ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

7 / 86
今回は、ミト達がプレイヤーがモンスターに殺される所を目撃する所まで行きます。


第2話 俺達は動き出す。

俺が心の中でこの世界で生き抜いてみせると決意したその時、周囲の一部の人が動き出した。

 恐らく、βテスターだろう。

 それを見たミトも動き出す。

 

ミト「アスナ、カルム。行くよ!」

アスナ「え!?行くってどこに?」

カルム「このゲームをクリアする為にも、一刻も早く強くならねぇと!」

アスナ「ええっ!?」

ミト「行くよ!」

 

 ミトにアスナの手を引っ張らせて、俺達も始まりの街の外へ。

 走っていると、ダイアウルフという狼のモンスターが3体ポップした。

 俺とミトはそれぞれのソードスキルで2体を倒したが、一体がミトと俺の間を突破して、アスナの元へ。

 

ミト「アスナ!!」

カルム「剣を抜け!」

アスナ「えっ……!イヤァァァ!!」

 

 ダイアウルフは、アスナに噛みつき、みるみる内にアスナのHPがレッドゾーンに到達してしまった。

 何とか、俺のソードスキルで倒す事は出来たが、アスナは座り込んでしまった。

 

カルム「アスナさん、大丈夫か?」

ミト「さぁ、行こう。」

 

 立たせようとすると、アスナが掴みかかった。

 

アスナ「何これ!?もう出られないって事?今年受験なのに!」

ミト「アスナ、落ち着いて……。」

カルム「アスナさん……。」

アスナ「2人はこのゲームが得意だから先に進めるけど、私は下手なのよ!だから、もうほっといてよ!」

 

 その時、そのセリフを聞いて、俺は過去を振り返った。

 俺は、剣道もゲームも得意で、勉強はそこそこ出来る感じだった。

 だが、剣道もゲームも得意だった故に、孤立した。

 最初こそ、剣道もゲームでも友達がいたが、次第にいなくなっていった。

 理由を聞いたら、俺が剣道もゲームも上手いから、自分だけ楽しんでいるいるだろ、ほっといてくれと言われた。

 当初こそ気にしていなかったが、今は、まさにまた起こった状況だ。

 アスナも、相当に追い詰められている。

 だからこそ、放っとおけなかった。

 その時、ミトがアスナを抱きしめていた。

 

ミト「大丈夫。アスナは私が絶対に守る。」

カルム「その思いは俺も一緒だ。だから……、そんな風に言わないでくれ。」

アスナ「………うん。」

 

 アスナも落ち着いたのか、立ち上がった。

 

アスナ「ごめんね。2人とも。」

ミト「気にしないで。」

カルム「当然の反応だとは思うから。」

ミト「私たちが色々教えるから。」

アスナ「うん。」

カルム「じゃあ、フレンド登録して、パーティーメンバーになろう。」

ミト「うん。」

アスナ「どういう事?」

カルム「簡単に言えば、この世界での友達の証だ。」

ミト「そういう事。」

アスナ「変なの。そんな事しなくても、友達なのに。」

カルム「それって、俺も入ってます?」

 

 そうして、俺達はパーティーとなった。

 翌日、俺達3人は、街から少し離れた草原で、アスナにソードスキルを教える事に。

 目の前には、イエローワスプが3体居た。

 ちょうどいいので、実験台になって貰う事に。

 

アスナ「やぁぁぁぁ!」

 

 アスナがリニアーを発動して、イエローワスプに攻撃を仕掛けるも、躱されて、ダメージを喰らった。

 

ミト「踏み込みが足りないわ。」

カルム「ソードスキルに任せるじゃなくて、踏み込みも大事なんだ。こんな風にな!」

 

 俺とミトは投擲スキルでイエローワスプを倒した。

 その際に、腕全体を使って投擲して、ブーストをかけた。

 アスナもそれを見て、自らの体で、リニアーにブーストをかけた。

 

ミト「上手い、上手い!」

カルム「大分呑み込みが早いな。ちなみに、これをシステム外スキルって言うんだぜ。なるべく早く出来る様になった方が良い。」

アスナ「ところで、何でこんな離れた所でやるの?街に近い方が何かと便利じゃない?」

ミト「街の周辺はモンスターの湧きが悪くなってる。」

アスナ「え?」

カルム「状況を呑み込めた人達から街の近くでモンスターを狩りまくって、今や始まりの街周辺はモンスターがあんまり湧かないんだ。これがMMOあるあるなんだよなぁ。」

ミト「MMOはリソースの取り合いだからね。今こそ、ここでソードスキルの練習をしつつ、モンスターを狩れるけどいずれここにも人が来る。」

アスナ「そうなの?」

カルム「そうだ。」

 

 その時、フレンジーボアが複数湧いた。

 

ミト「さて、もう少し行こう!」

アスナ「うん!」

カルム「あぁ!」

 

 俺達はフレンジーボアを追いかけていった。

 そうして、俺達は結構レベルも上がっていった。

 現在の装備は、俺が片手剣、ミトが鎌、アスナが細剣だ。

 ちなみに、宿には同じので泊まっているが、アスナとミトで同じ部屋で、俺はその隣だ。

 俺は2人を見ていると、百合百合しい。

 何か、場違い感があるが、気にしないでおこう。

 翌日、俺達はダンジョンに向かった。

 だが、宝箱がどれもこれも開かれていた。

 

アスナ「どれもこれも開かれてるね。」

ミト「そうだね。」

カルム「先に来た奴が開けていったんだろ。」

 

 暫く歩き続けた。

 アスナとミトがリアルの話をしだしたのを見て、俺は関わらない様にした。

 俺はこの世界で会った、謂わば部外者なのだ。

 ずけずけと聞くべきではない。

 しばらくすると、アスナが宝箱を発見して、開けようとしたので、俺とミトは止めた。

 

ミト「待った。多分、トラップだと思う。」

アスナ「え?そうなの?」

カルム「ここに来るまでトラップがあっただろ。開けたら毒矢が飛んできたり爆発したり、或いはミミックだったりするかもよ。」

アスナ「ちょっと!そんな顔で脅さないで!」

 

 少し調子に乗って、悪い顔で脅したら、怒られて、ミトからもジト目で見られた。

 

カルム「すいません。まあ、そんな事で、この宝箱は無視だ。」

アスナ「分かったわ。」

 

 しばらく進むと、奥から剣戟と悲鳴が聞こえた。

 俺達は顔を見合わせると、奥へと進む。

 奥について、陰から見ると、モンスターの大群に3人のプレイヤーが襲われていた。

 

アスナ「何で………!?」

ミト「あれを見て。」

アスナ「えっ……?」

カルム「トラップに引っ掛かったな。」

 

 どうやら、トラップに引っ掛かったプレイヤー達の一団だった。

 

アスナ「助けないと……!」

ミト「もう、無理。」

アスナ「え?」

カルム「助けられるか分かんないからな。」

 

 次第に、プレイヤー達はHPを全損して、ゲームオーバー、即ち、現実でも死んでしまった。

 俺達は、ダンジョンから脱出した。

 俺は、少しの後ろめたさと罪悪感を胸に抱いて。




今回はここまでです。
リメイク版の紫紺の剣士は、原作通りの流れで行くのか、ゲーム版のストーリーを軸にするのかで悩んでいます。
ゲーム版のストーリーを軸にする理由としては、前の紫紺の剣士ではなんとなくいたフィリアとレインを確実にカルムと会わせる為です。
その事に関して、アンケートを取りたいと思います。
ただ、ケントは残すと言いましたが、もしかしたら、ケントも消す可能性があります。
まあ、なるべくは消したくないんですが。
アリシゼーションで登場したオリキャラに関しては、多分そのままだと思います。

リーファとシノンに彼氏は必要か

  • 必要。
  • リーファのみ要る。
  • シノンのみ要る。
  • 必要ない。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。