Fate/Happylife~刃の下に心あり~ 作:ブラックサレナ
翌朝、結局一緒に寝る事は許さなかったが一緒の部屋で寝ることにした凛と忍。ベットと布団を引いて手を繋ぎながら寝たのだ。そして忍が起きると凛はまだ寝ていた、起こさないように手を払おうとするが
「動かない」
凛はまったく動かなかったのだ。手を握っている凛は女の子とは言えないほどの頑丈さでどう考えても凛を起こさないといけないことになる。しかし凛は朝が弱いので
「おい、凛。凛さ~ん、起きてください朝食とか、学校とか色々と遅れますよ起きてくれよ」
「う~ん、ちょっと待って忍。もう少しだけもう少しだけ、もう少し、ぬくもりを」
凛の頭の中はたぶん、溶けてなくなっているのかもしれない。忍はこのときだけは自分の彼女を疑問視してしまった。
「起きろ、凛。起きたらキスをしてやろう」
忍はこんなことではたぶん起きないだろうと思っての発言だった。しかしそれは予想斜め上の結果になってしまった。すばやく凛はベットから出ると、忍の手を繋いだまま忍の目の前に座り。
「して」
忍、陥落。結局それで凛は全然前から完全に眼を覚ましていたのですぐに仕度にとりかかった。今日は二人で朝食の役割を決めたのでいつも以上に早く終わったが、今日は弁当にしたので少しいつもより時間がかかった。忍はコーヒーを飲みながら、今日のことを確認した
「それじゃあ凛、今日はまずはお前から話しかけてくるでいいんだよな」
「ええ、それで大丈夫よ。それでなんとなくと食事に誘うからあなたもそれにね?」
「わかった。確かにお前の人気は凄いな、昨日一日だけでも十分に理解できるほどの人気だったということをな。それで昼はお前が結構目立つからな、どこかいい場所ないのか?さすがに会話をあれでするのは俺にもきついぞ」
「あら、そんなのすでに場所なんて確認済みよ」
「それは良好。それじゃあ今日もがんばって行きますかな」
忍は鞄を持つ、そして玄関に向かうと一緒に凛もついていった。さながら夫婦の朝と言える光景だろう。
「忍」
凛は短く言うと何かを期待している眼で忍をみていた、俗に言う上目遣いというやつだ。凛は徐々に酷くなって言っているがしかし忍も悪い気はせずちゃんとキスをする。二人も紅くなるを通り越して親愛の挨拶になってきている。
「それじゃあ先に」
「うん、それじゃああとでね」
忍はそして学校にむかったのだ。凛もすぐに仕度に戻る。今日は忍と話が出来るので昨日の様なストレスが堪らないと思いながら、陽気に準備をしていた。
――――――――――
ここは冬木、唯一の教会。冬木教会、または言峰教会と言われる場所である。してここの神父である言峰綺礼は朝のミサを済ませると、いつもなら自室に戻るのだが今回は違った。朝早いと言うのに客人を待っていたので。そして扉が開く、朝の日差しがちょうどドアの隙間から漏れ出るように、そして開けた張本人は大きな棺おけのようなものを背負い、そしてシスターの格好をした女性だった。
「ふむ、聖堂教会より進言があったが、君が」
「はい、シエルです」
「ふむ、して今日はなにようかな?あの件については無期限との話ではあったのだが」
「あの話とは?」
シエルは綺礼の言葉を意外と見ていた。綺礼にしてみれば教会がこの地に下りる理由など現在はそれしかないと思われていた。なんせ教会は聖杯戦争でさえ自分を監視としてしかおかない機関だからだ。なのに、今回はその教会から重宝されている人をこちらに連れてきたのだ。
「申し訳ない、こちらの話だったようだ。して今日はなにようか?」
「はい、昨日未明にかけて私埋葬機関からの通達指令です。冬木に起こっている事件についてご存知でしょうか?」
「ああ、殺人だったかね。しかしそれは私も確認したが魔術の痕跡はなかったと思われるが?」
綺礼の言葉にシエルは肯定した。冬木で起こっている連続殺人事件、証拠はなにも出てこない、場所、時間もばらばらと言うよく分からない事件のことだ。
「はい、ですが……こんなものが」
シエルはそう言うとあるものを綺礼に一つ手渡した。それはなにかの書類だろうか、紙の束と一緒に写真が一枚。
「ほう、これは……しかしこれが事実ならば問題だな。なんせこんなことを君達が許したことになる、これは間違いなく君らのミスではないのか?」
「返す言葉ありません。だからこそ私なのでしょう、確実に成功させなければならいから。こんなものがまだこの状態で続くとしたら問題です。早急に手を打ちたいのですが」
と、シエルがすぐにでも行動を起こそうとしたが、しかしそれを綺礼は静止した。理由は一つ
「ふむ、たしかにそうだろうが。昨日の緊急な連絡が故まだ管理者には言っていない。まさか君は管理者のあるこの土地を一瞬で襲撃して一瞬で帰るつもりかね?“表”では一応教会と協会は仲の良いことになっているのだが」
冬木の管理者、遠坂凛のことだ。
「そうですね、それでは管理者のかたはどちらに?」
「まだ学生の身である管理者でな、今頃学校にでも行っているのだろう。調査はすでに開始しても構わないだろうが、しかし説明は君の方から頼めるかい?」
「はい、分かりました。それでは今夜にでもすぐに。」
「了解した。時に君はこの地にもう一人、魔術師がいるのを知っているかね」
「魔術師?それは管理者が?」
「もちろん許可を出している、いや正確には許可など必要ないのかもしれないな。現在その魔術師は管理者とともに住んでいる、二人は恋仲なのでね」
この言峰、人のどうでもいい情報を渡しているが実際はシエルがどうせ恋人もいない悲しい女だとおもい、ただの嫌がらせで言っているにすぎない。本当に根が酷いほど黒い。
「そ、そうなのですか……ちなみにここの管理者のお名前は」
「ふむ、遠坂凛だ。そして恋仲は……いや、辞めておこう。下手をすればそれは君の対象かもしれないからな」
「……それはどういうことでしょうか?」
シエルの対象、それは埋葬機関が担当するほどの相手と言うことだ。埋葬機関とはいわば教会専属の殺し屋のようなものだ。大体は人あらざるもの、神秘を汚すものを抹消するために動いてる集団だ。そしてそんな対象はいかなる場合も殺すことが許されているのがまた埋葬機関なのだ。
「何……「言ってくれますか」…君らに聞かれてはいたしかない。神崎忍、この名前に覚えたがあるだろう?」
シエルが大きく眼を開けた。そしてすぐに顔を元に戻す、シエルにしては珍しいリアクションであったのは間違いないが、しかし彼女は少し口を上げた。
「そうですか、“彼”がこの地に」
「そのいいぶりでは知り合いと見るが?」
「なるほど、言峰さんのさきほどの者が大体分かりましたよ。まったく私がちゃんと進言しておいたと言うのに。そうですか、ですが彼が居るのなら好都合でもあるかもしれませんね」
「ほう、君がそういうのかね彼は」
「ええ、彼はそれの一部とすでに戦闘経験がありますし、しかもそれを見事破壊しています。私一人で大丈夫かどうか不安でしたが、彼が居るのなら協力を願いましょう。もちろん大金で」
「そうか、それでは夜にでももう一度こちらに戻ってきてくれるかシスター」
「分かりました。それでは」
シエルはそう言うとそのまま持っている棺おけなどをそのまま担いで教会を出て行った。その後姿を見ながら綺礼は今回の資料をもう一度眼を通した。
「面白いものだ。まさかこのような形ですぐに君の戦闘を見れるとはな、埋葬機関すら頷いたその力をね」
―――――――――――
忍は教室に入ると挨拶をされたりしたりと色々としていた、転校二日目にしては随分と馴染んでいるようにも見える。そして一成も例外ではなく
「ふむ、おはよう神崎」
「おはようございます柳洞さん、今日はみなさん遅いのですね」
教室にはまだ10人ぐらいしか居なかったのだ。あと5分もしないうちに予鈴がなると言うのに。ちなみに十人の中に凛も含まれている。
「そうだな、なにまさかこれだけとは言わないだろう。して「ゴホン」……む」
そこに入ってきたのは凛だ。
「柳洞君、よろしいかしら?」
凛のいうことは昨日の会議で決まっていたので一成は泣く泣く離れて言ったのだ。そして忍と凛は被りあいながら
「どうもおはよう神崎君、学校にはすこしは慣れてくれたかしら?」
「ええ、すこしですが。皆さんやさしいのですぐにでもなれそうですが。それでどうかしたのですか遠坂さん、急に私なんかに声をかけるなんて」
「いえ、少しお話がしたのだけど……そうね、ことも結構重要なの、だからどうかしら今日はご一緒に食事でも?」
「ほう、それは驚きだな。わかりましたいいですよ」
そして会話が終わる、しかし二人ともアイコンタクトで屋上ということを再確認しあった。凛はこれでお昼まで持たせる努力を勤しむのであった。しかし、そんなことが来ることはなかった、それは急なこの放送である。
「諸先生がた、至急職員室にお集まりください。二年D組、二年D組、柳洞一成君、柳洞一成君至急職員室に」
この放送だ。何かあったのだろうか、放送している先生の声もすこし焦っていた。生徒はこの緊急の放送ですこし浮き足だっていた。一成はすぐに職員室に向かっていった。忍と凛は少し回りにあわせながらも冷静にいた。そして予鈴のチャイムが鳴り響いた、まだ忍の教室には空席が20以上あると言うのに。
―――――――――――
ここは大きな通学路として有名な道、新都にもつながっている大きな道なのだが。今日の8時30過ぎに、それは突然置いてあったと目撃者は言った。そこには死体が四体、転がっていたのだから。
「まじかよ」
「うわっ」
「バカ、みるなよ」
ちょうど、この上に中学校がありこの時刻はもっとも生徒が通る。だからこそ不思議なのだ。急に現れたという死体。警察の人がすぐに連絡が着てからすぐに場を立ち入り禁止にした、その影響でほぼ生徒はストップされた。大きな道路な分ほかの道路がないのだ。その死体は全部が全部同じ殺され方ではなかった、一体目は小さい子供だろうか、首がない。そして二体目はどう見ても男の人の体型をしているのに顔は女性、三体目はその逆、そして最後の四体目は、ところどころ肉がなくなっている、まるで誰かが食べたように。
まだ、凛と忍は知らない。この冬木で起きている
――――――――――
放送から30分経過している状態でまだ10人たらずの教室にもう完全に生徒はなにかあったのかと心配になってきていたのだ。そんなところに担任の白木そして生徒会長の一成が帰ってきたのだ。
「みなさん、座ってください、座ってください」
白木のもと生徒は指示にしたがい席に着く。そして先生は話しだした
「今日はこれでみなさんは帰ってもらいます」
「はい?」
誰か生徒がそんな声をあげてしまった、それもだろう、急にきたら帰れなのだから。
「現在、みなさんの通ってきているだろう通学路、あのおおきな道路の道ね、あそこは完全封鎖されています」
「それってどういうことですか?」
女性生徒が手をあげて質問した。
「今から説明するわ。皆も知っているとおり最近ニュースで報道されている殺人鬼については知っているわね……今回、その事件に関わってるだろうものがあそこから見つかりそのまま封鎖」
先生の説明のあとにすぐに柳洞が補助に入る
「よって、下手をすればこの学校の近くに居る可能性もある。なので生徒の安全を考えて全員をそのまま送迎バスで送ることにしたのだ。それか、必ず二人で帰ることだ。すでに封鎖されてしまった向こう側の生徒には帰るように先生が付き添いで行っている。なのでそのまま皆今日はすまないが解散だ。いいか、家からは出ないように」
さすがに生徒の前で死体が発見されたなどは言いたくないのだろう。してそのまま全員はそれぞれの帰宅に入るのであった。忍と凛は少しお互いに横目で確認しながら帰りの仕度をした。
「それじゃあみんな、気をつけてね。送迎バスはすでに門の前よ、それと方向がない人にはちゃんと二人以上で、もし居ない場合は先生に頼ることいいわかしら。それじゃあ、それと明日の学校も分からないわ。一応お知らせはするから」
そして生徒は全員でていった。忍と凛もすぐに帰る方向で行ったがすぐに向きを変えて二人で合流した
「とんでもないことになったな」
「そうね、まさかこんなことになるなんて。まあ一度家に戻りましょう、少し気になるのよあの先生の言い方」
「凛もか、俺もだ。何かを言いまわしているように行ってる感じがあった。しかもてかがりだけで封鎖などありえない……凛、すぐに帰るから急ぐぞ、起動」
忍は持っている宝石を一つ取り出して、呪文を唱える。そして凛を抱きかかえる
「きゃっ!し、忍、急に何!?」
「捕まっていろ!」
そして忍は人気のないところから、そのまま高速に移動し出す。自身の魔術属性である風を放出させて加速させてそのまま遠坂邸の前につく。実際、これはある意味細工だ。これで何かがこちらに気付けばそれは……魔術師ということだが、何もない
「はずれか」
「どうかしたの忍、そんなに焦ることでもないでしょう?下ろしてくれるかしら」
「ああ、すまない。少しな……もし殺人鬼がこちらの人間ならなにかしらのアクションがあると思ったのだが、外れちゃったみたいだな」
忍の行動に凛は完全に歴然な差があることを知る。忍はこう言ったこともにも慣れているのだ。だからこその行動、自分にはまだ分からなかったその行動の意味。玄関に二人は入ると
「だけど急にどうしたのよ、確かに私も気になるとは言ったけどまさかこっちの話なんて、それこそ綺礼から電話が」
凛がそう言うとすぐに電話がなったのだ。凛はすぐに靴を脱ぎ捨てて電話を取る、やはり相手はあの神父であった。すぐに凛は受話器を置くと忍にこう言った。
「忍、すぐに“準備”をしてくれるかしら?これからすぐに教会に行くわよ……忍の読みがあたりそうね」
準備のニュアンスが少し強いと言うことは、魔術師としての収集なのだとすぐに忍も理解してすぐに着替える。まだ来て一週間もたたないうちにこんなことが起きるとは忍には少し幸運が少ないのかもしれない。凛は宝石とそしてお気に入りの赤いコートを、そして忍は自分の宝石に弾丸をマガジン一つ分、さらに銃の装備。もちろんコートも着ている。
「それじゃあ行くわよ、忍」
「ああ、分かった」
二人の魔術師はこれから起きる事件の最初の一歩を踏み出してしまった。
???「この前のせいで、二人が居ない。それでは次回、もしあえたらそのとき私の正体を明かしましょう、それではさようなら」
???「し、師匠!メイクに何時間かける気ですか」
???「ほ、ほらカーニバルのOPで少し頑張りすぎたから、ちょっと、テヘッ」
???「そんなことって、あれ…照明も、もう落ちてますよってカメラもないのですよ、師匠」
???「えっ!」