Fate/Happylife~刃の下に心あり~ 作:ブラックサレナ
「粗茶ですが」
「ありがとう、衛宮さん」
なぜ、こうなったのか?それは誰に聞いても分からないだろう、現在壊れた衛宮邸もすっかり元通りに戻り居間で忍と凛、そして桜と士郎が対面してお茶を飲んでいたのだ。しかもお互いコタツの中でみかんをつまみながら。
「……それじゃあ話してくれないか神崎……」
士郎がそういう、目の前にいるのはいつも穏やかな笑顔の
「まず、確認したいことがある衛宮。お前は魔術師か?」
忍はそういいながらお茶を飲みほした。士郎は忍の眼をまっすぐみてこう言った
「魔術のことなら知っている。その程度だ」
「ふむ、ではそれは信じてやる。では次だ……お前は
「マスター?ってのはどういうことだ」
忍は頭を抱え、それを心配そうに凛が支えられ
「衛宮君!忍が困惑してるじゃないの、衛宮さん貴方も家事なんかやってないでこっちに来なさい!それとそこのサーヴァント、霊体化しなさいよ。確かに信用はないでしょうけどさっきの戦闘でわからなかったのかしら?」
「い、いえ。あなた方の強さは理解していますが…どうも霊体化が出来ないようでして」
騎士のサーヴァントが凛の剣幕に押されながら弁明した、忍は復活をして桜と士郎にいった。
「んじゃ、こういってやるお前らは
「それなら」「それだったら」
「二人ともその程度ってわけか。それで今の戦闘技術……お前ら素人かよ、まあいい面倒だ。凛、神父の所に連れて行こう」
凛は驚いた顔をするがすぐに納得した。監視役である綺礼に話、この半人前たち保護してもらう考えなのだ。事の数十分前に戦闘行なった四人だったが士郎があほのような命令を出してサーヴァントを止めたのだ。それで忍が少し疑いを見つけそのまま話し合いとなったのだ。甘い考えでもあったが士郎と桜はある意味助かったのだ。実際は忍の魔術とそしてアーチャーが完全に脳をロックしていたのだから。
「ちょ、ちょっと待ってくれないか」
士郎が言う、桜は心配そうに見ていた
「なんだ?」
「確認だが本当にあの神崎なのか?というか遠坂もだが」
「どうみても俺は神崎忍だし、こっちは遠坂凛だろうが?」
「いやいやいや、なんだよさっきからみかんはあーんして食べさせてもらってるのがあの遠坂には見えないし、それに神崎だってその口調」
「こっちが素なんだよ、それと別に凛が甘えてくるのはいいだろう彼女なんだから」
「士郎さん、人の恋路に文句はダメですよ」
なぜか士郎が攻められていた。士郎は一言
「なんでさ」
と、言うしかなかったのだ。
――――――――――
「驚いたものだ、まさかお前のような餓鬼に私がここまで追い詰められるとは」
綺礼は血だらけでいた、既に脚はあらぬ方向に曲がっていたが魔術でなんとか立っていた。教会の地下にあるその部屋には何体かのなにかがおかれていた。
「主の様なものにワシは止められぬ、既に聖杯であるあれは降り立っているならば監視役などちう面倒なものは消しておくのがいいだけの話。アサシン」
「ここに」
「私がここまで追い詰められるとは……」
「では、消えてもらおう。お前にはあの呪いがそのまま集まっているはずだ、ならば10年分は返してもらう。そうすれば更なる歪が完成するはずだ……」
そしてアサシンは
――――――――――――
ここは衛宮邸の居間の前の廊下である、そこに青、赤、紫、そして白と青のサーヴァントが話し合っていた。
「こんな事例があるとは、驚きです」
「そうですねセイバー、まさか最初から手を組んでいる、正確には兄弟でマスターをしている所に当たるとは私はライダーです」
「これは丁寧に私はセイバーだ」
「なんつうかこれ、見た光景だな」
「デヴァブだからな、それで二人」
「ええ、分かっています……えっと「アーチャーだ」アーチャー、今現在マスター同士が戦う気がないとならばこちらも何かすることはありません」
「そう祈るぜ、こっちは聖杯戦争なんてちっさいもんは相手にしてないんだからな」
「ランサー、すまないな二人とも」
「いえ、私は大丈夫なのですが」
「ランサーそれはどういうことですか!聖杯戦争よりも大きいことですと、我々はそのために呼ばれたのですよ!」
「……ライダーだったか」
「ええ、そちらはアーチャーでしたね。あなたのマスターはあちらの婦人のようですね」
「ああ、君の方も婦人のようだ。しかしなんだ、今後はどうなると思っている」
「刃をマジわせると言う事ならば多分ですがないと思います、それに力の差がありましたからね。確認ですがあっちの坊やは人間ですか?私と対等にわたる魔術師はそうそういないと思いしましたが」
「それは私達も思っている所だ、それと……えぇい、二人ともいい加減にしないか!」
「ハヌ」「あぁ?」
顔を引っ張り合っているランサーとセイバーであった。
「お前ら、戦うなということでなんでそうなる。まったく名だたる英雄がこれでは」
「うるせえ!てかアーチャー、お前だってこっち側だろうが俺らのマスターの考えは「ランサー」……分かったよ」
「アーチャー、少し質問したいいいだろうか?」
「なんだ、セイバー」
「今回の聖杯戦争はどういうことなのだ、これは異常のようにしか見えない」
「随分と面白いことをいうな、今回のというのは。しかし確かにそうかもしれないなだが言えることは私達マスターは正義をめざしそしてそれを完遂させようと悪にもなろうとしていると言う事だ」
「そ、それはどういう」
「待たせたなお前ら」
そこに忍が襖をあける。
「なんでランサーの頬が赤いんだ?まあいい、セイバーは霊体化ができないようだから、士郎にどうにかしてもらうとして。これより教会に行く」
「了解だぜマスター」「了解したシノブ」
忍の号令に二人のサーヴァントは霊体化しそしてランサーは忍を見て一言
「マスターとしては本当に敵にしたくないことが今分かりました」
「ライダー、行きましょう?」
「ええ、マスター」
「桜って読んでね~」
「わかりましたサクラ」
そして全員衛宮邸から聖堂教会へと足を運ぶのであった。
――――――――――
「ふぅーん、面白いじゃない。お兄ちゃんに妹がいたことも、それにあの烏がいることも」
「イリヤ、私がでようか?」
「そうね、お願い出来るかしら。それに私もお兄ちゃんにちゃんと会いたいしね、それとバーサーカーも一緒にね」
少女は笑いそして体中から令呪を輝かせた。
「楽しみだね、おにいちゃん」
――――――――――
教会に向かう最中である、それは突然訪れた。一人の白い、本当に白い女性が大きな斧を持って立っていたのだ。忍と凛、士郎、桜にセイバーが歩いている丁度前である。
「凛、離れろ!」
忍が叫ぶと同時にその斧は忍の前へ飛んできたのであった。
「イリヤの命令……死んで」
「ランサー!」
「了解した」
「衛宮、遠坂の指示に従ってくれ」
「わ、わかった」
しかし、隣の桜は茫然としてしまった。怖がってしまったのだ、そのありえない光景にひるんでしまったのだ。それを狙われるのは必然でもあったがライダーが彼女を抱えた、そしてアーチャーが攻撃を遮った。
「何をしている!凛」
「分かってるわよアーチャー、衛宮君、それとライダーだっけ離さないでね。忍、作戦通りに」
「……了解」
凛は忍の指示通り場所を離れた、目的地は教会ということだけは変わらないが忍は見えていたのだ。何者かがいることに、ランサーの槍と斧を持った女性が戦う最中忍は投影をする。
「作戦失敗?」
「さてね、それでお前さんはどこのもんだ、ホムンクルス?」
「一回で見抜くなんて流石ね、異端の殺人鬼さん」
「……初めましてだな、アインツベルンの御令嬢……いや「ウガァァァアァァァァ!」ち、ランサー」
「分かってるが、この嬢ちゃんは」
「俺がやる」
忍が攻撃を構えると同時に少女は叫ぶ
「辞めなさい、今私は彼とお話がしたいの」
その言葉に大きな巨体であり大剣であろう岩の塊をもったバーサーカーそしてホムンクルスは静止した。ランサーは忍の前に立つ。
「一応、話してみたかったの、初めまして神崎忍。いえ
「お前がどういう存在かはこっちも理解している、だからこそ最初に言っとくが俺はお前を殺す」
「そう、だけどそれは無理よ。だって勝つのは私と私のバーサーカーなんだから!もう話すこともないわね、行きなさいバーサーカー!」
「ウガァァァァァァァァァァァァァ」
「ランサー、時間を稼げ」
「了解だぜマスター」
忍は二丁の銃をホムンクルスそしてイリヤに発射するのであった。
皆さん、良いお年を!