Fate/Happylife~刃の下に心あり~   作:ブラックサレナ

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後編ということで早めにアップすることが出来ました。ではお楽しみください!


第弐拾捌話“転位騎喚”(後)

「まったく……弱いのう」

 

「なんだと……お前、何者だ?」

 

慎二の眉間に間違いなく忍の弾丸は当たったはずだった。しかし慎二は普通に立ち上がった。しかも忍は警戒をさらに上げたのだ。

 

「ほう、此度の聖杯戦争には随分と因縁が多いのう。遠坂の娘に、貴様は……ククク、ガハハハハそういうことか。そうなのか、いやぁ~久しぶりじゃのう神崎のせがれ」

 

忍は弾丸を更に増やし撃ちこんだ。しかしそれは蟲によって遮られた、凛と忍はそれに覚えたがったのだ

 

「この虫は」

 

「10年前……あの人が使った」

 

「知ってるようじゃが貴様らが知っている物とは違うと思うがの!アサシンよ」

 

アサシンが霊体になった瞬間にアーチャーが一撃を慎二に撃ちこんだがしかしそれは防がれた。

 

「先ほどの童と同じでは困るぞ、弓兵」

 

そして校庭一帯が蟲に化けた。忍は凛を抱き上げて

 

発動(トリガー)

「え、忍?きゃっ!」

 

宝石を使い重力を軽くした。校庭すべてが蟲に包まれたが忍の眼は消えた慎二にしか向いていなかった。忍は屋上につくとランサーに確認をとった

 

「ランサー、相手をすぐに」

 

「無理言うなよ、マスター」

 

「まだあいつは何かする」

 

「それには同意するがシノブ、今はこれで終わりにした方がいい。相手の魔力を追うのもいいが今は状況の整理が必要だ」

 

「そ、そうか」

 

「忍、落ち着いて。今は確認しないと、あいつは間桐慎二とは違う人間だった。そうよね」

 

「間違いないだろうな、あのしゃべり方。どうも違う。それにシノブ、君はあれと対峙しているのか……神崎のせがれと言われていたようだが」

 

「父さんの知り合いってことだと思うけど。さすがに今は何とも言えない、ただ分かっているのはあれは間桐慎二ではなく蟲を使うことが出来る一流の魔術師(マスター)ってことだけだ。一瞬だが線を見たけど人間とは言えない形をしていた……あれは人間なのかどうかすら危うい」

 

「アーチャーの矢も防いだしな。お前、弱く撃ちすぎじゃないか」

 

「ランサー、そうは言うが普通の人間ならば死んでいた。それにシノブの弾丸をまさか防ぐとは思っていなかったからな」

 

「二人とも、それも後よ。どこに消えたのかしら……」

 

「それは分からない、ただあっちが学園に来たら関係なく殺すだけだ」

 

「忍……」

 

忍の手を強く握りしめる凛、忍の顔は戦場をかける烏の眼そのものだったのだ。

 

――――――――――――

 

慎二だったものが少しばかり回復がおいつていなかった、それは慎二が受けた傷の回復が予想以上のダメージだったからだ。

 

「まったく。しかしならがもこれであやつの意識は封じられた、ならば行くのは一つ……返してもらおうかのう、ワシが定めた聖杯の器を」

 

慎二だったものが向かった先は大きな日本式の家。札にはこう書いてあった『衛宮』と。

士郎は普通に夕食を終え、桜は今日は当番ではないのでリビングでくつろいでいたがその時玄関から音が聞こえた。士郎は不思議がり

 

「俺が観てくる」

 

「ふむ、相変わらず面倒な仕掛けをしているのう……」

 

そこに立っていたのは足をけがした間桐慎二、士郎にはそうとしか見れなかった。

 

「お、おい慎二大丈夫「お主には興味ない」何を言って、グア、あ、アァァァァァ」

 

次の瞬間自分自身が何が肩を貫かれたのが分かった。士郎は苦しみで声が出なかった、しかしその異変に気付いた妹がいたのだ

 

「士郎さん、何か……あ、え、きゃ、きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

響き渡る悲鳴、士郎は手だけで逃げろを示唆する。慎二はそのまま上がりそして士郎の眼にははっきりと黒い影が見えたが、そのときその影が刺さったナイフを抜くと同時に言った

 

「刺さりきれないカラダ?」

 

士郎はそこで動けなくなった。桜は逃げると同時に庭に出る、相手はゆっくりと歩き近づく。外に逃げようと思ったが一つ思い当たることがあった、それは士郎の怪我だ。一瞬だが血が出ていたのは分かった。桜にとっては自分の命よりも大事なのは士郎なのである、なので

 

「おじさん、力を貸してください!」

 

桜は逆に慎二にタックルをしたのだ。これには慎二も驚いた、すぐに蟲になればよかったが回復に専念していたせいかそれが遅れた、さらにアサシンは命を受けていたそれは“彼女を確実に生きて確保しろ”と。故に攻撃をためらった。それが差となり彼女は玄関にいる士郎を抱き上げた。

 

――――――――――――

 

士郎が襲われる数分前。

忍と凛は学園で少し休憩をしていた。さすがにすぐには動けるほどの精神はなかったようだ。凛は廊下に出ていた血などを消していた。忍は使い魔を使い慎二の姿を追っていたが、一つヒットした。しかしそこは忍にとっては行くべきではなかった場所だった。

 

「衛宮邸か……面倒な」

 

「忍、どこにあいてがいるか分かったの?」

 

「向かっている場所はどこだかわかった……だが、面倒になりそうな場所だ」

 

「行くの?」

 

「行かなくてはならない理由があるからな……おじさんが残したものだ、恩は返す。いくぞ、ランサー」

 

「へいへい」

 

「凛は「一緒に行くわよ」ならアーチャーすまないが」

 

「場所はあっちだな。こちらも場所を確認した、狙いを定めておく」

 

「では行くぞ「じゃ、さっきと同じように」……凛……」

 

「抱っこ♪」

 

――――――――――――

 

「あら、緊急事態のようですね」

 

桜は奇跡を信じていなかった。それは遠い昔のないはずの記憶がそう言い続けているから、しかしいま彼女は信じることが出来ると思った。自身の愛している人を引きずって絶望と希望に変えると思ってきた場所。それは家の蔵でありガラクタが多くあった、そんな場所で彼女は運命(fate)にて召喚した。

 

「問います、貴方がマスターなのですね?」

 

「……面白い物じゃのう。まさかお主までもマスターの資格があったとは、いやあの家系ならば当然か。アサシンよ、ここは一回引くぞ」

 

「御意」

 

桜は目の前に現れた人らしき物が慎二とそしてアサシンと対峙していたが相手が消えその顔は穏やかだった

 

「い、一体?そ、それよりも士郎さん!」

 

桜は抱えた士郎を見る、そこには傷が無い士郎だけが居たのだ。桜は土蔵を確認するとそこには士郎の血、そして素足で走った結果血だらけの桜の血があったのだ。この土蔵には衛宮切嗣の細工がされていた。それが聖杯戦争の英霊召喚の魔法陣でありそれは切嗣の保険でもあった。もしも将来、桜と士郎が選ばれた場合の最終手段として残していたものだった。桜は切嗣の言葉を信じそして偶然の一致でサーヴァントを召喚したのだ、桜は状況を確認するためにその長身のサーヴァントに話しかけた、しかしまだ魔法陣は光っていたのに桜は気づけなかった。

 

「貴方は」

 

「私はライダーです、マスター。これよりあなたの手足となり聖杯を目指す者としてよろしくお願いします」

 

「聖杯?それは一体」

 

桜が問いかけたときライダーは持っていた短剣に鎖がついた武器を玄関先に投げた。そして桜は驚愕することになる。そこに居たのは学園のマドンナとそして拳銃を構える副会長(シノブ)だったのだから。

 

―――――――――――

 

魔力が探知できたのは忍にとっては大きな収穫だった。しかしそこに居たのは先ほど忍たちが追いかけていたやつらではなく、衛宮桜だったのだ。

 

「く、外しましたか」

 

ライダーの短剣を拳銃ではじいた忍はすぐに桜の首を狙う、しかしライダーがそれを妨げるように攻撃を放つ。

 

「まさか、あなたがマスターとはね、衛宮桜さん」

 

「と、遠坂先輩に、それに副会長さん」

 

「話は後だ、それに話すこともないわね……消えなさい「させるかぁぁ!」な、何!?」

 

凛が驚愕したのは走ってくる士郎だ、まだ目が定かではないが妹が襲われていると言うだけを見て突っ込んできたのが分かる。

 

「愚かだな」

 

一発の発砲が士郎を襲う、ライダーは桜を守ることだけに集中していた。部外者までには目が行っていないし行動もしないが、桜の思いが一瞬走り防ごうとする。しかしそれは予想を外し。

 

「はぁ!」

 

一人の剣士が忍の弾丸をきりそして、そのまま忍に切りかかろうとする。忍はそれを見るとランサーを呼び払った。剣士は士郎を抱え桜の後ろに引かせる、凛もその一瞬の動きについていけなかった。

 

剣士は士郎に問いかける

 

「問おう、貴方が私のマスターか」

 

ここに衛宮姉妹対忍&凛の戦いが始まってしまった。

 




師匠「ちょっと、どういうことよこの本編」

弟子「し、師匠始まってます。作者を問い詰めるのは後で」

師匠「何が甘いものよ、バリバリの戦闘じゃない!」

弟子「まあ、そこは抑えて」

師匠「それになんで衛宮邸なのに私が居ないのよ!」

弟子「出番の腹いせですか……え、えっとあとがきはじめま~す。と言うわけで今回はとうとう出てきましたね、ライダーにみんな大好き剣士(セイバー)さん。どう思います?」

??「いまだに名前が出せない私が感想言うのですか」

弟子「ほら、オリジナルって万能ジャン」

??「ひどい言い分ですね、どう思えば作者は?」

弟子「あそこで師匠(オバサン)がしめてる」

??「相変わらずですか、では次回……え、まだ決まっていないのですか、台本上未定となっていますが」

弟子「まあ今の状態じゃ無理だし適当でいいんじゃない。次回、凛、忍によってドMに目覚める!」

??「それ、意外にも既に……」

作者「・・・・」

師匠「ん、終わったみたいね、それじゃあ次回会いましょうねぇ~ばいば~い」






































作者「……今度この場所に違うメンツを呼ぼうかな……ガク」
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