AI: ソムニウム ファイル THE futurity Decker 作:ガンダムラザーニャ
また活動報告のリクエスト募集も続けてますので、皆様のリクエストをお待ちしております。
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「ごめんね彼方さん。
私のわがままに付き合ってもらって」
「気にするなよ。
俺も休日で暇だったから」
俺は簪ちゃんと一緒に百貨店・三瀬丹に来ていた。
というのも今日は屋上遊園地の会場でヒーローショーするからそれを見に来たのだ。
んで、そのヒーローショーが、簪ちゃんのお気に入りということでこうして誘われたわけだ。
「でも、本当にいいのか? 俺と二人で来て?」
「うん!
だって、せっかくのお出かけだし。
そうだ、まだ時間があるし、ここは百貨店だから色んなもの置いてあるから見に行こうよ!」
「そうだな」
と、移動しようとした時に、足場が揺れた。
「きゃっ!」
「これは、地震か!」
簪ちゃんを支えながら周りを見てると、窓から怪獣が暴れてるのが見えた。
何か蛾を思わせる翅や模様のある怪獣だ。
「あれって……」
「まさか、怪獣!?」
「…簪ちゃん、急いで皆を避難させてくれ!
俺があの怪獣を倒すから!」
「うん、わかった!」
簪ちゃんが逃げ惑う人たちを避難させるために俺と離れたのを確認し、俺も人気のないところでフラッシャーを取り出す。
「輝け!フラッシュ!デッカー!!」
『ウルトラマンデッカー フラッシュタイプ!!』
デッカーに変身した俺は、蛾の怪獣と対峙する。
『彼方、ヤツは蛾超獣・ドラゴリーだ。
ヤツの怪力は他の怪獣すら引き裂く程で、あの牙には猛毒がある。
気をつけてくれ』
「わかりました!」
クロトさんからの通信で、ドラゴリーに引き裂かれないように警戒する。
すると、ドラゴリーは口から炎を吐き出してきた。
咄嗟に俺はバリアを張って防ぐ。
後ろには簪ちゃんがいる三瀬丹があるからな。
するとドラゴリーが咆哮を上げて突進してきたので、ドロップキックを食らわせて距離を取る。
ドラゴリーの突進攻撃には注意しないとな。
今度はこっちの番だとばかりに俺はパンチを繰り出すが、ドラゴリーに手を掴まれてしまった。
振り払おうにも力が強い…!
しかも赤い牙で俺に噛みつこうとしてくる。
何とか避けるがこれじゃジリ貧だ!
「弾けろ!ストロング!デッカー!!」
『ウルトラマンデッカー ストロングタイプ!!』
ストロングタイプにチェンジして、何とか振り解き、ドラゴリーの顔面をぶん殴った。よろけたところにすかさず蹴りを入れて倒れ込ませる。
「よし!これならどうだ!」
ドラゴリーが立ち上がるよりも早く足を持ち上げ、ジャイアントスイングの要領で人のいない広場へと投げ込んだ。
ドラゴリーはそのまま地面に叩きつけられる。
「よし!」
このままとどめだと構えていると、大量のスフィアが飛んできた。
「スフィアっ、こんな時に!」
思わず身構えてると、スフィアたちがドラゴリーに纏わりついた。
そしてドラゴリーは禍々しい姿になる。
牙も禍々しくも毒々しいものになっている。
『くっ、ドラゴリーもスフィア合成獣になったか。
もはやそいつはドラゴリーではなく、スフィアドラゴリーだ!
彼方、気を引き締めろ!』
「はい!」
改めて拳を構え、殴り掛かる。
だが腹で受けても微動だにせず、何度も拳で殴るが効果がない。
するとスフィアドラゴリーの拳が俺を捉え、殴り飛ばされてしまった。
「ぐはぁっ!」
そのまま近くの建物に激突してしまう。
まずいな、今の一撃で頭がくらっと来た。
それにさっきから体のあちこちが痛む。
恐らく先ほどのダメージだろう。
すると、再びスフィアドラゴリーはこちらに向かってくる。
「くっ!」
俺はウルトラデュアルソードとハイパーキーを取り出し、ハイパーキーをソードに装填して起動させる。
【Boot up!Dual Sword!】
デッカーとしての俺の手にソードが出現して、切り裂く。
スフィアドラゴリーは大きく怯むが、それでも俺に向かって牙を剥いてきたので避ける。
すると後ろにあった建物がスフィアドラゴリーの牙で噛まれた瞬間にグズグズに溶け崩れた。
「何だよアレ!?」
俺は思わずゾッとした。
『彼方、これを受け取れ!』
「えっ!?」
するとカードケースから3枚のカードが飛び出した。
よく見ると、デッカーとは違うが、ウルトラマンの姿が描かれたカードだ。
「クロトさん、これは!」
『これまでの君のデータを元にして開発に成功したディメンションカードだ。
それをウルトラデュアルソードに使えば、奴に勝てるだろう。
…さぁ、神の恵みをありがたく受け取れぇ!!』
「はい!」
俺はカードを手に取り、ソードに読み込ませていく。
『タロウ!メビウス!タイガ!ビックバンダイナマイトスクラム!』
体が一瞬虹色に輝くと刀身が赤く燃え上がるように光り出した。
「行くぞ!」
スフィアドラゴリーが俺に突進してきたので、俺も刺し貫くために走る。
そしてスフィアドラゴリーの懐に入り、そのままソードを突き刺す。
「これで、終わりだぁああああ!!!!」
スフィアドラゴリーを貫いたまま持ち上げると、ソード諸共大爆発を起こした。
爆風が収まると、爆発したソードが復活した。
スフィアドラゴリーが倒されたのを確認し、俺はその場から立ち去るように飛び去った。
そして変身解除して、簪ちゃんと合流した。
「簪ちゃん、無事だったんだ」
「うん、彼方さんが助けてくれるって信じてたから」
「しかし…、あの怪獣が暴れたせいで、もうヒーローショーは中止になっちゃったな」
「いいよ別に、だって……」
そう言うと、彼女は手を差し伸べてくる。
「彼方さんが戻ってきてくれただけで、私は嬉しいもん。
ね?」
「……あぁ、そうだな」
俺は彼女の手を握り、歩き出す。
「あっそうだ!
今日はヒーローショー見れなかったけど、代わりにお店でアニメ一緒に見る?」
「おっ良いねぇ!」
こうして俺たちは手を繋いで、シャルモンへと帰った。