Fate/Happylife~刃の下に心あり~   作:ブラックサレナ

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「フフフ、怖いか?」


あとがきはまた今度更新します。まずは本編をどうぞ


第弐拾肆話“学変異園”

忍が再度起きると既に朝食の前で待つ凛がいた。

 

「おはよう凛、先に食べていて良かったのに」

 

「あら、忍は私と一緒に食べたくないのかしら?」

 

「ああ、ごめんごめん。それよりも凄いなこの料理は、どうみても俺たちじゃあ作れない位うまくないか」

 

「そうよね。あいつアーチャーじゃなくてバトラーじゃないのかしら」

 

「さすがにアーチャーが可愛そうだと思うぞ凛。んじゃランサーの報告を受けるとするか」

 

「そうね」

 

2人が朝食を食べながらランサーが霊体から姿を現す。

 

「マスターおはようさん、んじゃ報告させてもらうぞ。まずだがマスターの読みは当たりだったぜ、今ここで起きている誘拐事件は後ほど魔力の跡が残っていた。だけどどうもきな臭いぜ、あれは」

 

「どういうことだ、ランサー」

 

「考えてみろよマスター、俺らのようなサーヴァントを使うにも関わらずあった魔力の形跡は一つだ」

 

「サーヴァントだけを向かわせている、ということではないのか?」

 

「確かにそうとも言えるが、なら相手のサーヴァントはよほど隠れるのが上手いってことになるぜ。俺は堂々とその場に行けたが」

 

「魔力を隠すにうまく挙動を伏せれるか。確認だが魔術師のような奴は」

 

「俺から見えたのはゼロだ。ただあの上の教会か、あそこはきな臭い」

 

「ランサー、あそこは聖堂教会だ。あそこにいる言峰神父は聖杯の選定役を担っている。たぶんだが実力はそれこそお前らを少しは相手できるというぐらいだろう。他は」

 

「他はねぇよ」

 

「御苦労さん、ランサー」

 

忍はランサーの報告を受け凛と作戦会議に移行した

 

「凛、ランサーの言うとおりならば相手は相当のバカだ」

 

「バカ?随分と大きく出たわね忍、だけど相手は現在八人も誘拐しているのよ」

 

「だからだよ凛。相手は完璧に痕跡を残せないのにも関わらずその行動を続けている、まるで焦っているみたいだ。サーヴァントを強化する上で必要な物はそれ相応の魔力とそして人の魂だ」

 

「相手は魔力不足ってこと?」

 

「それ相応のサーヴァントを引いたならそうだろうけど、凛確認するけど他の元来、冬木に住んでいる魔術師は公式には居ないんだよね」

 

「ええ、そうよ。いるのは綺礼と私だけ」

 

忍は味噌汁を飲みほし御馳走様をした

 

「なら相手は魔力不足が濃厚のようだな……凛、時計が壊れているからいうけどあと15分で本来出る時間だからね」

 

「そ、それを先に行ってよ忍!」

 

凛は慌てて準備をしだすのであった。忍は準備をする際に制服に改造したポケットの中に拳銃を忍ばせるのであった。

 

――――――――――

 

衛宮桜は本名とは言えない。彼女の本名は三度変わっている、本来の本名からある家の本名へそして今現在の衛宮の性を名乗るようになった。桜はとある人物に救われた故にそうなった。その人は拳銃と黒鍵を持ちおぞましい存在と共倒れした、桜の記憶にはすでにそれは消されてしまった。しかし彼女の中で強く残っている記憶がある、それはおじさんの言葉である。

『いいかい桜ちゃん、もし士郎が命の危機となったら土蔵に行きなさい。君ならば出来るだろうね……奇跡を』

桜にとって幼い記憶、しかしそれだけは忘れることが出来なかった。そんなことを思い土蔵の前に立つ桜、今日も起こさなければならない……ガラクタを修理する士郎を

 

「士郎さん、起きてください」

 

「あ、ああ桜か……またやっちまったみたいだな。すまない」

 

「もう、士郎さんは何かに集中するといつもこうなんですから。朝食は出来ていますのでシャワーを浴びてください」

 

「ああ、分かったよ桜」

 

士郎は頭をかきながら家に戻る、その姿を桜は見ながらつぶやいた

 

「おじ様、この幸せが続けられるなら私は……」

 

桜の言葉の意思が強固だということを、この後一週間後に目の当たりにすることとなるのであった。

 

―――――――

 

忍と凛が登校する際はなぜか周りは離れていた。それもそうだ、学園で一二を争う二人がバカップルであると言うだけで十分に話題となっているのだ。ちなみに忍はクローバーのネックレスをそして同じ形であるが凛は自ら変化させて指輪にして嵌めていた。もちろん左の薬指である、凛曰く婚約指輪ということらしい。

 

「忍、今日の夕食はどうしましょうか?」

 

「そうですね、凛は作るのであればどれもおいしいのですが。そうですね久しぶりに私がつくりましょうか?」

 

ちなみに二人はバカップルであること以外はほぼ優等生を演じている、忍など優雅と言う言葉が似合うほどの立ち振る舞いである。

 

「それはいいわね、では今日は忍にお願いしましょう」

 

二人が歩いていると一人の弓道部部長が体当たりを忍かました。

 

「おはっようさん!」

 

美綴綾子である。忍はそのタックルを華麗に躱しそのまま挨拶をする

 

「これは美綴さん、おはようございます。いつもと変わらず素晴らしい運動神経ですね」

 

「あらおはよう美綴さん。私の夫になにかご用でしょうか?(何朝から忍に触れようとしてるのよ!!)」

 

「おお、ご両人おはようさんっと。相変わらず神崎の運動神経には恐れいるぜ、それと遠坂本心が見え見えだぞ」

 

「本心とはどういうことでしょうか美綴さん。それよりも今日は部活動の練習はないのですか?」

 

「んや。もう二年の終わりだからね私は引退を兼ねているから指導ってほうに移っちまったよ。衛宮もいやじゃあ桜だけだしな」

 

「衛宮君の妹さんでしたっけ?」

 

凛と桜は面識があるのだが、どこか二人とも何か引っかかるようなところがあり凛はその感覚が嫌いなので避けていた。故に凛は遠慮がちに言った

 

「ああ。まああいつは衛宮の妹ってよりも妻に近いけどな……」

 

「お二人、そろそろ急ぎましょう。本日はすこし遅れていますので」

 

忍はそういい凛の腕を取る、美綴はやれやれと言わないばかり走り出す

 

「んじゃお二人さん、遅刻しないようにねぇ~」

 

綾子が手を振って走り出した。忍は時計を見るとそこまで早く行く必要もないような時間だが綾子なりの気遣いであろうと思っていた。が、実際は違ったのであるそれはすぐに訪れた

 

「うむ、おはよう忍…そして遠坂」

 

「おはようございます、一成」

 

「あらそしてなんかつけなくてもいいと思うけど、生徒会長殿?」

 

一成であった。綾子は後ろで一成が見えたから早めに切り上げることにしたようだ。ちなみにこの空間にいて無事なのは忍とそして士郎だけである。

 

「忍、それで例の予算昨日受理を受けて本格的に動けそうだ、それと衛宮がどうにかあのストーブを直してくれたよ。茶道部もこれで問題ないと言っていた」

 

「そうですか、では今日より一週間ほどは」

 

「そうだな生徒会は緊急集まり以外は特になしだ。だが最近冬木にある噂を知っているか?」

 

「噂ですか、一成からそのような事を聞かれるとは思いませんでしたよ。どのようなものですか?」

 

「この冬木に殺人鬼が現れたというな。公式ではないが何人かのものが消え続けているらしい。などという噂があるらしくてな」

 

「面白い噂ね柳洞君。だけどそんな噂をなぜ貴方のようなかたが?」

 

凛は一瞬だけ忍を見る、忍も少しだけ合図を出す。それは忍が感づいたことがあるから任せろと言う物だ。

 

「何、参拝客からそんなことを聞いたのでな。まったく、この冬木にもそんなものを広める奴がいるとは」

 

「そう言った情報は広がれば早いものですから。それよりもどういった方がそんなことを?学園では聞きませんが」

 

「うむ、俺もそれが気になったのだ。噂をしているのが大学生ぐらいの男二人でだな、噂とは何か離れているような気がしていて覚えていたのだ。」

 

「確かにそうですね、ですが噂ですからね。おっと、そろそろ行きますか私たちも」

 

忍はそういい歩き出す、そして忍と凛は同時に顔を見合わせた。その行動に近くにいた一成が疑問に思ったが二人の恋仲としての能力は魔法を使っているようなものがあると言う認識故にスルーした。しかし二人は二人ともに冷や汗をかいていたのだ。

 

「一成、申し訳ありません。少々お先に」

 

「ん、あ、ああではな忍よ。遅刻はしないだろうが気を付けてな」

 

一成は忍がトイレだと思ったのだろう。そのまま忍は学園内の人気のない場所に行きすぐに眼鏡を外した。

 

「な……これは!?」

 

そして忍は驚愕するのであった

 

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