どうも自分は再熱とかしないと書けない人らしいというのが良く分かります。
本当に読者様に対して申し訳なく思っております。
ですが、何年掛かろうが、頑張って完結までは書いていくつもりなのでどうぞよろしくお願いします。
ちなみに今回は『何でわすゆじゃないの?』と思いますが、実は幼馴染にゆゆゆを布教したら気に入ってくれたのでそれが再熱して投稿しようとした所存です。
そして、この作品を読んでくれている人は察すると思いますが、いつものです。はい。
では、深雫樹 煌騎は勇者である。
通称、みこゆどうぞー!!
第1話: 勇者と魔王の話
昔々、ある所に勇者がいました。勇者は人々に嫌がらせをする魔王を説得するために旅を続けています。
そして遂に勇者は魔王がいる魔王城に辿り着くのです。
勇者は玉座に座っている魔王に話を始めます。
「やっとここまで辿り着いたぞ魔王!もう悪いことはやめるんだ!」
「私を怖がって悪者扱いを始めたのは村人の方ではないかぁ!」
魔王は勇者の言葉に対して自分が彼らにされてきた事を暴露する。
たが、勇者はそれを聞いて魔王に言い返す。
「だからって、嫌がらせは良くない。話し合えば分かるよ!」
「話し合えばまた悪者にされる!」
魔王は人々の対話を恐れていました。自分が話せばさらに酷い事をされる、それはとても苦しいことなのです。
そして勇者は言葉を発し叫ぶ。
「君を悪者になんかしない!」
そう勇者が言うと突如、壁が前にバタンというデカい音を響かせながら倒れた。
その壁の中にいたのは二人の少女達だった。
一人は魔王のパペットを装着をした黄色髪の少女。
もう一人は魔王と同じパペットの勇者を装着した赤い髪の少女がいた。
そして、壁の外には幼稚園児の子たちが驚いた表情をしてこちらを見つめていた。
「やっちゃった.......」
「あ、当たんなくて良かったぁ......でも、どうしよ......」
「うぅ......」
黄色髪の子が倒れた舞台壁に子供たちが当たってない事に安堵するのも束の間、赤髪の子が左手に持っているパペットを魔王のパペットにぶつけた。
「勇者キッークっ!」
「えぇー!?ちょ、おまっ!それキックじゃないし!ていうか、話し合おうって言ったところじゃないのぉ!」
「だってぇ......」
いきなりのアドリブで黄色髪の子が赤髪の子に突っ込みを入れるが、その影響で園児の子達が盛り上がってしまいそのまま続ける事になった。
そしてその舞台の端側にはナレーターと曲担当の子達が二人椅子に座っていた。
「あ.....えとえと、お姉ちゃん......」
「樹!ミュージック!」
「えぇ!?じゃ、じゃあ!......これで!」
魔王のパペットを持っている子と同じ髪色を持っている子――犬吠埼樹がその子に頼まれノートパソコンから選曲をした。
しかし、それは戦闘BGMだったのだが最終局面で使うはずだった魔王のBGMだったのだ。
思わず勇者のパペットを持っている赤髪の子も驚いてしまう。
「え!ここで魔王テーマ!?」
「フッハハハハハッ!ここが貴様の墓場だぁっ!」
「ふぁ!魔王がノリノリにー!おのれぇー!」
そのテーマで魔王もアドリブでこの場を切り抜けようとしているが、一方勇者の方は絶対絶命に陥ってしまう。
するとここでナレーターを担当している黒髪の子が危機を察知し、園児達を賛同するべくマイクで声を掛けた。
『皆!勇者を応援して!一緒にグーで、勇者にパワーを送ろう!がーんばれ!がーんばれ!』
黒髪の子が勇者にエールを送っていると園児たちもそれに続いて勇者にエールを送り始めた。
するとその掛け声が功を制したのか今まで強気でいた魔王が弱まり始めた。
「ぐぉぉ.......みんなの声援が、私を弱らせるぅ.......」
魔王が苦しみだし、その隙を勇者は見逃さなかった。
「今だ!勇者、パーンチ!」
「いってぇぇぇぇ!」
その拳が魔王(黄色髪の子の指にも直撃)に当たり、そして勇者が倒れる魔王を支えた。
「これで、魔王も分かってくれたよね!もう友達だよ!」
なんとも根性的な改心の仕方だが、これも魔王も分かってくれたらしい。
「締めて締めて!」
そして黄色髪の子がナレーターに小さな声で伝えた。
それに気付いたナレーターの子はマイクに向かって口を動かした。
『と、言うわけで。みんなの力で魔王は改心し、祖国は守られました』
「皆のお陰だよ!バンザーイ!」
ナレーターに続いて赤髪の子も立ち上がり幼児達に向けてピースサインを送った。
だが赤髪の子は元気に振舞ってはいたが内面では冷や汗がたまらなかった。
「(ど、どうしよ......舞台の壁壊しちゃったし、これじゃあコウちゃんに怒られるぅ.......)」
視線で倒れた壁を見ながら赤髪の子――結城友奈は謝罪の理由を考え始めていた。
すると誰かに右肩を叩かれ、友奈は振り向くとそこには黒髪の男の子がいた。
「こ、コウちゃん!」
「.......ゆーちゃん。後で、部室で話をしようか?」
「あ、あの......コウちゃん?ここは仲良くしよ?」
「だから言ったでしょ?『後で』部室で話をしようって。ねぇ?ゆーちゃん」
「は、はいぃ!」
何故か笑っているのに目が笑っていない事に友奈は恐怖を抱いた。
この後に何されるのか友奈自身、分からなかった。
出来れば平和的な解決にしてくれれば嬉しいと心から願った。
そんなこんなで校内活動に青春を燃やしている男女達。
どうしてこんな活動をしているかと言うと、それは世のため人のために勇んでやる部活。その名も『讃州中学勇者部』。
そして勇者部を設立したのは今魔王のパペットを持っている黄色髪の少女、名前は犬吠埼風。
この中で一番の年長者で中学三年生の先輩。
それにこの物語の脚本をしてくれた人でもある。
それと、ナレーターでBGMを担当してくれたのは犬吠埼樹。風とは姉妹であり中学一年生。
その隣はナレーターを担当していた黒髪の少女、東郷美森。この中ではとてもお淑やかな人で大和撫子な少女。
友奈とは親友でいつも一緒にいる。
でも、名前は本人の希望で苗字呼びになっている。
そして勇者のパペットを持っている赤髪の少女――結城友奈。この中ではとても元気に満ち溢れていて、勇者部メンバーのムードメーカー的な存在。
一番仲がいい美森とは家が隣同士で何時も一緒にいる。
そして、その勇者部の中に一人だけ男の子がいた。
三森と同じで黒髪だが若干茶色い髪質になっている。
彼の名は
友奈とは幼馴染であだ名で呼ぶ間柄。
勇者部の中では唯一在籍している男子でもある。
彼は先程まで舞台裏で効果音やライトを担当しており、そしてこの舞台道具を作ったのも彼だ。
劇が終わり舞台裏から出てきたかと思えば、舞台壁が倒れて、傷が付いておりそこに友奈は笑いながら園児に向けてピースサインを送っている。
煌騎はこの劇を始める前に友奈に感情的になって、壁を倒すなよとは言っていたのだが、役に入り切ってしまい壁を倒してしまった。
それを煌騎は友奈に中学校にある部室に帰ってから
それに友奈が怯えていると部長である風が煌騎に声を掛けてきた。
「良いじゃないのよ煌騎。現に劇は成功した訳だしね」
「......それもそうですね」
「じゃ、撤収準備を始めるわよー」
風がそう言うと勇者部メンバーが全員舞台道具を片付ける準備を開始した。
これが煌騎が何時も送っている日常だった。
だが、この時煌騎はいつも楽しい日常が簡単に崩れるなんて知りもしなかった。
煌騎君後々に出てきたけど許して.......
次回はもう少し出番があるように書こうと思います。
(プロローグのやつって難しいね)
ではまた次回お会いしましょう!
次回。第2話:可能性の勇者