AI: ソムニウム ファイル the previous Trigger   作:ボルメテウスさん

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第22話

 闇の巨人達の戦いは既に佳境を迎えた。

 

 白野との決闘で、ダーラムは倒される。

 

 伊達との戦いで、ヒュドラムもまた倒される。

 

 3体いた闇の巨人は既に2体は倒されている。

 

 そして、その最後の闇の巨人の1人であるカルミラは。

 

「それにしても、まさか簡単にお前を捕らえられるとはね」

 

 そう言いながら、カルミラはその傍らにみずきを捕らえながら、歩いていた。

 

 伊達とヒュドラムが戦っている間に、みずきがカルミラによって、捕らわれてしまった。

 

「あんた、私を捕らえて、どうするつもりなのよ」

 

「黙りな。

 

 あんたと話していると、あの巫女を思い出して、虫唾が走るんだよ」

 

 そうカルミラはみずきを睨みながら、呟き。

 

「巫女って、確か白野が過去に行った時に言っていた」

 

「そうだ、私のトリガーを奪った、あの忌々しい奴」

 

 それと共に、カルミラは舌打ちをする。

 

「ふぅん、つまり私に対しては八つ当たりという訳か。

 

 まぁ、今じゃ、白野の一番は私だけどね」

 

「どうやら、あの巫女とは似ているのは、顔だけではなく、性格も似ているようね」

 

 そうしている間に辿り着いたのはどこかの遺跡だった。

 

「なに、ここは?」

 

「エタニティコアがある場所。

 

 これを開くには、巫女であるユザレの魂が必要。

 

 そのユザレの魂がお前にはあるからね」

 

 そう言いながら、みずきに対して、カルミラは笑みを浮かべる。

 

「そんな事に私が手伝うとでも思うの」

 

「別に。

 

 ただ、無理矢理、巫女の力を使わせて貰うだけだよ」

 

 カルミラはそう言うと同時にみずきの腕を掴む。

 

「痛い!」

 

「さっきから騒いでいるけど自分の立場を理解していないようだねぇ」

 

 そう言ってカルミラは、そのまま祭壇の前まで連れて行き、みずきを磔にする。

 

「何する気!?」

 

「あんたが大人しくしないならここで死んでもらうだけさ」

 

 そう言いながらカルミラはその手をみずきにかざす。

 

 すると彼女の身体から黒い光が放たれ始める。

 

「これは? 何をしたのよ!」

 

「言っただろ利用するって」

 

 そうして黒い光を浴びた事によりミズキから青い粒子が立ち昇り始め。

 

 それと同時に彼女は絶叫を上げる。

 

「あああああああ!!!!!!」

 

 それを見たカルミラは笑い声をあげる。

 

 同時に、その祭壇の後ろから黄金の粒子がカルミラに向かっていく。

 

「これが、エタニティコアの力ぁ!!」

 

 その叫び声と共にカルミラの身体は徐々に巨大化していく。

 

 手足と尻尾を持つオーソドックスな怪獣のフォルム。

 

 ただし、右手の指が1本だけ極端に長いという特徴を持ち、微妙に左右非対称という歪な容姿をしている。

 

 

 

「これで、お前にはもう用はない!!」

 

 同時にカルミラはみずきに向けて、その手を振り下ろす。

 

 先程の影響なのか、身体に力が入らないみずき。

 

 もう既にカルミラの攻撃を防ぐ力は彼女にはなかった。

 

「白野っ」

 

 みずきは、白野の名前を呟く。

 

 それと同時だった。

 

『Ultraman Trigger Multi Type!』

 

 響いた音。

 

 それと共に、みずきに襲い掛かろうとしたカルミラの攻撃を防いだ巨人の腕。

 

「白野!!」

 

 それは、白野が変身したウルトラマントリガーだった。

 

 白野は、みずきの方を見て、頷くと共に、そのままカルミラを吹き飛ばす。

 

「トリガー!!!」

 

 同時に白野を見たカルミラは咆哮と共に、襲い掛かる。

 

 瞬時に白野もまた構え、カルミラに腕を振り下ろす。

 

 白野はそのままみずきを腕の中で抱えると共に、その場から離脱する。

 

 追撃するようにカルミラは、身体から触手を伸ばして攻撃していく。

 

 白野はみずきを抱えたまま、彼女を安全な場所まで飛び去る。

 

「白野ありがとう助かったわ」

 

「いえ、それよりも、みずきが無事で良かった」

 

 それと共にカルミラに相対する。

 

「けど、どうすれば」

 

「大丈夫。

 

 俺だけじゃなくて、伊達もいるから」

 

「伊達?」

 

 その言葉と共に、カルミラの触手が伸びてきた攻撃。

 

 それを闇の刃によって、斬り裂かれた。

 

「今のは」

 

「間に合ったか!」

 

 それと共に辿り着いたのは、ダークトリガーへと変身している伊達だった。

 

「伊達、もしかして、またその姿に」

 

「これでも結構無茶したんだ。

 

 にしても、結構やばそうだな」

 

 それと共に白野と伊達はそのままカルミラに対して、構える。

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