ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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第14話 カーチェイス

エターナルside

 

 俺は、大会が始まった頃、シノンとは少し離れた距離に居た。

 

エターナル「少し離れているな。」

 

 俺は、サテライトスキャンで、プレイヤーの位置を確認する。

 

エターナル「なるほどな。」

 

 プレイヤーの位置を確認していると、敵のプレイヤーが現れる。

 

プレイヤー「エターナル!覚悟しろ!」

エターナル「フッ!」

 

 俺は、そのプレイヤーに対して、エターナルエッジを首元に投げて、そのまま接近して、首を切り裂く。

 

エターナル「……………まずは、プレイヤーを倒していくか。」

 

 俺はそう呟いて、駆けていく。

 その際、他のプレイヤー達を倒していく。

 その理由は、死銃による犠牲者を減らす為だ。

 誰がターゲットなのかは、分からない。

 その為、犠牲者を減らす為にも、俺は他のプレイヤーたちを倒していく。

 あと、死銃がどこで誰を狙うというのも考える必要がある。

 

エターナル「シノンはどこだ?」

 

 俺はそう呟く。

 再びサテライト・スキャンが始まり、プレイヤーの位置を確認する。

 すると、シノンの位置を確認して、その近くには、ダイン、ペイルライダー、カルム、ミトの反応があった。

 

エターナル「居た……………!」

 

 どうやら、比較的近くに居たのか。

 すると、ジョーカーやサイクロンとの会話が蘇る。

 

エターナル『死銃のターゲットが分かったかもしれない?』

ジョーカー『お、おう。そう、サイクロンが言ってんだよ。』

サイクロン『これまでに死銃に殺害されたゼクシードと薄塩たらこ。その2人の共通点から、死銃がこのBoBで狙いそうな人物をリストアップしておいたよ。』

エターナル『助かる。』

 

 サイクロンのリストアップした人を確認する。

 その中には、シノンの名前も入っていた。

 

エターナル『……………シノンもターゲットなのか。』

サイクロン『死銃のこれまでのターゲットの傾向から察するに。』

ジョーカー『気をつけろよ。』

エターナル『分かっている。』

 

 サイクロンとジョーカーの言葉に、俺はそう答える。

 そう思いながら、俺はシノン達の動向を探る。

 無論、俺に向かってくる敵を倒して。

 都市のエリアへと向かう事は分かっていたので、向かう。

 シノンを探していると、倒れているシノンと黒いフードを被っている男が見える。

 フードの男は、死銃だろう。

 

エターナル「シノン……………!」

 

 すると、フードの男がよろける。

 どうやら、撃たれたようだ。

 その方向を見ると、キリトがライフルを持っていた。

 死銃がキリトの方に意識を向ける中、俺はスモークグレネードを投げる。

 スモークグレネードの煙が辺りに広がる中、キリトと合流する。

 

エターナル「キリト!後ろの警戒を頼む!」

キリト「おう!」

 

 そして、キリトに後ろを警戒させて、俺はシノンとヘカートを抱える。

 

シノン「エターナル………?」

 

 どうやら、間に合ったようだな。

 シノンを抱えた際に、死銃から攻撃が飛んでくるが、当たらない。

 

シノン「エターナル……。あなただけでも、逃げて………。」

エターナル「そんな事を言うな!」

 

 だが、辛いのは確かだ。

 何せ、俺はどちらかと言うと、素早さを重視したステータスで振ったので、上手く走れない。

 それでも、シノンを置いていくなんて選択肢は、俺には無い。

 

キリト「エターナル!何とか牽制出来たから、さっさと行くぞ!」

エターナル「ああ!」

 

 キリトが時間を稼いでくれたおかげで、俺たちは駆け出す。

 すると、カルムとミトの2人がやって来る。

 

キリト「カルム!ミト!大丈夫なのか!?」

カルム「何とかな!」

ミト「ええ!」

 

 カルムとミトは、そう言った。

 

カルムside

 

 キリトがシノンの方へと向かい、俺とロー改め、コルトが応戦する。

 コルトはコンバットナイフを取り出して、俺はレイジングソードでコルトと応戦する。

 ミトは、俺のサポートで、ヘルブラスターを撃つ。

 だが、少し俺が劣勢だった。

 コルトはコンバットナイフなので、身軽に動けるが、俺はレイジングソードなので、少し大振りになってしまう。

 

コルト「どうした?腕が鈍ったか?」

カルム「うるせぇ。」

 

 コルトはそう言ってくる。

 だが、奴の言い分も間違ってはいない。

 命懸けで戦っていたSAOと比べて、平和慣れしてしまっているのは事実だ。

 まあ、そんな事は再び起こって欲しくはないのだが。

 とはいえ、こいつに構っている暇はなく、さっさと離脱しておきたい。

 俺はこっそりミトにアイコンタクトを送る。

 

コルト「あ?てめぇ、何企んでやがる?」

カルム「別に、何ともない!」

 

 俺はそう言って、コルトを吹っ飛ばす。

 すると、後ろから瓦礫が飛んでくる。

 ミトが投げ飛ばした物だ。

 

ミト「カルム!」

カルム「おう!」

 

 俺は、マグナムシューターを取り出して、その瓦礫に撃って、粉砕した後、周囲の地面にも撃って、土煙をあげ、俺とミトはすぐにその場から離れる。

 土煙が晴れた後、俺たちの姿が無いことに気付いたコルトは。

 

コルト「………………やるじゃねぇか。だが、逃がさねぇよ。」

 

 そう言って、俺たちの事を追う。

 そんな中、シノンを抱えているエターナルとキリトと合流した。

 

エターナルside

 

 カルムとミトと合流した俺たちは、道路沿いへと出る。

 すると、無人営業のレンタル乗り物屋を見つけ、そこに向かう。

 そこには、三輪バギーが2台とブーストライカーというバイクが使えそうだったので、それに乗る事にする。

 片方には俺とシノンが、もう片方にはキリトが、ブーストライカーにはカルムとミトが乗る。

 すると、キリトが質問する。

 

キリト「エターナル!あの馬のロボットは何なんだ!?」


エターナル「……!あれはロボットホース!扱いはとてつもなく難しいが、突破力が普通の乗り物より格段に高い乗り物だ!」


カルム「アレに乗って追ってくるのは?」


エターナル「普通ならたとえ現実で乗馬経験があったとしても乗りこなすのは難しい筈だが、その可能性は否定できないな。シノン、お前のライフルでロボットホースを破壊できるか?」

シノン「わ……わかった、やってみる………。」

 

 シノンが狙撃する事になった。

 しかし、シノンは狙撃できなかった。

 シノンの指は、ヘカートのトリガーにかかっているが、そこから先には動かなかった。

 

シノン「え、何で……?」

エターナル「シノン、どうした!?」

シノン「トリガーが引けない、何でよ……?」

カルム「2人とも行くぞ!!」


エターナル「ああ!シノン!俺にしっかりと掴まれよ!」



 

 俺は、シノンをしっかりと抱き止め、俺とキリトとカルムがバイクを加速させる。

 逃げ切れたのかと思ったら。

 


キリト「マズイ!追い掛けてきたぞ!」

 

 後ろを見ると、あのロボットホースに死銃が乗って追ってきた。

 しかも、別のブーストライカーに乗った奴も現れる。

 

カルム「まさか、本当にアレに乗って追ってくるとは……………!」

ミト「驚いたわね……………。」

シノン「何で……………。追いつかれる!もっと速く!逃げて……………!逃げて!!」


エターナル「シノン……………!」

 

 先ほどからシノンの様子がおかしい。

 まるで、何かに怯えるかのような……。

 すると、死銃が発砲してくる。

 何とか、シノンには命中しなかった。

 

シノン「嫌ァァァ!!」
エターナル「シノン!?」

シノン「助けて…………エターナル…………!」

 



 何があったんだ……………!?

 まさか、あの事件の事を思い出す様なことがあったのか!?
 

 カルムがマグナムシューターを発砲するも、躱される。

 


カルム「くそッ!」

 

 カルムがそう毒づく中、死銃は、あの銃を仕舞って、徐々にこちらに近づいてくる。

 かくなる上は……!

 

エターナル「シノン!このままだと、追いつかれる!お前がアイツらを撃ってくれ!」

シノン「む、無理だよ!」


エターナル「当てろとは言わない!牽制だけで十分だ!」


シノン「無理!あいつは……あいつだけは………。」

エターナル「だったらヘカートⅡを貸せ!俺がアイツらを撃つ!!」

シノン「分かった……。」


 シノンが狙撃体制に入ろうとすると、またもやトリガーを引いていない。

 

シノン「撃てない……撃てないの。指が動かない。私……もう、戦えない……。」

エターナル「絶対に撃てる!戦えない人間なんかいない!戦うか戦わないか!その選択があるだけだ!俺も一緒に撃つから、もう1度戦ってくれ。」

 

 俺は、右手でシノンの手を包んで、左手でハンドルを握り、一緒に撃つ体制を取る。

 

シノンside

 

 エターナルに、戦うか戦わないかと言われたが、私は、戦わない方を選ぶ。

 もう………こんな想いはしたくないのに……。

 すると、凍りついた右手を、灼熱の炎が包む。

 だけど………。

 

シノン「だ、ダメ………。こんなに揺れてたら、照準が………。」

エターナル「大丈夫だ!5秒後に揺れが止まる。いいか………二、一、今だ!」

 

 すると、嘘のように揺れが止まる。

 バギーがスポーツカーに乗り上げて、ジャンプしたのだ。

 …………この状況で、何でそんなに冷静で居られるの?

 と、そんな風に思ったけど、違う。

 ………ううん、冷静とか、そういう事じゃない。

 エターナルはただ、全力なんだ。

 自分に言い訳しないで、全力を尽くして戦う事を選び続けているんだ。

 それが、それこそがエターナルの強さ。

 私が、エターナルと同じ様に出来るかは分からない。

 でも、せめて、今だけは……!

 エターナルと一緒に撃つ、今だけは……!

 エターナルと共にヘカートを撃つが、ロボットホースには当たらない。

 

シノン「外した……。」
エターナル「いや、大丈夫だ……。」


 エターナルの言う通り、弾丸は、大型トラックに命中した。

 GGOに配置された人工オブジェクトの中には、ある一定のダメージを受けると、炎上、爆発する可能性がある。

 そして、大型トラックが、ロボットホースとブーストライカーに乗った死銃達を巻き込んで爆発する。

 

シノン「倒せた………?」

エターナル「いや、爆発の直前に飛び降りた。」

 

 エターナルが横転しかけたバギーを立て直して、再度加速させる。
 私たちは、そのまま都市廃墟から離れていく。




今回はここまでです。
今回は、砂漠エリアに向かうまでです。
エターナルは、別行動ですが、シノンの方へと向かっていました。
カルムが土煙を上げた方法は、バトルファミリアや、ギーツ23話でのやり方と同じです。
次回は、シノンがエターナルに思いを吐露します。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
アウトサイダーズで、デザストの新たな聖剣、黒嵐剣漆黒が出ましたが、それは、アリシゼーションで、キリトに使わせようかなと思っています。
原作だと夜空の剣と青薔薇の剣の二刀流でしたが、こちらでは、夜空の剣と黒嵐剣漆黒の二刀流にします。
どういう感じで入手するのかは、考え中です。
もし、リクエストがあれば、受け付けます。

アリシゼーションでのカルムの武器はどうするか

  • 刃王剣十聖刃
  • オージャカリバー
  • オージャカリバーZERO
  • その他
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