ソードアート・オンライン Re:紫紺の剣士   作:仮面大佐

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今回は、トールバーナでの攻略会議の一件です。


第4話 攻略会議にて

 謎の男に助けられた翌日から、俺はダンジョンに篭っていた。

 俺は悔しかった。

 このままでは、ミトとアスナを守れない。

 俺の力の無さが悔しかった。

 

カルム「クッ…‥。もっと、もっとだ………!」

 

 強くならないと、大切な物も守れない。

 度々、ミトとアスナからのメッセージが来るが、無視している。

 このままでは、とても顔向けできない。

 コボルドが湧いてくる限り、倒していく。

 それを続けて、4日は経っただろうか。

 レベルはどんどん上がって行き、ソニックリープでコボルドを倒した時に、声をかけられた。

 

???「今のはオーバーキルすぎるよ。」

カルム「え?」

 

 そこにいたのは、あのアスナを助けた男だった。

 だが、向こうはアスナを助けた際に声を掛けた男だとは気づいていないようだな。

 何せ、フードを深く被っているのだから、気づかないとは思う。

 

カルム「どういう意味だ?」

???「あのコボルドは、既に瀕死だった。通常攻撃でも倒せるだろ。帰りの為にも、体力は温存するべきだ。」

カルム「帰り?俺はここで4日は篭ってる。」

???「ハァ!?ポーションや武器とかが持たないだろ。」

カルム「ダメージを受けなければ問題ないし、武器も同じ物を何本も用意している。」

???「………。だとしても、君には仲間がいる筈だ。あの時助けた女の子の仲間だろ。」

 

 どうやら、気づいたみたいだな。

 

カルム「今は、とても顔向けできない。助けれなかった俺は……。」

 

 何か、気が遠く………。

 そして、俺は意識が暗転した。

 しばらくすると、俺は外の森に居た。

 戸惑っていると、後ろから声をかけられる。

 

ミト「まったく、何してんの?」

アスナ「本当だよ。」

カルム「ミト………。アスナさん………。」

 

 そこにはミトとアスナが居た。

 顔は、とてもではないが、見れない。

 何せ、般若でも見ているかのような形相なのだ。

 怖いです。お2人さん。

 俺は近くにいた男に話しかけた。

 

カルム「何で助けたんだ?」

???「君が死んだら、マップデータまで失われるからな。勿体無いから助けただけだ。ついでに、君のメニューからその2人を呼んだ。」

 

 そういう事か。

 その時、寒気がした。

 そう、背後のミトとアスナさんから。

 

ミト「さて、何でこんな事をしたのか、聞こうか?」

アスナ「言い訳もきっちりね。」

 

 怖い、ものすごく怖い。

 俺は観念して、2人にどうしてこの様な事をしたのかを明かす。

 それを聞いたミトとアスナさんは、呆れた様な表情を浮かべる。

 

ミト「ハァァァァ……。気持ちは分かるけどさ。」

アスナ「だからって、やりすぎだと思うけど。」

カルム「ごめんなさい。許して下さい。」

 

 俺はすぐさま土下座の体制に入った。

 だが、すぐに顔を上げる様言われた。

 

ミト「この件の補償は、後できっちり請求するとして、行くよ。」

カルム「どこに………?」

アスナ「トールバーナって言う街までよ。そこの人が案内してくれると思うから。」

???「俺はガイドか。」

 

 そうして、俺は、攻略会議が行われると言うトールバーナの街へと向かっていった。

 ちなみに、ミトとアスナは、俺を探しつつ、特訓も行ったそうで、大分レベルが上がっていた。

 しばらくして、トールバーナの街に到着した。

 丁度、デスゲーム開始から1ヶ月経った。

 

カルム「ここで何をするんだ?」

ミト「攻略会議よ。」

アスナ「それにしても、初めてのボスモンスター戦で死ぬかもしれないのに、よく来たよね。」

???「全員が全員、自己犠牲の精神で来てる訳じゃない。もちろん、そういう連中がいないとは思うけど、大多数は、遅れるのが怖いからだな。」

カルム「遅れるって?」

???「最前線にだよ。」

ミト「全滅するのは怖いけど、自分の知らない所でボスが倒される。それも怖いんだよ。」

 

 なるほど、その男とミトのセリフで納得できる。

 

アスナ「それって、偏差値70以上キープしたいとか、学年10位以下には落ちたくないとかと同じなの?」

???「まあ、そんな感じ。」

ミト「偏差値で例えるのはアスナらしいといえばそうなんだけど……。」

カルム「なるほどな。」

 

 そんな事を話していると、ステージに青髪の男性が現れた。

 

???「はーい!それじゃあ、そろそろ始めさせて貰います!」

 

 装備は、片手直剣で、ブロンズの装備、盾を持っている。

 

ディアベル「皆!今日は俺の呼びかけに応じてくれてありがとう!俺の名前はディアベル!職業は、気持ち的にナイトやってます!」

 

 そんな軽いジョークを混ぜた会話をして、周囲を和ませた。

 周りから笑い声とヤジが飛んだ。

 凄いな、あの人。

 俺にはとてもできない。

 そして、ディアベルは顔を引き締めて、本題に入る。

 

ディアベル「今日、俺達のパーティーが迷宮区の最上階で、ボスの部屋を発見した。」

 

 その発言に、周囲は押し黙る。

 

ディアベル「俺達はボスを倒し、第二層に到達して、このデスゲームをいつかきっとクリア出来るって事を始まりの街にいる皆に伝えなきゃいけない!それが今、この場所にいる俺達の責務なんだ!!そうだろ、皆!!」

 

 ディアベルさんがそう問いかけると、皆が頷いた。

 

ディアベル「よし、早速だけど攻略会議を始めていきたいと………。」

???「ちょお、待ってんか、ナイトはん!」

 

 会議が始まろうとした瞬間、サボテンの様な頭をした1人の男性が出てきた。

 ていうか、あんなヘアスタイルもあるのな。

 

キバオウ「ワイはキバオウってもんや。最初に言わせて貰いたい事がある。こんなかに、これまで死んでいった2000人に詫び入れなあかん奴らがいる筈や!」

ディアベル「キバオウさん、君の言う奴らとは、βテスターの事かい?」

キバオウ「当たり前や!β上がりの奴らは、ビギナーを見捨てて消えおった!美味い狩場やクエストを独占しておる!そいつらに土下座させて、溜め込んだコル等を出させて貰わんと、パーティーメンバーとして命は預けられんし、預かれん!」

 

 そんな事を言い出した。

 でも、全てのβテスターがそうだとは言えない。

 現に、俺とミトの2人でビギナーのアスナを守っているのだ。

 だが、男の人も反応していたので、恐らく、βテスターだ。

 そんな時、我慢できずに立ち上がった。

 

カルム「ちょっと待てよ!」

ミト「カルム!?」

キバオウ「ジブン、誰や?」

カルム「俺はカルムだ。それって、βテスターだから弱まってもらおうってとこか?それは、無いんじゃ無いか。」

キバオウ「何やと!?」

 

 そんな険悪な空気になりかけていると、もう1人立ち上がった。

 

エギル「発言いいか?俺はエギルだ。キバオウさん、あなたの言うβテスターが全員、見捨てた訳じゃないぞ。」

 

 エギルという人は身長は180で、スキンヘッドの男性だった。

 外国人かな?

 

エギル「あんたもこのガイドブックを貰っただろ?」

キバオウ「貰たで。それが何や?」

エギル「これを作ったのは、元βテスター達だ。」

 

 その発言に周囲は騒めきだす。

 俺も、アルゴという情報屋から貰ったが、彼女もβテスターだ。

 

エギル「いいか。情報は誰にでも手に入れられたんだ。なのに、沢山のプレイヤーが死んだ。その失敗を踏まえて俺達はどうボスに挑むのか、それが議論されると、俺は思ったんだがな。」

キバオウ「フン!」

 

 キバオウが戻って、残りの人達も戻り、ミト達に責められた。

 

ミト「ちょっとカルム!何やってんのよ!」

カルム「悪い。でも、ああいう風に言われるのは我慢ならなかった。」

アスナ「それは分かるけど………。」

???「君は凄いな。俺にはとても出来ない。」

 

 そうして、会議は進んでいき、パーティーを組む所まで行った。

 

カルム「そうだ。そこの男の人も入ってほしい。」

???「俺も!?」

カルム「あぁ。頼む。」

???「………今回だけの暫定だからな。」

 

 その男の人もパーティーに入った。

 名前はキリトと言うらしい。

 こうして、波乱の攻略会議が終わった。




今回はここまでです。
感想にて、シノンには彼氏が居た方がいいと言われたのですが、どうしたら良いんでしょうか。
シリカとリズベットのエピソードに関しては、本当に削る可能性があります。
やはり、オリキャラを削ると言った手前、そう簡単には出せないのが現実です。
もし、シノンとリーファに彼氏をつける場合は、2人のリアルでの知り合いという設定になるかもしれませんが。
つまり、SAOにはダイブしていない設定になりますね。
そして、今日から、CSMのバースドライバーが受注開始!
何か、意見やリクエスト、アドバイスがある場合は、メッセージまたは活動報告にて受け付けています。

リーファとシノンに彼氏は必要か

  • 必要。
  • リーファのみ要る。
  • シノンのみ要る。
  • 必要ない。
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