仕留めて、俺達が寝ぐらにしている第50層の主街区、アルゲードへと向かう。
そう、アイツの店に向かう為に。
キリト「うっす。相変わらず阿漕な商売してるよな。」
エギル「よぉ、キリトにカルムか。安く仕入れて安く提供するのがウチのモットーなんでね。」
カルム「後半は怪しいですけどね。まあいいや。俺達も頼む。」
第1層で出会った斧使いのエギル。
現在は、商売をしているそうだ。
相変わらずガタイが凄いな。
俺達のトレードウインドウを見て、エギルが驚いた表情になる。
エギル「おいおい、S級のレアアイテムじゃねえか。オレも現物を見るのは初めてだぜ……。キリト、カルム。金には困ってないだろ?自分達で食おうとは思わねぇのか?」
キリト「思ったさ。何せ、もう手に入るか分からないからな。」
エギル「なら……!」
カルム「でも、俺も料理スキル取ってるけど、流石に扱えないな。」
俺は、両親が不在の時もたまにあったので、自分で料理はする。
リアルでの癖という奴だ。
そんな事を話していると、後ろから声をかけられた。
アスナ「キリト君。」
ミト「カルム。」
「「シェフ捕獲。」」
アスナ「な……何よ。」
ミト「どうしたの?」
そう、血盟騎士団の第一副団長のアスナと、第二副団長のミトだ。
俺は、ラフコフ討伐戦の時にミトの事が好きになっていたが、ミトはどうなんだろうな?
何か、2人の護衛の内の1人が顔を引き攣らせていた。
もう片方は、俺を興味深そうに見ていた。
そんな事を思っていると、2人が声をかけた。
アスナ「生きてるならいいのよ。」
ミト「そんな事より、シェフって何のこと?」
キリト「あ、そうだった。アスナって、料理スキルの熟練度どの辺?」
カルム「ミトもどうなんだ?」
アスナ「先週に完全習得したわ。」
ミト「私も同じく。」
キリト「なぬっ!」
カルム「凄いな。」
料理スキルって、地味に上げるのがめんどくさいシロモノなんだよな。
キリト「………その腕を見込んで頼みがある。」
カルム「これなんだけど………。」
アスナ「うわっ!!こ……これ、ラグー・ラビット!?」
ミト「まさかのS級食材!?」
キリト「取引だ。こいつを料理してくれたら一口食わせてやる。」
アスナ「は・ん・ぶ・ん!!」
カルム「料理してほしいです。食べさせてあげるので。」
ミト「良いわよ。」
こうして、料理してもらう事に。
キリト「悪いな、取引は中止だ。」
エギル「なあ、オレたちダチだよな?な?オレにも味見くらい……。」
カルム「すいません。感想文を800字以内で書いてくるので。」
エギル「そ、そりゃあないだろ!!」
ごめんなさい、エギルさん。
アスナ「でも、料理はいいけど、どこでするつもりなのよ?」
ミト「確かに。」
キリト「うっ………。」
カルム「あぁ………。」
確かに、俺の奴は必要最低限の物しか無く、アルゲードの部屋なので汚い。
そんな所に行かせるわけにも………。
アスナ「どうせ君達の部屋にはろくな道具も無いんでしょ?」
カルム「ぐうの音も出ない。」
ミト「今回は、感謝を込めてカルムには私の部屋を提供するわ。」
キリト「俺は?」
アスナ「あなたは私よ。」
え?
それってつまり、ミトの部屋に行くという事かよ。
マジで。
そんな事を考えている俺をよそに。
アスナ「今日は直接帰るから。」
ミト「護衛お疲れ様。」
???「ア……アスナ様!ミト様!こんなスラムに足をお運びになるだけに留まらず、素性の知れぬ奴らをご自宅に伴うなどと、と、とんでもない事です!」
???「分かりました。では。」
なるほどな。
コイツは、アスナとミトの事を崇拝しているんだろうなぁ。
もう片方は、聞き分けが良いのか、その場を去っていく。
アスナ「この人達は、素性はともかく腕だけは確かだわ。」
ミト「多分あなた達より十はレベルが上よ。クラディール。
クラディール「な、何を馬鹿な!私がこんな奴らに劣るなどと………!」
クラディールという男達が俺たちを見ると、何かを合点したかのように歪んだ。
クラディール「そうか………ビーターに紫紺の剣士か!」
キリト「ああ、そうだ。」
カルム「それが何だ?」
クラディール「アスナ様!ミト様!コイツらは自分だけを優先する奴なんですよ!こんな奴らと関わるとろくな事が起きないんだ!」
酷い言いようだな。
だが、流石に騒ぎ過ぎたのか、周囲に人だかりが。
アスナ「とにかく!今日はここで帰りなさい!」
ミト「副団長権限でね!」
そう言って、アスナはキリトを、ミトは俺を引っ張ってその場を後にした。
クラディールの視線は、殺気が混じっていたような気がする。
そうして、第61層の主街区、セルムブルグに辿り着いた。
開放感が凄いな。
キリト「うーん、広いし人は少ないし、開放感があるなぁ。」
カルム「確かに。」
アスナ「なら君達も引っ越せば?」
ミト「そうね。」
「「金が圧倒的に足りません。」」
その後、俺とミト、キリトとアスナの2組に別れた。
その際に、アスナがミトに何やら話していたが気にする事ではないな。
そうして、ミトの自宅に着いたが、かなり綺麗だ。
カルム「なあ。これ、いくらかかってるんだ?」
ミト「大体四千Kぐらいかな?着替えてくるからそこで待ってて。」
俺はソファに座った。
セルムブルグの部屋は、こんなもんなのだろうか?
そうして、ミトが私服姿で出てきて、俺は見惚れていた。
それを見て、ミトが呆れ顔で言ってきた。
ミト「いつまでその装備をしてるの?」
カルム「え?あ!」
俺はブレイラウザーやラウズアブソーバー、その他諸々の装備を閉まって、コート・オブ・ミスリルを着た姿になった。
ミト「それで?何を作ればいいのかしら?」
カルム「シェフのおすすめで。」
ミト「なら、煮込み料理ね。ラグーって、煮込むって意味だしね。」
そうして、ラグー・ラビットの料理を俺たちで食べ尽くした。
ミト「フゥ〜〜。ありがとうね。」
カルム「どういたしまして。」
ミトが俺にお礼を言うと、突然、真面目な顔になる。
ミト「ところでさ。」
カルム「うん?」
ミト「カルムは、ギルドに入る気はないの?」
カルム「唐突だな。」
ミト「カルムも分かるでしょ?モンスターのアルゴリズムに、イレギュラーが生じてるって。」
カルム「ああ。戦ってて、そう感じた。」
そう、ここ最近、モンスターが、俺たちの動きを学習したのか、これまでの戦法が通じにくくなっているのだ。
ミト「ソロだって、限界はある筈。いざと言う時に、仲間が居るのは、ありがたいわよ。」
カルム「そうだなぁ………。安全マージンはちゃんと取ってるし。それに、足手まといになられると困るし。」
ミト「あら。」
ミトがそう言うと、俺に向かってナイフを突きつけてくる。
失言だったかなぁ………。
カルム「………いや、ミトは例外だよ。」
ミト「そう。ところで、明日、一緒にパーティーを組みなさい。あと、私の今週のラッキーカラー青紫だしね。」
カルム「えぇ!?ギルドは大丈夫なのか?」
ミト「ウチはレベル上げノルマとか無い。」
カルム「あの護衛は!?」
ミト「置いてくる。」
流石にギルドを放っておいて、俺とコンビを組むのはまずいと思い、声をかけるも、問題なしだそうだ。
そうして、俺とミトは、迷宮区に向かう事に。
翌日、俺は第74層の主街区ゲート広場でミトを待っていた。
だが、キリトも来ていた。
カルム「よお、キリト。」
キリト「カルムか。お前もミトに誘われた感じなのか?」
カルム「という事は、そっちはアスナに誘われた感じなのか?」
どうやら、お互いに誘われていたようだ。
お互いに他愛もない世間話をしていると、ゲートが光って、人が2人も飛び出した。
???「きゃああああ!ど、退いてー!!」
???「危ない!」
キリト「グハァァァァ!!」
カルム「ひでぶ!!」
俺は、上に乗っかっているプレイヤーを退かそうと、手を動かすと、何やら好ましい感覚が。
キリト「何だ?これ……。」
カルム「さあ………?」
???「や、ヤァァァァ!!」
???「イヤァァァ!!」
その時、大音量の悲鳴が耳元に聞こえて、俺は吹っ飛ばされた。
何回か転がって、柱にぶつかって止まった。
キリトも吹っ飛ばされた様で、ゲートの方を見ると、そこにはミトとアスナが。
だが、お互いに胸を交差して、赤く染まった顔でこちらを睨む。
まさか………。
キリト「や、やあ。おはようアスナ。」
カルム「お、おはようございます。ミト。」
挨拶しただけなのに、2人に睨まれる。
まあ、こっちが悪いからな。
だが、ゲートがまた光り、ミトとアスナは俺達の背後に回り込んだ。
ゲートからやってきたのは、昨日のクラディールとかいった奴だ。
クラディール「ア………アスナ様、ミト様、勝手な事をされては困ります……!」
アスナ「嫌よ!今日は活動日じゃないし!」
ミト「それより!何で朝から私達の家を見張ってるのよ!」
え。
それって、まごう事なきストーカー行為じゃないか。
クラディール「私の任務はアスナ様の護衛です!それには当然、ご自宅の監視も……。」
「「含まれないわよバカ!!」」
クラディール「聞き分けのない事を言わないで下さい………。さあ、本部に戻りますよ。」
クラディールが2人の手を掴んだ時に、キリトと俺は、クラディールの手を掴んだ。
キリト「悪いな、お前さんのトコの副団長達は、今日は俺達の貸切りなんだ。」
カルム「別に今日ボス戦をやるって訳じゃない。2人の安全は俺達が責任を持つ。」
クラディール「ふ……ふざけるな!!貴様らの様な雑魚プレイヤーにアスナ様とミト様の護衛が務まるかぁ!!私は栄光ある血盟騎士団の……!」
キリト「アンタよりはマトモに務まるよ。」
クラディール「ガキィ……そ、そこまででかい口を叩くからには、それを証明する覚悟があるんだろうな……。」
そうして、キリトとクラディールがデュエルを始めたが、結果は、キリトがクラディールの剣を武器破壊で壊した為、キリトの勝利になった。
クラディール「そんな………!このビーターが、何か卑怯な事を………!」
???「そこまでだ。」
その声と共に、転移門から、新たな人がやって来る。
それは、昨日、クラディールと違い、素直に帰っていったミトの護衛だ。
カルム「そういえば、ミトの護衛って、名前何なの?」
ミト「レイヒムよ。」
カルム「へぇ…………。」
そんな事を聞いていると、レイヒムはクラディールの目の前に立つ。
レイヒム「クラディール。幾らなんでも、自宅の監視はまずいだろ。」
クラディール「わ、私は!栄光ある血盟騎士団の副団長であるアスナ様の護衛で………!」
レイヒム「護衛でも、やりすぎはやりすぎだ。それに、アンタはアスナさんの護衛であって、ミトさんの護衛じゃない筈だ。………アスナさん。こいつは連れ帰りますね。」
アスナ「ええ。お願い。」
レイヒム「それと………カルムだっけ?」
カルム「ああ、はい。」
レイヒムは、俺の目の前に立つと、頭を下げる。
レイヒム「今日一日、ミトさんの護衛を頼む。」
カルム「分かってるよ。」
レイヒム「紫紺の剣士である君がそう言ってくれるのは、ありがたい。では、お気をつけて。」
ミト「ええ。」
レイヒムは、クラディールを連れて、転移門から、血盟騎士団の本部に戻る。
そうして、俺達は迷宮区へと。
キリトとアスナ、俺とミトのコンビで、モンスターを倒していく。
キリト「それにしても、カルムとミト、大分連携できてるけど、何かあったのか?」
カルム「な、何もない!なぁ!?」
ミト「そ、そうよ!何もないわよ!」
アスナ「ふぅぅぅん。」
ミト「アスナ、そのニヤニヤする顔をやめなさいよ!」
カルム「そっちこそ、連携が大分いいけど、何かあったのかよ!?」
キリト「な、な、何言ってんだよ!?」
アスナ「そ、そうよ!何も無いわよ!」
ミト「へぇぇぇ。」
アスナ「私が言えた台詞じゃないけど、そのニヤニヤする顔をやめなさいよ!」
そんな話をしている内に、いつの間にか、ボス部屋までたどり着いていた。
カルム「ボス部屋まで着いちゃったな。」
アスナ「これって、やっぱり……。」
キリト「多分そうだろうな。」
ミト「どうする?覗くだけ覗く?」
カルム「一応、転移アイテムは持とう。」
そうして、覗く事に。
ボス部屋に居たのは、青い、山羊の様な姿をしたモンスターだった。
名前は、《The Gleameyes》、輝く目という意味か。
その時、グリームアイズがこちらに向かって駆け出してきた。
その恐怖に俺たちは。
「「うわあああああ!!」」
「「きゃあああああ!!」」
俺達は、遁走した。
今回はここまでです。
ミトの護衛であるレイヒムは、クラディールとは違って、良識ある護衛です。
というより、レイヒムは、ミトとはビジネスライクの関係です。
護衛に選ばれたから、一緒に居るだけで。
レイヒムは、カルムに対しては、強いプレイヤーとして認めている感じです。
突然、そんな新キャラを出されても、困るとは思いますが、ご了承下さい。
ミトの護衛をつけるのは考えていましたが、流石にクラディールみたいなキャラは嫌だと思ったので、良識ある性格にしました。
何とか、頑張っていきます。
感想を良かったら入れて欲しいです。
アリシゼーションでのカルムの武器はどうするか
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刃王剣十聖刃
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オージャカリバー
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オージャカリバーZERO
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その他