Fate/Happylife~刃の下に心あり~   作:ブラックサレナ

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大学からの更新です!!


第拾碌話“同僚執念”

 

学校が再開するのは一成の言う通りとなった。結局あのあと事件は終わりを迎えたらしいのが一成が学校から聞いた情報だった。忍はいつもの通りの朝を迎えている、いや正確にはこの日本でのいつもなのだが。

 

「今日は先に出ていくからな凛」

 

「はいいってらっしゃい。それじゃあ今日からまたあの話よろしくね、忍?」

 

「あの話?」

 

「もう、忘れているし。あれよ、英語の先生のお話よお話。それがないと私と忍が会話できないじゃない。まったく」

 

凛はそんな風に言っているが実際は凛にとっては一番の問題でもあることだったので実際は気が気でなく学校のことなど二の次というのは凛だけの心のなかだけにしておこう。

 

「それはわるかったって、凛。そうだったな、それじゃあ行ってきます」

 

そして凛と忍は朝のキスをして、でかけるのであった。忍は家を出るとそのまま通学路を歩く。その光景はいつものどおりの平穏さを表していた。そんな中忍はあることにも気づいたのだ。これが平穏であり、そして表ということに。

 

「うむ、その姿は神崎ではないか?」

 

忍の後ろから聞こえるのはいつも冷静な柳洞であった。

 

「ああ、柳洞さん。お久しぶりですね、おはようございます。連絡感謝します、本当に花火を上げたんですね」

 

「うむ、まあこの冬木ならばそれぐらいも可能だろう。本当ならば俺も学校に行かなければならないのだが、先生からの指示では。このように今日も普通に登校なのだ」

 

「そうなのですか……私もまあ一緒なのですが。朝の学校というもの新鮮ですしね、それにニュースで見ましたけどね」

 

「事件のことだな」

 

「はい」

 

二人はそんな感じで通学をしていった。

 

――――――――――

 

凛はいつもと同じように家をでた、いつかは必ず忍と一緒に出ることを夢見ながら。していつもの通りの朝。それは何もない、しかし凛はある家の方向の前で止まった。その目線の先にはある洋館があった。凛の洋館とは違うが、その洋館もまた人を近寄らせないオーラを放っていた。

 

「…………」

 

凛はなにも言わずにいつもの通りの顔にもどる。その家においてしまい、そして消えてしまったものをいつか必ず取り戻すことを願いながら。

 

――――――――――――――

 

学校というのはやはり噂というもので出来ているとかまわないほど噂が飛び交う。中学生となれば一番多い噂の類はもちろん恋愛についてであろう。しかしこの学校にはそれよりも大きな存在があった。それが遠坂凛という存在だ、結局事件のせいで生徒たちはその間の推測も何も話せなかったが今はそれをまるで決壊したダムのように話し始めている。それを忍は観察しながら読書をしていた。そしてそこに張本人のとうじょうである。生徒は一瞬注目する。普通の人ならばそこで何かあったのだろうかと心配するだろう、しかし凛としてみればいつものことなので、気にせずにすわる。違うというのならば忍に話かけたことであろう。

 

「神崎さん、おはよう。あのこと覚えているかしら?」

 

「おはよう遠坂さん。あのこととは?」

 

「あら、ひどいわ。まあそうね確かに昨日までは外出も禁止だったから仕方ないけど、その前の学校で約束したでしょう?今日のお昼にどうかしら?」

 

「あ。ああそうだったね。ごめんごめん忘れていたよ、これは本当に申し訳ないことを。それでは今日のお昼はご一緒ということで」

 

この二人の会話を傍聞いているとまるで異世界のような言語に近い。しかし二人ともそれと似合っているのもまたすごいことでもあった。転校生でありながら忍はすでにクラスでも一目置かれていた。理由は凛とも負けないほどのそのオーラ、そして立ち振る舞いだろう。何人かの女子はすでに目標(ターゲット)としているようにも思える。

 

「ええ、お願いするわ」

 

それだけを言うと凛はそのまま席に座りなおす。ちなみにその時の凛の顔は非常にうれしそうなことをひた隠しているのは言うまでもない。しかそれでけで終わるわけではなかった。

 

「ここにいるのかい、転入生というのはさ?」

 

そこに現れたのはどこかキザっぽい男子だった。女子は彼が入った瞬間にいやな顔をするのが大半でさらに男子は男子で敵意をむけていた。

 

「うむ、お前は確か」

 

「ああ、そう思えばここは生徒会長もいるところだったね~?すこ~し、ばかり面白い話を聞いてね。なんでも転校生が来たとか」

 

「うむ、その通りだ。あそこにいるだろう、眼鏡をかけている。名は「いいよ、そんなの。君」……失礼だな」

 

一成がそんなことを愚痴を言うがそんなことは気にしないと言わない限りのそのまま忍の前にとまった。

 

「君か……初めまして。僕の名前は髪飾正太郎(カミカザリショウタロウ)、まあ覚えなくていいや。それよりも、気になることを小耳にはさんだのだけど」

 

その一言とともに忍の机に手を置く髪飾。その態度にはどう見ても敵意があった。忍は一瞬だけ警戒をしたが、魔力の感じはないのだ。そのためいつもの通りの態度に戻した、

 

「はあ、なんでしょうか?私になにか?」

 

「いや、いや。ふ~んそういうしゃべり方か、面白いね。日本人だよね、まあ気にしないけど。それよりも本題のほうに話そうかな!なんでも今日、君お昼におもしろいイベントがあるようだね」

 

その言葉にはとげしかないが、だがそれ以上に問題の視線があった。それは周りだ。陰口なんてものじゃない

 

「またかよ」

「今度は遠坂さんみたいね」

「わからないのかしらね?」

 

ところどころは男子も混ざっている。しかしそんなことを知ってか知らずか話を続けた

 

「お昼とは?」

 

「とぼけないでくれないか?君はそこにいる非常に美しい女性、そう遠坂凛さんとお昼を一緒に過ごすと聞いてね」

 

「はい。確かに約束はしましたがそれが何か」

 

「何、簡単な話さ。その席をこの僕に譲ってくれないか?なあ、その代わりと言ってはなんだがこちらの友人を紹介しよう。君はなんでも転入してきたばかりという、あと一年だけとはいえいい学生生活をおくりたいだろう?」

 

まるで好意のいう髪飾だが、忍はその意見にないしんキレそうだったが、ここはスイッチの切り替えの済んでいる忍。

 

「いえ、友人でしたら自分で探しましす。それに今日は遠坂さんのご厚意でのことだ、さすがにレディーの誘いを断ることもしたくし、それに失礼だろう」

 

「ちっ」

 

一瞬の舌打ちで流れる緊迫のムード。髪飾は完全に怒っているがしかし忍はそれこそタンタンに紳士の対応だ。いつ拳が飛びあうかわから「この、生意気な」……すでにとんだようだが。

 

「いきなりとは……ちょっと驚いてしまいましたよ」

 

拳を押させるということは、それは相手よりも数倍の力そして瞬発力を生かさなければ相手の拳を抑えることはできないのだ。と、いうことは忍は確実に髪飾よりも上をいうことだ。

 

「何!?」

 

「お前、何をしている!」

 

そこに一成の一括が入る。それもそうだろう、会って紹介するなりいきなり殴りかかったのだから。まあそれよりもクラスの生徒の大半が驚いている理由は間違いなく忍の動きだろうが。

 

「何ってどうみても僕が抑えられているじゃないか!」

 

確かに見た目は忍が完全に押させているように見えるが、しかし

 

「あら、私にはあなたが殴りかかったのを、止めたようにみえたけど?」

 

鶴の一声とはまさにこのことだろう。その声の発信源とは

 

「君か、遠坂君……だけどそれは間違いだよ、現状僕が「あら、そんな悲しそうな状態なのによくそんなことがいえるわね」…君、失礼じゃないのかい?」

 

「失礼?それはあなたもでしょう?まったく私が隣にいるというのにお昼の約束をしたのは私のほう。ならば私に誘いをするのが普通じゃないかしら?まあもちろん、断るけど」

 

「君!」

 

瞬間髪飾は今度は凛のほうに拳を向けようとしたが忍がそのまま腕を掴んだままだったので何もできなかった。

 

「お前もどけよ!転入生のくせに生意気なんだよ!」

 

「え、えっと?」

 

忍はすでに何を言っているのか理解できていなかったが、しかしわかっていることもある、それは凛に危害を加えようとしたことだ。

 

「髪飾、俺も見ていたぞお前は今忍を殴ろうとしていたのはな。生徒会長として貴様にいうとするか?」

 

一成の言葉もあり、そのまま髪飾は忍を一回見て舌打ちすると消えた。瞬間に忍によくやったとか、かっこよかったとかの声がかかる。

 

「この場合は助かったというべきかしら柳洞君?」

 

「貴様のためではない遠坂。俺は忍のために行動しただけだ、まったくあのようなものが風紀委員の副委員長とは今度はそれを申請するか」

 

二人はそんなことを言いながらも笑顔だった。そしてとうの忍は彼がまたなにかしてくるだろうと思いながらもそのまま黙って授業をうけることにした。

 

――――――――――――

 

そして時間がすぎてお昼となった、凛にとっては待っていた祝福な時間。そしてそれと同時に忍も動き出した。二人は一緒に動くというよりも屋上を目指しているものといった感じだった。そして屋上に出ると人は一人もいなかった、まあ二月のこんな冬空に屋上に上がる人も少ないのはわかる。

 

「忍~」

 

凛はすぐに抱き着いてしまう。寒いので温かさもあるがそれよりも温もりというものがすごくあるだろう。そして今日は忍が作った弁当だ

 

「はぁ~いったいあれはなんだったのだ?」

 

忍の一言。あれで大体がわかる、それは髪飾の件だろう、凛はそれを聞くと不機嫌そうな顔をする

 

「あれは気にしないほうがいいわよ忍。あんな類、腐るほどいる物、まあまさかいきなり忍に殴りかかるとは思わなったけどね。そう思えば大丈夫よね、いちおう私には掴んだように見えたけど」

 

「ああ、それなら大丈夫だ。あんなパンチぐらいならば簡単に防げる、だがあれは完全に、もしかして?」

 

忍の言いたいことは凛に気があるかどうかのことだ。もちろん、凛は非常にいやな顔をしながらうなずいた

 

「そうなのよ、忍が来る前からちょくちょくね。けどあの髪飾はそれはそれはひどい噂しかないわよ、まったく中学生なのになんでここまでひどいのか意味がわからないわ。」

 

「だからか、随分とクラスの雰囲気が変わったと思っていたかが。しかしそこまでいやなやつなのか?一言いえばルックスはいいのだろう、それにあの拳は少しだけ嗜んでいる感じがあったから、良い出ではないのか?」

 

「さすがは忍、私の彼氏。そうなのよ、問題はあいつの家が金持ちであるってところ。大体の問題はお金で解決したちゃうしそれにこの前なんて柔道部の子を倒したとかで力もある、まあ忍には全然聞かなかったようだけどね。まあそんなこともあるのが学校なんだけどね」

 

「そうか…なんか厄介なやつを相手するみたいだな俺は」

 

「まあ忍ことだから大丈夫でしょうけど、もしなにかあったらすぐに言ってね。私と忍の学校生活を邪魔するなら容赦なんてしないから」

 

「そうか、だけどそれはお前も一緒だからな凛。俺はお前だけは守るから」

 

「うん」

 

そのあと二人は昼食を食べ終えるといな、凛が忍に抱き着くのがスタートのごとく凛の甘えが始まった。ここ休日での忍から一緒にいるという行為が、この学校に来て話せないものに変化してしまったせいで、禁断衝動が起きていた。悪質な薬と同類のようだ。

 

「忍~忍~」

 

「り、凛まだ学校だから。つうか、抱き着くのはいいけど、だから頬ずりは、俺の理性が!?」

 

忍から言わせれば、今日の昼休みの精神はいつもの化物殺しよりも酷だったそうだ。

 

―――――――――――

 

それはとある中学生の行動だった。時間はお昼のじかんだが彼はいつも一人だ、たまに誰かがいるがすぐに違うと思うとそのまま一人に代わる。

 

「あんな奴が!」

 

廊下で一言一言、聞こえない程度に声を出している。そうしなければ抑えられないからだ。休み時間の際、転入してきた男になんと自分の長けていたことを二つもぬかされている自分に腹が立っていたようだ。

 

「この僕が」

 

髪飾正太郎はまさしく強かった。何に対してもだ、金もあるさらにルックスも、だからこそ学校のアイドルであった遠坂凛にもアプローチをした、しかしそれは一瞬蹴られたのだ。しかも言葉が「なぜ、あなたのようは人と、私が食事を一緒にしなければならないのかしら」だ。この言葉を聞き怒らない人はいないだろう。しかしそれでも怒りを押さえたのは彼なりの理性だろう。そしてそのあてつけに柔道部の主将をボコボコにした、問題になったが金の力で黙らせた。しかし今回のことはどうだろうが

 

「俺のパンチを」

 

パンチの速さ、完全に顔面に入るとおもったその拳はむなしく相手の手の中に納まっていたからだ。

 

「あいつめ……あいつめ!」

 

歩きながらその男の顔を思い出すたびに怒りが膨れ上がるのが顔を通してよくわかる。

 

「あんなひ弱そうなやつが、遠坂君と食事だ?ふざけてやがる」

 

そして少年は逆恨みに近いことを、心の中で増大させながら自身の教室にはいるのであった。

 




今回は完全にお休みです。次回が少し難航しているので予告ができない状況ですので。

それでは次回会いましょう
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