ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回も、ロストソングのイベントです。


開かずの宝箱

 丁度、クエストを終えて、エギルにアイテムを見てもらおうと向かっている、俺とキリト。

 すると、エギルに買い取って貰ったのか、1人の男性が出て行った。

 

エギル「毎度!」

キリト「相変わらず、あくどい商売をやってるな、エギル。」

カルム「こんにちは、エギル。」

エギル「おう、キリトにカルムか。」

キリト「今すれ違ったプレイヤー、肩を落として帰ってったぞ。」

カルム「酷い店主だね。」

エギル「馬鹿言え。さっきの兄ちゃんは、ちゃんと納得して売り渡したんだよ。」

 

 まあ、あんな厳つい顔に睨まれたら、怖くなるわよな。

 そんな事を考えていると、エギルが反応した。

 

エギル「おい、カルム。今、失礼な事を考えなかったか?」

カルム「さあて、何の事やら?」

エギル「コイツ………!まあ、良いや。で、今日は何の用だ?」

キリト「ああ、買い取りを頼む。」

カルム「この武器なんだが、どのくらいの値段が付くんだ?」

 

 そう言って、俺たちは先ほどのクエストで手に入れた武器をエギルに見せる。

 

エギル「へぇ……。結構良い武器じゃねぇか。本当に売っちまうのか?」

カルム「俺らには需要がないからな。」

キリト「せいぜい金持ちに売りつけてくれ。」

エギル「ははっ、任せとけ。俺がたんまり稼がせて貰うよ。」

 

 すると、新たな来客だ。

 どうやら、クラインの様だな。

 

クライン「おう、エギル!何だ、キリトとカルムも居るじゃねーか。」

エギル「クラインか。何か売りに来たのか?」

クライン「ああ、こないだクエストをこなしている最中に、面白いモンを見つけたんだよ。」

キリト「へぇ。レアアイテムでもドロップしたのか?」

クライン「レア、と言えばレアなんだろうけどな……。まあ、とにかく見てくれ。」

カルム「歯切れが悪くないか?」

 

 そう言うとクラインは、メニューから宝箱を実体化した。

 それは何の変哲もない宝箱だった。

 

キリト「宝箱?」

カルム「何でここにあるんだ?」

エギル「普通、宝箱って、持ち運べない筈なんだがな………。」

クライン「そうなんだがよ。コイツだけは何故か宝箱ごとストレージに入っちまったんだ。」

 

 そんな事もあるんだな。

 俺がそう考えていると、キリトが質問する。

 

キリト「それで、宝箱の中身は?」

クライン「それがよぉ、どうにもこうにも開かないんだよ。」

エギル「何だそりゃ。中身が分からないんじゃ、買い取りも出来ないぞ。」

クライン「やっぱりそうだよなぁ。これじゃあ本当の意味で宝の持ち腐れじゃねぇか!」

カルム「上手いな。」

クライン「誰もギャグは言ってねぇっての。」

 

 一応、トレジャーハントが得意なスプリガンであるキリトに聞いてみたものの、無理だそうだ。

 鍵穴を見て、もしかしたらと思い。

 

カルム「なぁ、その宝箱をゲットしたエリアで鍵も手に入るんじゃないか?」

クライン「それがなぁ、周辺を隈なく探したけどよ、見つからなかったんだよ。」

カルム「そうじゃなくて、モンスターがドロップするとかさ。」

キリト「そうかもな。」

クライン「おおーっ!それだ!ならさ、手伝ってくれねぇか?」

キリト「良いけど、半分貰うぞ。」

カルム「まあ、俺はそこまで鬼じゃないから、開けられればそれでいい。」

 

 そういう事で、俺、キリト、クラインは、その宝箱が手に入ったと言うエリアに向かう。

 そこにはモンスターが居て、俺たちは倒していく。

 しばらく進むと、そこには青い2体のドラゴンが居た。

 

クライン「おいキリト、カルム!あれを見てみろよ!」

キリト「他のモンスターとは雰囲気が違うな。」

カルム「多分、アイツらがその宝箱の鍵を持ってそうだな。」

クライン「それじゃあ、行くか!」

 

 俺達は2体のドラゴンと戦う。

 そこまで苦戦する事もなく倒せた。

 

クライン「よっしゃー!撃破したぜ!」

キリト「おいクライン見ろよ!」

カルム「あれはもしかして………!」

 

 そこにあったのは、鍵だった。

 

クライン「鍵じゃねぇか!やっぱりモンスターが持ってたんだな!助かったぜ!」

キリト「ああ、これで開けられるな。」

カルム「よかったな。」

クライン「しっかし、たまには野郎3人ってのも楽しいな!」

カルム「そうだな。たまには悪くないな。」

クライン「オメェらは女の子とばっかりパーティー組みやがるからな……。オレにも1人くらい分けてくれよ………。」

 

 いつもの僻みが始まった。

 クライン自体の性格は良いんだけど、女好きがある影響だからな。

 憎悪の攻撃が来る前に、街に戻る。

 クラインの憎悪は面倒臭い。

 

エギル「おお、キリトにクラインにカルムじゃねぇか。お目当ての物は手に入ったのか?」

クライン「おうよ!」

カルム「さっさと開けたらどうだ?」

 

 クラインが宝箱と鍵を実体化させて、宝箱を開けると、中には雑誌が入っていた。

 

クライン「これは………!」

キリト「何だこれ………本?」

カルム「本だな………。」

エギル「写真集だな。」

クライン「おいおいおいおい!ここ、よく見てみろよ!妖精達の秘蔵フォトだってよ!」

エギル「袋とじのタイトルみたいだな。」

 

 あ、察した。

 多分、俺にとっていらないものだ。

 クラインが嬉々として本を読んでいく。

 

クライン「ったく、このゲーム、レーティング幾つだっての!お子様には刺激が強すぎるんじゃねぇか?入手困難とはいえ、こんなアイテム作っていいのかよ!」

 

 放っておこう。

 俺が先ほどのクエストで、手に入れた素材を確認していると。

 

クライン「うおおおおおおおおっ!!?」

カルム「うるさい!黙れ!」

キリト「カルムがキレた………。」

 

 しばらくクラインが読み漁っていた。

 

クライン「つーかよ、キリトにカルムは読まないのか?」

キリト「読めないんだよ。見ようとすると、フォーカスが合わない。」

カルム「俺は興味ない。」

エギル「何だ、未成年フィルタでもあんのか?」

 

 それを聞いたクラインは、突然泣いた。

 そして、俺かキリトのどちらかに、その本を渡すと言ってきた。

 どうやら、キリトが受け取ったようだ。

 だが、嫌な予感がする。

 すると。

 

アスナ「キリト君っ!ここに居たんだー!」

ユイ「パパ発見です!」

ミト「カルムも居るわね。」

カナ「パパ、やっと見つけた!」

パラド「どこに行ってたんだよ?」

カルム「やあ、皆。」

キリト「アスナっ!?」

クライン「えっ!?」

 

 何と、アスナ達が現れた。

 俺はやましい事はないので、普通に挨拶をする。

 だが、キリトはその本を隠す。

 しかし、アスナはそれを容易く奪い取る。

 

アスナ「何これ?何かの写真集?」

クライン「ああ、それはエッチなお姉ちゃんの写真が詰まった本だぜ。」

アスナ「ええっ!?」

エギル「終わったな。」

カルム「終わりだな。」

ミト「終わったわね。」

 

 すると、アスナからヤバい雰囲気が……。

 キリト、終わり。

 ユイちゃんやカナには見せないようにする。

 後、パラドにも。

 

アスナ「へぇ………。そういう事かぁ……。」

キリト「ア、アスナさん?」

アスナ「確かに、これは隠さないとね……。」

ユイ「ママ、それは何ですか?」

アスナ「ユイちゃんは見ちゃダメよー?」

 

 アスナ、笑顔なのに怖い。

 すると、キリトに詰め寄り。

 

アスナ「それで、キリト君?これはどういう事なのかな?」

キリト「ち、違うんだアスナ!きっと誤解してるよ!」

クライン「まあ、キリト君も男の子って事だあーな。」

キリト「クライン!余計な事言うなよ!」

カルム「諦めて説教されろ。」

 

 俺は容赦なく切り捨てる。

 まあ、悪いのはキリトだし。

 

アスナ「ふふっ、ここで話すのも何だし、私の部屋に行こうかー。いいよね、キリト君?」

キリト「は、はい………。」

 

 キリトが恨めしい視線を向けるが、俺は関係ない。

 何せ、見てないしな。

 俺、ミトは苦笑しながら見送った。




今回はここまでです。
キリトは、黒い笑みを浮かべるアスナに連れて行かれました。
キリトがどうなったのか。
それは、誰も知らない。
今回で、アンケートは締め切りたいと思います。
ミトも、GGOに行く事にしました。
ミトの武器は、ダンボール戦機ウォーズで登場した武器、ヘルサイスにします。
今回で、日常回は、一旦一区切りにします。
次回からは、ファントム・バレットに入っていきます。
そして、シノンや、シノンの彼氏のオリキャラも登場します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
ユウキに関するリクエストも、下記のリンクから行ける活動報告にて、受け付けています。
良かったら、お願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=288909&uid=373253

カルムの相棒のモチーフは、どちらにするか

  • 富加宮賢人
  • 五十嵐大二
  • その他
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