オペレーター達はほとんど出てきません。
それではお楽しみください。
全く上げれてませんでしたが、投稿再開いたします。
投稿速度は遅いですがよろしくお願いします。
よろしければコメントしていただくとモチベーションに繋がりますのでよろしくお願いします。
では物語へどうぞ。
昼 テラのとある移動都市
アナウンサー「ゴォォォォルッッッッ!!!! 見事このスティールレースを制したのは…彗星の如く現れたレーサー…スターズでした!!!!」
アナウンサー「それではまた次のレースでお会いしましょう!!!」
夜
ガチャ バタン
男は車をガレージに停め、車を出る。
カツン カツン カツン ガチャ
鉄製の階段を登り、二階の部屋のドアへと手を掛ける。
「「おかえり~」」
「あぁ…ただいま」
俺の名前はジャック、レースで金を稼ぐレーサーをしている。
そして俺の家族兼エンジニアのレイトンとトム。
俺たちは孤児院で一緒に育った。
何をするにも3人一緒、遊び、いたずら、喧嘩。
そんな日々を送っていたある日。
たまたまレースを見た。
舞う砂ぼこり、車体がぶつかり合い散る火花、観客の歓声。
すべてが初めて見る物ばっかりだった。
そして俺たちは夢を持った。
『レースで世界を見たい』
ベットの上で夢を語り、遊びをやめ機械をいじり始めた。
レーサーのヒーローインタビューに飛び込んだりもした。
数年が経ち孤児院を出た。
孤児院を出てからはレースに明け暮れていた。
エンジンや、使えそうなジャンク品を集めては組み立てて、レースに出て、寝るその繰り返しで暮らしていた。
そんな生活だったが最近はレースの戦績も良くなって来て生活も安定し界隈では少し有名人になってきた。
レイトン「今日のレースはギリギリだったな」
トム「途中抜かれちゃったもんね?」
トム「それに、新しく付けたニトロが爆発しないかヒヤヒヤしたよ!」
レイトン「それな!!」
二人「「HAHAHAHA」」
レイトン「まあ、でもお前が無事で良かったよ」
トム「うん」
相変わらずうるさい奴らだ
ジャック「あぁ、取り合いず休ませてくれ」
と言うと上着をラックに掛けソファーに身を投げる
レイトン「おお、そうだな」
レイトン「明日位に祝杯でもあげるとするか」
トム「久しぶりにお酒が飲めるの!?」
トムが手を上げて喜んでいる。
二人の会話を聞きながら俺は意識を手放した。
数日後
あれから何日かたった。
俺は部屋でテレビを見ている。
レイトンとトムは市場に良いジャンク品が入ったと聞きそれを見に出掛けている。
カツン カツン カツン と階段を上がって来る二人分の足音が聞こえて来る。
レイトン「ただいまー」
トム「ふー、疲れたー」
ガシャンとジャンク品の入った箱を置いた
ジャック「おかえり、またずいぶんと買い込んだな…」
箱の中の部品を見ながら言う
レイトン「あぁ、なかなか良い奴が手に入った」
レイトン「今から泥だけ洗い落として早速組み込んでみる。」
トム「あと、昼飯買って来たから食べよ?、もうお腹がペコペコだよ~」
と紙袋を渡して来る。
ジャック「お、ブリトーかいいねぇ」
トム「でしょ?僕が選んだんだ~」
トムがドヤ顔をしながらそう言う
レイトン「じゃあ、ちゃっちゃと昼飯食って部品の取り付けにはいっちまおう」
トム「おー」
二人が荷物を置き、机を片付け始める
いつもの二人
何気ない普通の日常だった。
しかしそこからだった。
この生活が狂い始めたのは。
数日後
トム「なんか調子がおかしいな」
レイトン「お前もか?なんか俺も身体がだるいんだ」
ジャック「二人ともどうしたよ」
トム「なんか風邪かもしれない」
トム「身体がだるいと言うか…力が出ないと言うか…」
レイトン「そうだな…ちょっと明日くらいに病院に行ってみるか」
ジャック「そうか…車出そうか?」
レイトン「いや、もし風邪が移ったら誰が面倒みるんだよw」
レイトン「それにお前はレース控えてんだ、体調ばっちりにしとけ」
ジャック「そうだな…わかった」
ジャック「だけど俺にできる事があるなら遠慮なく言えよ?」
トム「じゃあ、アイス!!アイス買ってきて!!」
ジャック「ガキかよ! まあ、買ってきてやるよ」
レイトン「じゃあ俺はウィスキー買って」
ジャック「病人は水飲んどけ」
翌日
レイトン「じゃあ行ってくるわ」
トム「行ってくる!」
ジャック「おう、きぃつけてな」
二人が病院に行っている間
何にもすることがなかった俺はテレビを見ることにした。
テレビでは最近話題になっているレユニオンのことについてやっていた。
どうやら源石病にかかった人達が組織を組んで暴動を起こしているらしい。
物騒な話だ。
源石病と言えばいろんな噂がある。
源石病になった人は攻撃的になる。
源石病は人を怪物にしてしまう。
源石病が天災を呼んでいる。
など。
他にもいっぱいあるが、どれが真実でどれが嘘なのかはわからない。
ただわかることは、源石病の人には近付かない方が良いと言うことだ。
街を見ればわかる。
大通りは華やかだが一本路地に入ればそこには源石病で職、家、家族を失った奴らが道端に転がっている。
中には物乞いをする奴もいるが気に掛ける奴はほとんどいない。
いたとしてもよほどのお人好しか富裕層が優越感に浸るためにやる位だ。
一瞬、何故だかわからないがレイトンとトムの顔が頭によぎった。
嫌な考えが頭に浮かぶ。
二人が源石病?、んなわけない。
あんなに元気なんだ、源石病なわけない。
…良くないことを考えるのはやめよう。
テレビを消して昼飯を作り始めた。
一方 大通り 車内
レイトン「はぁ、金が掛かるから病院行きたくねぇ」
トム「でも早く直さないとレースみれないよ?」
レイトン「だよなー」
レイトン「はぁぁ、出費がいてぇ」
トム「注射…多分射たないよね?」
レイトン「多分なー」
二人はそんな会話をしながら病院に車を走らせる。
自宅
カツン カツン カツン
二人分の足音が聞こえる
ガチャ
ジャック「おかえり、ずいぶん遅かったが病院どうだった?」
トム「…」
レイトン「…」
ジャック「黙ってどうしたよ、なんかあったのか?」
トム「…」
レイトン「…」
ジャック「まあ、昼飯食ってからにしようや」
そう言いテーブルのところへ歩き出す
レイトン「…た」
ジャック「あ?なんかいったか?」
レイトン「…だった」
ジャック「なんて?」
レイトン「源石病だった」
ジャック「は?」
レイトン「源石病だった。 俺とトムが…」
トム「…」
頭を思い切り殴られたみたいだった。
レイトンとトムが源石病?あいつらが?なんで?なんかあったのか?
そうだ原因!原因はなんだ!?
ジャック「げ、原因は…原因はなんだ!?」
レイトン「パーツ」
ジャック「パーツ?」
レイトン「俺らが買って来たパーツが源石加工処置が不十分だったらしい、それで…」
原因はジャンク品
俺らが使っているエンジンは源石を動力として動いている。
源石を動力源としているエンジンはパワーが物凄い、普通のパーツを使えば一瞬でダメになるほどのパワーだ。
それに耐えうるために源石を用いたコーティングをする。
だけど源石コーティングはそのまま触ると源石病に罹るリスクが高い。
だから源石病に罹らないよう加工処理を普通のは施している。
だが、レイトン達が買ってきたジャンク品は源石コーティングをしているにも関わらず源石加工処理がしっかり施されていなかったらしい。
それを二人は触ってしまい感染した。
レイトン達は各々の部屋に入って行った。
俺はその背中を見送ることしかできなかった。
翌日 朝
ジャック「おはよう」
レイトン「…」
トム「おは…よう」
俺は昨日1日考えた。
考えて考えて1つの結論を出した。
変わらずこれまで通りに接する事に決めた。
そうするのがあいつらも楽だと思うから。
ジャック「おい元気ねぇな、寝不足か?」
レイトン「…」
ジャック「そうだ、朝飯出来てんだ」
ジャック「食おうぜ」
レイトン「…」
トム「…」
ジャック「今日は久しぶりの休日だろ?」
ジャック「どっか服でも買いに行くとするか」
レイトン「…え」
ジャック「どんな服がいいかねぇ」
レイトン「…せえ」
ジャック「革ジャンとかもいいな~」
「うるせえんだよ!!」
トム「」ビクッ
ジャック「…え?」
レイトンが大声で言う。
レイトン「なんだ?俺達が可哀想だからって気を遣っている気か?
てめえはなにもわからないくせにか?正直うぜぇんだよ!」
レイトン「お前はなんにもリスクなんてないもんな?」
トム「や、やめようよ…」
トムが止めようとするがレイトンは無視して話続ける。
レイトン「お前はいいよな? ただシートに座るだけだもんな?」
レイトン「なんなら元々源石病が怖くて俺達に整備の仕事押し付けたとかか?」
レイトン「あーあ、お前はいいよな~」
「"安全で"」
その言葉を聞いた瞬間
ジャック「元はと言えばてめぇらの失敗じゃねぇか!!」
ジャック「なんでもかんでも俺のせいにしてんじゃねぇよ!」
レイトン「あ?」
ジャック「これまで通りに接してやろうと思ったのにこんな態度とられるなんてな!」
レイトン「ッ…」
レイトン「お前に俺達の気持ちがわかるかよ!」
ジャック「…」
レイトン「人から石を投げられるような…差別されて、怯えられて、ゴミみたいに扱われる生活が始まる怖さがお前にわかるかよ!」
レイトン「お前みたいな卑怯者にわかるかよ!!」
ジャック「は?」
レイトン「この卑怯者が!」
頭が真っ白になった。
レイトンが『あっ…』とした顔になっている
ジャック「出てけよ…」
口から言葉がでる。
「出てけよ、この化け物が…」
レイトン「…」
レイトン「…トム…いくぞ」
トム「え…う、うん」
レイトンはトムの腕を掴み外へ出ていき俺だけが部屋に残った。
数日後
ジャック「…行ってくる」
独り言のように声を出す。
当然返事は帰ってこない。
カツン カツン カツン
階段を下りガレージにあるマシーンのエンジンかける。
レース会場 選手控え室
ジャック「ふぅぅ…」
レース会場では、もう『レイトンとトムが源石病になった』という噂が広まっていた。
周りのチームがチラチラとこちらを見ている。
ヒソヒソ ヒソヒソ
『あいつエンジニアが源石病に罹ったらしいぞ』
『あいつも源石病なんじゃねえか?』
『来んなよ、源石病が…』
周りがうるさい。
『帰れよ』
『レースに参加すんなよ』
『◻️◻️◻️◻️(スラング)』
全員ねじ伏せればいいだけだ。
あいつらがいなくても勝てばいいだけだ。
別に何も変わらない。
結果はエンジントラブルによる失格だった。
レースの終盤
最初はトップを維持していたが、最終コーナーに差し掛かったときにエンジンブロー
レースを続けるのが難しくなってしまいそのまま失格となってしまった。
今まではそんなと事一度も起きたことなかったのに…
ジャック「クソッ!!」
そう吐き捨てるように言った。
まわりの奴らが俺のことを話してる
視線が痛い、どいつもこいつも腐ってやがる
俺はその場にいるのが嫌になり、マシンのレッカーを頼み逃げるように会場を後にした。
帰り道
いつもは通りもしない路地を歩いて帰っていた。
道端を見れば感染者が死人のように転がっている。
そんな道を俺はぼーっとしながら歩いていた。
路地裏に入る道のまえを通りかかった。
その時、その路地裏の奥から人を殴る鈍い音がし立ち止まった。
路地裏
市民「この感染者が!!、お前らが俺達みたいな健常者に近付くんじゃあねぇよ!!」
レイトン「ウグッ…」
腹に2、3発蹴りを入れられる
トム「もう、もうやめてください…」
とトムが懇願するが
市民「お前らの!せいで!おれの親戚は!!死んだんだ!!」
蹴りを入れられる
トム「もう…レイトンを蹴るは…止めて下さい…僕達はなにもしてない…じゃないですか…」
市民「うるせぇ!!お前らのせいで!お前らのせいで!」
テロを起こした奴と同じというだけで、感染者と同じというだけで暴力の対象になってしまう
俺たちはただ生きようとするのもダメなのか。
なにも考えれなくなってきた、なんとか…トムだけでも…
ふとジャックと別れた時のことを思い出す。
あぁ、あいつはなにやってんのかな…
あんな別れ方したからな…
意識が遠くなってゆく
ちょっと言い過ぎちまったしな、あの時は…
市民「くたばりやがれ!!」
顔面に蹴りが入れられそうなり目をつぶる。
もう一度会いたかったぜ…
ドッ
人を殴る鈍い音が響く
だがそれは俺からじゃない
目を開くとさっきまで俺達を殴っていた奴が1m先に倒れていた。
目の前には…
路地裏入口
路地裏を覗くと誰かが殴られている。
暗くてよく見えないが3人いるのがわかる。
殴っている男が一人。
一人は殴られていて、もう一人は必死に許しを乞いている。
殴っている男が何か喋っている。
しっかりは聞こえないが"感染者"とか言っているのがわかる。
『あぁ、またか…』と。
その場から立ち去ろうとする。
ここの都市ではよくある出来事だ。
レユニオン・ムーブメントが起こしたテロの数々
そのせいで感染者=危険というイメージがついてしまった。
レユニオン達が起こしたテロの被害にあったこの町の人は、怒りの矛先を感染者に向けた。
ただ『テロを起こした奴らと同じ病気を持っている』それだけの理由で…
いざこざに巻き込まれたくないと思い、そそくさと立ち去ろうとする。
最後に三人のいるところに目を向ける。
大通りから車のヘッドライトの光が射し込む。
一瞬路地が明るく照らされる。
あいつらがいた、レイトンとトムがいた。
今にも蹴られようとしている。
俺は男に向かって走り出す。
この前あった事も忘れて、だた家族を守るという思いだけで動く。
かけがえのない家族を守るために…
そして、殴っている男に思いっきり拳を入れた。
ガッ
男は1m先に吹っ飛んだ。
「「…え?」」
二人は目を丸くしていた
レイトン「…ジャック?」
トム「え?」
なんか気まずい空気になりそうなのを察知し
ジャック「あぁ、正義の味方ジャック様の参上だ」
ボケをかます
トム「ジャックぅぅ…」
トムが泣きついてくる。
ジャック「大丈夫か?」
トム「怖かったよぉ…」
レイトン「…」
二人の無事を確認し安堵したのもつかの間
市民「う…痛ってぇな…」
殴り飛ばした男が今にも立ち上がろうとしていた。
ジャック「急いでここから逃げるぞ!」
トム「うん」
レイトン「…わかった」
俺は二人を支えながら立ち上がると大通りに向け歩きだし、人混みの中に消えていった。
夜 自宅 室内
無事自宅まで付き二人をソファーに座らせてテーブルを挟んで向き合う。
しばらくの間沈黙が流れる。
「「「…」」」
最初に喋りだしたのはレイトンだった。
レイトン「なんで俺達を助けた?」
レイトン「もともとお前が追い出したんだろう?」
レイトン「俺達は化け物なんだろ?」
レイトン「化け物をなんで助けた?」
レイトンが問いかける。
確かに追い出したのも俺だ、化け物呼ばわりしたのも俺だ、だけど…
ジャック「家族だからだ」
レイトン「…」
ジャック「追い出したのも、化け物呼ばわりしたのも俺だ」
ジャック「だけど…ガキの時から一緒だった、家族の奴らが殴られているのに、助けに行かない理由なんて…ない」
レイトン「ッ」
ジャック「俺が言った言葉は確かに家族に対して言っちゃいけない言葉だった」
レイトン達の方に向き直る。
ジャック「だから謝らせてくれ、あんなこと言って…すまなかった」
ジャック「そしてもう一回だけ、俺にチャンスをくれないか?」
ジャック「お前らともう一度暮らして行くチャンスを…」
レイトン達に深々と頭を下げる。
数秒間の沈黙が続く。
レイトンが喋りだす。
レイトン「謝るのは俺ほうだ」
レイトン「あの時は自分のことでいっぱいいっぱいだった」
レイトン「お前がしてくれた気遣いにも気付けずに突き飛ばしてしちまった」
レイトン「俺達がこれまでやってきたことを踏みにじる事も言った。」
レイトン「だから謝らせてくれ」
レイトン「あんなことをやっちまって…ごめん」
レイトンも頭を下げる。
二人とも頭を下げた状態が続く。
数秒経ったその時
トム「うぁぁん、良かったよぉぉ」
トムが泣き出す。
二人が顔を上げトムの方へ向く。
トム「ヒッグ…もう二度と…一緒に居られないかと…ヒッグ…思って」
トム「うぁぁぁぁん」
大粒の涙を溢しながら泣きじゃくる。
俺達が一番謝らなきゃいけないのは、トムだ。
二人の間に挟まれて、ほとんど巻き込まれみたいな形で、一番神経をすり減らしていたのだ。
そんな状況でも、俺達が家族として一緒になると信じ続けていてくれていたのだ。
俺達はトムに近付いて抱き締めた。
ここでやっと元の家族に戻った気がした。
数時間後
俺達はテーブルに食事の準備をしていた。
俺とレイトンが料理を作り、トムが配膳をする。
前までの俺達だったらなんともない光景だが、今は特別に感じる。
またこの三人で食卓を囲める。
そう思うと料理にも力が入る。
よし、今日は奮発するか。
料理が食卓に並べられ、三人が席につく。
そして一息おいて。
「「「いただきます!」」」
宴の始まりだ!
自宅 室内 食事中
食事中レイトンが喋る。
レイトン「てか、これからどうすんだ?」
トム「?」モグモグ
レイトン「俺達が感染者ってことはバレてるから、レースに出れないやん」
トム「!」モグモグ
そうだった。
この前は、俺個人として出たから良かったけど、これからはレースにも出れねえ。
え、どうしよう。
ジャック「え、どうしよう」
レイトン「考えてなかったんかい!」
ジャック「面目ない」
ジャック「うーん」
俺が考え込んでいると。
レイトン「じゃあ丁度良い」
レイトンに何か案があるようだ。
レイトン「ロドスって言うところに行ってみないか?」
ジャック「ロドス?」
名前だけは聞いた事があった。
ジャック「ロドスって、なんか薬作ってるとこだっけか?」
レイトン「そうそう」
レイトンは頷く
レイトン「路地裏で話を聞いたんだけどな」
レイトン「ロドスでなんか源石病の治療?みたいなことをしてるらしいんだわ」
ジャック「へー」
レイトン「だから俺らそこに行ってみないか?」
確かにレイトンとトムの源石病は、今は少しで収まっているが、いずれはどうにかしなきゃいけない問題だ。
だからレイトンの提案は喜んで受けたい、だけど
ジャック「だけどロドスの診療所ってここから撤退してなかった?」
そう、数年前、ここにあったロドスの診療所は撤退してるのだ
ロドスの診療所があればそこ経由でロドス本社にも行けるが、今はないときた。
ジャック「じゃあ、どうするんだよ」
レイトン「まあまあ、そう焦んなって」
そう諭し、話を続ける。
レイトン「ロドスは近々この座標の近くを通るらしいんだよ」
ジャック「ウンウン」
レイトン「そして、今乗っている都市は、ロドスとは全く違う方向へ進みはじめる」
ジャック「ウンウン」
レイトン「あとはわかるだろ?」
ジャック「は?」
ジャックはそう行ってきた。
頭の中で整理する。
もうすぐこの座標にロドスが通る。
だけどこの都市は全く別方向へ行く。
だけどロドスに行きたい。
この情報を整理した結果
ジャック「大地に降りてロドスに向かうってこと!?」
レイトン「せいか~い」
トム「!!」モグモグ
なんていう事を言い出すんだ。
ジャック「危険だ!却下だ!却下!!」
レイトン「え~、ちゃんと理由があるんだけどな~」
俺は質問を始める。
ジャック「移動方法はどうするんだよ」
レイトン「俺達のマシンを改造して使えばいい」
くそ…じゃあ
ジャック「天災の危険があるじゃないか」
そう天災、何者も破壊に導く天災の心配があるじゃないか。
レイトン「トランスポーターに聞いたら、この辺りは一週間天災の降る兆しはないんだって」
うぐ…これなら!
ジャック「ロドスを見つけたって、どうやって浮いてるロドスに行くんだよ」
そう、ロドスは浮遊式移動都市、どうやってそれにのるんだよ!
レイトン「どうやらロドスには監視員がいるらしくてな、救難フレアを炊いて見つけてもらうさ」
はぁ、どんな問題を出しても解決案を言ってくる。
俺が考え込んでいると、レイトンが喋る。
レイトン「なぁ、俺達を治してくれないのか?」
レイトンはそう聞いてくる。
不安そうな顔をしながら言ってくる。
ズルいよ
ジャック「その聞き方はズルいって、そんなの治すに決まってるだろ」
レイトンはニヤリと笑うと
レイトン「よし、早速準備だ!」
勢いよく立ち上がる
トム「!」ゴックン
トム「俺もやるー」
トムもついていく。
そんな二人の背中を見て大きく息をついて。
ジャック「仕方ねえ、俺も混ぜてくれ」
と二人の後を追う。
それからは三人で笑い会いながら旅の準備を始めた。
数日後 大地行きリフト リフト上
あれから俺達は、必要な食料、燃料、衣類、工具、薬品を買い込み、車に積んだ。
家にあった家具は全部売り払った。
そして大地に降りるリフトに乗り込んだ。
トム「ここで色んな事があったね」
トムが町を見ながら言う
レイトン「あぁ、こう見ると懐かしく感じるな」
レイトンが呟くように言う
ジャック「これで、ここにも帰れないからな」
町を見ながら言う
ガキの頃の思い出が蘇る。
よく遊んだ広場
よく溜まっていた店
何回も通った道
初めて見たレース場
色んな事があった。
でもここでその思い出も一区切りだ。
前に向き直る。
ここからは新たな道の始まりだ。
リフトが動き出す。
ジャック「いよいよだな」
トム「なんか、緊張してきちゃったよ」
レイトン「なんかワクワクするな!」
リフトが下がる。
ジャック「よし、気合い入れ直して」
リフトが一番下に着く。
「「「行きますか!!」」」
車に乗り込み走り出す。
この大地と言う海の上に三つの小さな彗星が輝き始めた。
数日後
「おい!あれ…ロドスだ!」
「ほんとだ!おーい」
「声だしても聞こえるわけないだろ」
「フレアガン打ち上げろ」
パン シューゥ
アーミア「ドクター、救難フレアが上がってます。助けに行きましょう」
ドクター「うん、わかった」
ドクター「でも、少し心配だから私もついてくよ」
アーミア「はい!救護班の皆さんは直ちに救助の準備を」
新たな生活が始まろうとしている。
ご閲覧いただきありがとうございます。
今回の作品はアークナイツのバグパイプの危機契約のスキンを見て思い付きました。
これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。