ミトside
翌日、私とカルムは、アスナと合流して、スリーピング・ナイツの元へ。
アスナ「ごめんね、2人とも。急にログアウトしちゃって。」
カルム「気にすんな。」
ミト「アスナ、大丈夫?」
アスナ「大丈夫だよ。さあ、ユウキ達の所に向かおう!」
アスナは、無理してる。
アスナの表情に翳りが見えるのだ。
多分、お母さんと衝突したんだろうな。
どうにかしたい。
カルムももどかしそうな表情になっていた。
そして、昨日、スリーピング・ナイツと出会った宿に着く。
そこで、アスナは全員の武装を確認している。
アスナ「えーとつまり、ユウキとジュン、テッチが近接前衛型、タルケンとノリが中距離型、そしてシウネーが後方援護型ってことね。」
ユウキは勿論だけど、他のパーティーの装備も、エンシェント・ウェポン級だ。
しかし全体のバランスは取れているけど、支援役と回復役が足りない。
アスナ「って事は、私も後衛に入った方が良いみたいね。」
ユウキ「ごめんね、アスナ。あれだけ剣が使えるのに、後ろに回って貰っちゃって。」
アスナ「ううん、どうせ私じゃ盾役はできないし。その代わり、ジュンとテッチにはバシバシ叩かれて貰うから、覚悟してねー。」
ジュン「お、おう、任せとけ!」
ジュンの若干ぎこちない台詞に、その場にいる全員が笑う。
そういえば、全員集まるなんて、珍しいわね。
そうして、私とカルムを含めたスリーピング・ナイツは迷宮区にまで向かう。
だが、ボスに挑むのはスリーピング・ナイツとアスナのみだ。
私たちは、ボス部屋の前にまで来たら、帰る手筈になっている。
だが、気になるのは、大型ギルドの動きだ。
もしかしたら、今回もスリーピング・ナイツに先に行かせて、失敗したらボスを倒すのではと懸念している。
そんな事を考えていると、ボス部屋の前に到着する。
だけど、違和感がある。
アスナ「ユウキ、待って。」
ミト「皆、止まって。」
カルム「全員、止まれ。」
私とアスナとカルムがスリーピング・ナイツを止める。
アスナとカルムとアイコンタクトをして、アスナがサーチャーを召喚して、違和感があった場所に突撃していく。
すると、潜伏していたプレイヤーが出現する。
予想通りの展開に、私は鎌を、カルムはウィザーソードガンを、アスナはレイピアを構える。
遅れて、スリーピング・ナイツも構える。
だが、展開は違った。
プレイヤー「ストップストップ!俺たちはお前らと戦う気は無い!」
カルム「なら、武器を仕舞え!」
カルムの声と共に、プレイヤーは武器を仕舞う。
プレイヤーの言い分を聞くと、待ち合わせをしており、仲間が来るまでモンスターに見つからないようにしていたそうだ。
しかし、怪しい。
何せ、あの大規模ギルドのメンバーだ。
一応、見逃す事に。
その後、プレイヤーは再び潜伏した。
そして、スリーピング・ナイツとアスナが突入していく。
だが、アスナ達がボス部屋に入る際に、足元に何かが居た。
ミト「カルム。」
カルム「ああ。」
その後、転移結晶を使い、22層のキリトの家にお邪魔する事に。
キリトも待っていたようだ。
キリト「暇だな。」
カルム「暇だ。」
ミト「暇ね。」
だが、アレはカルムが思い出したが、闇魔法の《盗み見》を使ったとの事。
すると、新たな来客が来た。
アルゴ「よう、キー坊にカル坊に、ミーちゃん。」
カルム「アルゴか。待ってたぜ。」
そこに来たのは、ご存じアルゴだ。
カルムが依頼した事の結果を言いに来たらしい。
カルム「で、どうだった?」
アルゴ「カル坊の予想通りだヨ。あの大規模ギルドは、色々噂が立ってるんダ。何せ、ボスの立て続けの攻略に、ボスに挑もうとするパーティーのブロック、闇討ち、集団リンチをしてるって噂が流れてて、色々と不満があるプレイヤーが多かったヨ。」
ミト「そして、スリーピング・ナイツの最初の挑戦の後にボスを攻略して、《盗み見》を使っている。辻褄が合うわ。」
キリト「まさか………!行くぞ、カルム、ミト!」
カルム「あいよ!」
アルゴ「ちょっ!?お前ら!?」
アルゴの静止も聞かずに、私たちは飛び出していく。
目的地は、27層の迷宮区だ。
しばらくすると、索敵スキルに大勢のプレイヤーが反応して、物陰に隠れる。
カルム「増援だな。」
ミト「………厄介ね。」
キリト「だけど、好都合だ。……連中の中に紛れるぞ。」
私たちは、その増援のプレイヤーに紛れ、一緒に向かう。
すると、スリーピング・ナイツとアスナ達が見えてくる。
私たち3人は、頷いて、システム外スキル、《壁走り》で増援のプレイヤーを追い越していき、スリーピング・ナイツとアスナの目の前に着地する。
カルム「悪いけど。」
ミト「ここから先は。」
キリト「通行止めだ。」
私たちは、それぞれの武器を構え、増援のプレイヤーに制止の言葉を投げる。
アスナ「キリト君!カルム君!ミト!」
ユウキ「あの人は………。」
すると、増援部隊のリーダーと思われるサラマンダーが前に出る。
プレイヤー「おいおい、ブラッキー先生達よ。たった3人で、俺たちを相手にするのは無理じゃね?」
キリト「やった事ないから分からないな。」
カルム「フルレイドのパーティーと戦った事なんて、これまで無くてね。」
ミト「それに関しては、2人と同感ね。」
プレイヤー「そりゃそうだ。………メイジ隊、焼いてやんな。」
すると、後方から沢山の魔法の詠唱が聞こえてくる。
全て、《単焦点追尾》型。
移動回避は無理だね。
アスナ「3人とも!」
ミト「大丈夫よ。」
カルム「キリト。アレ、行けるか?」
キリト「そうだな。」
カルムとキリトは、ウィザーソードガンとユナイティウォークスを構える。
同様のソードスキル、《デッドリー・シンズ》で全て斬る。
ユウキ「うっ………そぉ………。」
タルケン「魔法を………斬った……?」
テッチ「偶然じゃなくて?」
アレは、キリトとカルムが使えるシステム外スキル、《魔法破壊》だ。
2人はGGOで弾を斬った事があるらしく、私やアスナ、クライン、リーファ、アーロンも練習してみたが、断念した。
ちなみに、エターナルも、《魔法破壊》は出来るらしい。
シノン曰く、エターナル『ってね、私のヘカートの弾を視線だけで見切って、斬ったのよ。』と語っており、その際のシノンの顔は、苦笑していた。
プレイヤー「何だソリャ……?」
キリト「う〜ん。どんな高速魔法も、銃弾の発射速度と比べたら遅いからな。」
カルム「俺たちを甘く見たな。」
プレイヤー「陣形を整えろ!!」
流石に陣形を整えるのが早かった。
私は、アスナに声をかける。
ミト「アスナ!3分時間を稼ぐわ!その間に、早くボス部屋に入って!」
アスナ「分かったわ!」
キリトとカルムは、更に武器を出す。
キリトはエクスキャリバー、カルムはもう一本のウィザーソードガンを取り出す。
エクスキャリバーの放つ圧に押されたのか、増援部隊が怯む。
プレイヤー「怯むな!たかが3人……!」
クライン「オリャアア!俺たちも居るぜ!見えてねぇだろうけどな!」
パラド「こんな面白い事を、俺抜きでやるなんて、白けた事すんなよ!」
増援部隊の後方から、クライン、パラドの声がする。
カルム「行くぜ、お二人さん!」
キリト「ああ!」
ミト「ええ!アスナ達の邪魔はさせない!」
私たちも飛び出していき、増援部隊と戦っていく。
私は鎌を振るって、盾で守っている人を吹っ飛ばしていく。
カルムは、ウィザーソードガンのブレードモードとガンモードを駆使して、装甲を抉っていく。
キリトは、ユナイティウォークスとエクスキャリバーの二刀流で敵を倒していく。
クラインとパラドも、倒していく。
しばらくすると、増援部隊は全滅して、アスナ達は中に入ったみたい。
透明化していた2人のプレイヤーが入っていった気もしたけど。
カルム「ま、こんな目に遭いたくなかったら、こんな事はやめておくんだな。」
カルムは、リメインライトに向かって話しかけていた。
しばらくすると、全て消えていた。
キリト「それじゃあ、俺とカルムとパラドとクラインは祝勝会の準備があるけど、ミトはどうする?」
ミト「ごめん、アスナ達が心配だから、私は残るわ。」
カルム「そっか、祝勝会の準備は、俺たちでやってるから、それじゃ、また後で。」
キリトがそう言うのに対して、私はそう返す。
4人は、そのまま帰っていく。
アスナ、私、信じてるから。
ユウキ達と一緒にボスを倒す事を。
大変長らくお待たせしました。
今回はここまでです。
少し、短めです。
色々と問題行動を起こしているギルドを、カルム達が倒しました。
ミトは、アスナ達の無事を祈る。
次回は、ユウキ達のボス戦の話になる予定です。
オーズとアンクが、何をしていたのかも明かします。
感想、リクエストは絶賛受け付けています。
更新が遅れてしまい、すいませんでした。
このすばや転スラの小説の方に傾いてしまって。
あと、少し、SAOの小説が、自信が無くなってしまったというのもありまして。
それと、気分転換に別のSAOの小説をやろうかなと思っていまして。
意見があれば、下記のリンクからお願いします。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=303562&uid=373253
灰色の旋風に関しては、どうするのかは未定です。
アリシゼーションでのカルムの武器はどうするか
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