Fate/Happylife~刃の下に心あり~ 作:ブラックサレナ
忍の弾丸は間違いなく相手を貫いた。今までとは違う反応に凛は驚いている、シエルはそれに負けじと攻撃をしかける。しかし直ぐに相手は回復する、今忍の撃った弾丸は起源弾だ。忍の起源はなんでも『排除』らしい、それは忍が一昔の魔眼を開眼してしまった後になった起源らしいのだが、排除、この属性とそして彼の魔術であり存在の強化を逆に排除に変えた。そう先ほどあの死屍者(リビングデット)の存在を排除しようとしたのだ。しかしあれでもまだ“一回”なのだ。
「く、やっぱり前と同じか……肉片が元だと言うのに存在は一つじゃないのか」
そう、この起源弾には人間一人の存在を消すことに長けているが他はめっぽうダメであり、魔術に対する対魔力もないので普通に魔術で対処された場合その魔術に負けるが、しかし対人に対しては驚異に変わる。存在を排除ということはそれは世界から消すことと同じ、それは死を意味する。だからこそ彼は人外、特に元人間には強いのだ。しかし今回は少し違った。
「ですがあれが効果的なのは事実ですよ、Mr,神崎。あの弾はあと?」
「一発だ。それ以上は来年まで持ち越しだな、けど確実に消えそうに無いから無駄弾だけは避けたいな……凛、炎でどうにかここ一体を焼けるか?」
「もちろんだけど、忍。何かあるの?」
忍はそれを聞くとそのまま笑った
「いや、無い。だがこのシスターが戦いやすくはなる、黒鍵なんてふるい代物を使う代行者だ。まあ“あれ”を使えばもしかしたらいけるだろうがこのシスターはそれを嫌うからな。ここはそれでいくぞいいなシスターシエル?」
「まったく。ですが分かりました。あれを抑えられますか?」
現在すぐに再生を果たす敵、しかしこちらに攻撃をしてくることを今はやめている。これならばいけるかもしれない。凛はすぐに自分の周りに魔方陣を張る、瞬間的に周りを日で包み込んだのだ。それに死屍者(リビングデット)は驚き完全に動けなくなったのだ。知性を持ってしまったために前の記憶の火があるのか、完全に檻の中のような状態だ。忍は追撃で相手の顔を撃つ。そしてシエルは足、腕、肩と部位部位に攻撃を当てている。だが
「来ルナ!クルナァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
「追尾よ気を付けて!」
凛の一言に忍はすぐにマガジンを換装する。
「
次の弾丸はある人物が開発した魔術完全吸収弾だ。もちろん投影のため制度も落ちるが物質としての弾丸もあるので現在の魔術ならば消せると忍が判断した。ちなみに忍がなぜあの魔眼を使わないのかというと、忍には理解できないのだ。人間一人の死を理解するのは簡単だが死屍者(リビングデット)は一つの肉片でしかないのだ、それを忍が脳で理解してしまったために死という概念がぼやけてしまい、忍の脳と眼球があれの死を拒絶してしまったのだ。
「く、こんな面倒なことが……凛、足!」
忍は早く気付いたのだ。凛のすぐそばに
「ま、待ってください!Mr,神崎!!それでは」
シエルには見えていた。凛に襲い掛かる相手の攻撃を忍があのままいけば反撃ではなく庇うことしかできないことを。
「きゃっ!」
凛の一瞬の悲鳴。それと同時ぐらいに、前に入る忍。瞬間としてはコンマの世界で忍は間に合い、そして
「
忍は瞬間にして弾丸の雨を
「グガァァァァァァァァァァ!!」
「さすがに持久戦になれば不利ですよMr,神崎?前のようには行きませんからね、山一つを消すわけにも」
シエルは最後の切り札として用意している武装があるが、しかしそれをもしあいつを一つ残らず殺すとなると火力だけでいけば山の緑が消えるであろう。凛はこの状態の初めての戦闘のせいかすでにアップアップの状態だ。忍はそんな凛をサポートしながら戦っている、しかし彼の魔力も無限ではないのだ。幾ら弾丸を投影できるとはいえ無限ではない。
「グガァァ、肉!肉!…………ガァァァァァァァァァ!」
「シスターシエル!」
「はい、すぐに。もうこれぐらいしかありませんが……当たりなさい!」
忍は凛にある行動をいうとそのままはなれた。シエルの投げた黒鍵は無論死屍者(リングデット)にあたる。足の腱に当たったようでそのまま崩れ落ちた、忍はさらに弾倉(マガジン)を投影して、そのまま相手の顔を打ち落とす。先ほどの動きで二人は確信していたのだ。奴はまだ完全に復活していないと。
「
今度の忍の弾丸は、自分の属性を乗せて打ち出す属性弾だ。これにより風をまとった弾丸はそのまま死屍者(リビングデット)の胸を撃ち抜いた、そして変化が訪れたのだ
「あれは……回復が追い付いていない?」
シエルの言葉。そう
「いまだ、凛!」
忍の指示のもと、さっきから凛は待っていたのだ。そう、凛は相手の周りそのまま魔術を発生させた。もちろんただの魔術とはわけが違う。彼女の魔術刻印はフィンだ、
「
宝石による、一瞬な蒸発技。そして屍は完全に顔を“亡”くしたのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
凛にとっては一度きりの大勝負、自身の魔力もそこを尽きかけている状態。一瞬でも気を抜けば倒れてしまいそうな凛。しかし凛は立っていた、自身の恋人と同じ目線でいるために。
「シスターシエル!終わりにしてください」
「まったく、無茶を言いますね。ですが、了解しましょう!……これで、最後です!」
シエルの投げた黒鍵は、まずは対象串刺する、そして火葬礼装による完全に肉体が燃え始める。そしてシエルの投げた黒鍵はそれだけではなく、周りを囲うようにある三本の黒鍵。土葬による、完全に消去だ。
「ふむ、これでおしまいだな」
忍はそういう。そして銃に入ってる
「お疲れさん、凛……よく頑張ったな。もう寝ていていい
「あはは、ごめんね忍……さすがに疲れちゃったみたい。忍」
凛は何か糸が切れたように倒れこみそうになったがそこは忍がちゃんと支えていた、凛の頑張りに忍は満足していたが同時に、これからは凛にも少しはこう言ったことにも慣れてもらおうと思った。それは魔術師として、そして愛するものを確実に守るための術であると忍は考えたからである。
「お疲れ様でした、Mr,神崎……遠坂さんは」
「初陣だ、さすがに疲れているようだ。このまま俺が運べば問題はないだろう、それと報告と謝礼は別途で送ればいい、今は安全な場所にこいつを運びたい」
シエルはその言葉を聞いて笑ってしまった。いやこの場合は正確にはにやけてしまったのほうが正しいだろう。
「気味が悪いぞ、シスター」
「あら、そうですか。すみません、いえただあなたが自分よりも他人の体を心配するのが珍しかったので。あなたのお師匠さんでもあなたは自分を一番に考えていましたので」
「ふん、うるさい。こいつには今日は本当に無理をさせたからな……まったく貴様だけでもあれを使えば済んだことだろう?え、不死身殺しのあれを」
「そうなんですけどね……けど彼女に面識があるのはあなたと関わっておく中では重要だと思いまして」
「相変わらず、お前らは醜いな。凛にはやはりこちらの世界はまだ早かったか「……しのぶ……」…ん……」
「寝言でも呼ばれるなんて幸せ者ですね、Mr,神崎。しかし今回の件は私も少し聞いてみましょう。さすがにこの事態はまずいでしょうし、まさかこんな失態があり得るなんて」
「もし、それが故意だったらなんてな」
「Mr,神崎。それは不謹慎ですよ」
「それはすまないな、シスターシエル。だがお前とてそうだろう?不死身(ふきんしん)は……まったく、こんな極東にあんなものを持ってくるんじゃない。あの神父には関係のない顔をしているが、俺らの監視をしていたようだしな」
「それは当然でしょう……助っ人としては「それだけか?」どういう意味でしょうか?」
「そのままだと受け取れ。それでは帰るとしよう、凛はこの通りすでに寝てしまっている。体が冷えてしまってはいけないからな」
「本当に彼女には優しいのですね」
「お前、それ何回目だ?」
「ふふ、なんでもありませんよ。それでは私は帰りますので…言峰神父には私のほうから報告させてもらいますのでご安心してください」
「そうか、それじゃあその文章はあとで俺宛にでも送ってくれ。ちなみに「わかっています、それぐらい」ならいいが」
ちなみにもしシエルが偽装して報告書を送り事実とは異なることを書いていた場合、忍は永遠に教会を協力することがなくなるので、それはそれで教会にとっては不利になる。なんせ一番最初に依頼をしたのは協会ではなく教会なのだから。
「それではこれでお別れですね」
「俺はお前などに会いたくはないがな、二度と」
「そういうこと言っていると、会いに来ちゃいますよ」
「冬木の外ならばお前なんて、殺してやる」
「……そんなに教会はお嫌いですかMr,神崎?」
「嫌いだ、俺はあのことを許す気も断罪する気もない。ただお前らが消えてくれればいい、存在があったとしても知らなければいい。それだけだ「う、うん」……失礼るする」
「はい」
この二人が、会うことがあれば次は戦場。いや正確には忍もシエルも会えば味方あれ敵であれ、どのみち戦場なのだと二人は思っている。だからこそ二人はお互いに会おうとは思わないのだ。
「忍……離さないで」
凛は忍の腕に抱かれながら寝言をいっている。忍はそんな寝言に、こう言った
「当たり前だ……お前は俺のものなんだからよ」
その言葉はまるでどこにもいない、空に向かって、いや世界に誓ったようなそんな言葉だった。
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綺礼は今までの戦闘を使い魔を通してみていた、そして終わった後に
「ふむ、やはり似ているな」
綺礼はまるで久しぶりの友人になったかのような笑みを浮かべながら、教会の自室を後にした。
ピンポンパンポーン
今回の道場は、師匠が「寝言でもそんなこといってやがるのかコンチクショウ!」と、いい、ブルマが「し、師匠!」
と、いうことですのでこの人しか残っていないのでどうぞ
???「また、私だけか。それでは次回
平穏となった冬木。しかしそれは終わりではなく、始まりに過ぎなかった。学校というなの非日常が。
刃の下に心あり、世界より逸脱した存在の活躍を
それでは次回会いましょう」