パワプロ外伝   作:kohqk

1 / 1
第1話「伝説の始まり」

「さて…高校はどうするかな」

とある中学校に1人の少年がいた。彼の名は半間燈哉。野球部でピッチャー。彼は今、今後の進路を探していた。

そんな最中、興味をひく高校を見つけた。

「聖ジャスミン学園…か」

聖ジャスミン学園は、少し前まで女子校だったとのことだったが、最近共学になったと書いてあった。野球一筋な部分がある半間は、ここがちょうどいいと感じた。

「野球部もあるのか…面白い。」

そうして彼は、聖ジャスミン学園に入学することを決めた。無事に試験を乗り切り、入学も決まった。

「この聖ジャスミン学園にはどんな出会いがあるか…楽しみだ。」

この時まだ誰も知る由もなかった。彼が聖ジャスミンの生ける伝説と呼ばれることになろうとは。

 

入学式当日

入学式を迎え、学校に着いた燈哉。そこには見知らぬ光景ばかりが彼の目を捉えていた。

「共学になったとは聞いたが、男はそこまで居ない…か」

正直自分が浮くのではないかと少し不安になっていたところ、1人の少年に声をかけられた。

「あ、君はもしかして!?」

「誰だ。アンタは。」

「オイラは矢部明雄でやんす。まさか半間くんと同じ高校だとは思ってもなかったでやんす…」

彼は矢部明雄と名乗った。中学時代、何度か彼のいる中学と試合したことがあったため、多少記憶にはあった。」

「俺がここにいるのは意外だとでも言いたげだな。」

「そりゃ中学の中じゃ大物ピッチャーだって話だったでやんすから、あかつき辺りに入学すると思ってたでやんすが…」

と彼は言った。

「俺は強豪校に入るというこだわりはなかったからな。」

強豪校にこだわりのない燈哉は、普通の高校で平和に過ごすのも悪くないと思い、この高校を選んだ。

2人は入学式を終え、教室に向かった。

「半間くんとはクラスは違うでやんすが、野球部で一緒に願っとくでやんす!」

「願わなくとも入るから安心しろ…」

そう会話し、それぞれの教室へ向かった。

 

入学式が終わってしばらく経ち、何気ない日常に過ごした燈哉。部活見学の日となり、部活見学へ早速向かった。

「ここの野球部ってどうなんだろうな」

そう思いを馳せながら野球部の見学へ向かった。

そこで見た景色は、彼にとっては衝撃だった。

(女子しかいない…だと!?)

そう、聖ジャスミン学園野球部は、女子しか野球部員がいなかった。マネージャーもこれといってはおらず、お互いが助け合って練習に励んでいた。

後々矢部と合流し、共に見学していた。

「かわい子ちゃんがいっぱいでやんす…ぐふふ」

「馬鹿野郎。何想像してんだ…」

女子に見とれる矢部に少し呆れながらも。

しかしその野球部員の1人が、2人に声をかけた。

「君たち…もしかして入部希望者?」

と問われると

「そうでやんす!」と声高々に言う谷部に続き、

「はい。」と淡々と返事した。

「実は、部員の数がギリギリで…良かったら…練習に参加してみる?」と聞かれた。

「構いませんが…」と言うと。笑顔でありがとうと言ってくれた。

「ところで2人とも、ポジションは?」と聞かれた。

「外野でやんす!」と答える矢部に続き、「ピッチャーです。」と返すと、驚いたのか、「ピッチャー!?!?」ときょとんとした。しかもそれは彼女だけでなく、他の部員も。

 

(え、あの子ピッチャーなの!?)

(先発とかだったら凄くありがたいよね)

(しかも…顔もいいよね、彼)

とひそひそ話が聞こえたのは聞かぬふりをした。

(当たってるんだよな…その予想)

と苦笑いをしながらも、彼はその部員にこう告げた。

「野球部に入部させてもらえないでしょうか。」

と、矢部と共に頭を下げた。それを見た彼女はとても嬉しそうな顔をしていた。

「ありがとう!部員の数ギリギリだから歓迎するよ!」と声高々に言った。

「あ、自己紹介遅れちゃった。ボクは早川あおい。よろしくね!」と彼女は自己紹介をした。

「矢部明雄でやんす!!よろしくでやんす!!」と矢部がでかでかと自己紹介した後に、

「半間燈哉です。よろしくお願いします。」と自己紹介を済ませた。こうして、野球部入りが決まり、新たなスタートをきった。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。