ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回から、フェアリィ・ダンスです。
少し、短めになります。


フェアリィ・ダンス
第1話 それぞれの再会と疑惑


 デスゲーム、《ソードアート・オンライン》から解放されて、2時間、ふらついていた所を看護師に見つかり、病室へと戻された。

 無論、少しは抵抗した。

 とは言っても、その抵抗は虚しく終わり、俺はベッドで起き上がった状態で、色々と検査を受けていた。

 しばらくすると、1人のスーツ姿の男性が入ってきた。

 

冬馬「あの、どちら様です?」

菊岡「これは失礼した。僕は、総務省総合通信基盤局高度通信網振興課第二別室の通信ネットワーク内仮想空間管理課、通称《仮想課》に所属してる、菊岡誠二郎です。」

冬馬「つまり、役人ですか。そんなあなたが、何故僕の所に?」

菊岡「随分と、警戒心が強いね。」

冬馬「当たり前ですよ。いきなり現れて、警戒しない人が居ます?」

菊岡「それはそうだね。………まあ良いか。流石は、あの小野洋子の息子さんだ。」

冬馬「……母さんの事を知ってるんですか?」

菊岡「色々と噂が流れててね。」

 

 本当に、何でそんな人が俺のところに。

 

冬馬「……それで、用件は何ですか?」

菊岡「おっと、そうだった。……まあ簡単に言えば、SAOで何があったのかを知りたくてね。」

冬馬「何で俺に?いろんな人なら聞けば良いじゃないですか。」

菊岡「まあ、良いじゃないか。」

冬馬「………分かりました。しかし、条件があります。」

菊岡「何だい?」

冬馬「桐ヶ谷和人に、結城明日奈、そして、兎沢深澄の居場所を教えて貰いたい。」

菊岡「なるほどね。分かった。少し待っててくれないか?」

 

 そう言って、菊岡誠二郎は、数分間、あちこちに電話をかけまくった。

 しばらくして、当惑した表情でこちらを見てくる。

 

菊岡「桐ヶ谷和人君は、まさにここの病院で、結城明日奈さんと兎沢深澄さんは、所沢の病院に収容されている。しかし、結城明日奈さんだけが未だに覚醒してないそうだ。」

冬馬「……?なら、この病院に居る桐ヶ谷和人に会わせてほしい。」

菊岡「なら、車椅子でも良いかい?」

冬馬「ああ。」

 

 そうして、俺は車椅子に乗りながら、移動していた。

 その際に考えていたのは、アスナの事だ。

 何故、アスナだけが目覚めてないんだ?

 そう考えていると、1人の青年と顔を合わせた。

 俺と同じく、車椅子に乗っているが、その顔は忘れる事が無い。

 あの、浮遊城における親友を。

 

冬馬「やあ、キリト。」

和人「よお、カルム。」

 

 こうして、黒の剣士キリトと再会を果たす事ができた。

 菊岡さんが空気を読んでくれて、「少し退出するよ。」と言って居なくなった。

 あの人、空気読めなさそうな面してるのに、そこら辺は読めるんだな。

 

冬馬「まさか、同じ病院だったとはな。」

和人「ああ。それで、アスナとミトは?」

冬馬「キリト、いや和人。心して聞いてくれ。アスナとミトは、所沢の病院に居る。」

和人「……そうか。」

冬馬「だけど、アスナだけが目覚めてない。」

和人「何だと!?」

冬馬「事実だ。」

和人「……。」

 

 和人は、呆然として居た。

 無理もない。

 自分の愛する人が、未だに昏睡状態なんだからな。

 和人は顔を上げて、俺に聞いてきた。

 

和人「………茅場の仕業か?」

冬馬「いや、アイツの性格から、それは無いと思う。」

和人「だよな。」

 

 本当に、どうなっているんだ?

 茅場は宣言通り、俺たちを解放した。

 なのに、なんでアスナだけが………?

 その後、リハビリを行い、12月には何とか退院する事が出来た。

 そして、12月15日、俺はとあるカフェで待ち合わせをしていた。

 すると、背後から声をかけられた。

 

???「久しぶりね。」

冬馬「そうだな。ミト。」

 

 そう、ミトこと、兎沢深澄と待ち合わせをしていた。

 俺が座っている席の向かいに座った。

 

深澄「本当に、こんなに早く会えるなんて思わなかった。」

冬馬「俺もだ。………本当なら、キリトとアスナも居れば良かったんだがな。」

深澄「アスナが目覚めてないって、本当なのね。」

冬馬「ああ。」

深澄「何で……?」

冬馬「分からん。何故、アスナだけじゃなく、他の300人ものプレイヤーが目覚めないんだろうな。」

 

 俺達は、再会を喜びつつ、何故一部のプレイヤーが目覚めてない事を話した。

 そうして、俺達は一旦帰る事に。

 家に帰ると、父さんと母さんが何かを話していた。

 

冬馬「ただいま。」

倫太郎「お帰り。」

洋子「お帰り。……それで?あなたの彼女とは会えたの?」

冬馬「……ああ。」

倫太郎「いきなり何を聞いてるんだ。」

洋子「だって、あの剣道やゲームに夢中で、仲のいい女の子が居ない冬馬に彼女が出来てるんでしょ。」

冬馬「言い方酷くない?」

倫太郎「………本題忘れてないか?」

洋子「そうだった。……帰還者学校って言うのがあるんだけど。」

冬馬「帰還者学校?」

 

 母さん曰く、SAOに囚われて学業を出来ていない子供への救済措置だそうだ。

 俺はそれに承諾して、夕飯を食べて、ベッドに入る。

 その間、俺は考えていた。

 

冬馬(何で…………一部のプレイヤーだけが解放されていないんだ………?)

 

 その一点が気になっていた。

 茅場は、確かに言った。

 茅場に勝てばゲームはクリアされ、全プレイヤーがこの世界からログアウト出来る……と。

 なのに、全プレイヤーではなく、一部のプレイヤーだけが解放されていない。

 本当に、どういう事なんだ………。

 そんな事を、考えているうちに、眠りに就く。




今回はここまでです。
フェアリィ・ダンスに入っていきました。
近いうちに、アーロンを出したいと思います。
アンケートは締め切りたいと思います。
ギルバートが使う武器は、仮面ライダーの物にします。
ただ、何の仮面ライダーの武器を使わせるのかは未定です。
意見がある人は、是非、お願いします。
ちなみに、この作品のカルムの武器は、ガシャコンブレイカーとメダジャリバーから、ウィザーソードガンに変更します。
ちょうどウィザードが10周年ですし。
他にリクエストがある場合は、活動報告にて受け付けています。
その活動報告には、前回の話から行けます。

ユージーンと戦うのは、どっちか

  • カルム
  • キリト
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