Fate/Happylife~刃の下に心あり~   作:ブラックサレナ

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第拾伍話“日々暇暇”

 

翌日、忍は凛を運んだことによる戦闘とは違った疲労により完全に寝てしまっていた。と、いうことは結局起きるのは凛が先になるというのは言うまでもないのだ。

 

「あれ、昨日は……そうかあのまま寝ちゃったんだ、それじゃあここは私の家ってわけね。まあ昨日のままの服装だからわかるけど」

 

凛は状況確認をするように部屋とそして身の回りを確認していった。最初に自分の衣服が完全に昨日のままだったので間違いなくそのまま来たということ。しかしその運んだであろう忍の姿はなかった。

 

「もう、一緒にねれば楽なのに」

 

凛の独り言のようなつぶやきだが、部屋が目の前にあるのだからあまりそこまでの労力は使わないだろうと、思うのだが。まあここは凛も乙女ということで皆様もご理解していただこう。

 

「それじゃあ私の連絡いれますか……そうしないとね~」

 

凛は昨日はそのまま寝てしまった分を今日で追い抜かないといけないと思った。すでに時間は9時という。学校からの連絡がないということは間違いなく今日は休校となっている。だがこの時間までも寝ているのは確実に昨日の戦闘がそれほどに精神を使ったということだ。しかしそんな回復した脳みそに間違いなく疲労させる一本の電話がかかったのだ。凛はすぐに受話器をとる、そしてげんなり顔に戻った。

 

「ふむ、昨日はご苦労であったな凛……ああ、そのまえに名乗らなければならないな、冬木教会の言峰綺礼だが「そんなこと聞いてないわよ!!なんのようよまったく、朝から」……朝からずいぶんな挨拶だな、凛。昨日のことなのだが?」

 

「昨日って、ああそうか。夜に終わったのよねあれは」

 

「ふむ、教会からのシスターの計らいで昨日の最終調査を今日に回してやっと言うのに」

 

「悪かったわね綺礼。それじゃあすぐにでも行きましょうか?」

 

「神崎忍のほうは?」

 

「忍?忍ならまださすがに起きていないわよ「だろうな」何よその含みのある言い方は?」

 

「何、シスターの話では戦闘終了直後に倒れたと聞いてな。師としても兄弟子としても情けないものだなと思ってな。まあそれはそれだ、神崎忍が起きたのならば来てくれ」

 

そして電話は切れた。人の精神を逆なでするような言い方は相変わらずだが綺礼にしては珍しくこの二人を心配して行った電話だとは凛は知らず、現状不機嫌のまま凛は起きるであろう忍のために下におりて、まずは顔を洗う作業から始めたのだ。

 

――――――――――――

 

目が覚めるとそこには……

 

「最近なれたなこの景色も」

 

忍の第二の自宅となりつつある、遠坂邸。昨日は忍は凛を運び終えるとそのまま就寝に入ってしまった。実際忍自身も凛に注意しながらあの死屍者(リビングデット)と戦っていたので精神がすり減っていてもしょうがないということだ。

 

「それよりも凛はまさか寝ているのか?」

 

忍は昨日、シエルの報告を現在確認するために使い魔を送った。そしてそのまま下に降りた。忍にはまだ凛が起きていないと思っていたのだ。しかし目の前に広がったのはそれ以上の光景だった。

 

「あら、起きたの忍?おはよう」

 

猫のエプロンをして完全に目を覚ましている凛のその姿だった、しかも作ってあるのはスクランブルエッグにコーヒーという洋風だった。

 

「凛、おはよう……起きていたのか?昨日の様子だとまだ寝ていると思っていたのだが?」

 

「あら、それじゃあこの時刻でもいうかしら?」

 

凛がさすテレビの時刻には完全に記されていた……10時27分と

 

「10時か……まさか時間まで寝てしまっているとは、俺もまだまだということだろうか?だけど、すまないな凛も疲れているだろうに?」

 

「あら、そうでもないわ。それよりも忍ほうが大変だったのでしょう?綺礼の話じゃ私を負ぶって帰ったって聞いているけど?」

 

「あ、ああそのまあな」

 

忍としては凛をお姫様抱っこして昨日は帰ってしまったのでそこを思い出して少しだけ恥ずかしくなったのは言うまでもない。

 

「ふふ、ありがとう忍」

 

その言葉と同時に凛は笑顔を忍に見せるのであった。

 

「別に言われるようなことはしてないよ凛」

 

凛は少し違和感があったので、すぐに忍の前にたった。すでに食事の準備は終わっているなので少しは大丈夫だ。そしてその行動に忍は不思議がった

 

「り、凛?どうかしたのか?」

 

忍の言葉に確信と変えた。そう忍の口調がいつものやさしい感じが少しだけ魔術師口調のままということだ。

 

「し、忍……私のこと嫌いになったの?」

 

「な、何を言っているんだ凛」

 

「それよ」

 

「それとは?」

 

「さっきから忍の口調がいつもの私にだけ優しい口調がまるでいつものというか昨日と同じで魔術師口調のままじゃない!?どういうことよ、忍!!」

 

凛はあわてたように忍の襟元をつかんだ。そしてそんな凛を見て忍は笑ってしまった、それも苦笑レベルではなく、結構な笑みという感じだ。

 

「し、忍」

 

凛の不安がる声に忍は優しく包み込んだ。

 

「ごめんな、一応いつもの通りと思っているんだけどさ。魔術師って日常と、非日常と分けないといけないからさ。その副作用なもので、戦闘、魔術に関するものになる口調とか考え方が若干変わるんだよ。だけどさ、それでもお前は大切だからさ。それだけは変わらないから」

 

忍のその真剣さに凛は非常にうれしい気持ちとそしてシエルの言葉を思い出した。「答えてあげてください」……凛はその言葉が今ならばさらに理解できた。凛は包んでいるはずの忍に包まれていると思った。

 

「そう、ならごめんね忍。それと慣れるまで頑張るから」

 

「あ、ああ。俺もそれは頑張らないとな、俺の未熟だからこそのこれだからな……それよりも凛、朝食はいいのか?」

 

「あああああ」

 

二人は、少し冷めてしまった朝食を温かく食べるのであった。

 

―――――――――――

 

時間は経ち現在11時前の時間。二人ともまったりとテレビを見ながら過ごしていた、やはり学校がないというと学生の身では暇の時間が多くなるのだろう。

 

「忍~今日は何をしましょうか?」

 

凛の一言にどうこたえようか考える忍。まあその前にこの二人の現状のまったりについてを説明しよう。テレビを見ているのは先も説明したが、どう見ているかなのだが……なぜ膝の上にのせているのだ忍、そしてその抱っこされている凛は凛で忍の手で遊んでいる。爆発すればいいのに。

 

「そうだな、どうするか……そう思えば学校はどうなるんだろうな?」

 

「一応手紙が届いていおるらしいんでけど……私のところには来ていないわね、どういうことかしら?」

 

「まあ、凛の場合は高嶺の花だからな。まあ誰かが言わなくてもほかの誰かが言っているだろうと思っていると思うぞ、どうする?柳洞寺に行ってみるか?」

 

「私は行きたくはないけどね……「と、言っても」何かしら忍?」

 

「どのみちこの後あの神父のところに行って、そのあと管理者による観察もあるから一緒か」

 

忍の言葉に凛はすっかり忘れていたのだ、朝綺礼に呼ばれていたことを

 

「しまった!忍、すぐに行くわよ!」

 

凛はすぐにそう言いそのまま忍の腕を掴み外に出た。忍は何がなんだか分からずにいたのだが凛の態度を見ると、予想がついた

 

「凛、お前忘れていたな?俺が起きていないときにもしかしてあの神父から連絡があったな」

 

「そうなよ!完全に忍と一緒に和んでいたら忘れちゃったのよ。ああ、もう!」

 

「まったく凛は。それじゃあ少しはスピードを上げたほうがいいか?」

 

「そうね、お願いできるかしら?」

 

そしてすぐに一瞬で冬木教会の前についた、凛は驚愕していた。いったい何を行ったのかということだ。

 

「ふむ、急な魔力探知があったと思ったがまさか二人だったか。随分と面白い登場だ、凛、それと神崎忍」

 

「うるさいわね綺礼!ちゃんと来たんだからいいでしょ、それよりも報告書、報告書」

 

「ふむ、それでは教会に入るがいい。あの書類は当事者である神崎忍も必要との事だったからな。こちらとしては一応管理者に預ける前に確認が必要なのだ。と、いうわけで中に入るがいい」

 

そして二人は綺礼に連れられて教会の中にはいるのであった。それから少し待つこと五分。忍は綺礼が持ってきた封筒を魔眼を通じてみた。理由はまあないだろが呪いの類などの可能性を考慮したのだ。勿論それは空撃ちに終わりただの魔術礼装の簡易的な鍵のかかったものだった。

 

「ふむ、それではこちらをあけるとしよう。これが今回の報告書というものだ、あの代行者からである」

 

そこの文章にはまず最初に今回の協力してもらった凛、忍の名前。そして所属だったが凛は間違いなく魔術協会の人間としての協力と出てきたが忍は、所属無(フリー)と書いてあった。これは彼女なりの配慮ということだろう、そして文は今回の事件についての報告だった。冬木の霊脈については少し書いてあるがこれは聖杯戦争を知っているあちらとしてはそうでも重要とならないだろう。なんせ聖杯戦争はマイナーなものでしかないからな、四回開催して全部失敗となればそうなるだろう。最後の文は謝礼としての金額だった。そして終わる。

 

「ふむ、以上だが何か?」

 

「いえ何もないわ。まあ報告書で嘘なんてあっちでは特に書けないでしょうから心配はあまりしていないけど、忍は?」

 

「ああ、大丈夫だ」

 

「ふむ、それではこちらは君に渡すとしよう」

 

そしてものを渡すと綺礼は奥に行ってしまった。忍と凛はそのまま柳洞寺を目指すとした、霊脈の乱れはまだ感知されないがしかし、あの死屍者(リビングデット)の魔術の影響がどこに出ているかわからないし、それに二人の学校はいつからというのもある。

 

「忍はすぐにこの道、覚えているわね。私ですらたまにわからないのに」

 

「あ、ああ。一応凛に案内もしてくれたしそれに自分でも歩いたしな、地を生かせないと戦争には勝てないからな」

 

「それは今までの経験からなのかしら?」

 

「いや、聖杯戦争がここで行われるからだ」

 

二人は手をつなぎそんな話をしながら柳洞寺前についたところで二人とも学校モードに入った。もちろん森の中ならば二人とも普通なのだが先に境内に入る。と、いうことは必然的に一成に会いに行くことになるのだ。そして二人が境内に入ると一成はすぐに見つかった。

 

「む?これはこれは神崎ではないか…むっ遠坂もか、二人ともいったいどうしたの言うのだ、それにどうして貴様と神崎が一緒なのだ!?」

 

「あら、私と神崎君が一緒にここに来てはいけない理由でもあるのかしら?」

 

「貴様!」

 

「柳洞さんも落ち着いてください。実は遠坂さんにはここを案内してもらったんです」

 

「む、神崎。そうであったか、しかし確かこちらには来たのではないのか?」

 

「そうなんですけど、まあ話も話なので。一応遠坂さんの家が私の家と近かったので」

 

「ふむ、してこの遠坂も一緒に来なければならなかった理由とは?」

 

「あのう、現在学校が休学ではないですか」

 

「うむ、そうだな。してそれが……あ、ああ。すまない、これは私の不注意だったな。連絡だろう?」

 

「はい。まださすがに連絡先を交換しているのがいませんので。そのために遠坂さんに聞いたのですがまた、彼女も不確実だったらしいので、こちらのほうに」

 

「うむ、それは完全にこちらのミスか。しかし遠坂、貴様がわかっていないのはどういうことだ?ああ、そう思えばお主もそして神崎もバスではなかったのだったな。それではしかたないか、それでは。学校についてだが、明後日の朝もしも花火が上がったのならば学校があると思ってほしい。しかしもし上がらなかった場合はその日も休みということだ。この話はもともとバスに乗っている生徒はしっていることだ。まあほかにも数人は歩いたようだが、なんともなければよいがのう」

 

「ありがとございます、柳洞さん」

 

「何、学校に行きたがるのはよいことだぞ神崎。それではな」

 

「あら、私にはお別れもないのかしら、柳洞君?」

 

「ふん、貴様にいう言葉なぞないわ!」

 

忍はこの二人のやり取りを呆れながら、そのままおりていった。凛もその後ろを少し遅れる形で降りて行った。二人は少し歩くといつもの通りの二人一緒に歩き出した。

 

「明後日までは、暇だな凛」

 

「そうね。魔術の鍛錬もしていればいいんだけど、それだけだとね~忍、デートしない?」

 

「いいぞ、それでどこにいくんだ?」

 

「そうね~やっぱり新都かしら?けど見る物も結構買っているし、お金もかかる……忍のことにかしては心の贅肉だろうが税金だろうがおしまないのになぁ~」

 

「それはうれしいことだが、だけどそんなに無理することもんだろう?家でゆっくりいるのもありだろう」

 

「そうだけど」

 

凛はこの時これが本当の幸せだと、少しだけ感じていたのは隣で手を握ってくれてる彼氏は知らない。

 




師匠「よし、今回は行くわよ!」

弟子「タイガー登場!!」

師匠「よし、今日はしっかりと決まったってなんだこの時間!?いつもの0時00分更新はどうしたんだい弟子一号」

弟子「オッス。なんでも作者のキャンパスライフの影響らしいす。そのせいで内容もグダグダです」

師匠「ガォォォォォォォ私を出さないからこうなるんだ」

弟子「いえ、間違いなく甘い成分が少ない話だからかと。まあ次回は甘くするらしいですけど」

師匠「ガォォォォォォォオ」

弟子「師匠もしかして出番がないから、荒れていません?」

師匠「ガガガ、ガガガ♪・・・え、なんのこと?」

弟子「師匠ぉぉぉぉぉ!」




???「結局いつもの通りですね。それでは次回

普通の生活としての二人。生徒会長が二人を阻む、凛と忍のスクールライフは?
刃の下に心あり、世界より逸脱した存在の活躍を

それでは僭越ながら、キャス「こらこら、ネタバレはやめなさい」…はい、作者(マスター)」
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